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第68話
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朝の5時。
俺は目覚める前、子供の頃の夢を見ていた。
父さんの夢。
小さな頃、俺は落ち着きが無かった。
すぐに走り出して転んだり人にぶつかったりして父さんに迷惑をかけた。
サッカーを始めたと思えばバスケを始め、次はドッジボールを始める、そんな子供だった。
公園でフリスビーと犬で遊ぶ大人を見ていると俺を輪に入れてくれた。
父さんはそんな俺を止めようとするがその大人は『こんなにやりたそうな目で見られると、やらせてあげないわけにはいきませんよ』と俺にフリスビーをさせてくれた。
今振り返ると父さんにかなり気を使わせた。
そんな事を気にせず俺は何度もフリスビーを投げて犬に取って来て貰う遊びに夢中になった。
人が楽しそうに何かをしているとすぐにやってみたくなる。
そしてしばらくすると別の事を始めた。
俺は冒険者を始めるまで何かを本気で極めようとした事は無かった。
沙雪が小さいころを思い出す。
沙雪はおとなしかった。
俺の子供時代を思い出すと俺の方が予測不能な動きをしていた気がする。
沙雪はまだ育てやすい方だったんだと思う。
それでもおとなしい沙雪さえ育てるのは大変だった。
それでも、手間がかからない沙雪でも子育ては大変だった。
父さんと母さんは俺を育てる為にどれだけ苦労をしたんだろう?
俺が小さな頃を思い出す。
ある日俺は父さんに遊びに連れて行ってもらった。
そして俺は急に走り出して膝を擦りむいた。
なんで走り出したのかはもう覚えていない。
大きく擦りむいて血がたくさん出て俺は泣いた。
父さんは俺を抱いて近くにある病院まで走った。
そして看護師さんに俺を受け渡すと四つん這いになって息を整える。
「はあ、はあ、おええええ! はあ、はあ、はあ、はあ」
父さんは無理をして走り具合が悪くなったのだ。
看護師さんは俺よりも必死で走ってくれた父さんを心配した。
それでも父さんは言った。
「はあ、はあ、達也、大丈夫だ、病院の、お医者さんが、治して、くれるからな、大丈夫だ」
その言葉で俺は泣き止んだ。
俺は父さんに守られていた。
俺が冒険者としての動きに恵まれたのは小さな頃から出来る限り何でもやらせてくれた父さんと母さんのおかげだと思う。
つまみ食いをするように遊んだスポーツの動き、一見関係のないように思える動きが俺の動きのベースになっている。
父さんは会社から遅く帰って来ていつも疲れていた。
休日は、本当なら休みたかっただろう。
時間は大切だ。
長く生きるほどそう痛感する。
人は死に向かって時間を過ごしている。
人の人生はその限られた時間をどう使うかで決まる。
両親は裕福ではなかった。
それでも父さんも、母さんも、俺に時間を、命の時間をくれた。
ふとごうの顔が思い浮かんだ。
俺は今、ごうに守られいる。
ごうは色んな人を守り、教えている。
でもそんなごうを誰が守ってくれるんだ?
今までもやもやした気持ちがあった。
やっと言葉に出来るようになってきた。
ごうは皆を守っている、守り続けて矢面に立ち続けている。
でも、ごうを守る人はいない。
ごうは家族と仲が悪い。
でも何があったのかは話したがらない。
おばあちゃんから聞いた食事を食べると怒られた話くらいで家族と何があったのかは分からない。
ごうは決して弱音を吐かない。
自分が食事をする時間すら相談する時間に使い潰す事がある。
俺はごうに頼まれたモンスター狩りをしている。
他に出来る事は無いのか?
もうすぐみんなで東北に行って溢れ出しのあるダンジョンに行く。
ごうの時間を潰したくないと思っていた。
だが俺は立ちあがって訓練の部屋に入った。
訓練の前に紙に書く。
『ごうと2人で焼肉に行く』
こうする事で訓練の雑念を消す。
何が出来るか分からない。
何も変わらないかもしれない。
それでもいい。
今良いと思える事をしよう。
まだ朝早い。
俺は基礎訓練を始めて朝ご飯を食べる。
そしてごうの事を考えてみたが何も思いつかない。
やはり話してみなければ分からない。
ごうを焼肉に誘ってみよう。
忙しくて断られるならそれでいい。
1度連絡してみよう。
俺はスマホを手に取った。
俺とごうは昼、2人だけで焼肉屋に来た。
注文を決めて焼肉を焼きながら話をする。
「2人だけで来るのは久しぶりだな、昔はよくごうに連れて来て貰った」
「そう言えばそうかもな」
「昨日俺のバズリを知った。ひまわりに動画を見せて貰った」
ごうはニヤッと笑った。
「ナイスバズリ散らかし、一回言ってみたかったぜ」
「誰が考えたんだろうな? 俺は1回も言ってないのに俺の言葉みたいになっている」
「達也がバズリすぎたんだよ」
「ごうのおかげでな」
「……達也、何か話があるんだろう?」
「……うん」
俺は夢で見た父さんの話、そしてごうは人を助けている、でもごうを助けられる人がいない事を正直に話した。
「そうか、家族と仲がいいのは良い事だ。がだよう、俺は達也に守られているぜ!」
ごうが親指を立てた。
俺は『家族と仲がいいのは良い事だ』の言葉に引っかかる。
その時ほんの少しだけごうの顔が曇ったのだ。
ごうは自分が家族と仲が悪くて羨ましいと思っているようにも聞こえる。
「なあ、無理に聞く気は無いんだけど、家族と何があったんだ?」
「なあに、ただ喧嘩をしただけだ。で、それから家には戻っていない。それだけだぜ」
「……そうか」
「なあ、俺が他に出来る事は無いか? 考えたのはひまわりにごうのサポートをお願いしたいと思っている、もちろん給料は俺から払う」
「ありがたい、俺からも頼むぜ」
ひまわりにも連絡をして明日ごうが家に来てひまわりと打ち合わせをする事が決まった。
「他にないか?」
「実はな、遠征に行けばウエイブウォークが訓練を受けられなくなるだろ? デュラハンキラーもハンドスピナーも自分の個性は自分で探すにしても達也と打ち合いをしたいと思っている」
「分かった。やろう」
「おう、みんなには連絡しておくぜ」
「他にはは無いか?」
「無いな、遠征が始まったらモンスターを狩りまくってくれ」
「うん、そっか、分かった」
「ははははは! 達也、お前疲れてんだよ。肉を食え肉を。達也のおごりだがな! がはははは!」
ごうが笑う。
ごうと焼肉を食べた。
ごうは遠慮して控えめに肉を食べて帰った。
俺はおばあちゃんに言われた言葉を思い出す。
『……腹が減って食いすぎた。昔飯ばかり食べて親に怒られた事を思いだしちまった』
おばあちゃんから聞いた言葉が頭から離れない。
ごうの実家の住所を調べよう。
俺は目覚める前、子供の頃の夢を見ていた。
父さんの夢。
小さな頃、俺は落ち着きが無かった。
すぐに走り出して転んだり人にぶつかったりして父さんに迷惑をかけた。
サッカーを始めたと思えばバスケを始め、次はドッジボールを始める、そんな子供だった。
公園でフリスビーと犬で遊ぶ大人を見ていると俺を輪に入れてくれた。
父さんはそんな俺を止めようとするがその大人は『こんなにやりたそうな目で見られると、やらせてあげないわけにはいきませんよ』と俺にフリスビーをさせてくれた。
今振り返ると父さんにかなり気を使わせた。
そんな事を気にせず俺は何度もフリスビーを投げて犬に取って来て貰う遊びに夢中になった。
人が楽しそうに何かをしているとすぐにやってみたくなる。
そしてしばらくすると別の事を始めた。
俺は冒険者を始めるまで何かを本気で極めようとした事は無かった。
沙雪が小さいころを思い出す。
沙雪はおとなしかった。
俺の子供時代を思い出すと俺の方が予測不能な動きをしていた気がする。
沙雪はまだ育てやすい方だったんだと思う。
それでもおとなしい沙雪さえ育てるのは大変だった。
それでも、手間がかからない沙雪でも子育ては大変だった。
父さんと母さんは俺を育てる為にどれだけ苦労をしたんだろう?
俺が小さな頃を思い出す。
ある日俺は父さんに遊びに連れて行ってもらった。
そして俺は急に走り出して膝を擦りむいた。
なんで走り出したのかはもう覚えていない。
大きく擦りむいて血がたくさん出て俺は泣いた。
父さんは俺を抱いて近くにある病院まで走った。
そして看護師さんに俺を受け渡すと四つん這いになって息を整える。
「はあ、はあ、おええええ! はあ、はあ、はあ、はあ」
父さんは無理をして走り具合が悪くなったのだ。
看護師さんは俺よりも必死で走ってくれた父さんを心配した。
それでも父さんは言った。
「はあ、はあ、達也、大丈夫だ、病院の、お医者さんが、治して、くれるからな、大丈夫だ」
その言葉で俺は泣き止んだ。
俺は父さんに守られていた。
俺が冒険者としての動きに恵まれたのは小さな頃から出来る限り何でもやらせてくれた父さんと母さんのおかげだと思う。
つまみ食いをするように遊んだスポーツの動き、一見関係のないように思える動きが俺の動きのベースになっている。
父さんは会社から遅く帰って来ていつも疲れていた。
休日は、本当なら休みたかっただろう。
時間は大切だ。
長く生きるほどそう痛感する。
人は死に向かって時間を過ごしている。
人の人生はその限られた時間をどう使うかで決まる。
両親は裕福ではなかった。
それでも父さんも、母さんも、俺に時間を、命の時間をくれた。
ふとごうの顔が思い浮かんだ。
俺は今、ごうに守られいる。
ごうは色んな人を守り、教えている。
でもそんなごうを誰が守ってくれるんだ?
今までもやもやした気持ちがあった。
やっと言葉に出来るようになってきた。
ごうは皆を守っている、守り続けて矢面に立ち続けている。
でも、ごうを守る人はいない。
ごうは家族と仲が悪い。
でも何があったのかは話したがらない。
おばあちゃんから聞いた食事を食べると怒られた話くらいで家族と何があったのかは分からない。
ごうは決して弱音を吐かない。
自分が食事をする時間すら相談する時間に使い潰す事がある。
俺はごうに頼まれたモンスター狩りをしている。
他に出来る事は無いのか?
もうすぐみんなで東北に行って溢れ出しのあるダンジョンに行く。
ごうの時間を潰したくないと思っていた。
だが俺は立ちあがって訓練の部屋に入った。
訓練の前に紙に書く。
『ごうと2人で焼肉に行く』
こうする事で訓練の雑念を消す。
何が出来るか分からない。
何も変わらないかもしれない。
それでもいい。
今良いと思える事をしよう。
まだ朝早い。
俺は基礎訓練を始めて朝ご飯を食べる。
そしてごうの事を考えてみたが何も思いつかない。
やはり話してみなければ分からない。
ごうを焼肉に誘ってみよう。
忙しくて断られるならそれでいい。
1度連絡してみよう。
俺はスマホを手に取った。
俺とごうは昼、2人だけで焼肉屋に来た。
注文を決めて焼肉を焼きながら話をする。
「2人だけで来るのは久しぶりだな、昔はよくごうに連れて来て貰った」
「そう言えばそうかもな」
「昨日俺のバズリを知った。ひまわりに動画を見せて貰った」
ごうはニヤッと笑った。
「ナイスバズリ散らかし、一回言ってみたかったぜ」
「誰が考えたんだろうな? 俺は1回も言ってないのに俺の言葉みたいになっている」
「達也がバズリすぎたんだよ」
「ごうのおかげでな」
「……達也、何か話があるんだろう?」
「……うん」
俺は夢で見た父さんの話、そしてごうは人を助けている、でもごうを助けられる人がいない事を正直に話した。
「そうか、家族と仲がいいのは良い事だ。がだよう、俺は達也に守られているぜ!」
ごうが親指を立てた。
俺は『家族と仲がいいのは良い事だ』の言葉に引っかかる。
その時ほんの少しだけごうの顔が曇ったのだ。
ごうは自分が家族と仲が悪くて羨ましいと思っているようにも聞こえる。
「なあ、無理に聞く気は無いんだけど、家族と何があったんだ?」
「なあに、ただ喧嘩をしただけだ。で、それから家には戻っていない。それだけだぜ」
「……そうか」
「なあ、俺が他に出来る事は無いか? 考えたのはひまわりにごうのサポートをお願いしたいと思っている、もちろん給料は俺から払う」
「ありがたい、俺からも頼むぜ」
ひまわりにも連絡をして明日ごうが家に来てひまわりと打ち合わせをする事が決まった。
「他にないか?」
「実はな、遠征に行けばウエイブウォークが訓練を受けられなくなるだろ? デュラハンキラーもハンドスピナーも自分の個性は自分で探すにしても達也と打ち合いをしたいと思っている」
「分かった。やろう」
「おう、みんなには連絡しておくぜ」
「他にはは無いか?」
「無いな、遠征が始まったらモンスターを狩りまくってくれ」
「うん、そっか、分かった」
「ははははは! 達也、お前疲れてんだよ。肉を食え肉を。達也のおごりだがな! がはははは!」
ごうが笑う。
ごうと焼肉を食べた。
ごうは遠慮して控えめに肉を食べて帰った。
俺はおばあちゃんに言われた言葉を思い出す。
『……腹が減って食いすぎた。昔飯ばかり食べて親に怒られた事を思いだしちまった』
おばあちゃんから聞いた言葉が頭から離れない。
ごうの実家の住所を調べよう。
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