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第49話
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「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「おおっと! 今までカウンターで勝って来た豪己選手が前に出た」
ガッキイイイイイイイイイイイイイン!
ズザアアアアアアアアアアアアアアア!
童子が剣で防ぎ弾かれたように後ろに下がった。
弾かれた童子の目が魔眼で光る。
「やっぱり防がれたか」
「腕が痺れる。凄い力だな! スピードで押し勝つ!」
童子は豪己の周りを高速で周りながら剣を繰り出すが豪己の芯を狙うような一撃で後ろに吹き飛ぶ。
「さすがドラゴンの首を1撃で斬り落とすワンキルの豪己だ」
「童子なら安心して攻撃出来るぜ」
豪己の力。
そして童子のスピードと見切り。
2つがぶつかり合い火花が何度も散る。
ガキン!
ズザアアアア!
ヒュン!
ガキン! ガキンガキン!
ドッゴオオオ!
「凄まじいぶつかり合いです! お互いタイプの違う2人が打ち合い勝負の行方は全く読めません!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「ふん! ふん! ふん! ふん!」
ごうは自分のレベル上げだけを考えていればとっくにレベル7になっていたかもしれない。
でもごうは皆を育てる道を進んだ。
中には教えてもらって去っていく人もいた。
それでもごうは冒険者を育て続けた。
ごうは俺が切り捨ててきた道を進んだ。
俺は自分と沙雪を育てる事だけに集中しごうは皆を育て続けた。
ごうは凄い。
ごうは皆を育てる事で自分を育てる事を切り捨てた。
そして今の戦いは殺傷能力の高い攻撃が出来ない分、更にごうが不利だ。
剣もいつもの使い慣れた剣より小さい。
「やっぱり豪己は別格だ! 本気で行く!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
童子の魔力が跳ね上がる。
剣に魔力が溢れ、魔眼が強い輝きを放つ。
ごうの構えを見て分かった。
その攻撃は威力が強すぎる。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
童子の本気の一撃でごうは咄嗟に本気で剣を振る。
ドッゴオオオオオオオン!
お互いの剣がぶつかり合い弾けるように後ろに下がった。
「威力を押さえてくれ!」
「まだまだああああ!」
「そこまでえええええええええええええ!」
2人とも戦いに集中し過ぎて話が聞こえないようだ。
俺はごうと童子の間に走った。
素手で魔法を使い2人の攻撃をいなす。
俺は1回転して2人の軌道をずらした。
ズザザザアアアアアアアアアアアアアアア!
童子はごうとすれ違うようにして止まった。
「そこまで!!」
ざわざわざわざわ!
「いま、何をしたんだ? 今のは何だ? 速すぎて分からなかった!」
童子が俺に詰めよる。
「勝負はそこまでだ! 両者止まれ!」
「試合を止めてください! ストップです!」
「今、何をした? 何をしたんだ!?」
『今何をした! 速すぎて分からんかった!』
『全く見えんかった!』
『童子が一瞬で弾かれた?』
『童子の魔眼でも見えない動きをしたのか! 童子はもうすぐレベル7に到達すると言われているんだぞ!』
『ほらあ! だから達也もトーナメントに出るべきだったんだ!』
ごうが頭を掻いた。
「俺は殺傷能力の高い攻撃をしちまった。俺の反則、つまりは童子の勝ちだ」
ごうが空気を変えるように童子の腕を高く掲げた。
「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」」
『兄貴いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!』
『兄貴最高!』
『兄貴! 兄貴! 兄貴! 兄貴!』
『いやいやいやいや、雰囲気に流されんなって! 今の達也の動きはおかしかっただろ!』
『だめだ、素人に今のは分からん』
『素人はうわべの勝敗しか見てないね。無理だ。俺達の言葉は他のコメントで流れる』
『常時コメントが滝だからしゃあない。後で考察動画が上がるはずだ』
「優勝は童子選手に決定、そしてデュラハンと戦うのもデュラハンキラーに決定しました!!」
「豊香、配信を終わらせてくれ」
「配信は終わりです。ではまた~」
配信が終わるとごうが笑った。
「達也、童子を止めた動きがバズるぞ。よくやってくれたな」
「達也、今の動きはなんだ?」
「悪い、今日は疲れたから帰る」
めんどくさそうな童子を置いて俺は帰る。
「ま、待ってくれ!」
「分かった分かった身体強化とバリアと黒魔法の放出を同時に使って弾いた、それだけだ」
デュラハンキラーのメンバーが童子を羽交い絞めにした。
「ご迷惑をおかけしました。童子はしつこいので今の内に帰りましょう」
「押さえておきますので」
「あ、お疲れ様です」
「ま、待ってくれ!!」
俺はスッとその場を後にする。
家に帰るとおばあちゃんとしろまろ、そして沙雪も出迎えた。
「おじさん、またバズってるよ?」
俺が童子を止めて童子が焦っている映像がテレビで流れる。
「そっかー、ごうの狙いでバズらせるのが狙いだったけど、思惑と違う所でバズったか」
豊香を司会進行にした人選。
トーナメント。
全部バズリを狙って仕掛けられたものだ。
でも思惑通りにはいかないか。
スマホが鳴った。
「もしもし」
『デュラハンキラーの工藤です』
「あ、どうも」
『どうもです。言いにくい事ではあるのですが、童子が達也さんの動きについてどうしても気になる様なので、その、自宅にお伺いしてもよろしいでしょうか?』
「あー、はい、どうぞどうぞ、それとお気になさらず、あの時に僕の方で対応しておくべきでした。出来ればストッパーもいた方が助かります」
『分かりました。パーティーみんなでこれから伺います』
スマホを切るとおばあちゃんが立ち上がった。
「食事の用意をしますね」
「うん、食事の連絡をしておく」
おばあちゃんとしろまろは出かけて行った。
スマホにメッセージを書き込んで沙雪を見ると機嫌が悪い。
「……豊香さんがくるの?」
「そうなる。童子も少年の心を持った感じと言うか、うるさくなると思う。もしあれなら外で話をしようか?」
「いいよ」
やはり機嫌が悪い。
こんな時は何も言ってはいけない。
俺と沙雪はテレビを見て時間を潰した。
そう言えば俺も昔は良心がイチャイチャしてるのが嫌だったな。
友達のお母さんが薄着でいるのも嫌だった。
あれ、何なんだろうな?
今でも理由は分からない。
沙雪の気持ちが何となく分かる。
おばあちゃんの料理が出来上がりデュラハンキラーの7人が訪ねてくるとみんなで出迎えてリビングに入れた。
おばあちゃんが『まずは食事から』と言うと童子が黙った。
豊香が俺の椅子の隣に座った。
お前、そこに座んな!
沙雪を見ると不機嫌になっていた。
「童子と豊香がすいません」
「童子、もうちょっと気を使いましょう」
「俺は気を使っている」
「使っていないわ」
「使っている」
「この前もしろまろを怯えさせていたじゃない」
「もう大丈夫なはずだ」
「あ、やめなさい」
童子が立ち上がりしろまろを両手で掴むと後ろ足でげしげしげし! と蹴られた後体をよじって逃げようとする。
「童子、しろまろが怖がっているわ」
「おかしい、今日もうまくいかなかったか」
しろまろが隅に隠れた。
食事が運ばれて来てみんなで食事を囲む。
だが童子が話しだす。
「食事の前に言いたいことがある」
「まずは食事だろ?」
「言わせて欲しい! 弟子にしてくれ!」
「いただきます」
「「いただきます」」
俺の合図に皆が合わせる。
「まずは食事だ。おばあちゃんが作った美味しいご飯が冷めてしまう」
童子は機嫌が悪そうに食事を食べる。
子供かよ。
「皆でデュラハンを倒したとするわよね? 達也さんは結婚するのかしら?」
おばあちゃんは沙雪と豊香以外には伝わらない話をした。
俺の左に座る豊香が俺の腕に手を絡ませて言った。
「私が立候補します!」
沙雪の顔を見ようとするが向こうを向いている。
なんだろな?
いやだな、この空気。
はっきり言おう。
「デュラハンが倒れるまでそういう事は考えない」
「では、その後に考えましょう」
「達也、俺を弟子にする話がまだだ」
「静かに!」
俺が大きな声で言うと2人が黙った。
「デュラハンを倒してから考えよう」
そう、1つ1つ、積み上げる。
今はデュラハンを倒すために集中する。
「おおっと! 今までカウンターで勝って来た豪己選手が前に出た」
ガッキイイイイイイイイイイイイイン!
ズザアアアアアアアアアアアアアアア!
童子が剣で防ぎ弾かれたように後ろに下がった。
弾かれた童子の目が魔眼で光る。
「やっぱり防がれたか」
「腕が痺れる。凄い力だな! スピードで押し勝つ!」
童子は豪己の周りを高速で周りながら剣を繰り出すが豪己の芯を狙うような一撃で後ろに吹き飛ぶ。
「さすがドラゴンの首を1撃で斬り落とすワンキルの豪己だ」
「童子なら安心して攻撃出来るぜ」
豪己の力。
そして童子のスピードと見切り。
2つがぶつかり合い火花が何度も散る。
ガキン!
ズザアアアア!
ヒュン!
ガキン! ガキンガキン!
ドッゴオオオ!
「凄まじいぶつかり合いです! お互いタイプの違う2人が打ち合い勝負の行方は全く読めません!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「ふん! ふん! ふん! ふん!」
ごうは自分のレベル上げだけを考えていればとっくにレベル7になっていたかもしれない。
でもごうは皆を育てる道を進んだ。
中には教えてもらって去っていく人もいた。
それでもごうは冒険者を育て続けた。
ごうは俺が切り捨ててきた道を進んだ。
俺は自分と沙雪を育てる事だけに集中しごうは皆を育て続けた。
ごうは凄い。
ごうは皆を育てる事で自分を育てる事を切り捨てた。
そして今の戦いは殺傷能力の高い攻撃が出来ない分、更にごうが不利だ。
剣もいつもの使い慣れた剣より小さい。
「やっぱり豪己は別格だ! 本気で行く!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
童子の魔力が跳ね上がる。
剣に魔力が溢れ、魔眼が強い輝きを放つ。
ごうの構えを見て分かった。
その攻撃は威力が強すぎる。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
童子の本気の一撃でごうは咄嗟に本気で剣を振る。
ドッゴオオオオオオオン!
お互いの剣がぶつかり合い弾けるように後ろに下がった。
「威力を押さえてくれ!」
「まだまだああああ!」
「そこまでえええええええええええええ!」
2人とも戦いに集中し過ぎて話が聞こえないようだ。
俺はごうと童子の間に走った。
素手で魔法を使い2人の攻撃をいなす。
俺は1回転して2人の軌道をずらした。
ズザザザアアアアアアアアアアアアアアア!
童子はごうとすれ違うようにして止まった。
「そこまで!!」
ざわざわざわざわ!
「いま、何をしたんだ? 今のは何だ? 速すぎて分からなかった!」
童子が俺に詰めよる。
「勝負はそこまでだ! 両者止まれ!」
「試合を止めてください! ストップです!」
「今、何をした? 何をしたんだ!?」
『今何をした! 速すぎて分からんかった!』
『全く見えんかった!』
『童子が一瞬で弾かれた?』
『童子の魔眼でも見えない動きをしたのか! 童子はもうすぐレベル7に到達すると言われているんだぞ!』
『ほらあ! だから達也もトーナメントに出るべきだったんだ!』
ごうが頭を掻いた。
「俺は殺傷能力の高い攻撃をしちまった。俺の反則、つまりは童子の勝ちだ」
ごうが空気を変えるように童子の腕を高く掲げた。
「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」」
『兄貴いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!』
『兄貴最高!』
『兄貴! 兄貴! 兄貴! 兄貴!』
『いやいやいやいや、雰囲気に流されんなって! 今の達也の動きはおかしかっただろ!』
『だめだ、素人に今のは分からん』
『素人はうわべの勝敗しか見てないね。無理だ。俺達の言葉は他のコメントで流れる』
『常時コメントが滝だからしゃあない。後で考察動画が上がるはずだ』
「優勝は童子選手に決定、そしてデュラハンと戦うのもデュラハンキラーに決定しました!!」
「豊香、配信を終わらせてくれ」
「配信は終わりです。ではまた~」
配信が終わるとごうが笑った。
「達也、童子を止めた動きがバズるぞ。よくやってくれたな」
「達也、今の動きはなんだ?」
「悪い、今日は疲れたから帰る」
めんどくさそうな童子を置いて俺は帰る。
「ま、待ってくれ!」
「分かった分かった身体強化とバリアと黒魔法の放出を同時に使って弾いた、それだけだ」
デュラハンキラーのメンバーが童子を羽交い絞めにした。
「ご迷惑をおかけしました。童子はしつこいので今の内に帰りましょう」
「押さえておきますので」
「あ、お疲れ様です」
「ま、待ってくれ!!」
俺はスッとその場を後にする。
家に帰るとおばあちゃんとしろまろ、そして沙雪も出迎えた。
「おじさん、またバズってるよ?」
俺が童子を止めて童子が焦っている映像がテレビで流れる。
「そっかー、ごうの狙いでバズらせるのが狙いだったけど、思惑と違う所でバズったか」
豊香を司会進行にした人選。
トーナメント。
全部バズリを狙って仕掛けられたものだ。
でも思惑通りにはいかないか。
スマホが鳴った。
「もしもし」
『デュラハンキラーの工藤です』
「あ、どうも」
『どうもです。言いにくい事ではあるのですが、童子が達也さんの動きについてどうしても気になる様なので、その、自宅にお伺いしてもよろしいでしょうか?』
「あー、はい、どうぞどうぞ、それとお気になさらず、あの時に僕の方で対応しておくべきでした。出来ればストッパーもいた方が助かります」
『分かりました。パーティーみんなでこれから伺います』
スマホを切るとおばあちゃんが立ち上がった。
「食事の用意をしますね」
「うん、食事の連絡をしておく」
おばあちゃんとしろまろは出かけて行った。
スマホにメッセージを書き込んで沙雪を見ると機嫌が悪い。
「……豊香さんがくるの?」
「そうなる。童子も少年の心を持った感じと言うか、うるさくなると思う。もしあれなら外で話をしようか?」
「いいよ」
やはり機嫌が悪い。
こんな時は何も言ってはいけない。
俺と沙雪はテレビを見て時間を潰した。
そう言えば俺も昔は良心がイチャイチャしてるのが嫌だったな。
友達のお母さんが薄着でいるのも嫌だった。
あれ、何なんだろうな?
今でも理由は分からない。
沙雪の気持ちが何となく分かる。
おばあちゃんの料理が出来上がりデュラハンキラーの7人が訪ねてくるとみんなで出迎えてリビングに入れた。
おばあちゃんが『まずは食事から』と言うと童子が黙った。
豊香が俺の椅子の隣に座った。
お前、そこに座んな!
沙雪を見ると不機嫌になっていた。
「童子と豊香がすいません」
「童子、もうちょっと気を使いましょう」
「俺は気を使っている」
「使っていないわ」
「使っている」
「この前もしろまろを怯えさせていたじゃない」
「もう大丈夫なはずだ」
「あ、やめなさい」
童子が立ち上がりしろまろを両手で掴むと後ろ足でげしげしげし! と蹴られた後体をよじって逃げようとする。
「童子、しろまろが怖がっているわ」
「おかしい、今日もうまくいかなかったか」
しろまろが隅に隠れた。
食事が運ばれて来てみんなで食事を囲む。
だが童子が話しだす。
「食事の前に言いたいことがある」
「まずは食事だろ?」
「言わせて欲しい! 弟子にしてくれ!」
「いただきます」
「「いただきます」」
俺の合図に皆が合わせる。
「まずは食事だ。おばあちゃんが作った美味しいご飯が冷めてしまう」
童子は機嫌が悪そうに食事を食べる。
子供かよ。
「皆でデュラハンを倒したとするわよね? 達也さんは結婚するのかしら?」
おばあちゃんは沙雪と豊香以外には伝わらない話をした。
俺の左に座る豊香が俺の腕に手を絡ませて言った。
「私が立候補します!」
沙雪の顔を見ようとするが向こうを向いている。
なんだろな?
いやだな、この空気。
はっきり言おう。
「デュラハンが倒れるまでそういう事は考えない」
「では、その後に考えましょう」
「達也、俺を弟子にする話がまだだ」
「静かに!」
俺が大きな声で言うと2人が黙った。
「デュラハンを倒してから考えよう」
そう、1つ1つ、積み上げる。
今はデュラハンを倒すために集中する。
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