37 / 71
第37話
しおりを挟む
「準備は出来た。掛け声とともにスタートしよう」
「配信に人が集まらなくていいのかな?」
「いい、勝負がしたいんだ」
お互いにスマホはしまっている。
配信のコメントは確認できない。
『待機しててよかった』
『どっちもトッププレイヤーだ。絶対にバズるだろ!』
『流石バズリ散らかす男、トリプルの達也だ』
『めっちゃいい展開やん!』
『炎上した時はどうなる事かと思ったわ』
『放火は多分口だけのやつとか裏で隠れてコメントする奴が嫌いなんだろうな。マウントか批判や指摘で人を引きずり下ろすような人間じゃなければ普通に接する』
『それは思ってた、放火は悪意のない意見なら聞く』
『俺は炎上大歓迎だ。言うて放火はそこまで悪い事をしていないだろ。女からしたら気に入らないだろうけどね』
『放火に怒るのは鏡に映った自分に怒るのと変わらない気がするんだよなあ』
『今両方の配信を2画面で開いておる』
『俺もだ!』
『普段スマホだけどパソコンを引っ張り出した俺参上』
『パソコンいいな』
『ワイは相方とスマホ2つ使用の2画面鑑賞やで』
「始めるぞ! 用意、スタート!」
童子の合図とともに童子がダッシュする。
俺も走るか。
ちょっと遅れて走った。
スナイパーオークをツインハンドで倒してドロップ品を拾う。
『達也はドロップ品を拾うんだな。童子は無視してるのに』
『そう言えばそういう細かい決まりは作ってないよな』
『これ、どっちが勝つか分からんぞ』
『数はあくまで配信で倒した数だ。ん? 達也がスマホに電話してる? 何何?』
「もしもし、おばあちゃん? 何かあった? ……え、沙雪の、トカゲダンジョンにドラゴンが出た! 今すぐ行く!」
俺は道を逆走した。
ドローンを置き去りにして入り口を目指す。
『ええええええええええええええええええええ! 逆走してる!』
『何何? ドラゴン? トカゲダンジョン? どゆこと?』
『分かった、ウエイブウォークの配信を見てくれ。引率で沙雪を含めた高校生をダンジョンに連れて行った。で、雑魚しか出ない浅い階層に何故かトカゲダンジョンのボス、リトルドラゴンが現れた』
『マジでか! ん? でもウエイブウォークがいるなら行けるんじゃね? リトルドラゴンはダンジョンのラスボスじゃないんだ。普通に倒せるよな?』
『単体なら余裕で倒せる、でも複数現れたらしい』
『大丈夫かもしれないけど高校の入学式で号泣した達也なら全力で助けに行くだろ』
『達也の全力ダッシュでドローンが迷子になっておる』
『今はウエイブウォークの配信に切り替えよう』
『リトルドラゴンが3体、まずいな』
【ウエイブウォーク、タンク樹視点】
「おりゃああああああ!」
ザンザンザン!
新の剣がリトルドラゴンを斬り裂く。
リトルドラゴンと言っても人より大きく体長はビルの2階に届くほど背が高い。
「はあああああああああああああああ!」
凜の魔法弾が新の斬ったドラゴンに追い打ちをかける。
僕は引率した10人の高校生(その内1人は沙雪)をダンジョンの出口に出す為に誘導する。
「早く! 通路に入って!」
みんなが慌てながらも通路に入った。
新と凜が1体を倒すだろう。
残り2体が弱そうな生徒をターゲットにした。
僕は逃げる事を決めた。
3人だけならリトルドラゴン3体を倒せる。
でも守りながら倒すのは難しい。
「そのまま走って!」
僕は全員を逃がして足止めをする。
通路に入った今がチャンスだ。
キュイイイイイイイイイイイイイイイン!
リトルドラゴン1体の口が光った。
まずい! ブレスが僕を狙っている!
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!
僕は右手を前にかざしてバリアを展開した。
ギリギリでブレスを防ぐともう1体もブレスを撃って来た。
「くううううう!」
バリアの出力で押し負けて割られた。
ブレスを受けて吹き飛び高校生がいる後ろの大部屋まで吹き飛んだ。
「「樹!」」
「ぐ、大丈夫! そのまま1体を倒して!」
新と凜が急いでリトルドラゴン1体を倒して駆け寄る。
残った2体のリトルドラゴンが口を光らせた。
キュイイイイイイイイイイイイイイイン!
2体同時にブレスが来る!
僕の後ろには引率の生徒がいる!
さっきの攻撃で分かった。
ブレスを防ぎきれない。
僕は大丈夫だ、でも後ろにいるみんなが危ない!
どうする?
どうすればいい!?
「おりゃああああああああああああああああ!」
達也先生の声がした。
達也先生が通った後に遅れて突風が吹く。
そして達也先生がリトルドラゴン1体をドロップキックで吹き飛ばした。
ドッゴーン!
吹き飛んだ1体が壁に激突し壁が壊れる。
先生が無言でリトルドラゴン1体を剣で斬り倒した。
「達也、先生、助かったよ」
「いや、遅くなった」
『来たああああああああああああああああ!』
『待ってた!』
『リトルドラゴンを蹴り飛ばす男来た!』
「先生、助かったぜ」
新と凛、そして生徒も集まってきた。
「おじさん、ありがとう」
「うん、でもまだ1体は倒してないぞ」
「え?」
蹴り飛ばしたリトルドラゴンがよろよろと起き上がった。
岩がガラガラを音を立てる。
「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」
「うまくやれば生徒だけで倒せるだろ」
『はあ、リトルドラゴンだぞ! 竜だぞ!』
『危ない所を助けて置いて危機に挑ませる達也、おかしくね?』
『いやいや、無理でしょ』
『ウェイブウォークじゃなくて生徒10人だけで倒すはおかしい』
「そりゃ無理だぜ」
「危ないわ」
「危なくなったら即切り殺す。それにあいつは弱っている」
『でも、ドラゴンはドラゴンだぞ。小さいとはいえドラゴンだ』
『リトルドラゴンってトカゲダンジョンのボスだからな。高校1年が戦う相手じゃない』
「コメントで小さくてもドラゴンだって書いてるよ」
「そっか、ドラゴンかもしれないけど、ただのでかいトカゲでもある。沙雪、みんなも黒魔法か。やってみてくれ」
「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
ドラゴンの咆哮が部屋に響いた。
「配信に人が集まらなくていいのかな?」
「いい、勝負がしたいんだ」
お互いにスマホはしまっている。
配信のコメントは確認できない。
『待機しててよかった』
『どっちもトッププレイヤーだ。絶対にバズるだろ!』
『流石バズリ散らかす男、トリプルの達也だ』
『めっちゃいい展開やん!』
『炎上した時はどうなる事かと思ったわ』
『放火は多分口だけのやつとか裏で隠れてコメントする奴が嫌いなんだろうな。マウントか批判や指摘で人を引きずり下ろすような人間じゃなければ普通に接する』
『それは思ってた、放火は悪意のない意見なら聞く』
『俺は炎上大歓迎だ。言うて放火はそこまで悪い事をしていないだろ。女からしたら気に入らないだろうけどね』
『放火に怒るのは鏡に映った自分に怒るのと変わらない気がするんだよなあ』
『今両方の配信を2画面で開いておる』
『俺もだ!』
『普段スマホだけどパソコンを引っ張り出した俺参上』
『パソコンいいな』
『ワイは相方とスマホ2つ使用の2画面鑑賞やで』
「始めるぞ! 用意、スタート!」
童子の合図とともに童子がダッシュする。
俺も走るか。
ちょっと遅れて走った。
スナイパーオークをツインハンドで倒してドロップ品を拾う。
『達也はドロップ品を拾うんだな。童子は無視してるのに』
『そう言えばそういう細かい決まりは作ってないよな』
『これ、どっちが勝つか分からんぞ』
『数はあくまで配信で倒した数だ。ん? 達也がスマホに電話してる? 何何?』
「もしもし、おばあちゃん? 何かあった? ……え、沙雪の、トカゲダンジョンにドラゴンが出た! 今すぐ行く!」
俺は道を逆走した。
ドローンを置き去りにして入り口を目指す。
『ええええええええええええええええええええ! 逆走してる!』
『何何? ドラゴン? トカゲダンジョン? どゆこと?』
『分かった、ウエイブウォークの配信を見てくれ。引率で沙雪を含めた高校生をダンジョンに連れて行った。で、雑魚しか出ない浅い階層に何故かトカゲダンジョンのボス、リトルドラゴンが現れた』
『マジでか! ん? でもウエイブウォークがいるなら行けるんじゃね? リトルドラゴンはダンジョンのラスボスじゃないんだ。普通に倒せるよな?』
『単体なら余裕で倒せる、でも複数現れたらしい』
『大丈夫かもしれないけど高校の入学式で号泣した達也なら全力で助けに行くだろ』
『達也の全力ダッシュでドローンが迷子になっておる』
『今はウエイブウォークの配信に切り替えよう』
『リトルドラゴンが3体、まずいな』
【ウエイブウォーク、タンク樹視点】
「おりゃああああああ!」
ザンザンザン!
新の剣がリトルドラゴンを斬り裂く。
リトルドラゴンと言っても人より大きく体長はビルの2階に届くほど背が高い。
「はあああああああああああああああ!」
凜の魔法弾が新の斬ったドラゴンに追い打ちをかける。
僕は引率した10人の高校生(その内1人は沙雪)をダンジョンの出口に出す為に誘導する。
「早く! 通路に入って!」
みんなが慌てながらも通路に入った。
新と凜が1体を倒すだろう。
残り2体が弱そうな生徒をターゲットにした。
僕は逃げる事を決めた。
3人だけならリトルドラゴン3体を倒せる。
でも守りながら倒すのは難しい。
「そのまま走って!」
僕は全員を逃がして足止めをする。
通路に入った今がチャンスだ。
キュイイイイイイイイイイイイイイイン!
リトルドラゴン1体の口が光った。
まずい! ブレスが僕を狙っている!
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!
僕は右手を前にかざしてバリアを展開した。
ギリギリでブレスを防ぐともう1体もブレスを撃って来た。
「くううううう!」
バリアの出力で押し負けて割られた。
ブレスを受けて吹き飛び高校生がいる後ろの大部屋まで吹き飛んだ。
「「樹!」」
「ぐ、大丈夫! そのまま1体を倒して!」
新と凜が急いでリトルドラゴン1体を倒して駆け寄る。
残った2体のリトルドラゴンが口を光らせた。
キュイイイイイイイイイイイイイイイン!
2体同時にブレスが来る!
僕の後ろには引率の生徒がいる!
さっきの攻撃で分かった。
ブレスを防ぎきれない。
僕は大丈夫だ、でも後ろにいるみんなが危ない!
どうする?
どうすればいい!?
「おりゃああああああああああああああああ!」
達也先生の声がした。
達也先生が通った後に遅れて突風が吹く。
そして達也先生がリトルドラゴン1体をドロップキックで吹き飛ばした。
ドッゴーン!
吹き飛んだ1体が壁に激突し壁が壊れる。
先生が無言でリトルドラゴン1体を剣で斬り倒した。
「達也、先生、助かったよ」
「いや、遅くなった」
『来たああああああああああああああああ!』
『待ってた!』
『リトルドラゴンを蹴り飛ばす男来た!』
「先生、助かったぜ」
新と凛、そして生徒も集まってきた。
「おじさん、ありがとう」
「うん、でもまだ1体は倒してないぞ」
「え?」
蹴り飛ばしたリトルドラゴンがよろよろと起き上がった。
岩がガラガラを音を立てる。
「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」
「うまくやれば生徒だけで倒せるだろ」
『はあ、リトルドラゴンだぞ! 竜だぞ!』
『危ない所を助けて置いて危機に挑ませる達也、おかしくね?』
『いやいや、無理でしょ』
『ウェイブウォークじゃなくて生徒10人だけで倒すはおかしい』
「そりゃ無理だぜ」
「危ないわ」
「危なくなったら即切り殺す。それにあいつは弱っている」
『でも、ドラゴンはドラゴンだぞ。小さいとはいえドラゴンだ』
『リトルドラゴンってトカゲダンジョンのボスだからな。高校1年が戦う相手じゃない』
「コメントで小さくてもドラゴンだって書いてるよ」
「そっか、ドラゴンかもしれないけど、ただのでかいトカゲでもある。沙雪、みんなも黒魔法か。やってみてくれ」
「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
ドラゴンの咆哮が部屋に響いた。
108
お気に入りに追加
521
あなたにおすすめの小説
あなた方はよく「平民のくせに」とおっしゃいますが…誰がいつ平民だと言ったのですか?
水姫
ファンタジー
頭の足りない王子とその婚約者はよく「これだから平民は…」「平民のくせに…」とおっしゃられるのですが…
私が平民だとどこで知ったのですか?
婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。
妹だけを可愛がるなら私はいらないでしょう。だから消えます……。何でもねだる妹と溺愛する両親に私は見切りをつける。
しげむろ ゆうき
ファンタジー
誕生日に買ってもらったドレスを欲しがる妹
そんな妹を溺愛する両親は、笑顔であげなさいと言ってくる
もう限界がきた私はあることを決心するのだった
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
【完結24万pt感謝】子息の廃嫡? そんなことは家でやれ! 国には関係ないぞ!
宇水涼麻
ファンタジー
貴族達が会する場で、四人の青年が高らかに婚約解消を宣った。
そこに国王陛下が登場し、有無を言わさずそれを認めた。
慌てて否定した青年たちの親に、国王陛下は騒ぎを起こした責任として罰金を課した。その金額があまりに高額で、親たちは青年たちの廃嫡することで免れようとする。
貴族家として、これまで後継者として育ててきた者を廃嫡するのは大変な決断である。
しかし、国王陛下はそれを意味なしと袖にした。それは今回の集会に理由がある。
〰️ 〰️ 〰️
中世ヨーロッパ風の婚約破棄物語です。
完結しました。いつもありがとうございます!
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
【完結】6歳の王子は無自覚に兄を断罪する
土広真丘
ファンタジー
ノーザッツ王国の末の王子アーサーにはある悩みがあった。
異母兄のゴードン王子が婚約者にひどい対応をしているのだ。
その婚約者は、アーサーにも優しいマリーお姉様だった。
心を痛めながら、アーサーは「作文」を書く。
※全2話。R15は念のため。ふんわりした世界観です。
前半はひらがなばかりで、読みにくいかもしれません。
主人公の年齢的に恋愛ではないかなと思ってファンタジーにしました。
小説家になろうに投稿したものを加筆修正しました。
妹しか愛していない母親への仕返しに「わたくしはお母様が男に無理矢理に犯されてできた子」だと言ってやった。
ラララキヲ
ファンタジー
「貴女は次期当主なのだから」
そう言われて長女のアリーチェは育った。どれだけ寂しくてもどれだけツラくても、自分がこのエルカダ侯爵家を継がなければいけないのだからと我慢して頑張った。
長女と違って次女のルナリアは自由に育てられた。両親に愛され、勉強だって無理してしなくてもいいと甘やかされていた。
アリーチェはそれを羨ましいと思ったが、自分が長女で次期当主だから仕方がないと納得していて我慢した。
しかしアリーチェが18歳の時。
アリーチェの婚約者と恋仲になったルナリアを、両親は許し、二人を祝福しながら『次期当主をルナリアにする』と言い出したのだ。
それにはもうアリーチェは我慢ができなかった。
父は元々自分たち(子供)には無関心で、アリーチェに厳し過ぎる教育をしてきたのは母親だった。『次期当主だから』とあんなに言ってきた癖に、それを簡単に覆した母親をアリーチェは許せなかった。
そして両親はアリーチェを次期当主から下ろしておいて、アリーチェをルナリアの補佐に付けようとした。
そのどこまてもアリーチェの人格を否定する考え方にアリーチェの心は死んだ。
──自分を愛してくれないならこちらもあなたたちを愛さない──
アリーチェは行動を起こした。
もうあなたたちに情はない。
─────
◇これは『ざまぁ』の話です。
◇テンプレ [妹贔屓母]
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾もあるかも。
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング〔2位〕(4/19)☆ファンタジーランキング〔1位〕☆入り、ありがとうございます!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる