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終章
怒るイツキ
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グレスが魔将を倒した後、俺達は3000の兵でゴブリン部隊を全滅させた。
斥候も逃げようとするゴブリンも全部倒す方針だった。
「グレス、お疲れ様」
「いえ、ジュン殿ならもっと簡単に倒せました」
「いや、俺が倒してもレベルが上がらないからグレスに倒して欲しかった」
「おかげでレベルがさらに上がりました」
「うん、王城に戻ろうか。魔将の魔石を出せば多分、イツキが怒るだろうけど、仕方が無いよな。はあ、グレスに役目を変わって欲しいくらいだ」
「よろしいのですか?英雄の誉れを私が貰ってしまいます」
「ん?貰ってくれるのか。助かる。英雄になってくれ。正直イツキと話をすると疲れるんだ」
「最近はジュン殿が矢面に立ち続けました。手柄はありがたくいただきます。ジュン殿、私を英雄にしてくれてありがとうございます」
名誉とかどうでもいい。
イツキのヘイトを一手に引き受けるのは疲れた。
俺は2番手とかでサポートをして裏方をしていたい。
ビッグ王国に来てから俺はスキルを使って魔力が切れると誰かを抱いて過ごしていた。
ハーレムが……良すぎる。
昨日はエルルと寝たけど、俺は魔力を使いすぎて動けなく無くなるまで頑張っているキャラになっている。
頑張っている皆には頭が上がらないが、今日もまた誰かとベッドで寝るだろう。
幸運値が仕事をしすぎだ。
リースとラビイが近づいてくる。
「今日は私と寝るにゃあ」
「私は反対側でするのです」
「私が右でラビイは左にゃあ」
幸運値が仕事をし過ぎだ。
俺達3000の軍が城に戻ると王の前でイツキが怒りだした。
「貴様!魔将は俺が倒すと言ったはずだ!邪魔をするな!」
「倒したのは私だ」
「ふん、剣聖グレスと言ったな。だが、ジュンは何もしていない」
「ああ、そうだな。グレスが倒した。グレスは魔将を討ち取った英雄だ」
「俺が倒すつもりだった!」
「イツキ殿、あなたは万能の魔将に苦戦し、成果を上げていなかった。イツキ殿の遅い対応が招いた結果だ」
おう、グレスが煽っている。
「何だと!」
「私はジュン殿をバカにするイツキ殿をよく思っていない!」
「試合で決着をつけるか」
「望むところ!」
「やめよ!!!」
「やめろ!」
俺と王は同時に叫んだ。
「あれだ、イツキとグレスで魔将を早く倒せるかで勝負しよう。試合は魔将と魔王が終わってからにしてくれ!」
「うむ、その通りだ」
「ここで力の差をはっきりさせておく!」
イツキは俺と王の言葉を無視して剣を抜いた。
「待て待て!ここでやるな!やるなら広い場所にしてくれ」
俺はグレスとイツキを訓練所に誘導した。
「間抜けが、俺に倒されるとは知らずに勝負に応じたか」
「勝負の結果はやってみなければ分からない」
「ふん、口だけは達者なようだが、力の差はごまかしきれん」
グレスとイツキが言い合っている間に人が集まって来る。
「あ~俺が審判をして、試合を始めるけど良いか?殺しは無し、腕を切り落としたり今後の戦いに支障が出る攻撃も禁止だ」
「分かりました」
「早く始めろ!のろまが!」
ち、うるさい奴だ。
グレス、応援してるぞ!
「勝負開始!」
イツキは地面に倒れる。
攻撃力の高いグレスと、防御力の高いイツキの戦いは長かったが、最初からグレスが押していた。
そしてそのままグレスが優勢のまま試合は進み、イツキは倒れた。
「こ、ここは?」
「お、目を覚ましたか。イツキの負けだ」
「なんだと!」
「イツキの負けだ」
「貴様!虎の威を借りる卑怯者が!」
「それはグレスよりイツキが弱いと認めるってことでいいよな?」
「そういう話はしていない!」
自分が負けた事は認めろよ!
お前よりグレスの方が強い!
それだけは認めろよ!
イラっとして俺が言い返したことで喧嘩のような言い合いが始まる。
◇
「もうやめよ!時間が惜しい!次の決着は魔将を誰が倒すかで決めようではないか!」
王が話を切り上げる。
「次は俺が魔将を倒してやる!」
イツキは俺を睨みつけた。
「分かった分かった。最初はイツキが行ってくれ。最初は邪魔しない。だが、倒せないようなら俺達が討伐に向かう」
「ふん、その言葉忘れるなよ。俺がすぐに魔性を倒してきてやる」
そう言ってイツキは立ち去った。
後ろに控えていたウサットが前に出る。
「ジュン殿、これからどうしますかな?イツキ殿は【鉄壁】の元に向かったようです」
「無視して敗走するのを待って、その後グレスに倒してもらおう。多分イツキは魔将を倒せない」
「また手柄を譲ってもらう事になります。よろしいのですか?」
「いいんだ。エルク王の懐刀はこのくらい目立ってもらうのが丁度いい。それにもうイツキとやり合うのはこりごりだ」
言い返さないつもりだったがイツキのあまりに特殊な返答にイラっとして言い返してしまった。
グレスは俺に礼をした。
グレスはまた俺の言葉をいいように取っているんだろう。
今の内に皆には休んでもらい、武具の整備も終わらせて、食料も調達しておこう。
【イツキ視点】
グレスめ、調子に乗るなよ!
俺が【鉄壁】をすぐに倒す。
その後に【斬】も倒してやる!
俺は鉄壁の魔将、ブダンの元に向かった。
俺とブダンは対峙する。
ブダンは両腕に大楯を装備しており、盾の前からトゲが突き出していた。
大楯は攻防一体の武具だ。
頭からはモヒカンのように毛が生え、オークではあるが他の個体より大きい。
奴は高い防御力を持ち、しかも数は減ったとはいえ未だに1000のオーク部隊を持っている。
「決闘を申し込む」
「食事の時間までは受けてやるブヒ」
「ふん、食事の前にお前を倒してやる!」
「それはこっちのセリフブヒ」
「言葉は不要のようだな」
俺はブダンに向かって歩き出すとお互いが身構えた。
「お前が話し始めただけブヒ」
「うるさい!黙れ!」
俺はブダンに斬りかかった。
だが、俺の剣をブダンは右の大楯で防いだ。
そして左腕を振って左の大楯を俺に突き出した。
俺が咄嗟に出した大楯とぶつかり合いドラのような鈍い金属音を放ち衝撃波が巻き起こる。
「うおおおおおおお!」
「ぶひいいいいいい!」
俺達は1対1で戦い続けた。
「はあ、はあ、どうした!こい!」
「ふう、ふう、お、お前が来るブヒ」
「ブダン様、食事の用意が出来ました」
「ふう、ふう、今行くブヒ。今日は終わりブヒ」
「……はあ、はあ、ふ、ふざけるな!」
「聞き訳が無いブヒねえ。お前たち!相手をするブヒ!」
ブダンの部下オークが俺を取り囲む。
「貴様ら!決闘だぞ!」
「食事の時間までと言ったブヒ!食事の邪魔はさせないブヒ!かかれ!」
「くうう!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
俺は迫り来るオークと闘った。
俺は戦い続けた。
だが、ブダンと闘い消耗していた俺は、撤退を決断した。
「うおおおおおおおおおお!」
俺はオークのいる地点から撤退し、息を整える。
「くそ、はあ、はあ、ふざけた奴らだ」
ジュンと、グレスが軍を引き連れて俺の元にやってきた。
いや、俺が逃げてきた方向、オークの元に向かう気か!
く!卑怯者どもが!
俺は1人で立ち向かった。
それなのに奴らは軍を使い、俺と闘い消耗したブダンを倒し、手柄をかすめ取る気だ!
「待て!」
「ん?どうした?」
「ジュン、卑怯だとは思わないのか!?」
「何がだ?」
「軍を使い、俺と闘い疲弊したブダンを倒そうとし、しかも3倍の兵力で一気にねじ伏せようとしている」
「他にあるか?」
「貴様は何もしていない!グレスの影に隠れて手柄をかすめ取る卑怯者だ!」
「他には?」
「俺が戦い、ブダンを消耗させた」
「それは聞いた。もしかして文句だけか?敵の情報とかじゃなく、俺への文句だけか?」
「自分の卑怯な行動を自覚しているか。兵で俺を取り囲み、脅しても無駄だ」
「みんな、イツキの相手をするな!人同士で戦おうとするな!すぐにオーク部隊を全滅させる!」
皆が俺にすれ違うようにオークの元へと向かった。
くそ!
ずる賢い奴め!
斥候も逃げようとするゴブリンも全部倒す方針だった。
「グレス、お疲れ様」
「いえ、ジュン殿ならもっと簡単に倒せました」
「いや、俺が倒してもレベルが上がらないからグレスに倒して欲しかった」
「おかげでレベルがさらに上がりました」
「うん、王城に戻ろうか。魔将の魔石を出せば多分、イツキが怒るだろうけど、仕方が無いよな。はあ、グレスに役目を変わって欲しいくらいだ」
「よろしいのですか?英雄の誉れを私が貰ってしまいます」
「ん?貰ってくれるのか。助かる。英雄になってくれ。正直イツキと話をすると疲れるんだ」
「最近はジュン殿が矢面に立ち続けました。手柄はありがたくいただきます。ジュン殿、私を英雄にしてくれてありがとうございます」
名誉とかどうでもいい。
イツキのヘイトを一手に引き受けるのは疲れた。
俺は2番手とかでサポートをして裏方をしていたい。
ビッグ王国に来てから俺はスキルを使って魔力が切れると誰かを抱いて過ごしていた。
ハーレムが……良すぎる。
昨日はエルルと寝たけど、俺は魔力を使いすぎて動けなく無くなるまで頑張っているキャラになっている。
頑張っている皆には頭が上がらないが、今日もまた誰かとベッドで寝るだろう。
幸運値が仕事をしすぎだ。
リースとラビイが近づいてくる。
「今日は私と寝るにゃあ」
「私は反対側でするのです」
「私が右でラビイは左にゃあ」
幸運値が仕事をし過ぎだ。
俺達3000の軍が城に戻ると王の前でイツキが怒りだした。
「貴様!魔将は俺が倒すと言ったはずだ!邪魔をするな!」
「倒したのは私だ」
「ふん、剣聖グレスと言ったな。だが、ジュンは何もしていない」
「ああ、そうだな。グレスが倒した。グレスは魔将を討ち取った英雄だ」
「俺が倒すつもりだった!」
「イツキ殿、あなたは万能の魔将に苦戦し、成果を上げていなかった。イツキ殿の遅い対応が招いた結果だ」
おう、グレスが煽っている。
「何だと!」
「私はジュン殿をバカにするイツキ殿をよく思っていない!」
「試合で決着をつけるか」
「望むところ!」
「やめよ!!!」
「やめろ!」
俺と王は同時に叫んだ。
「あれだ、イツキとグレスで魔将を早く倒せるかで勝負しよう。試合は魔将と魔王が終わってからにしてくれ!」
「うむ、その通りだ」
「ここで力の差をはっきりさせておく!」
イツキは俺と王の言葉を無視して剣を抜いた。
「待て待て!ここでやるな!やるなら広い場所にしてくれ」
俺はグレスとイツキを訓練所に誘導した。
「間抜けが、俺に倒されるとは知らずに勝負に応じたか」
「勝負の結果はやってみなければ分からない」
「ふん、口だけは達者なようだが、力の差はごまかしきれん」
グレスとイツキが言い合っている間に人が集まって来る。
「あ~俺が審判をして、試合を始めるけど良いか?殺しは無し、腕を切り落としたり今後の戦いに支障が出る攻撃も禁止だ」
「分かりました」
「早く始めろ!のろまが!」
ち、うるさい奴だ。
グレス、応援してるぞ!
「勝負開始!」
イツキは地面に倒れる。
攻撃力の高いグレスと、防御力の高いイツキの戦いは長かったが、最初からグレスが押していた。
そしてそのままグレスが優勢のまま試合は進み、イツキは倒れた。
「こ、ここは?」
「お、目を覚ましたか。イツキの負けだ」
「なんだと!」
「イツキの負けだ」
「貴様!虎の威を借りる卑怯者が!」
「それはグレスよりイツキが弱いと認めるってことでいいよな?」
「そういう話はしていない!」
自分が負けた事は認めろよ!
お前よりグレスの方が強い!
それだけは認めろよ!
イラっとして俺が言い返したことで喧嘩のような言い合いが始まる。
◇
「もうやめよ!時間が惜しい!次の決着は魔将を誰が倒すかで決めようではないか!」
王が話を切り上げる。
「次は俺が魔将を倒してやる!」
イツキは俺を睨みつけた。
「分かった分かった。最初はイツキが行ってくれ。最初は邪魔しない。だが、倒せないようなら俺達が討伐に向かう」
「ふん、その言葉忘れるなよ。俺がすぐに魔性を倒してきてやる」
そう言ってイツキは立ち去った。
後ろに控えていたウサットが前に出る。
「ジュン殿、これからどうしますかな?イツキ殿は【鉄壁】の元に向かったようです」
「無視して敗走するのを待って、その後グレスに倒してもらおう。多分イツキは魔将を倒せない」
「また手柄を譲ってもらう事になります。よろしいのですか?」
「いいんだ。エルク王の懐刀はこのくらい目立ってもらうのが丁度いい。それにもうイツキとやり合うのはこりごりだ」
言い返さないつもりだったがイツキのあまりに特殊な返答にイラっとして言い返してしまった。
グレスは俺に礼をした。
グレスはまた俺の言葉をいいように取っているんだろう。
今の内に皆には休んでもらい、武具の整備も終わらせて、食料も調達しておこう。
【イツキ視点】
グレスめ、調子に乗るなよ!
俺が【鉄壁】をすぐに倒す。
その後に【斬】も倒してやる!
俺は鉄壁の魔将、ブダンの元に向かった。
俺とブダンは対峙する。
ブダンは両腕に大楯を装備しており、盾の前からトゲが突き出していた。
大楯は攻防一体の武具だ。
頭からはモヒカンのように毛が生え、オークではあるが他の個体より大きい。
奴は高い防御力を持ち、しかも数は減ったとはいえ未だに1000のオーク部隊を持っている。
「決闘を申し込む」
「食事の時間までは受けてやるブヒ」
「ふん、食事の前にお前を倒してやる!」
「それはこっちのセリフブヒ」
「言葉は不要のようだな」
俺はブダンに向かって歩き出すとお互いが身構えた。
「お前が話し始めただけブヒ」
「うるさい!黙れ!」
俺はブダンに斬りかかった。
だが、俺の剣をブダンは右の大楯で防いだ。
そして左腕を振って左の大楯を俺に突き出した。
俺が咄嗟に出した大楯とぶつかり合いドラのような鈍い金属音を放ち衝撃波が巻き起こる。
「うおおおおおおお!」
「ぶひいいいいいい!」
俺達は1対1で戦い続けた。
「はあ、はあ、どうした!こい!」
「ふう、ふう、お、お前が来るブヒ」
「ブダン様、食事の用意が出来ました」
「ふう、ふう、今行くブヒ。今日は終わりブヒ」
「……はあ、はあ、ふ、ふざけるな!」
「聞き訳が無いブヒねえ。お前たち!相手をするブヒ!」
ブダンの部下オークが俺を取り囲む。
「貴様ら!決闘だぞ!」
「食事の時間までと言ったブヒ!食事の邪魔はさせないブヒ!かかれ!」
「くうう!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
俺は迫り来るオークと闘った。
俺は戦い続けた。
だが、ブダンと闘い消耗していた俺は、撤退を決断した。
「うおおおおおおおおおお!」
俺はオークのいる地点から撤退し、息を整える。
「くそ、はあ、はあ、ふざけた奴らだ」
ジュンと、グレスが軍を引き連れて俺の元にやってきた。
いや、俺が逃げてきた方向、オークの元に向かう気か!
く!卑怯者どもが!
俺は1人で立ち向かった。
それなのに奴らは軍を使い、俺と闘い消耗したブダンを倒し、手柄をかすめ取る気だ!
「待て!」
「ん?どうした?」
「ジュン、卑怯だとは思わないのか!?」
「何がだ?」
「軍を使い、俺と闘い疲弊したブダンを倒そうとし、しかも3倍の兵力で一気にねじ伏せようとしている」
「他にあるか?」
「貴様は何もしていない!グレスの影に隠れて手柄をかすめ取る卑怯者だ!」
「他には?」
「俺が戦い、ブダンを消耗させた」
「それは聞いた。もしかして文句だけか?敵の情報とかじゃなく、俺への文句だけか?」
「自分の卑怯な行動を自覚しているか。兵で俺を取り囲み、脅しても無駄だ」
「みんな、イツキの相手をするな!人同士で戦おうとするな!すぐにオーク部隊を全滅させる!」
皆が俺にすれ違うようにオークの元へと向かった。
くそ!
ずる賢い奴め!
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