47 / 113
金持ちは株か不動産だよな
人口問題
しおりを挟む
「叩き潰してやるですーーーーーーーー!」
俺が屋敷に帰るとラビイが暴れている。
ラビイは対魔物用のハンマーを持ち出し外に出て行こうとする。
たが4人のメイドに羽交い絞めにされて動きを封じられる。
「ラビイ、今からインサイダー公爵の対策会議を行う」
「このまま舐められっぱなしはいけないのです!ジュンをバカにする者は痛い目に合うです!」
ラビイが殺人モードに入っている。
痛い目処か殺しかねない。
このままでは止まらない。
「ラビイ、今回は武器を使わない戦いが始まる」
「武器を使わない戦い?」
俺は適当に話を進める。
「俺が元居た世界の話になるが、外交は武器を使わない戦争だ」
「外交は、武器を使わない戦争」
「そうだ、詳細は会議で決めるが、ロングスパン領の幹部としてラビイの力が必要だ。恐らく今回の件は内政の力がカギになる。つまり幹部の中で生産力の高いラビイの重要度は増すだろう」
遅れて到着した王とグレスが会話に参加する。
「私もまったく同意見だ」
「ジュン殿は貴族間の政争の力もお持ちだったのですね」
いや、適当に言っただけだ。
だが、本当の事を言ったらまたラビイが暴れる。
乗っかるしかない。
「まだ会議は始まっていない。皆の力が必要だ。席に着こう」
ラビイが素早く席につく。
「早く始めるです!経済戦争を始めるです!」
「私も同意見ですな」
ラビイとウサットの目が光る。
リースは丸いテーブルに座ってフライングで食事を食べている。
フィルも座るが何故かマナも座っていた。
俺達もすぐに座った。
「会議を始めるが、ウサット、前に皆から要望があったはずだ。それを知りたい」
「かしこまりました。要望の内容は次のようになります」
ウサットが紙を配る。
・兵士へのポーションの寄付
・中級ダンジョンの消滅作戦を行いたい
・ロングスパン領への新たな移民希望
・王都拡張の為の防壁作成の要望
・生活困窮者への仕事の斡旋
・王都への移民希望者の護衛をしつつ王都に迎え入れる
と、その他にも様々な要望があった。
「ありがとう。貴族会議で出たのは王都の人口増加で土地が無いって話だったよな?他に重要案件はあるか?」
「無い。その問題が解決すれば他の問題もある程度は解決する。今1番大きな問題は王都の人口増加だ」
「分かった。今は細かい要望は後回しにする。ロングスパン領にすべてを一気に解決する力は無い。王都の人口問題に特化して対策を立てる方針にしたい。意見はあるか?」
特に無しか。
「他に言いたいことは無いか?無ければ人口問題の話に移る……では人口問題だが、インサイダー公爵の言ったロングスパン領の人口増加が王都の居住区を圧迫しているのは事実だ。解決する策はあるか?」
「今この領は1階建ての建物が多いです。再整備して5階建ての建物を作るです」
「なるほど、いい案だな。他にはあるか?」
「要望にあった王都の防壁拡張はどうだろうか?土地が広くなれば多くの民が住める」
「確かに、その考えもある。他には無いか?」
「「……」」
特に無しか。
「俺の意見は、ロングスパン領の移転だ。昔栄えていたが廃墟になった場所があるだろ?そこを新たな領地にしたい」
王都から10キロほど離れ、更に中級ダンジョンに隣接するようにあった街だが今はダンジョンスタンピードの影響で人が住まなくなったのだ。
「思い切った事を言う。確かにあの場所は立地がいい。中級ダンジョンが近く、山も川も海も近い。だが」
王の顔が曇る。
「1から屋敷と住居、それに道路を整備するとなればかなりの労力が必要だ。そして農地の開墾も必要となる。更にあの地域は魔物の群れが出没する」
「そうだな。だがロングスパン領にはうさぎ族が居る。皆の内政能力は高い。そして、魔物の討伐はグレス率いる兵士に協力をお願いしたい」
ウサットとラビイがやる気になる。
「やるですよ!新しくたくさん作るです!」
「お任せください。私のクワで生い茂った木も魔物も蹴散らし、あっという間に農地の開墾を終わらせましょう」
グレスも笑顔で答える。
「私が役に立てる日が来るとは思いませんでした。命をかけて任務を成し遂げます」
「待ってくれ。デメリットもある。今までみんなが頑張って発展させたこの地を王に返上する事になる。ここに残る者も出てくるだろう。王の力は増すがロングスパン領の人は減るだろう」
「まさか!私の助けになるために道を譲るというのか!その為に苦行の中に飛び込もうというのか!」
王が驚愕する。
「そこまで大げさじゃない。それにうさぎ族がついて来てくれて、グレスの隊の協力なければ実現できない。みんなの力が必要だ」
「やるです!ついてこない者は仕方ないです」
「ジュン様への忠誠心を示すいい機会でしょう。ついて来ない者はそこまでの忠誠心しか持ち合わせていないのです。多くの者が移住してくれるでしょう」
「安心した。今日の会議はここまでにして食事を楽しもう」
くくくく、うまくいった。
経済戦争から論点をずらし、領地の移転に意識を集中させることが出来た。
新しい領地は王都から南にある。
そしてインサイダー公爵の領地は王都から北部に行った場所にある。
インサイダー公爵は他の貴族の領地に乗り込んで来て恫喝する人間らしいが、インサイダーと物理的な距離を取れる。
更に距離を取る事でラビイがインサイダーに殴り込みをかけるリスクも減る。
そして俺は王都から離れ、のんびり暮らすことが出来る。
急成長し、力を得た王とグレスが世界を救う。
俺はのんびりしていればいい。
というよりうさぎ族があまりみんなを助けすぎると自分で解決しようという人間は減っていく。
それはそれでマイナスだろう。
インサイダーみたいなおかしい奴と関わっても良いことは無い。
俺はのんびり王都から離れて暮らすのだ。
それと魚だ。
魚の食事は出てくるが魚介類の値段が高いらしい。
この王都は海から微妙に遠い。
海岸に魔物が出る為、力を持った冒険者は海でバーベキューをするらしいが、魚は王都でたくさん取れない。
投資家は支出に敏感だ。
おいしくて新鮮な魚を新しく出来たロングスパン領で取って食べる。
海で魚や貝を浜辺で取ってきてバーベキューをするのもいいだろう。
後領民だ。
領民は多ければいいというわけではない。
王を見ていれば分かる。
管理する民が増えればトラブルも増える。
俺は王のように大変な思いをしたくない。
俺が楽をし、みんなが成長する。
この判断がベストだと思う。
多くの条件を検討して、良くなる未来に投資するのが投資家だ。
俺が屋敷に帰るとラビイが暴れている。
ラビイは対魔物用のハンマーを持ち出し外に出て行こうとする。
たが4人のメイドに羽交い絞めにされて動きを封じられる。
「ラビイ、今からインサイダー公爵の対策会議を行う」
「このまま舐められっぱなしはいけないのです!ジュンをバカにする者は痛い目に合うです!」
ラビイが殺人モードに入っている。
痛い目処か殺しかねない。
このままでは止まらない。
「ラビイ、今回は武器を使わない戦いが始まる」
「武器を使わない戦い?」
俺は適当に話を進める。
「俺が元居た世界の話になるが、外交は武器を使わない戦争だ」
「外交は、武器を使わない戦争」
「そうだ、詳細は会議で決めるが、ロングスパン領の幹部としてラビイの力が必要だ。恐らく今回の件は内政の力がカギになる。つまり幹部の中で生産力の高いラビイの重要度は増すだろう」
遅れて到着した王とグレスが会話に参加する。
「私もまったく同意見だ」
「ジュン殿は貴族間の政争の力もお持ちだったのですね」
いや、適当に言っただけだ。
だが、本当の事を言ったらまたラビイが暴れる。
乗っかるしかない。
「まだ会議は始まっていない。皆の力が必要だ。席に着こう」
ラビイが素早く席につく。
「早く始めるです!経済戦争を始めるです!」
「私も同意見ですな」
ラビイとウサットの目が光る。
リースは丸いテーブルに座ってフライングで食事を食べている。
フィルも座るが何故かマナも座っていた。
俺達もすぐに座った。
「会議を始めるが、ウサット、前に皆から要望があったはずだ。それを知りたい」
「かしこまりました。要望の内容は次のようになります」
ウサットが紙を配る。
・兵士へのポーションの寄付
・中級ダンジョンの消滅作戦を行いたい
・ロングスパン領への新たな移民希望
・王都拡張の為の防壁作成の要望
・生活困窮者への仕事の斡旋
・王都への移民希望者の護衛をしつつ王都に迎え入れる
と、その他にも様々な要望があった。
「ありがとう。貴族会議で出たのは王都の人口増加で土地が無いって話だったよな?他に重要案件はあるか?」
「無い。その問題が解決すれば他の問題もある程度は解決する。今1番大きな問題は王都の人口増加だ」
「分かった。今は細かい要望は後回しにする。ロングスパン領にすべてを一気に解決する力は無い。王都の人口問題に特化して対策を立てる方針にしたい。意見はあるか?」
特に無しか。
「他に言いたいことは無いか?無ければ人口問題の話に移る……では人口問題だが、インサイダー公爵の言ったロングスパン領の人口増加が王都の居住区を圧迫しているのは事実だ。解決する策はあるか?」
「今この領は1階建ての建物が多いです。再整備して5階建ての建物を作るです」
「なるほど、いい案だな。他にはあるか?」
「要望にあった王都の防壁拡張はどうだろうか?土地が広くなれば多くの民が住める」
「確かに、その考えもある。他には無いか?」
「「……」」
特に無しか。
「俺の意見は、ロングスパン領の移転だ。昔栄えていたが廃墟になった場所があるだろ?そこを新たな領地にしたい」
王都から10キロほど離れ、更に中級ダンジョンに隣接するようにあった街だが今はダンジョンスタンピードの影響で人が住まなくなったのだ。
「思い切った事を言う。確かにあの場所は立地がいい。中級ダンジョンが近く、山も川も海も近い。だが」
王の顔が曇る。
「1から屋敷と住居、それに道路を整備するとなればかなりの労力が必要だ。そして農地の開墾も必要となる。更にあの地域は魔物の群れが出没する」
「そうだな。だがロングスパン領にはうさぎ族が居る。皆の内政能力は高い。そして、魔物の討伐はグレス率いる兵士に協力をお願いしたい」
ウサットとラビイがやる気になる。
「やるですよ!新しくたくさん作るです!」
「お任せください。私のクワで生い茂った木も魔物も蹴散らし、あっという間に農地の開墾を終わらせましょう」
グレスも笑顔で答える。
「私が役に立てる日が来るとは思いませんでした。命をかけて任務を成し遂げます」
「待ってくれ。デメリットもある。今までみんなが頑張って発展させたこの地を王に返上する事になる。ここに残る者も出てくるだろう。王の力は増すがロングスパン領の人は減るだろう」
「まさか!私の助けになるために道を譲るというのか!その為に苦行の中に飛び込もうというのか!」
王が驚愕する。
「そこまで大げさじゃない。それにうさぎ族がついて来てくれて、グレスの隊の協力なければ実現できない。みんなの力が必要だ」
「やるです!ついてこない者は仕方ないです」
「ジュン様への忠誠心を示すいい機会でしょう。ついて来ない者はそこまでの忠誠心しか持ち合わせていないのです。多くの者が移住してくれるでしょう」
「安心した。今日の会議はここまでにして食事を楽しもう」
くくくく、うまくいった。
経済戦争から論点をずらし、領地の移転に意識を集中させることが出来た。
新しい領地は王都から南にある。
そしてインサイダー公爵の領地は王都から北部に行った場所にある。
インサイダー公爵は他の貴族の領地に乗り込んで来て恫喝する人間らしいが、インサイダーと物理的な距離を取れる。
更に距離を取る事でラビイがインサイダーに殴り込みをかけるリスクも減る。
そして俺は王都から離れ、のんびり暮らすことが出来る。
急成長し、力を得た王とグレスが世界を救う。
俺はのんびりしていればいい。
というよりうさぎ族があまりみんなを助けすぎると自分で解決しようという人間は減っていく。
それはそれでマイナスだろう。
インサイダーみたいなおかしい奴と関わっても良いことは無い。
俺はのんびり王都から離れて暮らすのだ。
それと魚だ。
魚の食事は出てくるが魚介類の値段が高いらしい。
この王都は海から微妙に遠い。
海岸に魔物が出る為、力を持った冒険者は海でバーベキューをするらしいが、魚は王都でたくさん取れない。
投資家は支出に敏感だ。
おいしくて新鮮な魚を新しく出来たロングスパン領で取って食べる。
海で魚や貝を浜辺で取ってきてバーベキューをするのもいいだろう。
後領民だ。
領民は多ければいいというわけではない。
王を見ていれば分かる。
管理する民が増えればトラブルも増える。
俺は王のように大変な思いをしたくない。
俺が楽をし、みんなが成長する。
この判断がベストだと思う。
多くの条件を検討して、良くなる未来に投資するのが投資家だ。
0
お気に入りに追加
560
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。

【完結】先だった妻と再び巡り逢うために、異世界で第二の人生を幸せに過ごしたいと思います
七地潮
ファンタジー
妻に先立たれた 後藤 丈二(56)は、その年代に有りがちな、家事が全く出来ない中年男性。
独り身になって1年ほど経つ頃、不摂生で自分も亡くなってしまう。
が、気付けば『切り番当選者』などと言われ、半ば押しつけられる様に、別の世界で第二の人生を歩む事に。
再び妻に巡り合う為に、家族や仲間を増やしつつ、異世界で旅をしながら幸せを求める…………話のはず。
独自世界のゆるふわ設定です。
誤字脱字は再掲載時にチェックしていますけど、出てくるかもしれません、すみません。
毎日0時にアップしていきます。
タグに情報入れすぎで、逆に検索に引っかからないパターンなのでは?と思いつつ、ガッツリ書き込んでます。
よろしくお願いします。
※この話は小説家になろうさんでアップした話を掲載しております。
※なろうさんでは最後までアップしていますけど、こちらではハッピーエンド迄しか掲載しない予定です。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる