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金持ちは株か不動産だよな
新しい力
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「重大案件なのです!」
ラビイが本とペンを構える。
ストレージの強化と新スキルか。
俺は直ぐにスキルを確認する。
「まず、ストレージは収納量が増えた」
「そ、それはもしや!ジュン様にもっと多くの献上品を渡して欲しいという女神ファジーのご意志ではありませんかな!?」
「も、もっと頑張るです」
「違います」
「違うからな」
俺とフィルが真っ先に否定した。
絶対に違う。
女神がそんな緻密な考えをするわけがない。
絶対に無いのだ!
「次は新スキルだが」
俺は話題を変える。
「新しいスキルは【アイテム投資】だ。このスキルはストレージ内のアイテムをセットする事で勝手にアイテムが増えていく。実際に例を出して言うと、ポーションを100本をアイテム投資にセットすると、1日で1本ポーションが増える」
みんながえ?それだけ?という顔をした。
「ジュン様のスキルとしてはその、地味というか何というか……」
ウサットが遠慮がちに答える。
「俺のジョブは投資家だ。じわじわ効果が出るスキルが多くなると思う。経験値投資も俺のレベルが低い内は強くなかった。今のアイテム投資の最大セット数は100個をセットして増えるのは1日1個だけだ。だが、1%の増加は強力だと思うぞ」
「1%は多くないにゃあ」
「そうですね、ラビイなら1日でたくさんのポーションを作れますし」
「ポーションなら私が作るのです」
「ま、待ってくれ!1日1%は強力だぞ。例えばそう、魔石だ。魔将の魔石を100個セット出来れば毎日1個魔将の魔石が手に入るんだ!ラビイ、雑魚の魔石を大量に合成して魔将の魔石と同じくらい大きく出来ないか?そうすれば大きい魔石が毎日一個手に入る」
俺は魔石をストレージから取り出した。
「ま、魔石なのです!こんなにいっぱい。大きいのです!はあ、はあ、これだけあればたくさんのポーションを作れるのです」
ラビイは魔石に引き寄せられるように近づく。
「ラビイ、ジュン様の質問に答えよう。魔石を魔将の魔石と同じくらいの大きさに合成出来るかい?」
ゆったりとした口調のウサットだが少し目が変わってきた。
「錬金術、たくさん使えるです」
「ラビイ、この魔石は俺のアイテム投資のスキルに使う。ポーションの為に使うのは今度な」
「でも、これだけあれば魔力が無くなっても何回も錬金術を使えるです!ポーションの素材はたくさんあるですよ!魔石欲しいです!」
「ラビイいいい!ジュン様への意見!1度までなら見逃すが3度となれば私の執事道が断固許さあああん!」
急にウサットが大きい声を出した。
ウサットの筋肉が更に隆起する。
ウサットはラビイのうさぎ耳を掴んで奥の部屋に向かった。
ラビイがウサットに説教を受ける声が聞こえる。
メイドが声をかける。
「ジュン、魔石なら私が他の錬金術師の所に行って合成してもらうよ。でも、魔将と同じ大きさにするのは難しいかな。それでもアイテム投資に使える?」
「大丈夫だ。大きさが違っても同じ種類ならセット可能だ」
「それよりもラビイは大丈夫か?」
「大丈夫、悪い事をするとウサットに怒られるのはいつもの事だよ」
そういえばウサットは元長老だったな。
「コーヒー、飲む?」
メイドが何事も無かったように言う。
いつもの事なのかもしれない。
「頂こう」
俺達はウサットとラビイを放置してコーヒーを準備してもらう。
ウサットとラビイが戻って来る。
ラビイの元気がない。
「話を続けていいか?」
みんなが頷く。
「1%の増加は強力だと思うぞ」
「すいません。良く分からないのです。よろしければ説明をお願い出来ないでしょうか?」
「これは元居た世界の話になる。俺は元の世界で株のインデックス投資をしていた」
「株は分かりますが、インデックスが分かりません」
「インデックスは、物によるけど例えばそれを買うだけで500社分の株をちょっとずつ買える。そういう株券だ。株って会社が潰れるとその株券が紙切れになるだろ?でも500社に分散して買えば、何社か会社が潰れても他の会社は生き残る。大きい利益は出なくても安定してそこそこの利益を出しやすいんだ。まあ、インデックス投資の話は本質じゃない。肝心なのはその投資で平均して一年に4~7%の利益が出るんだ」
「株を買って1年でたった数%ですか?少ないように思います」
「なるほど、じゃあ1000万ゴールドを全て投資に回して年利5%の利益が出たら1年の利益はいくらになると思う?ラビイ、答えてくれ」
「1年で50万ゴールドなのです?」
「そうだ、ただ1000万ゴールドを投資しているだけで50万円の利益が返って来る。何もせず1年で50万ゴールドを貰えれば大きな収入になる。そしてその50万も30年使わず投資に回し続けたら何万になると思う?フィル、答えてみてくれ」
「えっと、1000万円と、50万円が30年分で1500万なので、2500万円ですか?」
「不正解だ。1年で1050万になり、次の年は1050万の5%が増えていく」
「あ、増えた分に毎年5%増えるんですね」
「そうだ、資産は加速的に増えていく。正解は30年で4321万以上になる」
「たくさん増えたのです」
ラビイが元気になってはしゃぐ。
だがリースは眠り始めた。
退屈なのだろう。
「俺のアイテム投資は今セット数の上限が100個までで1日に1%増えるだけだ。インデックス投資のように雪だるま式に増える事もない。だがスキルは使えば強化される。それにさっき説明した通り1年で5%の上昇でも30年で大きく伸びる。1日で1%の上昇は大きい」
ラビイがつぶやく。
「ジュンのスキルは強化されるです。そして1日1%の上昇!!!待てばたくさんの魔石が手に入るのです!すぐに魔石を合成するのです!ジュンに経験値投資を使ってもらうのです」
「魔石はもう持って行ったわよ」
「わ、私が合成するのです!私が1番魔石を大きく出来るのです!」
パアン!
ラビイは慌てて扉を開けて出て行った。
「ジュン様、気になった事があります」
「ウサット、何だ?」
「ジュン様の言い方ですが、向こうの世界は汗水たらし働いた者より、多くの株を持っている者の方がお金持ちになれるように感じました」
「そうだぞ。それが向こうの世界のルールだ」
「株を持っている者が豊かな生活を出来るのですね」
「ん~。よく言われているのが、金持ちは株と不動産だな」
他には起業してその会社を売る方法もあるが、それは株を売る事に近い。
俺は起業家にも不動産投資家にもなれなかった。
どうしたらいいか分からなかったし失敗した時のリスクが怖かったのだ。
結局実践できたのは誰でもできる株式のインデックス投資を長期運用する手法だった。
「名言、頂きました」
「いや、向こうでは普通だ」
ん?普通なのか?
元の世界でも投資している者は馬鹿にされる。
成功すればしたで汚い事をしてお金を稼いだと思われる。
有名な起業家が言っていた。
お金持ちになれないものは『金持ちはずるい』しか言わず行動しないと。
ずるいという者に節約して投資をする方法を教えても何も行動は変わらなかったらしい。
そしてずるいずるいと金持ちを批判し続け、お金持ちの足を引っ張りずっと貧乏なままで居る。
俺は苦笑した。
俺はたまに変わっていると言われる。
他の者と認識の差は出てくるだろう。
だが、長い視点で未来を前提に考え続ける。
その点だけは変えずに説得を続けよう。
そう思った。
突然俺の目の前の空間が歪む。
「女神か」
ラビイが本とペンを構える。
ストレージの強化と新スキルか。
俺は直ぐにスキルを確認する。
「まず、ストレージは収納量が増えた」
「そ、それはもしや!ジュン様にもっと多くの献上品を渡して欲しいという女神ファジーのご意志ではありませんかな!?」
「も、もっと頑張るです」
「違います」
「違うからな」
俺とフィルが真っ先に否定した。
絶対に違う。
女神がそんな緻密な考えをするわけがない。
絶対に無いのだ!
「次は新スキルだが」
俺は話題を変える。
「新しいスキルは【アイテム投資】だ。このスキルはストレージ内のアイテムをセットする事で勝手にアイテムが増えていく。実際に例を出して言うと、ポーションを100本をアイテム投資にセットすると、1日で1本ポーションが増える」
みんながえ?それだけ?という顔をした。
「ジュン様のスキルとしてはその、地味というか何というか……」
ウサットが遠慮がちに答える。
「俺のジョブは投資家だ。じわじわ効果が出るスキルが多くなると思う。経験値投資も俺のレベルが低い内は強くなかった。今のアイテム投資の最大セット数は100個をセットして増えるのは1日1個だけだ。だが、1%の増加は強力だと思うぞ」
「1%は多くないにゃあ」
「そうですね、ラビイなら1日でたくさんのポーションを作れますし」
「ポーションなら私が作るのです」
「ま、待ってくれ!1日1%は強力だぞ。例えばそう、魔石だ。魔将の魔石を100個セット出来れば毎日1個魔将の魔石が手に入るんだ!ラビイ、雑魚の魔石を大量に合成して魔将の魔石と同じくらい大きく出来ないか?そうすれば大きい魔石が毎日一個手に入る」
俺は魔石をストレージから取り出した。
「ま、魔石なのです!こんなにいっぱい。大きいのです!はあ、はあ、これだけあればたくさんのポーションを作れるのです」
ラビイは魔石に引き寄せられるように近づく。
「ラビイ、ジュン様の質問に答えよう。魔石を魔将の魔石と同じくらいの大きさに合成出来るかい?」
ゆったりとした口調のウサットだが少し目が変わってきた。
「錬金術、たくさん使えるです」
「ラビイ、この魔石は俺のアイテム投資のスキルに使う。ポーションの為に使うのは今度な」
「でも、これだけあれば魔力が無くなっても何回も錬金術を使えるです!ポーションの素材はたくさんあるですよ!魔石欲しいです!」
「ラビイいいい!ジュン様への意見!1度までなら見逃すが3度となれば私の執事道が断固許さあああん!」
急にウサットが大きい声を出した。
ウサットの筋肉が更に隆起する。
ウサットはラビイのうさぎ耳を掴んで奥の部屋に向かった。
ラビイがウサットに説教を受ける声が聞こえる。
メイドが声をかける。
「ジュン、魔石なら私が他の錬金術師の所に行って合成してもらうよ。でも、魔将と同じ大きさにするのは難しいかな。それでもアイテム投資に使える?」
「大丈夫だ。大きさが違っても同じ種類ならセット可能だ」
「それよりもラビイは大丈夫か?」
「大丈夫、悪い事をするとウサットに怒られるのはいつもの事だよ」
そういえばウサットは元長老だったな。
「コーヒー、飲む?」
メイドが何事も無かったように言う。
いつもの事なのかもしれない。
「頂こう」
俺達はウサットとラビイを放置してコーヒーを準備してもらう。
ウサットとラビイが戻って来る。
ラビイの元気がない。
「話を続けていいか?」
みんなが頷く。
「1%の増加は強力だと思うぞ」
「すいません。良く分からないのです。よろしければ説明をお願い出来ないでしょうか?」
「これは元居た世界の話になる。俺は元の世界で株のインデックス投資をしていた」
「株は分かりますが、インデックスが分かりません」
「インデックスは、物によるけど例えばそれを買うだけで500社分の株をちょっとずつ買える。そういう株券だ。株って会社が潰れるとその株券が紙切れになるだろ?でも500社に分散して買えば、何社か会社が潰れても他の会社は生き残る。大きい利益は出なくても安定してそこそこの利益を出しやすいんだ。まあ、インデックス投資の話は本質じゃない。肝心なのはその投資で平均して一年に4~7%の利益が出るんだ」
「株を買って1年でたった数%ですか?少ないように思います」
「なるほど、じゃあ1000万ゴールドを全て投資に回して年利5%の利益が出たら1年の利益はいくらになると思う?ラビイ、答えてくれ」
「1年で50万ゴールドなのです?」
「そうだ、ただ1000万ゴールドを投資しているだけで50万円の利益が返って来る。何もせず1年で50万ゴールドを貰えれば大きな収入になる。そしてその50万も30年使わず投資に回し続けたら何万になると思う?フィル、答えてみてくれ」
「えっと、1000万円と、50万円が30年分で1500万なので、2500万円ですか?」
「不正解だ。1年で1050万になり、次の年は1050万の5%が増えていく」
「あ、増えた分に毎年5%増えるんですね」
「そうだ、資産は加速的に増えていく。正解は30年で4321万以上になる」
「たくさん増えたのです」
ラビイが元気になってはしゃぐ。
だがリースは眠り始めた。
退屈なのだろう。
「俺のアイテム投資は今セット数の上限が100個までで1日に1%増えるだけだ。インデックス投資のように雪だるま式に増える事もない。だがスキルは使えば強化される。それにさっき説明した通り1年で5%の上昇でも30年で大きく伸びる。1日で1%の上昇は大きい」
ラビイがつぶやく。
「ジュンのスキルは強化されるです。そして1日1%の上昇!!!待てばたくさんの魔石が手に入るのです!すぐに魔石を合成するのです!ジュンに経験値投資を使ってもらうのです」
「魔石はもう持って行ったわよ」
「わ、私が合成するのです!私が1番魔石を大きく出来るのです!」
パアン!
ラビイは慌てて扉を開けて出て行った。
「ジュン様、気になった事があります」
「ウサット、何だ?」
「ジュン様の言い方ですが、向こうの世界は汗水たらし働いた者より、多くの株を持っている者の方がお金持ちになれるように感じました」
「そうだぞ。それが向こうの世界のルールだ」
「株を持っている者が豊かな生活を出来るのですね」
「ん~。よく言われているのが、金持ちは株と不動産だな」
他には起業してその会社を売る方法もあるが、それは株を売る事に近い。
俺は起業家にも不動産投資家にもなれなかった。
どうしたらいいか分からなかったし失敗した時のリスクが怖かったのだ。
結局実践できたのは誰でもできる株式のインデックス投資を長期運用する手法だった。
「名言、頂きました」
「いや、向こうでは普通だ」
ん?普通なのか?
元の世界でも投資している者は馬鹿にされる。
成功すればしたで汚い事をしてお金を稼いだと思われる。
有名な起業家が言っていた。
お金持ちになれないものは『金持ちはずるい』しか言わず行動しないと。
ずるいという者に節約して投資をする方法を教えても何も行動は変わらなかったらしい。
そしてずるいずるいと金持ちを批判し続け、お金持ちの足を引っ張りずっと貧乏なままで居る。
俺は苦笑した。
俺はたまに変わっていると言われる。
他の者と認識の差は出てくるだろう。
だが、長い視点で未来を前提に考え続ける。
その点だけは変えずに説得を続けよう。
そう思った。
突然俺の目の前の空間が歪む。
「女神か」
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