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人に投資をするのが1番効率がいいよな
折れる元賢者【元賢者視点】
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私は王都に帰り、小さな家を買って外に出る機会が減った。
【軍】の魔将の声が頭から離れない
『賢者ああ!出て来おおおおおおおい!殺してあげるよおおおおおおおおお』
たっぷり食事を摂っても精神だけは元に戻らない。
恐怖でダンジョンに行くのも怖くなった。
眠る時は杖を常に抱くようにして眠る。
夜になっても中々眠れない。
助ける者は居ない為、周りに人が多い場所に家を買った。
金は十分にある。
「賢者あああどこなのおおおおおおお!殺してあげるからああああ!ここら辺に賢者の匂いがするううぅううぅう!隠れてないで出て来おおおおい!」
また幻聴!?
家が破壊されて8体のスライムが現れた。
本物!
「ああああああああ!」
私は走って逃げた。
「……逃げるなよ!殺すぞおおお!」
スライムの声質が変化し、子供の声から太い声に変わる。
8体のスライムが奇声を上げながら迫って来る。
周りの人間を盾にして、炎でスライムの動きを止めつつ逃げる。
どんな事をしてでも逃げる。
だがスライムは真っすぐ私だけを追いかけてくる。
王都の鐘が鳴り響く。
兵士が集まってこない。
殺される!
逃げて逃げて逃げて逃げ切る!
◇
走り疲れ、壁に追い詰められ、魔力が切れた。
打つ手がない。
「包囲し終わったにゃあ!」
ネコ族の忍者コスプレの女が壁の上から叫んだ。
大勢の兵士や冒険者が魔将を包囲する。
前に出て来たのは、投資家のジュン。
加護を貰い損ねた出来損ないがなぜ前に?
どうでもいい。
押し付けて逃げ切る。
ジュンがありえない速度でスライムに近づくと、数発の破裂音が響いた。
殴ったの?
動きを追いきれなかった。
紫色のスライムの魔将が一瞬で霧に変わって魔石が落ちる。
「はあ!?」
意味が分からない。
「2体目!3体目!4体目!」
一気に4体のスライムを倒した。
ジュンが倒した!?
「撤退するよ!次はお前もころす!」
その瞬間後ろの兵士たちが全力で足止めを開始した。
「無駄だ!全員戦闘力30を超えている!お前が意外と素早いのも分かっている!」
全員私より強い!!
「5体目!」
その後6体目7体目とスライムは倒されていく。
本当にあっけなく倒される。
ジュンは強かった。
最強だったのだ。
私は英雄ではない。
ジュンが英雄で私は魔将を引き付けるただの餌。
「貴様!なんだよお!なんなんだよ!」
「俺はただの投資家だ」
「お前!黒髪とその黒目!転移者か!女神の手先め!」
そう言って辺りを見回す。
「無駄だ、逃げることは出来ない。お前らの弱点も分かっている。軍の魔将は8体が離れて行動することは出来ない。雑魚スライムを連れず、包囲された時点でお前の負けだ」
「ぐううう!ぐりゅうううううううう!」
最後のスライムがジュンに飛び掛かる。
パンパンパン!
破裂音が無数に鳴り響く。
「追い詰められて突撃しか出来ないか」
魔将が霧に変わって魔石が地面に落ちる。
「倒したぞ!【軍】の力を持つ魔将を倒した!」
周りの兵が歓声を上げた。
兵士長のグレスが笑顔でジュンに駆け寄る。
その動きで分かった。
ジュンが切り札だったのだ。
「ジュン殿、余裕でしたね」
「あの魔将の強みは【軍】の力だった。隠れて雑魚スライムを増やして何度も王都に襲い掛かってこられたら厄介だった。だがあいつは強みを捨ててリンを殺しに来た。あいつの行動でもう負けは確定していた。俺が居なくてもグレスやリース、それにみんなの力で打ち取れていただろう」
私は捨て駒として呼ばれた。
女神に利用された。
許せない!
私はただの生贄だった!
許せない!
「女神!!出て来なさい!私を生贄のように利用した!私を地球に戻しなさい!戻しなさいよおおおおお!」
空間から女神の映像が現れる。
「それは無理です」
「なんでよ!良いから戻しなさい!」
「ここに転移した時点でもう戻ることは出来ないのです」
「もう嫌よ!英雄は嫌よ!何とかしなさいよ!」
「この世界で転生することは出来ます。髪色と瞳の色を変えれば魔将に狙われる事は無いでしょう。ただし、レベルもスキルも初期値にリセットされた状態からのスタートとなります」
レベル1でスキルもリセットされる。
「無理やりここに転移させて死にかけたのにすべてリセットされるのは違います。レベルと加護を貰った状態で転生します」
「無理です。深刻な女神力不足で加護を与えることは出来ません。それに加護を与えた時点でその者は英雄となります。それにあなたの存在はきっと魔王にばれています。このままではまた狙われるでしょう。受け入れられないのなら話は以上です」
「ま、待ちなさい!転生します」
「レベル1のスキルリセット状態になります。髪と瞳の色はこの世界によくいるブラウンでいいですか?」
「……それでいいです」
「分かりました」
体が光って髪の色が変わる。
瞳の色も変わっているのだろう。
ステータスを眺める。
「レベル1の赤魔導士、幸運値は0。回復魔法を使えば、生活は出来る」
髪を手櫛で整えてその場を立ち去る。
兵士たちが道を空ける。
魔将に狙われなければ英雄じゃなくても生活していける。
なんとかなる。
【ジュン視点】
「リンは大変な思いをすると思うにゃあ」
「そうだな、赤魔導士は回復魔法と攻撃魔法を両方使えるが器用貧乏で魔法スキルを上げにくい。最初から加護を貰い、楽に魔法を使えていたリンは、魔法訓練の苦労を知らないんだろう」
俺も魔法訓練はやった事無いけどな。
「それに、今治癒士や赤魔導士、錬金術師のレベルアップが進んでいるにゃあ。ヒールの料金もポーションの料金も安くなっていくにゃあ」
「そうだな、回復魔法を使えるようになるまで苦労して、更にヒールを使えるようになっても価格競争が始まる。いや、始まりだしている。生活は出来るだろうけど、しばらく収入は低くなるだろう」
それにリンの性格の悪さもマイナスだ。
何かあると俺のせいにし、女神のせいにする。
反射的に人のせいにするリンと関わり合いにはなりたくないってみんなが思うだろう。
リンは期間限定で笑顔を作って取り繕うことは出来るだろう。
だが、すぐにみんなにばれる。
そうなればリンから距離を取る者が増えるだろう。
この世界の人間は元の世界に比べ、直感力が高い者が多いように思う。
スマホやパソコンが無く、自然に寄り添っている環境は直感力を研ぎ澄ます。
死が近くにあり、スキルを使うにも神経を使う。
この世界の生活は直感力が上がりやすいのだ。
この世界は人口も少ない。
王都だけで1万人程度の人口だろうか?
自然と人間関係は密になり、悪いことは出来なくなる。
元の世界の田舎の人間関係に近い。
リン、悪い事をすればすぐに噂が広まるぞ。
今の性格のリンにやさしい世界じゃない、いや。
「ま、これからのリン次第か。俺のいつもの考えすぎかもしれない」
俺は普通の人間だ。
未来が分かるほど優秀でもない。
ジュンの考えは当たっていた。
リンはその後、回復魔法を覚えるのに苦労した。
更に治癒の客を取れず、初心者ダンジョンで苦戦しつつ生活する事になる。
リンは歴史の表舞台から消えた。
【軍】の魔将の声が頭から離れない
『賢者ああ!出て来おおおおおおおい!殺してあげるよおおおおおおおおお』
たっぷり食事を摂っても精神だけは元に戻らない。
恐怖でダンジョンに行くのも怖くなった。
眠る時は杖を常に抱くようにして眠る。
夜になっても中々眠れない。
助ける者は居ない為、周りに人が多い場所に家を買った。
金は十分にある。
「賢者あああどこなのおおおおおおお!殺してあげるからああああ!ここら辺に賢者の匂いがするううぅううぅう!隠れてないで出て来おおおおい!」
また幻聴!?
家が破壊されて8体のスライムが現れた。
本物!
「ああああああああ!」
私は走って逃げた。
「……逃げるなよ!殺すぞおおお!」
スライムの声質が変化し、子供の声から太い声に変わる。
8体のスライムが奇声を上げながら迫って来る。
周りの人間を盾にして、炎でスライムの動きを止めつつ逃げる。
どんな事をしてでも逃げる。
だがスライムは真っすぐ私だけを追いかけてくる。
王都の鐘が鳴り響く。
兵士が集まってこない。
殺される!
逃げて逃げて逃げて逃げ切る!
◇
走り疲れ、壁に追い詰められ、魔力が切れた。
打つ手がない。
「包囲し終わったにゃあ!」
ネコ族の忍者コスプレの女が壁の上から叫んだ。
大勢の兵士や冒険者が魔将を包囲する。
前に出て来たのは、投資家のジュン。
加護を貰い損ねた出来損ないがなぜ前に?
どうでもいい。
押し付けて逃げ切る。
ジュンがありえない速度でスライムに近づくと、数発の破裂音が響いた。
殴ったの?
動きを追いきれなかった。
紫色のスライムの魔将が一瞬で霧に変わって魔石が落ちる。
「はあ!?」
意味が分からない。
「2体目!3体目!4体目!」
一気に4体のスライムを倒した。
ジュンが倒した!?
「撤退するよ!次はお前もころす!」
その瞬間後ろの兵士たちが全力で足止めを開始した。
「無駄だ!全員戦闘力30を超えている!お前が意外と素早いのも分かっている!」
全員私より強い!!
「5体目!」
その後6体目7体目とスライムは倒されていく。
本当にあっけなく倒される。
ジュンは強かった。
最強だったのだ。
私は英雄ではない。
ジュンが英雄で私は魔将を引き付けるただの餌。
「貴様!なんだよお!なんなんだよ!」
「俺はただの投資家だ」
「お前!黒髪とその黒目!転移者か!女神の手先め!」
そう言って辺りを見回す。
「無駄だ、逃げることは出来ない。お前らの弱点も分かっている。軍の魔将は8体が離れて行動することは出来ない。雑魚スライムを連れず、包囲された時点でお前の負けだ」
「ぐううう!ぐりゅうううううううう!」
最後のスライムがジュンに飛び掛かる。
パンパンパン!
破裂音が無数に鳴り響く。
「追い詰められて突撃しか出来ないか」
魔将が霧に変わって魔石が地面に落ちる。
「倒したぞ!【軍】の力を持つ魔将を倒した!」
周りの兵が歓声を上げた。
兵士長のグレスが笑顔でジュンに駆け寄る。
その動きで分かった。
ジュンが切り札だったのだ。
「ジュン殿、余裕でしたね」
「あの魔将の強みは【軍】の力だった。隠れて雑魚スライムを増やして何度も王都に襲い掛かってこられたら厄介だった。だがあいつは強みを捨ててリンを殺しに来た。あいつの行動でもう負けは確定していた。俺が居なくてもグレスやリース、それにみんなの力で打ち取れていただろう」
私は捨て駒として呼ばれた。
女神に利用された。
許せない!
私はただの生贄だった!
許せない!
「女神!!出て来なさい!私を生贄のように利用した!私を地球に戻しなさい!戻しなさいよおおおおお!」
空間から女神の映像が現れる。
「それは無理です」
「なんでよ!良いから戻しなさい!」
「ここに転移した時点でもう戻ることは出来ないのです」
「もう嫌よ!英雄は嫌よ!何とかしなさいよ!」
「この世界で転生することは出来ます。髪色と瞳の色を変えれば魔将に狙われる事は無いでしょう。ただし、レベルもスキルも初期値にリセットされた状態からのスタートとなります」
レベル1でスキルもリセットされる。
「無理やりここに転移させて死にかけたのにすべてリセットされるのは違います。レベルと加護を貰った状態で転生します」
「無理です。深刻な女神力不足で加護を与えることは出来ません。それに加護を与えた時点でその者は英雄となります。それにあなたの存在はきっと魔王にばれています。このままではまた狙われるでしょう。受け入れられないのなら話は以上です」
「ま、待ちなさい!転生します」
「レベル1のスキルリセット状態になります。髪と瞳の色はこの世界によくいるブラウンでいいですか?」
「……それでいいです」
「分かりました」
体が光って髪の色が変わる。
瞳の色も変わっているのだろう。
ステータスを眺める。
「レベル1の赤魔導士、幸運値は0。回復魔法を使えば、生活は出来る」
髪を手櫛で整えてその場を立ち去る。
兵士たちが道を空ける。
魔将に狙われなければ英雄じゃなくても生活していける。
なんとかなる。
【ジュン視点】
「リンは大変な思いをすると思うにゃあ」
「そうだな、赤魔導士は回復魔法と攻撃魔法を両方使えるが器用貧乏で魔法スキルを上げにくい。最初から加護を貰い、楽に魔法を使えていたリンは、魔法訓練の苦労を知らないんだろう」
俺も魔法訓練はやった事無いけどな。
「それに、今治癒士や赤魔導士、錬金術師のレベルアップが進んでいるにゃあ。ヒールの料金もポーションの料金も安くなっていくにゃあ」
「そうだな、回復魔法を使えるようになるまで苦労して、更にヒールを使えるようになっても価格競争が始まる。いや、始まりだしている。生活は出来るだろうけど、しばらく収入は低くなるだろう」
それにリンの性格の悪さもマイナスだ。
何かあると俺のせいにし、女神のせいにする。
反射的に人のせいにするリンと関わり合いにはなりたくないってみんなが思うだろう。
リンは期間限定で笑顔を作って取り繕うことは出来るだろう。
だが、すぐにみんなにばれる。
そうなればリンから距離を取る者が増えるだろう。
この世界の人間は元の世界に比べ、直感力が高い者が多いように思う。
スマホやパソコンが無く、自然に寄り添っている環境は直感力を研ぎ澄ます。
死が近くにあり、スキルを使うにも神経を使う。
この世界の生活は直感力が上がりやすいのだ。
この世界は人口も少ない。
王都だけで1万人程度の人口だろうか?
自然と人間関係は密になり、悪いことは出来なくなる。
元の世界の田舎の人間関係に近い。
リン、悪い事をすればすぐに噂が広まるぞ。
今の性格のリンにやさしい世界じゃない、いや。
「ま、これからのリン次第か。俺のいつもの考えすぎかもしれない」
俺は普通の人間だ。
未来が分かるほど優秀でもない。
ジュンの考えは当たっていた。
リンはその後、回復魔法を覚えるのに苦労した。
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