31 / 113
人に投資をするのが1番効率がいいよな
ジュンの決断【グレス視点】
しおりを挟む
私は神殿をスライムに包囲されるのを阻止できなかった。
急いで兵士を治療する。
「く、兵力が足りない!このまま突撃したら全滅だ」
「グレス隊長!食料も残り少なくなっています!王都に帰還するべきです!」
「そうです、奴はスライムを俺達に押し付けようとしました。気にする必要はありません」
「武具も傷んでいます。今は戻りましょう。グレス様の持っているポーションでもう回復薬は切れます!」
「戻るしかないか」
私は元賢者リンを置いて、兵士と共に王都に帰還した。
王都に戻るとすぐ王に報告した。
「うむ、厄介なタイミングだな」
「と、言うと?」
「実は1000のゴブリンがスタンピードを起こした。この王都に向かっている」
「……分かりました。すぐに対策を取ります」
「丁度ジュン殿がダンジョンから帰還している。グレスとジュン殿で協力して事に当たって欲しい」
私は王城を出た。
リン殿は魔将に包囲され、ゴブリンのスタンピードも発生したか。
手が足りない。
王に決断してもらう事は出来ないだろう。
今王の元に貴族が集まり文句を言いに来ている。
貴族は自身の領の事を優先し、国全体の事は考えない。
王に相談しに行こうものなら貴族の横槍が入るに決まっている。
ジュン殿の元に向かうと、危機を感じた兵士も集まっていた。
うさぎ族や元スラムの者もジュンを取り囲むようにしてジュンに耳を傾ける。
「ゴブリンスタンピードとリンが包囲されたことは聞いた。王城に貴族が乗り込んで文句を言っている件も聞いた」
空が歪み、女神の映像が現れる。
「中級ダンジョンのコアにひびが入りました。場所はジュンが消滅させようとしたダンジョンです。このままではいつダンジョンが壊れ、スタンピードが発生してもおかしくありません」
女神が消えた。
何と……いう事だ。
リン殿はスライムの魔将とスライムの軍に包囲された。
王都には1000のゴブリンが進行を開始している。
更に中級ダンジョンのコアにひびが入りいつダンジョンスタンピードがいつ発生してもおかしくない。
3つの問題が立て続けに起きたか。
「部隊を3つに分けるのはどうだべか?」
うさぎ族の案をジュンが真っ先に否定する。
「いや、今兵士と俺達を合わせても兵力が足りない。3カ所すべて撃破される可能性が高いんだ」
その通りだ。
我らの兵力は足りない。
戦力の分散は出来ない。
「グレス、王都の防御を無視してもいい。兵をいくら集められる?」
「1000です」
「新しく民になったスラムの者とうさぎ族の総力を結集させても500だ。合わせて1500。グレス、良い案はあるか?他の者でもいい」
「私は、まだ考えています。ただ、戦力の分散は良くない同意見です」
ジュン殿は周りを見渡すが案は出てこない。
ジュン殿は目を閉じて考え出した。
そして目を開けた。
「俺の考えは、まずゴブリンスタンピードを潰したい。1500の総力で1000のゴブリンを潰す」
「包囲されたリン殿とダンジョンコアのひびはどうするんすか?」
スラム出身と思われる男が疑問を投げかける。
「無視だ。リンは包囲されているだけですぐ死ぬ心配は無い。それに、ダンジョンコアはすぐ壊れると決まったわけじゃない。全部後回しにして確実に迫って来るゴブリンを潰す」
「でも、英雄を無視したとなれば、グレス兵隊長の責任が問われかねないっすよ」
「そうか、なら俺の意思で決めよう。失敗したら俺が責められるだけだ。最悪英雄ではなくなるが、早く決める必要がある。俺の英雄権限を使う」
ジュン殿の言う通りで、ゴブリンを真っ先に潰すのが正解だろう。
私は、答えを分かっていて、明言を避けたのか。
私は私利私欲を捨て民に尽くす。
そう思って兵士になり、兵士長になった。
だが私は無意識に自身の保身を考えていた!
情けない!
ふがいない!
自分が小さく見える!
私が責任を取るべきだったのだ。
両手を強く握る。
「グレス、考え込むな。何かあったら俺の責任にする。だから、背負い込むな」
ジュン殿は分かっている。
失敗したら自身に責任が降りかかると分かっている。
蛮勇ではない。
現状を把握し、その上で矢面に立った!
ジュン殿に責任を押し付けるわけにはいかない。
ジュン殿のような者がこの国には必要なのだ。
「しかし!それではジュン殿にだけ負担を押し付ける事になる!私が責任を持って決断しよう!」
「駄目だ、俺が怒られてもグレスは責任を取るな!グレスは必要な人間だ。俺の責任にすれば何かあっても俺が国を出るだけで済む」
「そ、その時は私がお供するです」
「私も一緒に行くにゃあ」
周りが騒がしくなる。
私は庇われている。
英雄ジュン殿に庇われている。
ジュン殿は大きい。
それに比べ、私はあまりに小さい。
こんな小さい私にジュン殿は期待している。
重要な人間だと思ってもらえている。
私はジュン殿と比べて器が小さい。
戦闘力の問題ではない。
性根が違う。
発想が違う。
ジュン殿は真の英雄だ。
皆に慕われるのも当然だ。
「よーし!急いで遠征の準備をしてくれ!」
ジュン殿は笑いながら言った。
重圧を受けながら笑ってみんなに準備を任せている。
ジュン殿が国を出る事があってはいけない。
命をかけよう。
私のすべてでジュン殿に降りかかる火の粉を払う。
グレスは両手を強く握りしめた。
急いで兵士を治療する。
「く、兵力が足りない!このまま突撃したら全滅だ」
「グレス隊長!食料も残り少なくなっています!王都に帰還するべきです!」
「そうです、奴はスライムを俺達に押し付けようとしました。気にする必要はありません」
「武具も傷んでいます。今は戻りましょう。グレス様の持っているポーションでもう回復薬は切れます!」
「戻るしかないか」
私は元賢者リンを置いて、兵士と共に王都に帰還した。
王都に戻るとすぐ王に報告した。
「うむ、厄介なタイミングだな」
「と、言うと?」
「実は1000のゴブリンがスタンピードを起こした。この王都に向かっている」
「……分かりました。すぐに対策を取ります」
「丁度ジュン殿がダンジョンから帰還している。グレスとジュン殿で協力して事に当たって欲しい」
私は王城を出た。
リン殿は魔将に包囲され、ゴブリンのスタンピードも発生したか。
手が足りない。
王に決断してもらう事は出来ないだろう。
今王の元に貴族が集まり文句を言いに来ている。
貴族は自身の領の事を優先し、国全体の事は考えない。
王に相談しに行こうものなら貴族の横槍が入るに決まっている。
ジュン殿の元に向かうと、危機を感じた兵士も集まっていた。
うさぎ族や元スラムの者もジュンを取り囲むようにしてジュンに耳を傾ける。
「ゴブリンスタンピードとリンが包囲されたことは聞いた。王城に貴族が乗り込んで文句を言っている件も聞いた」
空が歪み、女神の映像が現れる。
「中級ダンジョンのコアにひびが入りました。場所はジュンが消滅させようとしたダンジョンです。このままではいつダンジョンが壊れ、スタンピードが発生してもおかしくありません」
女神が消えた。
何と……いう事だ。
リン殿はスライムの魔将とスライムの軍に包囲された。
王都には1000のゴブリンが進行を開始している。
更に中級ダンジョンのコアにひびが入りいつダンジョンスタンピードがいつ発生してもおかしくない。
3つの問題が立て続けに起きたか。
「部隊を3つに分けるのはどうだべか?」
うさぎ族の案をジュンが真っ先に否定する。
「いや、今兵士と俺達を合わせても兵力が足りない。3カ所すべて撃破される可能性が高いんだ」
その通りだ。
我らの兵力は足りない。
戦力の分散は出来ない。
「グレス、王都の防御を無視してもいい。兵をいくら集められる?」
「1000です」
「新しく民になったスラムの者とうさぎ族の総力を結集させても500だ。合わせて1500。グレス、良い案はあるか?他の者でもいい」
「私は、まだ考えています。ただ、戦力の分散は良くない同意見です」
ジュン殿は周りを見渡すが案は出てこない。
ジュン殿は目を閉じて考え出した。
そして目を開けた。
「俺の考えは、まずゴブリンスタンピードを潰したい。1500の総力で1000のゴブリンを潰す」
「包囲されたリン殿とダンジョンコアのひびはどうするんすか?」
スラム出身と思われる男が疑問を投げかける。
「無視だ。リンは包囲されているだけですぐ死ぬ心配は無い。それに、ダンジョンコアはすぐ壊れると決まったわけじゃない。全部後回しにして確実に迫って来るゴブリンを潰す」
「でも、英雄を無視したとなれば、グレス兵隊長の責任が問われかねないっすよ」
「そうか、なら俺の意思で決めよう。失敗したら俺が責められるだけだ。最悪英雄ではなくなるが、早く決める必要がある。俺の英雄権限を使う」
ジュン殿の言う通りで、ゴブリンを真っ先に潰すのが正解だろう。
私は、答えを分かっていて、明言を避けたのか。
私は私利私欲を捨て民に尽くす。
そう思って兵士になり、兵士長になった。
だが私は無意識に自身の保身を考えていた!
情けない!
ふがいない!
自分が小さく見える!
私が責任を取るべきだったのだ。
両手を強く握る。
「グレス、考え込むな。何かあったら俺の責任にする。だから、背負い込むな」
ジュン殿は分かっている。
失敗したら自身に責任が降りかかると分かっている。
蛮勇ではない。
現状を把握し、その上で矢面に立った!
ジュン殿に責任を押し付けるわけにはいかない。
ジュン殿のような者がこの国には必要なのだ。
「しかし!それではジュン殿にだけ負担を押し付ける事になる!私が責任を持って決断しよう!」
「駄目だ、俺が怒られてもグレスは責任を取るな!グレスは必要な人間だ。俺の責任にすれば何かあっても俺が国を出るだけで済む」
「そ、その時は私がお供するです」
「私も一緒に行くにゃあ」
周りが騒がしくなる。
私は庇われている。
英雄ジュン殿に庇われている。
ジュン殿は大きい。
それに比べ、私はあまりに小さい。
こんな小さい私にジュン殿は期待している。
重要な人間だと思ってもらえている。
私はジュン殿と比べて器が小さい。
戦闘力の問題ではない。
性根が違う。
発想が違う。
ジュン殿は真の英雄だ。
皆に慕われるのも当然だ。
「よーし!急いで遠征の準備をしてくれ!」
ジュン殿は笑いながら言った。
重圧を受けながら笑ってみんなに準備を任せている。
ジュン殿が国を出る事があってはいけない。
命をかけよう。
私のすべてでジュン殿に降りかかる火の粉を払う。
グレスは両手を強く握りしめた。
0
お気に入りに追加
562
あなたにおすすめの小説
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ユウ
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
前世で八十年。今世で二十年。合わせて百年分の人生経験を基に二週目の人生を頑張ります
京衛武百十
ファンタジー
俺の名前は阿久津安斗仁王(あくつあんとにお)。いわゆるキラキラした名前のおかげで散々苦労もしたが、それでも人並みに幸せな家庭を築こうと仕事に精を出して精を出して精を出して頑張ってまあそんなに経済的に困るようなことはなかったはずだった。なのに、女房も娘も俺のことなんかちっとも敬ってくれなくて、俺が出張中に娘は結婚式を上げるわ、定年を迎えたら離婚を切り出されれるわで、一人寂しく老後を過ごし、2086年4月、俺は施設で職員だけに看取られながら人生を終えた。本当に空しい人生だった。
なのに俺は、気付いたら五歳の子供になっていた。いや、正確に言うと、五歳の時に危うく死に掛けて、その弾みで思い出したんだ。<前世の記憶>ってやつを。
今世の名前も<アントニオ>だったものの、幸い、そこは中世ヨーロッパ風の世界だったこともあって、アントニオという名もそんなに突拍子もないものじゃなかったことで、俺は今度こそ<普通の幸せ>を掴もうと心に決めたんだ。
しかし、二週目の人生も取り敢えず平穏無事に二十歳になるまで過ごせたものの、何の因果か俺の暮らしていた村が戦争に巻き込まれて家族とは離れ離れ。俺は難民として流浪の身に。しかも、俺と同じ難民として戦火を逃れてきた八歳の女の子<リーネ>と行動を共にすることに。
今世では結婚はまだだったものの、一応、前世では結婚もして子供もいたから何とかなるかと思ったら、俺は育児を女房に任せっきりでほとんど何も知らなかったことに愕然とする。
とは言え、前世で八十年。今世で二十年。合わせて百年分の人生経験を基に、何とかしようと思ったのだった。
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
悠久の機甲歩兵
竹氏
ファンタジー
文明が崩壊してから800年。文化や技術がリセットされた世界に、その理由を知っている人間は居なくなっていた。 彼はその世界で目覚めた。綻びだらけの太古の文明の記憶と機甲歩兵マキナを操る技術を持って。 文明が崩壊し変わり果てた世界で彼は生きる。今は放浪者として。
※現在毎日更新中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる