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投資の基本は節約と自己投資だよな
経験値投資
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「うさぎ族か」
「はい、うさぎ族のジョブはファーマーや錬金術師などの生産ジョブの方ばかりです。交渉次第で安くポーションを手に入れることが出来るかもしれません」
「紹介して欲しい」
「ですが、その、」
「ん?」
「うさぎ族はスキルレベルが低い者が大半です。うまく交渉できてもポーション作りの成功率は低いと思います。短期的には普通にポーションを買うか、熟練の錬金術師から直にポーションを卸してもらった方が安上がりです」
うさぎ族は最弱の種族と言われている。
原因は戦闘系のジョブの者がおらず、レベルを上げにくい為だ。
スキルは使う事で強化されていくが、ステータスレベルが低く魔力が低い状態ではすぐに疲れたり魔力が切れる。
思うようにスキルの強化を出来ないのだ。
スキルが弱いと錬金術のポーション作成は失敗率は高くなりコストがかさむ。
普通にポーションを買うより高くつく可能性もあるのだ。
「出来れば、ポーションを買うついでにうさぎ族を救ってもらえればうれしいなーと……駄目ですかね?」
「紹介して欲しい。話をしてみたい」
「分かりました、では今から行きましょう。準備してきます」
何故かフィルはパン屋に行って大量のパンを買い込む。
パンを背負ったままうさぎ族の元に向かった。
俺はフィルと一緒にうさぎ族の住処に着く。
ボロボロの小屋のような建物が並ぶ。
「ここ一帯にうさぎ族が住んでいます」
歩くうさぎ族を見るとボロボロの服を着ているし、頬もコケて皆痩せていた。
フィルは大量のパンをうさぎ族に渡した。
「配る為に買ったのか」
「そうですね。ジュンさんには期待していますよ」
俺はレベル5で戦闘力も5、そこらに居る兵士や冒険者の方が強いだろう。
俺に力があるとは思えない。
うさぎ族の見た目は人間だが、頭からうさぎの耳と腰の下から丸いうさぎの尻尾が生えている。
「うさぎ族ってみんな貧乏なのか?」
「そう、ですね。あ、長老のウサットさんです。ウサットさん!」
「フィル、どうしたんだい?」
ウサットは30才ほどに見える男性で痩せていた。
長老なのに若い。
長老ですら満足に食べられないのだろう。
俺は元の世界のニュースで見た難民を思い出した。
余裕が無ければ日本のように老人が生きていくことは出来ない。
「実は……」
フィルがウサットに事情を説明した。
「なるほど、話は分かったよ」
ウサットが俺の事を凝視した。
「よろしくお願いします」
俺は頭を下げる。
「そうだね、試しに1人の錬金術師と協力してみて欲しいんだ。今呼んでくるよ」
ウサットはすぐに戻って来る。
後ろにはブルーの髪とブルーの瞳をしたうさぎ族が居た。
本来は美人なのだろうが、あまりにも痩せている。
体のラインから子供ではない事は分かるが、背が小さい。
「ラビイなのです。よろしくなのです」
「立ち話もなんだ。古くて狭いが私の家で話をしよう」
家に着くが椅子が足りず隣の家から椅子を借りていた。
相当大変な生活である事が伺えた。
4人で椅子に座ると、ウサットが口を開いた。
「ジュン君は英雄のようだが、ラビイと協力するとして具体的に何をするつもりなんだい?」
ウサットが俺の目を真っすぐに捕らえた。
俺は今試されている。
そう感じた。
当然だ。
ウサットには長老の役目がある。
ウサットはみんなを守ろうとしているのだ。
嘘はつけない。
「その前に補足があります。私のジョブは投資家です」
その言葉でラビイの顔が引きつった。
投資家は嫌われている。
投資家は日本で言う高利貸しのような存在だ。
「どうして不利になることを言ったんだい?黙っていることも出来ただろう?」
「不利な事でも隠しておけば後々トラブルになると思いました。それと、私は試されていると感じています。話を続けてもいいですか?」
ウサットが頷く。
「やる事は、ラビイにポーションの材料を渡してポーションを作ってもらい、出来たポーションの半分は僕が貰い、半分はラビイさんが貰うようにしたいのです。ですが、もしラビイさんが嫌がるようなら、他の方にお願いするのも良いかと思っています」
「ラビイはどう思う?」
「わ、私は、やりたいです!」
「ジュン君、気になるのはなぜ最弱のうさぎ族に頼みに来たんだい?人間族にも錬金術師はいる。ポーションが欲しいなら彼らに作ってもらう事も出来ただろう?彼らの方がステータスレベルが高い者が多く、ポーションを多く作れる」
「私は未来を見ているからです」
「……良く分からない」
「説明不足でした。例えばラビイが100回、1000回とポーションを作ればポーション作成の成功率は上がっていくでしょう。最初は失敗しても何度も繰り返せば能力は上がっていきます。僕は長期の未来に渡って良い関係を作っていきたいと考えます」
「うん、なんとなく分かったよ。でもそれは答えの半分でしかない。人間族に頼まない理由にはならないよ。君には何の得も無い」
「私が元居た世界にこういう言葉があります。【魚を与えるのではなく、釣り方を教えよ】と。今私の全財産でここに居る皆に食事を振舞って空腹を満たす事は出来ます。ですがそれではまた空腹になって終わりです。ですが、僕がラビイにだけ食事を与え、何度もポーションを作ってもらい、力を蓄えてもらう事でラビイは自活する術を得ることが出来ると思っています」
「君の得にならないよ」
「はい、ですが、もしみんなが豊かになって余裕が出来たら寄付としてポーションを貰ったり、他の困った人を助けて欲しいのです。もちろん強制ではありません」
「英雄の使命かな?」
「どちらかというと、英雄の使命を他の人にやってもらって後で楽をしたいと思っています。僕は投資家なので、内政で世界を助けるために居るんだと思います」
フィルが割って入る。
「私がジュンさんにうさぎ族を助けるようお願いしました」
俺はウサットを見た。
分かってもらえるか分からない。
俺は転移する前に株式の長期投資をしてきたが、周りの人間には俺の行動を分かってもらえなかった。
投資の本質は今の富を使わず、未来に向けてブーストさせる事だ。
今節約して未来に備えると言ってもいい。
親しい友人に投資を進めてみたが「今を楽しく生きていければいい」と言われ友人は投資を始めず自動車のローンを組んで貯金の無い生活を送っていた。
投資のお金を作る為、節約を始めた時も変人扱いされた。
会社では自動車を捨てて生活する事で変人扱いされた。
1日3食の食事を捨てた時も変人扱いされた。
日本ですら俺の行動は受け入れられなかった。
多くの者が目の前の事だけを考えて生きている。
特に俺の居た田舎では尚更そうだ。
ましてここは文明の遅れた世界。
1年後、5年後の未来を見据えるこの考え方を受け入れてもらえるのか?
余裕の無い者は未来に備えることが出来ない。
余裕が無いうさぎ族にこの考えを理解してもらえるのか?
俺の言っている事は『食べ物に困ったうさぎ族に食事を与えない。ラビイの教育にすべて使う』と言っているのと同じことだ。
俺はウサットの目を見る。
「分かりました。1人だけでも構いません。ぜひ、1人でも救っていただきたいです」
何故かウサットは敬語になり、深々と俺に頭を下げた。
俺の話に、納得してもらえたのか?
フィルが笑顔で言った。
「交渉成立ですね。ですが、ジュンさんは経験値投資の力を使った方がレベル上げはやりやすいんじゃないですか?ポーションが欲しいのはレベル上げの為ですよね?」
「契約出来た方が助かるけど、相手が納得しなければ使えない。投資家は嫌われているだろ?信頼が大事だ」
「経験値投資とはなんですか?よければ聞かせて欲しいのですが」
「経験値投資は僕のスキルです。相手と契約する事で、魔物を倒した時の経験値の半分を貰うことが出来ます。代償として僕は戦闘力を貸し出したり、お金を払うことも出来ます。そこは交渉次第です」
「それを利用して相手を奴隷にする事は出来ますかな?」
ウサットの目が見開かれる。
「いや、出来ないと思います。でも、スキルが強化されたらどうなるか分からないです」
「相手に多額の借金を負わせて奴隷同然にすることは出来ますかな?」
「出来ないです。出来るのは魔物を倒した時の経験値を吸い取るだけです」
俺は肝心な事を見落としていた。
俺はこのスキルを使った事が無い。
どこまで出来るか分からない。
俺の直感が出来ないと告げているがやってみたらどうなるか分からない。
「すいません、訂正します。どこまで出来るか分かりません。スキルを1度も使った事が無いからです」
俺は肩を落とした。
「ウサットさん。私が契約内容をチェックして不利にならないように立ち会いましょうか?そうすれば少しは安心できると思います」
「でも、ラビイさんが怖がるんじゃないか?」
ラビイの手が震えている。
「ラビイ。無理はしなくていい。他の者を連れてこよう」
「わ、私は、やるです!契約するです!」
そして俺はラビイと経験値投資の契約を交わした。
フィルの人柄に俺は助けられた。
そう強く感じる。
「はい、うさぎ族のジョブはファーマーや錬金術師などの生産ジョブの方ばかりです。交渉次第で安くポーションを手に入れることが出来るかもしれません」
「紹介して欲しい」
「ですが、その、」
「ん?」
「うさぎ族はスキルレベルが低い者が大半です。うまく交渉できてもポーション作りの成功率は低いと思います。短期的には普通にポーションを買うか、熟練の錬金術師から直にポーションを卸してもらった方が安上がりです」
うさぎ族は最弱の種族と言われている。
原因は戦闘系のジョブの者がおらず、レベルを上げにくい為だ。
スキルは使う事で強化されていくが、ステータスレベルが低く魔力が低い状態ではすぐに疲れたり魔力が切れる。
思うようにスキルの強化を出来ないのだ。
スキルが弱いと錬金術のポーション作成は失敗率は高くなりコストがかさむ。
普通にポーションを買うより高くつく可能性もあるのだ。
「出来れば、ポーションを買うついでにうさぎ族を救ってもらえればうれしいなーと……駄目ですかね?」
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「そうですね。ジュンさんには期待していますよ」
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俺に力があるとは思えない。
うさぎ族の見た目は人間だが、頭からうさぎの耳と腰の下から丸いうさぎの尻尾が生えている。
「うさぎ族ってみんな貧乏なのか?」
「そう、ですね。あ、長老のウサットさんです。ウサットさん!」
「フィル、どうしたんだい?」
ウサットは30才ほどに見える男性で痩せていた。
長老なのに若い。
長老ですら満足に食べられないのだろう。
俺は元の世界のニュースで見た難民を思い出した。
余裕が無ければ日本のように老人が生きていくことは出来ない。
「実は……」
フィルがウサットに事情を説明した。
「なるほど、話は分かったよ」
ウサットが俺の事を凝視した。
「よろしくお願いします」
俺は頭を下げる。
「そうだね、試しに1人の錬金術師と協力してみて欲しいんだ。今呼んでくるよ」
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本来は美人なのだろうが、あまりにも痩せている。
体のラインから子供ではない事は分かるが、背が小さい。
「ラビイなのです。よろしくなのです」
「立ち話もなんだ。古くて狭いが私の家で話をしよう」
家に着くが椅子が足りず隣の家から椅子を借りていた。
相当大変な生活である事が伺えた。
4人で椅子に座ると、ウサットが口を開いた。
「ジュン君は英雄のようだが、ラビイと協力するとして具体的に何をするつもりなんだい?」
ウサットが俺の目を真っすぐに捕らえた。
俺は今試されている。
そう感じた。
当然だ。
ウサットには長老の役目がある。
ウサットはみんなを守ろうとしているのだ。
嘘はつけない。
「その前に補足があります。私のジョブは投資家です」
その言葉でラビイの顔が引きつった。
投資家は嫌われている。
投資家は日本で言う高利貸しのような存在だ。
「どうして不利になることを言ったんだい?黙っていることも出来ただろう?」
「不利な事でも隠しておけば後々トラブルになると思いました。それと、私は試されていると感じています。話を続けてもいいですか?」
ウサットが頷く。
「やる事は、ラビイにポーションの材料を渡してポーションを作ってもらい、出来たポーションの半分は僕が貰い、半分はラビイさんが貰うようにしたいのです。ですが、もしラビイさんが嫌がるようなら、他の方にお願いするのも良いかと思っています」
「ラビイはどう思う?」
「わ、私は、やりたいです!」
「ジュン君、気になるのはなぜ最弱のうさぎ族に頼みに来たんだい?人間族にも錬金術師はいる。ポーションが欲しいなら彼らに作ってもらう事も出来ただろう?彼らの方がステータスレベルが高い者が多く、ポーションを多く作れる」
「私は未来を見ているからです」
「……良く分からない」
「説明不足でした。例えばラビイが100回、1000回とポーションを作ればポーション作成の成功率は上がっていくでしょう。最初は失敗しても何度も繰り返せば能力は上がっていきます。僕は長期の未来に渡って良い関係を作っていきたいと考えます」
「うん、なんとなく分かったよ。でもそれは答えの半分でしかない。人間族に頼まない理由にはならないよ。君には何の得も無い」
「私が元居た世界にこういう言葉があります。【魚を与えるのではなく、釣り方を教えよ】と。今私の全財産でここに居る皆に食事を振舞って空腹を満たす事は出来ます。ですがそれではまた空腹になって終わりです。ですが、僕がラビイにだけ食事を与え、何度もポーションを作ってもらい、力を蓄えてもらう事でラビイは自活する術を得ることが出来ると思っています」
「君の得にならないよ」
「はい、ですが、もしみんなが豊かになって余裕が出来たら寄付としてポーションを貰ったり、他の困った人を助けて欲しいのです。もちろん強制ではありません」
「英雄の使命かな?」
「どちらかというと、英雄の使命を他の人にやってもらって後で楽をしたいと思っています。僕は投資家なので、内政で世界を助けるために居るんだと思います」
フィルが割って入る。
「私がジュンさんにうさぎ族を助けるようお願いしました」
俺はウサットを見た。
分かってもらえるか分からない。
俺は転移する前に株式の長期投資をしてきたが、周りの人間には俺の行動を分かってもらえなかった。
投資の本質は今の富を使わず、未来に向けてブーストさせる事だ。
今節約して未来に備えると言ってもいい。
親しい友人に投資を進めてみたが「今を楽しく生きていければいい」と言われ友人は投資を始めず自動車のローンを組んで貯金の無い生活を送っていた。
投資のお金を作る為、節約を始めた時も変人扱いされた。
会社では自動車を捨てて生活する事で変人扱いされた。
1日3食の食事を捨てた時も変人扱いされた。
日本ですら俺の行動は受け入れられなかった。
多くの者が目の前の事だけを考えて生きている。
特に俺の居た田舎では尚更そうだ。
ましてここは文明の遅れた世界。
1年後、5年後の未来を見据えるこの考え方を受け入れてもらえるのか?
余裕の無い者は未来に備えることが出来ない。
余裕が無いうさぎ族にこの考えを理解してもらえるのか?
俺の言っている事は『食べ物に困ったうさぎ族に食事を与えない。ラビイの教育にすべて使う』と言っているのと同じことだ。
俺はウサットの目を見る。
「分かりました。1人だけでも構いません。ぜひ、1人でも救っていただきたいです」
何故かウサットは敬語になり、深々と俺に頭を下げた。
俺の話に、納得してもらえたのか?
フィルが笑顔で言った。
「交渉成立ですね。ですが、ジュンさんは経験値投資の力を使った方がレベル上げはやりやすいんじゃないですか?ポーションが欲しいのはレベル上げの為ですよね?」
「契約出来た方が助かるけど、相手が納得しなければ使えない。投資家は嫌われているだろ?信頼が大事だ」
「経験値投資とはなんですか?よければ聞かせて欲しいのですが」
「経験値投資は僕のスキルです。相手と契約する事で、魔物を倒した時の経験値の半分を貰うことが出来ます。代償として僕は戦闘力を貸し出したり、お金を払うことも出来ます。そこは交渉次第です」
「それを利用して相手を奴隷にする事は出来ますかな?」
ウサットの目が見開かれる。
「いや、出来ないと思います。でも、スキルが強化されたらどうなるか分からないです」
「相手に多額の借金を負わせて奴隷同然にすることは出来ますかな?」
「出来ないです。出来るのは魔物を倒した時の経験値を吸い取るだけです」
俺は肝心な事を見落としていた。
俺はこのスキルを使った事が無い。
どこまで出来るか分からない。
俺の直感が出来ないと告げているがやってみたらどうなるか分からない。
「すいません、訂正します。どこまで出来るか分かりません。スキルを1度も使った事が無いからです」
俺は肩を落とした。
「ウサットさん。私が契約内容をチェックして不利にならないように立ち会いましょうか?そうすれば少しは安心できると思います」
「でも、ラビイさんが怖がるんじゃないか?」
ラビイの手が震えている。
「ラビイ。無理はしなくていい。他の者を連れてこよう」
「わ、私は、やるです!契約するです!」
そして俺はラビイと経験値投資の契約を交わした。
フィルの人柄に俺は助けられた。
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