【完結・R18】「いらない子」が『エロの金字塔』世界で溺愛され世界を救う、そんな話

たたら

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 浴室は適温に保たれていて、
寒いと言うことはなかった。

私はディランに言われるがまま
目の前に座る欲棒に舌を這わせていた。

床の上に座るディランの欲望に
私はイヌのように
四つん這いになっている。

ディランが私の髪を優しく撫でてくるが
そんな仕草は、この猛る欲棒と全く合っていない。

ディランに、まずは
自分がして欲しいことを
してみてくれと言われて、
私は座るディランの欲棒に手を伸ばした。

けれどディランはそれには納得せず、
すぐに舐めろと言ってきたのだ。

口調は命令形だったけれど、
自信がなさそうな不安な瞳は健在だ。

だから私はディランが望むままに行動する。

さっきして欲しかったことを
ディランにするのだ。

欲棒の先端を舌先で舐め、そのまま
口の中に入れる。

口の中にすべては収まらないけれど、
頬や舌で刺激をすると、
ディランの欲棒はさらに大きく固くなった。

一旦、口を離して
今度は横から咥えてみる。

さっきは口に入らな方場所を刺激するためだ。

舌で舐めていると、ディランから
気持ちよさそうな声がした。

「ユウ…もっと下も舐めてくれ…そうだ。
いい子だ。その下の袋も…口に入れるんだ」

私は欲棒を何度も上下に舐め、
それから袋の1つを口に入れる。

もう片方は指で刺激を与えながら
私は袋の皺を伸ばすように舐め続けた。

「ユウ……俺もお前のを舐めたい」

ディランに肩を掴まれた。

「俺の顔にまたがってくれ」

一瞬、言われていることがわからなかった。

けれどディランが床に寝そべり、
私のふくらはぎを撫でた時、
その意味を理解して体中が熱くなる。

「ユウ、早く…」

私は息を飲んだ。
けれど、その視線は拒否を許さない。

私はおずおずと、ディランの顔をまたぎ、
自分のお腹とディランの固い腹筋を重ねるように
大きな体の上に乗った。

「可愛いのが丸見えだな」

ディランはそう言うと舌で私の秘所をつつく。

「それに蜜も……甘いな」

ディランは私の樹幹を擦りながら
秘所をひたすら舐める。

私は快感に悶えながら
ディランの身体にしがみついた。

と、目の前には猛った欲棒がある。

私は舌を出してそれを舐めた。

「いいぜ、ユウ。
お前が俺のを舐めたぶんだけ
蜜が溢れてくる」

ディランはじゅるじゅると
秘所を吸い、今度は指でそこを
左右にこじあけた。

「真っ赤に熟れて…うまそうだ」

恥ずかしい。
けれど、興奮している自分もいる。

求められていることが、嬉しい。
愛されてるのが、嬉しい。

ディランはぐじゃぐじゃと
私の体内を指でまさぐっていたけれど
蜜が溢れ出るようになると
私の名を呼んだ。

「もう挿れたい。
お前の中を味わいたい、いいか?」

ディランは体を起こして
私を仰向けにした。

そして私の両足を曲げ、
大きく開かされる。

けれど、ディランはすぐに
私の中に欲棒を押し込まなかった。

猛った欲棒を私の目の前で見せつけてくる。

私の唇が、先走りの液で濡れたディランの
欲棒の先端に触れそうだ。

「ユウ、これが俺だ。
俺の形と大きさ、よく見て覚えていろよ?
これが…今からお前の中にはいるんだ」

私は、頷いた。
さっきまで舐めていた
大きくそそり立っている。

ディランの手が私の両足を掴み、
お尻が上を向いた。

そして、ゆっくりと…
私の中に欲棒が埋まっていく。

「見えるか?
お前の中に俺が入っていくぜ」

もどかしいほど、ゆっくりと
ディランは私を見下ろしながら挿入する。

私の反応を楽しんでいるようだ。

ようやくすべてが私の体内に入った時、
私は安堵から息を吐いたが、
すぐに体内にある欲棒に意識が持っていかれる。

思わずぎゅっと体に力を入れると
ディランが嬉しそうに笑った。

「いいぜ。ユウが俺のを咥えて離そうとしない」

ディランが腰を掴んで揺さぶってくる。

けれど、言われた言葉に恥ずかしくて、
なかなか力を緩めることができない。

「ギチギチに俺を咥えこんで…
そんなに俺が欲しかったのか?」

こんな時、何を言えばいいのかわからない。
私は必死で呼吸を繰り返すばかりだ。

「そんなに締め付けられると……
すぐに達し…そうだ」

ディランが少し苦しそうに言う。

もしかしたら私が力を入れ過ぎて痛いのかも。

私は息を吐き、呼吸を調える努力をする。
そうしていくと、身体の力も抜けて来た。

ディランは私の髪を撫で、緩んだ秘所から
一瞬、腰を引きいて欲棒を秘所の入り口付近まで
引き抜いた。

が、すぐにズン!と深く私を貫く。

その勢いに、私の体内の深い場所に、
ディランの欲棒が入り込んだ。

私は信じられない声を出して喘ぐ。

「いい、ぜ。ユウ…すぐに、出そうだ」

乱暴にディランが欲望を打ち付けてくる。
肌がぶつかり合う音が響き、
それすらも感情を昂らせた。

「一回…出させてくれ。
お前の中に、出したい」

ディランは深く上から体重を掛けて
私を押しつぶすように
何度も挿入を繰り返す。

息苦しくて、私はディランに
体を押しつぶされる度に
ディランの腕を必死で掴んだ。

その都度、私の体内は
ディランの欲棒を締め付けていたらしい。

幾度目かの挿入の時、
ディランは小さく呻き、私の中に
精液を吐き出した。

「ぁああああ~っ」
体内に精液が注ぎ込まれる感覚に
私はもだえる。

ディランは精液を吐き出してもなお、
私の中から出ていく気配はない。

それどころか、ぎゅーっと私を抱きしめる。

「もっと、だ。ユウ
お前の中に俺の液を注いで、
俺の匂いを擦りつけたい」

乱暴に唇が重ねられ、
ディランの欲棒に貫かれたまま
舌を吸われ、深く口づけられる。

獣みたいだ、と思った。

ディランの舌が私の舌に絡みつき、
唾液が口から零れ落ちていく。

何度も視線が重なり、唇と舌が絡み合う。

そしてようやくディランは
落ち着いたように私の体内から
欲棒を引き抜いた。

こぽり、と私の秘所から
ディランの精液と蜜がこぼれた。

私は体の力が抜けきっていて、
必死で呼吸を調える。

先ほどまでの行為がはげしく、
また、口付が深くうまく息ができなかったのだ。

そんな私に気が付いたのか、
ディランは先ほどの強引な様子を一転させ
慌てたように私を抱き上げた。

「悪い、大丈夫か?
お前を抱きたくて…無茶をしてしまった」

ディランは私の身体に湯を掛けて
蜜と精液を洗い流してくれる。

私は床に座ったディランの膝に座り、
ディランに身を任せた。

情欲を感じさせない優しい手つきも心地よい。

「俺は…おまえのことが好きすぎて
自分の行動が制御できなくなる。

だが、お前を傷つけたいわけじゃないんだ」

「そんなの、わかってるよ」
辛そうに言うディランの頬に私は触れた。

「ディランが私に何をしたとしても
大好き、って伝わってくるもの。
だから嬉しい」

傷付かないよ、って笑ったら、
ディランは泣きそうな顔で笑った。

「こんな気持ちは…初めてだ」

「うん」

抱き寄せられて、私はディランの
肩に頭を乗せる。

「こんなに嫉妬したのも、
誰かを愛したのも、
独り占めしたいと思ったのも、
ユウが初めてだ」

嬉しい。
でも、だからこそ、私は言う。

ディランが傷付く未来があることを知ってるから。

「私もディランが大好きだから、嬉しい。
でも…私はディランと同じ想いはきっと返せない。

女神ちゃんの祝福のこともあるけれど、
きっと私は多くの人にることが
この世界の存続に繋がるのだと思うから」

皆に愛されて『器』を満タンにして。

きっと私は女神ちゃんの尻拭いを
しょうがないな、って思いながら
なんとかしていくのだ。

……今までも、これからも。

その言葉に、ディランは私をぎゅっと抱きしめる。

わかっている、と言っているように思えた。

私はそれ以上は何も言わず、
ふと、大きな窓へと視線を向けた。

誰も見ていないとは思うけれど、
よく考えたら、大きな窓のようなガラス戸は
外へと繋がっている。

ディランも私につられたように
視線を外へと向けた。

「え?」

「な…っ」

私とディランが同時に声を挙げる。
何故なら外の景色が一変していたのだ。

生い茂っていた草が無くなり、
色とりどりの花が見える。

湯のけむりで曇っているからかと思い、
ディランと二人でガラス戸を開けたけれど
見間違いでもなんでもなかった。

ガラス戸の先に伸びていた草ぼうぼうの道は
綺麗に整備され、両脇には花が咲いた生垣がある。

「どう…なってんだ?」

ディランは呆然と呟いた。

「これ…って」

私は湯に浸かって脳裏に浮かんだ光景を
思い出していた。

目の前の生垣も道も、
あの景色と全く同じだったからだ。

え?
もしかして…私がやっちゃった?

ディランに抱かれて、満タンになった
『器』から力が溢れでちゃった…とか?

私の衝撃が伝わったのだろう。
は、っとディランが私を見た。

「ユウ、おまえ…か?」

頷くべきか、首を振るべきか。

けれど、どう考えても私以外に
こんなことをしでかす者はいない。

やっちまったー!

内心私は叫びながら、
ディランに曖昧な顔で笑って見せた。

















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このお話の前作です。
良ければ、ご覧ください。

【R18】女なのでBとLのみの世界は勘弁してください!「いらない子」が溺愛に堕ちる!

このお話の前作です。第一章↑には、番外編として悠子と入れ替わった男の子、勇くんと
年上残念イケメンとの男×女R18 サイドストーリーも掲載しています。

ご興味があれば、併せてご覧ください。
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