【完結・R18】「いらない子」が『エロの金字塔』世界で溺愛され世界を救う、そんな話

たたら

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新しい世界

97:湯殿にて<マイクSIDE>

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 せっかくユウさまと楽しい時間を
過ごしていたと言うのに
あの男が乱入してきた。

とはいえ、ユウさまがあの男を受け入れている限り
私に拒否権はない。

しかたなく私も受け入れることにした。

しかし、ユウさまの何と可愛らしいことか。

お身体を洗って差し上げている時に、
さりげなく胸の突起に触れると
ユウさまは肌を徐々に赤く染めながら
身体を強張らせていた。

何度もそっと触れていると、
突起は徐々に芯を持ち、
立ち上がり始める。

あえてそれに気が付かないふりをして
私はユウさまの身体を洗った。

わざと可愛らしい樹幹には触れず、
決して淫靡な匂いは漏らさず。

けれど私はユウさまの肌を堪能した。

私のさりげない愛撫にユウさまは
反応し、もう少しで私の指をご所望するところだった。

だがあの男が来たせいで
ユウさまが私を求める言葉を
聞くことができなかったのだ。

内心、恨み言を言ってしまったが、
あの男の流れに沿って
私もユウさまの秘所に触れた。

優しく洗って差し上げていると、
急にユウさまが私に双丘を突き出してくる。

まるで私に愛撫を強請っているかのようだ。

可愛らしくて、さらに指を動かすと
なんと、ユウさまは自ら動き、
私の指を秘所に咥えこんでしまった。

なんということだろう。

このように私を求めてくださるとは。

私はユウさまの要望にお応えすべく、
一度、泡を流した後、舌で丁寧に
ユウさまの秘所をお慰めすることにした。

双丘を割り開くと、
すでにユウさまの秘所からは蜜が漏れている。

甘い匂いに惹き寄せられるように
私は秘所を舐めた。

可愛らしい秘所の周囲を舐め、
皺の一本、一本まで舐めつくすように
丁寧に舐め、入口を吸う。

入口を舐めただけなのに、
ユウさまの秘所は、私の舌を強請るように
きゅっと締まったかと思えば、
早くは入れと言わんばかりに緩まる。

私はユウさまに求められてる歓喜から
とうとう舌を秘所に差し込んだ。

肉壁の感触を味わい、蜜を吸い上げる。

もっと、もっと、ユウさまを味わいたくて、
私は舌を出して代わりに指を入れた。

ユウさまはすでに限界が近いらしい。

可愛いお尻の筋肉がピクピクと
何度も動いている。

あの男がユウさまの樹幹を擦る動きにあわせて
私も指を動かした。

ぼたぼたと秘所からも蜜が溢れている。

私の指がユウさまの肉壁を
爪で引っ掻いたとき、
ユウさまは一気に高みへと昇りつめたようだ。

甘い透明な蜜が樹幹から溢れ出る。

樹幹から、ぽたぽたと液をこぼし、
恍惚とした表情をするユウさまは
何物にも代えがたい美しさだった。

私がユウさまの美しさに目を奪われていると、
あの男が急にユウさまを抱き上げる。

「何を…っ」

「湯に入れてやるんだ。
身体が冷えちまうだろ」

と言われ、私も納得する。

ユウさまが風邪をお召しになってはいけない。

この屋敷は別邸とはいえ
かなり広かった。

湯殿も広い。

おそらく以前は何人もの使用人がいて
主の世話をしていたのだろう。

もしかしたら年配の主がいて、
世話や介助をするために
部屋や湯殿を広く作っていたのかもしれない。

なんにせよ、
私やあの男、ユウさまが一緒にいても
狭くはない広さだった。

ユウさまがあの男の膝に座り
湯に浸かるのは釈然としないが、
仕方が無いだろう。

「おまえ」

3人で湯に浸かったとき、
いきなり、不機嫌な声が聞こえた。

ユウさまは先ほどの行為で
疲れたのか、ぐったりと目を閉じている。

「ユウの事情は…聞いたか?」

何と答えるべきか。

「ユウさまが愛し子であることは知っています」

まずは相手が知っているであろう情報を与え
様子を見ることにする。

「……俺は、ユウから離れる気はない」

「それは、私もです」

「お前に譲る気もない」

「お互い様です」

「だが、こいつは、一緒に居ても、
誰かが独り占めすることはできない」

いきなり、核心を突いてきた。
そういうことか。

「……だから?」

「わかってんだろ。
ユウの傍で、こいつを愛するって意味が」

真剣な瞳に。
そしてその言葉の意味に私は思わず、
自分の心臓あたりを掴んだ。

わかっている。
だからこそ…私は苦しんだのだ。

「覚悟があんのか?」

ユウさまを愛し続ける覚悟があるかと、
今更なことを、聞かれているのだ、私は。

ユウさまを愛するということは
ユウさまが私以外の男に
愛されることを受け入れるということだ。

誰のものにもならないユウさまは、
もちろん、私だけのものには、ならない。

多くの人間に愛されるユウさまを
受け入れることができないのであれば
お傍にいることはできない。

きっと、嫉妬で気が狂ってしまうだろうから。

だから、覚悟だ。

愛する覚悟。
受け入れる覚悟。

だが、そんなものは、すでにある。
ただ、苦しいと言う気持ちを
消すことはできないが。

「そのようなこと、
あなたに言われるまでもありません」

「なら、いい。
俺も、覚悟はできた。

お前と一緒にユウを愛するのは
良いわけではないが、
そうでなければ、コイツのそばに
いれないのなら、仕方ない。

共同戦線だ」

いいな、と言われ、
私は気に入らない男のーディランの顔を見た。

いつまでも、
嫉妬で醜い顔をしていてもダメだ。
現状を受け入れなければ。

私は頷いた。

「じゃあ、これからのことだが」

ディランがユウさまの髪を撫でる。

ユウさまは、眠たいのかウトウトしているようだ。

「俺はコイツを抱く気満々だが、お前はどうする?」

「な…っ、ユウさまは
お疲れになっている様子だぞ」

「でも、俺は抱きたい。
もちろん、ユウを起こして意向は聞くが。
お前は乗る気じゃないなら
出てってくれて構わないぞ」

冗談ではない。
こんな自分勝手な人間を
ユウさまと二人っきりにするなど
できるはずがない。

「出ていくはずがない」

きっぱり言うと、
ディランはにやりと笑った。

「いいだろう」

ディランはそういうと
ユウさまの顎を掴み、
口づけた。

私の前で、ユウさまの唇を奪い、
驚いたユウさまが口を開けた瞬間、
舌を潜り込ませる。

ウトウトしていたところを
いきなり口付けで起こされたのだ。

ユウさまは目を見開き
何度も瞬きしている。

「ユウ。
もう少し付き合え」

ユウさまは状況がつかめたのか
顔を真っ赤にした。

そして視線を彷徨わせる。

あ、と思った。

おそらく、私を探したのだ。

黒い瞳が私を映した途端、
安心したように、細くなる。

あぁ、ユウさま。

私はその視線だけで、
幸せになってしまうのです。

思わず指を伸ばしてしまう。

ユウさまに触れたくて。

伸ばした指がユウさまの腕に触れる。

ユウさまは腰を浮かせ、
私の方に移動しようとしたが
ディランがそれを阻止した。

「俺の上は、嫌か?」

「そ、うじゃないけど」

無理やり言わせているではないか。

私はそう思い、湯から上がる。

そしてユウさまに手を伸ばした。

「のぼせる前に、一旦出ましょう。
ユウさま、お手を」

差し出した手を、ユウさまが取る。

「ちっ、しょうがねーな」

私がユウさまを引き上げると、
ディランも湯から出て来た。

「でも、まずは、このまま…な」

ディランが不穏な声を出す。

「ベットまで我慢できそうにない」

己の欲棒を隠そうともせず、
ユウさまの前にディランは
猛り、勃起した欲棒を見せつけた。

「待て。
そのようなものを見せるな」

私はユウさまを抱き上げるーはずが
ディランに奪われた。

「このままユウの中に挿入したいぐらいだ。
我慢してるんだから、褒めてくれよ」

身勝手なことを言うディランに
ユウさまは優しう微笑って
ディランの頭を撫でる。

ディランは一瞬、嬉しそうな顔をして
ユウさまの身体を湯殿の床におろした。

「なぁ、さっきみたいに…
後ろから、入れていいか」

「やめろ。
ユウさまが傷ついたらどうするんだ」

私は慌ててユウさまを引き寄せる。

「ユウさま。
私がゆっくり慣らして差し上げます」

小さな体を抱きしめ、
背中を撫でると、ユウさまはぴくん、と
反応する。

背中から指を使い、
ゆっくりと双丘に触れ、
徐々に秘所へと指を這わせる。

いきなりユウさまに
そんなデカイ欲棒を入れるなど、バカか。
どんな獣だと思う。

私はディランに見せつけるように
ユウさまの双丘を割り開き、
指先で秘所に触れた。

ユウさまを抱き寄せ、
胸と胸が重なっているからか
ユウさまの心臓の音が早くなるのがわかる。

秘所の周囲を指の腹で撫でているだけで
じんわりと蜜が滲むのがわかった。

ユウさまの秘所が緩んでくると同時に、
可愛らしい樹幹も固くなってくる。

ユウさまは私にしがみつき、
甘い声を挙げ始めた。

それに気を良くして私は
指をユウさまの中に入れる。

蜜が潤滑油となり、
するり、と入った。

きゅっと指が締めつけられる。

ユウさまの秘所をまじかで堪能したいが
今は諦めよう。

代わりに可愛らしい顔と、
私の愛撫に口を開け
しがみついてくる腕や、
私の胸や腹に垂れるユウさまの唾液を
堪能する。

するとディランが
ユウさまの後ろに立ち、
私の指が入っていると言うのに
ユウさまの中に指を潜り込ませてきた。

ビクン、とユウ様が嘶く。

「こうやって…ユウを悦ばせるんだな」

ディランは、まるでこのような行為を
初めてするようなことを言う。

ずっと自分本位でユウさまを抱いてきたのか。
ユウさまが何も言わないからと
いい気になって。

腹立たしい気持ちが沸き起こり、
ユウさまを愛するのであれば、
ユウさまを悦ばせて差し上げるべきだろうと
私はディランをにらむ。

だが、ディランは気にした様子もなく
私の指の動きを見ながら
ユウさまの体内で指を動かしている。

まるで私のやり方を真似るかのように。

どうやらこの男は
閨の授業なども受けたことがなく
強引にユウさまを抱いたのだろう。

ユウさまに無体なことをしないように
私がしっかりと教えてやらねば。

妙な使命感が沸き起こる。

私も誰かを抱いたのはユウさまが
初めてだったが、すくなくとも
ディランよりは閨事の知識を知っていそうだ。

私はわざと声に出す。

「ユウさま、キモチイイですか?」

ディランにわざわざ教えることはないが、
勝手に見て覚えればいい。

「この奥の…ここ、
少しぷっくりした
前立腺…ユウさまのイイところだと思うのですが」

ぐっと抑えると、
ユウさまが喘ぐ声が大きくなる。

ディランの指もソコに触れた。

「押さえたら…キモチイイでしょう?
ここ以外にも、まだイイ場所がありますよ」

私は声に出しながらユウさまの反応を見る。

私とディランの指の間からは
絶え間なく蜜が零れている。

ユウさまの秘所はぐちょぐちょに
濡れていて、時折締め付けてくる感覚に
早くも私の欲棒は天をつくように
猛っている。

ユウさまが私の腰にしがみつき、
大きく声を挙げた。

恐らく達したのだろう。
ユウさまの口からも、樹幹からも
透明な液がぽたぽた落ちていく。

私もディランも指を引き抜いた。

私が倒れてくるユウさまを
支えた時、悪い、とディランが
言ったかと思うと、いきなりユウさまの
腰を掴んで欲棒を差し込んだ。

なんだ、この獣は!

怒鳴りたくなったが、
ユウさまが私にしがみつくので
その体をとにかく支えることしかできない。

だが、そんな私の顔を
ユウさまは下から見上げて来た。

情欲に濡れた、ドキリとする瞳だった。

舌が…覗く。

口づけを強請るように、
ユウさまが私に舌を出した。

あぁ、逆らえない。

自分の欲望に。
もしくは、ユウさまのおねだりに。

私はディランに後ろから
突き上げられるユウさまを支えながら
可愛らしい舌にしゃぶりついた。

私の理性が保っていられたのは
この口づけが最後だった。



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このお話の前作です。
良ければ、ご覧ください。

【R18】女なのでBとLのみの世界は勘弁してください!「いらない子」が溺愛に堕ちる!

このお話の前作です。第一章↑には、番外編として悠子と入れ替わった男の子、勇くんと
年上残念イケメンとの男×女R18 サイドストーリーも掲載しています。

ご興味があれば、併せてご覧ください。
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