【完結・R18】「いらない子」が『エロの金字塔』世界で溺愛され世界を救う、そんな話

たたら

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新しい世界

81:愛と淫ら<マイクSIDE>

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 ユウさまがあの男の欲棒に
舌を這わそうとした瞬間、
私は血が沸騰したかと思った。

ずっと女神の愛し子であるユウ様を
穢してはならないと思っていた。

私の敬愛する気持ちはともかく、
ユウ様に触れたいという…
とても醜い私の欲は
見せるべきではないと思っていた。

だというのに。
ユウさまは、あの男を求めると言う。

幼い体に、快感を覚え込まされたのだろうか。

もしそうだというのなら、
私が…ユウさまを慰めて差し上げたい。

あんな男よりも、
私の方がユウさまを愛している。

そうだ。
私はユウさまにすべてを捧げた。

愛も、命も、身体も。

私がユウさまを求めている…のは
事実だが、それは問題ではない。

ユウさまが、抱かれることを
求めているのであれば、
私の身体を使っていただければいいのだ。

私の身体はユウさまのものなのだから。

だから…

様々な言い訳が心の中を渦巻く。

ユウさまを貫きたいのではなく
ユウさまの為に、私が奉仕するのだと。

私の穢れた欲棒がユウさまの秘所に触れた。

ぬるぬるしていて、
先端が当たっただけでキモチイイ。

「この身も、命も捧げます」

ユウさまを後ろから抱きしめた。

「ですので…どうか、お赦しを」

欲棒を奥まで押し込んだ瞬間、
私は懺悔の言葉を吐いていた。

ユウさまから返事はない。

いや、あったかもしれない。

だが、ユウさまの体内は
熱く狭く、私の欲棒を締め付けてくる。

このような行為をしたのは
実は初めてだ。

神官用の学校でも
一応閨の授業はあった。

聖職者として女神に生涯を
捧げる者もいれば、
聖職者であれ、
愛する者と共に生きる者も
存在するからだ。

また、私はこの男とユウさまの行為を
見ていたので、
恐らくはキモチイイものだとは
思っていた。

けれど、これほどだったとは。

私は聖職者だとか、
ユウさまを敬愛しているだとか。

そういったことはすべて忘れてしまった。

夢中でユウさまの体内を貪る。

欲棒でユウさまの体内を
奥まで突き、引き抜いては、
また最奥へと突き進む。

何度もユウさまの体内が締まり、
そのたびに、射精感が沸き起こる。

欲棒をユウさまの中で
ぐりぐりと回すように動かしたり、
ひたすら奥を突いたり。

キモチイイ箇所を探し、
私は夢中で腰を振った。

やがて襲ってきた射精感に逆らわず、
ユウさまの中に精液を放出する。

すべてが終わってからだ、
自分がしたことに気が付いたのは。

だが私がユウさまの体内から
出た途端、あいつが私からユウさまを
取り上げた。

私の前で何度も唇を重ね、
ユウさまの舌を指で摘まみ、
私に見せつけるように舌を絡ませた。

そして私に見せつけるかのように
ユウ様の身体をうつぶせにすると、
そのまま…

私の精液がこぼれ出ているユウさまの秘所に
ヤツは欲棒を一気に挿入したのだ。

ユウさまの身体が跳ねる。

それを押さえつけ、ディランは
まるで獣のように、ユウさまの身体を蹂躙した。

浅ましいと思ったのに、
私は再び、反応してしまう。

何故こうも、ユウ様を愛したいと…
抱きたいと思うのか。

幼い体をお守りしたいと思っていたのに。
性欲の対象になど、なるはずがなかったのに。

淫らな顔で、喘ぐユウさまは、
幼いとはいえ、何よりも妖艶で美しかった。

ユウさまに愛を乞わない人間はいないだろう。

私も。
この男も。

ユウさまの前では、
愛を乞い、跪くしかできないのだ。


ユウさまの樹幹がまた反応している。

甘い…匂いがする液…蜜のようなものが漏れている。

先ほど飲ませていただいたものも
甘く……惚けるほど甘美だった。

精液ではない、と思う。

ユウさまの身体は、精液の代わりに
蜜がでるのだろうか。

それともまだ、身体が幼すぎて
精通がきていないのだろうか。

いずれにせよ、あの蜜の味を知ってしまうと、
また、味わいたくなってもおかしくはない。

飲んだだけで、体が熱くなり、
体中を快感が駆け巡ったのだ。


それは物凄い快感だった。
身体が震えた。

射精しなかったのがおかしいと思ったほどだ。

また飲みたい、と思う。

あの男がユウさまの中に射精し、
身体を離したタイミングで、
ユウさまの身体を抱き上げる。

「ユウさま。
私はあの男のように
自分勝手に快感を追うような真似は致しません」

わざと、煽るように言う。

「私がユウさまを悦ばせて差し上げます」

ユウさまの内股を撫でると、
かすかにユウ様の身体が震える。

「緊張されているのですか?
それとも、期待されているのでしょうか」

私の奉仕を期待してくださっているのであれば
この上もない幸せだ。

私はユウさまの樹幹を口に入れた。

やはり、甘い。

じゅるじゅると先端を吸い上げ、
二つの花袋をやわやわと触る。

ユウさまの全てを、
舐めて差し上げたい。

どこが気持ちいいのだろうか。

樹幹の裏筋を舐め、
柔らかく歯を当て、
ユウさまの反応を伺う。

一旦、樹幹から口を離し、
花袋を口に入れると、
あぁ、とため息のような喘ぎ声が聞こえた。

可愛らしい声だ。

口の中で花袋の皺を解すように
舌でなぞっていると、
トロトロとユウさまの樹幹から
蜜が零れて来た。

感じていらっしゃるようだ。


「ユウがそんな顔をするとは…」

ディランが呟くのが聞こえた。

自分本位にユウさまを抱くヤツに、
愛を囁く資格などない。

私の考えていたことがわかったのか
ディランがユウさまの前に立った。

ゆっくりとユウさまの髪を撫で、
愛している、など言っている。

何が愛しているだ。

ユウさまを誰よりも愛しているのは私だ。

私はユウさまの樹幹を扱きながら
花袋を吸い上げる。

切なそうな喘ぎが、
ユウさまの口から洩れた。

樹幹はどんどん固く育っていく。

私は満足して、
ユウさまが大量の蜜を放出するまで、
ずっとユウさまに奉仕し続けた。

ユウさまを満足して差し上げることが
できるのは、私だけなのだ、と
自負を持って。






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このお話の前作です。
良ければ、ご覧ください。

【R18】女なのでBとLのみの世界は勘弁してください!「いらない子」が溺愛に堕ちる!

このお話の前作です。第一章↑には、番外編として悠子と入れ替わった男の子、勇くんと
年上残念イケメンとの男×女R18 サイドストーリーも掲載しています。

ご興味があれば、併せてご覧ください。
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