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新しい出会い
55:『祝福』は突然に【ディランSIDE】
しおりを挟むユウと目が合った。
途端、ずくん、と下半身が疼いた。
こんな時に、なんでだ?
って思ったけれど。
湯上りにユウの肌が
やけに情欲的に見えて
俺は息を飲んだ。
いや、こんな子供に
何を考えているんだ、俺は。
そう思うのだが、
あの夢で見た…ユウの柔らかな肌の
感触を思い出して、
俺は震える。
俺は…ユウを離したくない。
これが愛かどうかはわからないが、
俺はユウに執着していることは
気が付いていた。
ユウがバーナードに
甘えた仕草をするたびに、
俺は言いようのない嫉妬に駆られた。
俺だって、と何度も思った。
マイクが…
ユウは独り占めできないが
多くの愛を受け入れる存在だと言った時、
俺は。
本当は歓喜した。
俺はユウを愛してもいいのだと、
ユウは俺を受け入れる存在だと
そんな気がした。
冷静に考えれば
そんなはずがない。
そんなわけないのに、
俺は…
ユウを力任せに引き寄せ、
唇を奪っていた。
柔らかい唇。
何度も、何度も
唇を舐め、吸い付く。
ユウは抵抗しない。
それどころか、
うっすらと口を開ける。
俺はすぐさま
ユウの口の中に舌を入れた。
あったかい。
ユウの唾液は甘かった。
もっと飲みたくなって、
俺はユウの舌を吸い、
頬の内側を舐めまくる。
唾液をあふれるまで
零れさせ、俺はそれを飲んだ。
最後にペロリと
ユウの唇を舐めて、ユウを
解放してやると、
ユウはぐったりと俺に
もたれかかってきた。
息が荒い。
口づけだけで
すっかり惚けてしまったようだ。
表情が…えろい。
子どもなのに、
情欲に濡れた瞳をしている。
俺は今すぐ
ユウの身体を貫きたくなった。
すでに俺の欲棒は
固く勃ちあがってきている。
だが、まだダメだ。
ユウを傷つけるわけにはいかない。
ユウを抱きつぶすのはダメだと
理性が告げている。
だが、抗いがたい欲求が
抱きつぶさない程度に
ユウを抱きたいと訴えていた。
俺とユウは床に座り込んでいた。
ユウの背には3人掛けの
ソファーがある。
寝室の場所は確認したが、
そこまで待てそうにない。
ここで…
ユウを抱きたい。
俺はユウを抱き上げ、
ユウの服を脱がしながら
ソファーの上に体を下した。
湯からあがったばかりのユウは
薄いシャツと、腰を紐で
結ぶだけのズボンを履いているだけだった。
腰の紐をほどけば、
すとん、と下着ごとズボンが
床に落ちる。
惚けていたユウは
ソファーの感触に我に
かえったようだったが、
俺は気にせずに
またユウに口づけた。
ユウは俺の行動に
ついてこれていないのか、
抵抗らしい抵抗はない。
俺は再びユウの息があがるまで
ユウの舌をもてあそび、
指先で胸の突起をいじる。
胸の突起を摘まんだり、
擦ったりしていると
ユウの口から可愛い吐息が漏れ、
俺はそれに煽られた。
もっと声を聞きたくなって
俺は口を胸に移動させた。
俺がいじり過ぎたからか、
突起はすでに真っ赤に染まっている。
俺は片方の突起を
指先で擦りながら、
もう片方の突起を口に入れた。
「ひやぁっ」
ユウの身体が、跳ねる。
「気持ちいいか?」
って聞いたが、返事はない。
俺は2つの突起を交互に
口に入れ、吸い上げ、舐めた。
口に入れていない片方は
指先でつまみ、
ひっぱったり、
突いたりする。
俺の膝は床についていて、
ユウの下半身はソファーから
ずりおちているような状態だったが、
ユウの可愛い樹幹が
少しづつ固くなり、
俺の腹に当たるようになってきた。
ユウも感じているのだと
俺は嬉しくなる。
「気持ちいいのか?」
俺は蜜をこぼし始めた
樹幹に触れた。
「ここ…垂れてきてるぞ」
って先端をぐちゅっと
軽く握ると、ユウから悲鳴のような
声があがった。
ガクガクとユウの腰が震える。
「可愛いな、ユウ」
ユウの樹幹から
とぷとぷと蜜が出てくる。
透明な蜜で、
精液ではなさそうだ。
もしかして、
まだ精通が来てない身体なのだろうか。
一瞬、背徳感が沸き起こった。
だが。
ここまできて、
ユウを抱かない選択肢はない。
「大丈夫。
優しくしてやるからな」
俺はユウの両足を持ち上げ
俺の両肩に掛けた。
ユウの上半身は
ソファーに乗っている。
俺は床に膝立になっていたので
俺の前にユウの双丘が
すぐに曝け出された。
もちろん、その奥の
可愛らしい蕾も、だ。
優しくしてやる。
その言葉は嘘ではなかった。
けれども。
俺がその蕾に指先で触れ、
そこに舌を押し当てた時、
とぷ、っとユウの蕾から
甘い蜜が…零れた。
甘い匂いが…
鼻に、喉に、脳に、響く。
狂うような愛しさと
情欲と。
ユウを征服したい欲求が
身体中を駆け巡った。
俺は夢中で
ユウの蕾を舐めた。
蜜がどんどん溢れ出る。
それはまるで媚薬のように、
麻薬のように。
舐めても、舐めても、
また欲しくなってくる。
舐めるほどに
俺の欲棒は勃ちあがり、
早くユウの体内を
貪りたいと主張する。
俺は指をユウの蕾に入れた。
慣らすために本当なら
1本づつ入れた方が
良かったのだろうが
俺は我慢できずに
いきなり2本の指を差し込んだ。
「う…ぁ」
ユウが呻いた。
でもその声さえも、
そそられる。
俺は指を夢中で動かす。
ユウの肉壁は
俺に指に絡みつくように
狭く、熱い。
もっと、もっと味わいたくて
俺は両手の人差し指を
ユウの蕾に入れ、
左右に開いた。
「ゃ……ぁあっ」
ユウの足があがいたが、
俺の肩に乗っているので
抵抗にもならない。
割り開いて見た
ユウの体内は赤く、
熟れた果実のようだった。
うまそうだ。
俺は割り開いたまま
そこにしゃぶりついた。
俺の唾液をユウの中に
流し込み、ひたすら
肉壁を舐める。
舌を離したら
俺の唾液が零れ落ちるので
俺は栓をするように
指を突っ込み、唾液を
肉壁に刷り込んだ。
ユウの身体がガクガク震え、
固くなった樹幹を
解放したいのか
俺に向かって
ユウは腰を上下に振る。
無意識だろうが、
エロい。
幼い体なのに、
快楽に染まった仕草は
無性に煽られる。
「可愛いな、ユウ。
達したいか?」
俺はユウの樹幹を
擦ってやった。
「ぁ、ぁあっ」
ユウは腰を上下に
必死になって動かした。
たぷたぷと
透明な蜜が樹幹の先端から
溢れて俺の手を濡らす。
だが、ユウが
達する前に俺は手を離した。
「俺も…一緒に出させてくれよ」
俺はユウの腰を掴んだ。
我慢できない。
俺は一気に…ユウを貫いた。
「ぁぁぁぁぁっ!!!」
ユウの背が、しなる。
だが俺は逃がすまいと
腰を掴み、力任せに引き寄せた。
「すっげぇ。きもちいい」
ユウの中は想像以上だった。
俺はバカになったみたいに
夢中で腰を振った。
ユウを優しく抱くとか、
ユウにも気持ちいいを教えてやろうとか。
いろんなことを思っていたのに、
ユウの中に入った途端、
すべてが吹っ飛んだ。
ユウの身体は最高だった。
腰をガンガン打ち付けて、
俺はあっという間に上り詰めた。
ユウの体内に射精したけど、
俺はそれだけでは収まらなかった。
ユウの蜜と、俺の放ったもので
ぐちょぐちょになったユウの体内は
俺の欲棒をやわやわと締め付ける。
すぐに俺の欲棒は復活した。
何度だって、ユウの中に
精液を吐き出したくなる。
俺は夢中だった。
いつの間にかユウは気を失っていたけれど、
俺は気が付かなかった。
それぐらい、俺は
ユウの体に夢中だったのだ。
どれぐらい精液を吐き出したのか
わからないぐらい、
ユウの中を堪能して。
ようやく俺は、我に返った。
「ユウ?」
ずるり、と欲棒を
ユウから抜いて、俺はユウを見た。
ユウは青白い顔で気を失っている。
俺は、なんてことを
してしまったのだ。
後悔が襲う。
俺は確かに
バーナードに嫉妬していた。
だからといって、
俺の身勝手な欲を
ユウに押し付けて良いはずがないのに。
俺はユウを抱き上げて湯殿に行こうとした。
だが、ユウから体を離した瞬間、
ユウの身体が淡く輝いた。
光が消え、ユウの身体を見ると
俺との情交の跡が消えていた。
何が起こったのかわからない。
だが、俺がしたことは
無かったことにはならないだろう。
ユウの身体を湯殿で清めて、
ベットに運ばなくては。
俺はひたすら後悔しながら
ユウの身体を清めるべく
湯殿に向かった。
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このお話の前作です。
良ければ、ご覧ください。
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