【R18】完結・女なのにBL世界?!「いらない子」が溺愛に堕ちる!

たたら

文字の大きさ
上 下
152 / 208
エピソード集<R18>

媚薬はホゴシャーズたちと甘く【スタンリーSIDE<3>】

しおりを挟む





ユウの作った菓子の媚薬は
物凄い効果があった。

偽物しか売っていないと有名な
魔女の家で買ったものだというが
これが本当なら一度、
調査にはいらねばならないだろう。


だが、きっとこの効果は
ユウが作ったから付与されたものだと思う。

なんてそう冷静に考え…るが、
その思考も、途切れてしまう。

目の前で、ユウが…
淫らな表情で喘いでいた。

ソファーベッドからは
ユウの身体は下半身が
ずり落ちていて、
その状態でカーティスが
ユウの樹幹をいじっている。


王子だと言うのに、床に座り
カーティスはひたすらユウに
奉仕をしていた。

ユウの樹幹からは
すでに先端からは
甘い蜜がこぼれていて、
カーティスはそれを扱いたり、
先端を舐めたり。

だが、ユウの樹幹に刺激を
与えてはいるものの、
強い刺激を与える仕草はしない。

またユウの身体は
やや横向きになっていて、
後ろからはヴァレリアンの
猛った欲棒がユウを貫いていた。

媚薬のせいとがいえ、
二人ともやりたい放題だ。

と、思いながら…
私も。

横向きになったユウの顔が
ソファーベッドの脇に立っていた
私の欲望に触れていた。

すでに下着など
意味が無い状態で猛る私の
ユウの甘い吐息が絶え間なくかかる。

しかも…
時折、やわらかな唇が
私のに当たるのだ。

理性で押さえつけようとしていた
私の『欲』が耐えきれなくなってくる。

一度だけ身をかがめ、
ユウの額に口づけ、私は下着をずらした。

ごくり、と息を飲むと、
私の想像どおり、ユウの唇が
私の欲棒に触れる。

ユウが喘ぐごとに舌が
私の
チロリと舐め、
先端を唇が食む。

私はついに
我慢できずにユウの口に
私の欲棒を入れた。

それでも、
ヴァレリアンのように
強引にではなく、

カーティスのように
戯れるような感じでもなく。

おそるおそる。
ユウに拒絶される不安を
持ったまま、
ユウの口に入れたのだ。

「う…っ」

あまりの暖かさと
気持ちよさに、声が出てしまった。

動いてもいいだろうか。

そう思う間もなく、
ヴァレリアンに強引に突かれ、
喘いだユウの歯が、
私のに当たった。

物凄い刺激に、
私は思わず達しそうになる。

それを堪え、私は欲棒で
ユウの口を味わった。

先端をユウの頬肉に擦りつけ、
ユウが喘ぐたびに
喉の奥に欲棒を押し込む。

ユウが苦しそうな顔をしたが
それすらも快感だった。

ユウに嫌われるかも、と
脅えたのは一瞬で。

私は欲棒にユウの舌が絡むよう
ユウの顔を固定し、
夢中で腰を動かした。

射精したい。

それしか考えられなくなる。

このまま
ユウの口に出したい。

私の精を飲んで欲しい。

ヴァレリアンの強引さを
否定していたというのに、
私はユウに奉仕を強要していた。

「スタンリー、
抜け駆けだよ」

と、私の行為に気が付いた
カーティスがいきなり声を出した。

私はそれに驚いて、
身体のバランスを崩してしまう。

欲棒をユウの喉の奥に
突っ込んでしまい、
ユウが苦しそうに呻いた。

呻く際に、舌を動かしたのだろう。

ユウの舌が私の欲棒の
先端を強く押し

……私はユウの口の中に
精を吐き出した。

ユウが咳き込む。

私は欲棒をユウの口から
出したが…

ユウの喉が、
私の精を飲んだことを
しっかり見ていた。

「ユウ、大丈夫?
スタンリーまで、酷いよね」

などと、カーティスが
言いながら私のそばまできた。

「私もユウに舐めて欲しかったのに」

と子どものようなこと言い、
カーティスがユウの顎を掴む。

「ねぇ、私のも舐めてよ、ユウ」

とカーティスが
恐ろしく楽しそうな微笑を浮かべた。

が、いきなりユウは激しく体を震わせた。

「ヴァレリアン、手加減しろ」

ヴァレリアンが乱暴に
ユウを貫いた欲棒を動かしている。

嫉妬だろうか。

一応、諫める言葉を掛けるが、
ヴァレリアンが気にする素振りはない。

私たちがユウの身体から
一旦離れたからだろう。

ヴァレリアンは
横向きだったユウの体を
うつぶせにした。

そしてそのまま、
後ろからユウを突き上げる。

「ぁぁ、ぁぁ、ぁ」

ユウの口から唾液が…
糸を引いて零れ落ちる。

苦しいのだろう。

ユウの指がヴァレリアンから
逃れるように動くが、
ヴァレリアンはユウの腰を掴み
引きずり下ろした。

「あーっ!!!」

ユウの瞳が見開かれる。

大きくユウが喘ぎ、
ヴァレリアンが、
ユウの身体から離れた。

ずるり、とユウから
ヴァレリアンの欲棒が抜け、
ユウは肌を真っ赤にしたまま
呼吸を繰り返している。

可愛い。
そして淫靡すぎる。

ユウを見ていたカーティスは
笑顔のまま

「ユウ、私もユウに
奉仕してほしいな」

と、子どものような口調で
ユウの顎を掴んだ。

ソファーベッドの上に乗り、
うつぶせになったユウの前に座ると
否応なしにユウの口を指で開ける。

ユウは素直に口を開けた。

強引な、と思ったが、
私も似たようなことをしたので
あまり咎めることはできない。

ヴァレリアンに目を向けると
一度、精を放ったからか
いくぶんかは余裕の顔を見せている。

ただ、媚薬だけでなく
ユウの蜜の匂いが充満したこの
部屋では、一度、精を出しただけでは
収まるわけがない。

もちろん、私もそうだ。

「俺もユウに舐めて欲しかったな」

とヴァレリアンはカーティスを
見ながら楽しそうに言う。


「おまえが強引に
始めたんだろう」

ヴァレリアンがいきなり
準備もなくユウを貫いたのだ。

非難を込めた視線で
それを指摘すると、
「ユウがエロくて、
我慢できなかったから仕方ない」

などと言う。

これだから王族は。

この二人は環境のせいか、
やりたいことを主張して
それが全部叶うと思っている節がある。

私は幼い頃からそんな二人の
後始末ばかりしていた。

頭が痛い。

だがユウに関してだけは、
ヴァレリアンの英断を
私は歓迎している。

ユウは『女神の愛し子』だ。

誰か一人のものになるにも、
神殿の所有となるのも、
力のバランス的にも良くない。

だからこそ、
私たち3人一緒にユウを愛し、
ユウを囲う。

いまのところ、
これがユウを守るためにも
……俺たちがユウを愛し
続けるためにも最善の方法だった。

私たちが
会話を続けている間にも
カーティスはユウの口から
舌を出させて
欲棒を舐めさせている。

「えろっ、
ああいうユウもいいな」

舌なめずりしそうな顔で
ヴァレリアンが言う。

ヴァレリアンは、
まさに『王者』だ。

権力も力も、ある。

統率力も行動力もあり、
誰もがヴァレリアンに
憧れ従う。

もしヴァレリアンが
王弟の息子ではなく、
王子だったとしたら。

たとえば、カーティスと
同じ第三王子だったとしたら、
私はヴァレリアンが
次期王に指名されても
おかしくはなかったと思っている。

だが、ヴァレリアンも
自分自身の価値を知っているのだろう。

王になりたい、などとは、
決して言わない。


だが、
自分にはできないことなど
無いという振る舞いをし、
そして実行する。

ユウを手に入れるときもそうだった。

そしてカーティスは。

第三王子として生まれ、
誰にでも人当たりが良く、
優しい…ふりをしている。

その方が、王宮がうまく
機能するからだ。

後継者問題など
余計なことが起こらないように

カーティスは
「無害で優しい王子様」を
演じているのだ。

だが、実際は…

かなり、
ひねくれた性格をしている。

私は生まれつき
目つきが悪いために
鬼畜だの、腹黒だの、
にらまれただけで殺されるだの、
散々、陰口をたたかれてきたが。

私に言わせれば、
ヴァイオリンの方がよほど
実力主義の暴君で、
カーティスの方が
よっぽど腹黒いと思う。


しかも、カーティスは
いじめっ子が好きな子を虐めて喜ぶのと
同じで、相手の嫌がることをして
どこまで受け入れてくれるのか、
反応を愉しむところもある。

実際、ユウを抱くときも、
カーティスは笑顔を向けながら
無体なことをする。

キスをしながら、
わざとユウの唇に咬みついたり、
口筋に歯型を残そうとしたり。

それでもユウが
受け入れてくれるかを
カーティスは確かめているのだ。

もちろん、ユウが
拒絶などするわけがない。

だから…
カーティスはユウに溺れているし、
ますます、行動がひどくなる。

今でもカーティスは
指先でユウの舌をひっぱって、
笑顔でカーティスの欲棒を
舐める箇所を指定している。

優しい声で。
「いい子だね」
なんて言いながら。


「俺、あいつだけは
敵に回したくねぇな」

と、ヴァレリアンが
ぞんざいに呟いた。

それは…同意できる。

「だが、あれでは
ユウが可哀そうだからな。

俺がユウを慰めてやろう」

そう言ったかと思うと、
ヴァレリアンはユウの身体を
抱き上げた。

カーティスが非難するような
視線でヴァレリアンを見たが
ヴァレリアンはおかまいなしだ。

こういう強引なことを
勝手にできるのが『王者』だと
スタンリーは改めて思う。

だが。

スタンリーはユウを
優しく、丁寧に愛したかった。

乱暴に組み敷くのではなく、
強引に奉仕させるのではなく。

快楽に溺れさせるように、
真綿でくるむように、愛したかった。

それが…
この二人と一緒だと
できそうにもない。

本当なら、
どんなに媚薬で…
すでに吐精したばかりなのに
萎えることなく
勃ってしまっていたとしても。

その欲をユウに
押し付けるのは間違っていると
そう思うのに。

だが、そんなことを言っても
この二人が理解するとは思えない。

だから、スタンリーは
ユウを優しく愛することに決めていた。

先ほどはつい、誘惑に負けて
自分の快楽を優先してしまったが、
それは本意ではない。

目の前ではユウが
ソファーベットの淵で
四つん這いになって
カーティスに奉仕させられている。

淫らな顔で、
涎を垂らし、カーティスの
を必死で
しゃぶらされていた。

ユウの足は
ソファーベッドから下り、
絨毯に両足を付けている。

そのユウの身体と、
ソファーベッドの隙間に
身体を滑り込ませた
ヴァレリアンが絨毯に座って
ユウの樹幹を擦り、
実を口に入れていた。

……やりたい放題だ。

だが、ユウの痴態に
スタンリーは益々興奮し、
欲棒が固くなるのを感じる。

可愛いユウ。
可哀そうな、ユウ。

もう手放せないし、
俺たちから逃がさない。

スタンリーは
ユウの後ろに立った。

ヴァレリアンの
投げ出した足が邪魔だったが
気にせずに双丘を割り開く。

つーっとヴァレリアンの
放った精液が秘所から
糸を引いてこぼれた。

他人の放った精など、
見るに堪えない…ハズだ。

だが、ユウの姿は
欲情しても、嫌悪感はわかない。

スタンリーは白い双丘に
唇を落とす。

自分だけは、優しくユウを
愛撫するのだと。

そう思いながら
スタンリーはユウの蕾に
指を差し込んだ。





しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】ぎゅって抱っこして

かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。 でも、頼れる者は誰もいない。 自分で頑張らなきゃ。 本気なら何でもできるはず。 でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

Switch!〜僕とイケメンな地獄の裁判官様の溺愛異世界冒険記〜

天咲 琴葉
BL
幼い頃から精霊や神々の姿が見えていた悠理。 彼は美しい神社で、家族や仲間達に愛され、幸せに暮らしていた。 しかし、ある日、『燃える様な真紅の瞳』をした男と出逢ったことで、彼の運命は大きく変化していく。 幾重にも襲い掛かる運命の荒波の果て、悠理は一度解けてしまった絆を結び直せるのか――。 運命に翻弄されても尚、出逢い続ける――宿命と絆の和風ファンタジー。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします

み馬
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。 わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!? これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。 おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。 ※ 設定ゆるめ、造語、出産描写あり。幕開け(前置き)長め。第21話に登場人物紹介を載せましたので、ご参考ください。 ★お試し読みは、第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★ ★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★

精霊の港 飛ばされたリーマン、体格のいい男たちに囲まれる

風見鶏ーKazamidoriー
BL
 秋津ミナトは、うだつのあがらないサラリーマン。これといった特徴もなく、体力の衰えを感じてスポーツジムへ通うお年ごろ。  ある日帰り道で奇妙な精霊と出会い、追いかけた先は見たこともない場所。湊(ミナト)の前へ現れたのは黄金色にかがやく瞳をした美しい男だった。ロマス帝国という古代ローマに似た巨大な国が支配する世界で妖精に出会い、帝国の片鱗に触れてさらにはドラゴンまで、サラリーマンだった湊の人生は激変し異なる世界の動乱へ巻きこまれてゆく物語。 ※この物語に登場する人物、名、団体、場所はすべてフィクションです。

獣人将軍のヒモ

kouta
BL
巻き込まれて異世界移転した高校生が異世界でお金持ちの獣人に飼われて幸せになるお話 ※ムーンライトノベルにも投稿しています

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

処理中です...