【R18】完結・女なのにBL世界?!「いらない子」が溺愛に堕ちる!

たたら

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エピソード集<R18>

媚薬はホゴシャーズたちと甘く【カーティスSIDE】

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私はユウのいる離宮に向かっていた。
王宮から離宮までは
馬で半刻程度。


私の隣には
幼馴染のヴァレリアンと
スタンリーがいる。


昨日と今日は
結婚式の打ち合わせがあると
通常ユウの護衛である
バーナードが休暇を取っている。

それに伴い、
昨日、護衛の任に着いていた
エルヴィンとケインと任務を
交代するために、私たちが
馬で離宮に向かっているのだ。


王族の私やヴァレリアン、
宰相の息子であるスタンリーは
神殿と王宮との摩擦を考慮して
ユウに個別で接触するのは
ある程度控えてはいる。


だが、愛するユウに
ずっと会えないなど、
我慢できるはずがない。


しかも、ヒヨコたちと
バーナードは、いつだって
護衛としてユウに会えるのだ。


新米騎士の…ヒヨコの
一人であるケインは
教皇の孫であり、枢機卿の息子だ。


神殿側と捉えられている筈だが、
ユウに会うことを許可されている。


私たち3人が王宮側なら
ケインは神殿側だ。

王宮側が3人いるのだから
神殿側の一人ぐらいは頻繁に
『女神の愛し子』と会っても
問題はないとの判断らしい。


王家も教会も。
そろそろいい加減にして欲しいところだ。


しかも、私たち3人は
ユウに求婚していて、
了承だってもらっている…と思う。


……たぶんだが。


なのに、
親族との顔合わせどころか
ユウのお披露目もできていないのは、
私たちの親族側がそれぞれ
ユウを「嫁」だと公表したいからだ。


貴族の間では財産分与などの
問題から、あまり聞かないが、
この国では一応、多夫多妻も認められている。

つまり、
私たちは3人一緒にユウを
愛しているし、一緒に結婚しても
構わないと主張している。


にもかかわらず、
『女神の愛し子』を独占したい
親族たちが必死で画策しているのだ。


これも、勘弁してほしい。


もちろん、王家としては
『女神の愛し子』を嫁として
手に入れることは重要だが、
私はユウを『愛し子』だから愛したわけでは無い。


王家の3番目である
「いらない王子」の私を、
ユウが受け入れ、愛を注いでくれた。


だから、俺はユウを愛したのだ。


私はユウを手に入れるなら
王家から除籍してもらっても
構わないし、

平民としてユウと一緒に
暮らしても構わないと思っている。

まぁ、同じように
ヴァレリアンもスタンリーも
ユウを手に入れるための
『覚悟』はあるようなので、


平民になったとしても
ユウを独り占めには
できないだろうが。


私たちは離宮のそばにある
騎士団の詰め所で馬を預けた。


聖騎士と騎士は仲が悪いと
思われがちだが、実際は、
持ちつ持たれつの関係だ。


離宮の警備はこの詰め所にいる
騎士団が担ってはいる。


そのため、ユウの護衛だとは
口外していないものの、

しばらくは私たち金聖騎士団が
出入りすることは
事前に伝えてある。


そのため、
馬を預けることもあるし、
情報を共有することもある。


私たちが詰め所を出るとき、
親しくしている騎士が
スタンリーに何か耳打ちしていた。


騎士と聖騎士の立場は
どちらが上ということはない。


どちらも階級はあるが、
だからと言って、差別や偏見は
互いにはないと私は思っている。


だが、一介の騎士が王族である
私やヴァレリアンに
直接話すのはためらわれるらしい。


私たち3人に話しかけるとすれば、
スタンリーが一番話しやすい…

とは思えないが、立場的には
話せる相手だと思ったのだろう。


スタンリーはいつも
厳しい顔をしている。


だが、それは
怒っているわけでは無く
感情表現が苦手なだけだ。


付き合っているうちに
そういうことを
理解する騎士もいて、
話しかけてきた騎士は
その一人だった。


スタンリーは小さめの
眼鏡の奥でいつもにらみを
利かせてはいるが、
騎士の耳打ちに、さらに
険しい表情を浮かべた。


さすがに親しくしている騎士は
スタンリーの表情に脅える
素振りは見せないが、
笑顔が引きつっている。


騎士は話し終えると、
私にお辞儀をして
詰所の奥に去ってしまった。


「どうした?」


ヴァレリアンが先に
スタンリーに声を掛けた。


「いや、昨日、騎士団の
見回りの時にエルヴィンが
街で買い物をしているのを
見かけたらしい」


「夕飯の買い物とかじゃないのか?」


「いや、それが…
出てきた店が、魔女の店だったそうだ」


「「は?」」


私とヴァレリアンは
顔を見合わせた。


ありえない話だ。


魔女の店とは…
惚れ薬や媚薬など
若い者が好きそうなものを
取り扱っている店だが、

実際には、かなり怪しい
まがい物ばかりを売っている店だ。


この世界にはいない
『女』という存在をモチーフにして
魔法では叶わないものを
叶えるアイテムを売っていると
宣伝はしているものの、
効果があったという話は
聞いたことが無い。


ましては『女』という存在は
この世界では女神だけだ。


女神だけが唯一の『女』であり
この世界の根幹だ。


それを模倣した魔女の店など
まともな思考の人間が
行くような場所ではない。


「どういうことだ?」


ヴァレリアンは顔をしかめた。


「急ごう」


スタンリーは私たちを促す。


まがりなりにも聖騎士が
魔女の店で何をしていたのか。

急いで離宮の裏口から入ると
ユウとヒヨコたちの
楽しそうな声が聞こえて来た。


どうやらサロンで遊でいるらしい。


私たちがサロンに向かうと、
ユウとヒヨコたちが、
床に這いつくばって何かをしている。

よく見ると、絨毯の上には
以前、ユウが言葉を覚える際に
スタンリーが作った絵札が
並んでいる。

ユウがその絵札の言葉を言うと、
エルヴィンとケインが
その札を探している。

先に正しい札を
手に入れた者が勝ちらしい。

負けず嫌いのエルヴィンと
表情には出さないものの、
これもまた冷静に、
けれども勝つことしか
考えないケインとは良い勝負のようだ。

取る札を間違えたり、
慌てて取るので、
体勢を崩してしまったり。

エルヴィンとケインの様子に、
ユウは本当に楽しそうに笑っている。

良かった。
何事もなさそうだ。

「ユウ、楽しそうだね」

私が声を掛けると、
エルヴィンとケインは慌てたように
立ち上がって敬礼した。


「ご苦労だった。交代しよう。
エルヴィンはこのまま、
明日まで休暇になる。

ケインは一旦、
『大聖樹の宮』に戻ってくれ。

神官たちが
お前を呼んでいるらしい」

ヴァレリアンの言葉に、
ケインは嫌そうな顔をした。

「で、だ。
解散…の前に。

エルヴィン、昨日
お前、街で何を買った?」

ヴァレリアンの声に
エルヴィンもケインも

そしてユウまでもが
表情を強張らせた。


なるほど。
魔女の店の買い物は、
ユウが絡んでいるようだ。


3人の様子を見て、
ヴァレリアンもわかったのだろう。


「まぁ、いい。
一応、ここで使う費用は
金聖騎士団の経費だからな。

あまり妙なものに使うなよ」


ヴァレリアンの声に、
二人は敬礼し、慌てたように
ユウに挨拶をして
サロンから出ていく。

……あやしい。

スタンリーは三人の
様子を見ながら、すでに
サロンを見回し、
不審なものを探し始めている。


そしてスタンリーは
そのままサロンを後にした。

何か見つけてくるかもしれない。


「ユウ、何かあったの?」


私はできるだけ
優しい声を出してユウを
立ちあがらせた。


ソファーがあるのに、
何故、床に座るのか不思議だ。


ユウをエスコートして
ソファーに座らせると、
ヴァレリアンが絨毯の上にあった
絵札を拾う。

「よくできた遊びだな」

褒められたと思ったのだろう、
ユウが嬉しそうな顔をする。


「せっかくスタンリーが
作ってくれたのに、
あまり使えなかったから」


何かに使えないかと
考えたのだとユウは笑う。

可愛い笑顔だった。
が、スタンリーがその笑顔を
引き出したかと思うと、
純粋に悔しい。


だから私は
よく考えたね、などと
言いながら、ユウに口づける。

触れるだけの振りをして、
歯をユウの唇の当てた。

悔しいから、
私の跡を付けたくなったからだ。

「おい、抜け駆けは
禁止だと言っておいただろう」

ヴァレリアンが
不機嫌そうな声を出すが、
私は気にしなかった。

「おい、ユウ。
これはなんだ?」

そこへスタンリーが戻ってきた。

手にはキッチンに置いてあった
保冷箱がある。

ユウの顔が、
わかりやすく変わった。

うろたえた顔をして、
ソファーから立ち上がる。

「わ、私、片付けるね」

なんて言いながら、
絨毯の上にあった残りの絵札を整え、
テーブルに上に置くが…

そのすぐ隣に、
スタンリーが保冷箱を置いた。

びくん、とユウが震える。

「なんだ?
何が入ってるんだ?」

ヴァレリアンが保冷箱に
手を掛ける。

「だ、だめ!」

とユウが騒いだけれど、
私はやんわり、ユウを抱き留めた。

「ユウ、何がダメなの?」

耳元で囁くように言うと、
ユウの頬が真っ赤に染まった。

私はヴァレリアンと
スタンリーを見て、頷いた。

これは何かある。

保冷箱を開けると、
何やら甘い香りがした。

茶色い…
お菓子、だろうか。

「これは?」

ヴァレリアンが手に取ろうと
した瞬間、ユウがヴァレリアン
の手を掴んだ。

「食べちゃんダメ!
媚薬なんだからっ」

ユウの叫びに、
ヴァレリアンも、
スタンリーも固まった。

「……媚薬?
ユウは誰を誘惑したかったの?」

私も一瞬固まったが、
衝撃の事実に我に返る。

怒りが声に、にじみ出てしまった。

「ち、違うのっ。
そんなつもりじゃなかったの!
ただ、チョコを食べたかっただけなのに」

ユウは焦ったように手を振って、
必死な様子で昨日の話を始めた。

ユウがいた世界では、
チョコレートというお菓子を
手作りして、好きな相手に
愛を伝える日があること。

以前、チョコレートを
この世界でも見かけたことがあること。

エルヴィンにお願いして、
買ってきてもらったこと。

昨日、金聖騎士団全員の
チョコレートを作ったけれど

この世界では、
このチョコレートは、
媚薬だったこと。

保冷箱の中には
お菓子は8個。

「なんで8個なんだ?」
とヴァレリアンが聞くと、
金聖騎士団6人分と、
ユウと、バーナードの
婚約者の分もあるらしい。

「ユウは何故これが
媚薬だと気が付いたんだ?」

食べてないのだろう?

とスタンリーは
茶色いお菓子を手に取り
匂いを嗅いだりしている。

「私は…
味見をして、大丈夫だったんだけど
その…」

「まさか、
ヒヨコたちに…?」

ヴァレリアンから
うなり声が聞こえて来た。

「ち、ちがうの。
二人とも、急にテーブルに
うつぶせになって、
私に部屋に閉じこもれって
言ってくれて…」

「一応は、ヒヨコでも
ユウに手を出したら
どうなるかは理解していたようだな」

ヴァレリアンの怒気に
ユウは息を飲む。

「だが、魔女の店のものを
使ったんだろう?

あの店の商品は
全部、偽物のハズだが?」

「偽物!?」

スタンリーの言葉に
ユウは驚いたような声を挙げた。

「偽物!?本当に?」

ユウがスタンリーに詰め寄る。

「あぁ。
あそこは怪しい雰囲気の店で
妙なものばかり売ってるが、

効果があるようなものは
なに一つ売っていないはずだ」

「そう…なんだ」

ユウが脱力したように
ソファーに座った。

「じゃあ、ユウ。
食べてもいいかな?」

私は保冷箱の中から
茶色いお菓子を取り出した。

匂いを嗅ぐと、
確かに媚薬のようなにおいがする。

香料だけは似せてつけているのだろうか。

王族は毒物の耐性を付けるため
幼いころから教育をされているので
匂いを嗅げばどのようなものか
たいていはわかる。

このお菓子も
媚薬の匂いは確かにするが…

元々、まがい物ばかり
売っている店の商品だ。

危険はないだろう。
ユウは味見をしたと言っていたし。

「え?
でも、やっぱり
やめた方がいいと思う」

ユウは私の手を掴んだ。

「でも、ユウが
『愛する人のために』作ったんでしょ?」

なら、何が何でも食べたい。

「じゃあ、俺も食べるか」

「そうだな。私も」

と、ヴァレリアンとスタンリーも
手を伸ばした。

「待って。
ほんとに媚薬だったら…」

焦るユウの肩を私は抱き寄せた。

「それでも構わないよ。
元々、私たちは媚薬なんか
使わなくてもユウを愛してるからね」

クスクス笑うと、
ユウの白い肌が赤くなっていく。

俯くユウは、可愛い。

「なら、決まりだな」

ヴァレリアンが先に
一口かじった。

次に、スタンリーが。

そして私も茶色い菓子を口に入れる。

……甘い。

その甘さは、どこか
ユウの体液の甘さに似ているような気がした。

そう。
ユウと…同じ甘さだ。

それに気が付いたとき、
私欲望が荒々しく猛り始めた。

……確かに、媚薬だ。


だが、これは魔女の店の商品が
媚薬だったわけではないだろう。

何故なら、茶色い菓子の甘さは
ユウの体液と同じ甘さだったから。

おそらく菓子を作っている過程で
ユウの体液か、もしくは魔力が
菓子に埋め込まれてしまったと思わる。


どちらにせよ、私には。
いや、ヴァイオリンやスタンリーにも
馴染みの味と匂いだった。


ユウを愛したくて仕方がない、
そのスイッチが入る甘い香り。


私はユウを抱き寄せ、
それが合図のように、
ヴァレリアンもスタンリーも
ユウの傍に跪いた。


「可愛いね、ユウ」


私はそうユウの耳に囁いて、
その柔らかな耳たぶに咬みついた。














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