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愛とエロはゆっくりはぐくみましょう
72:ヒヨコの暴走【エルヴィンSIDE<2>】
しおりを挟む絶え間なく甘い香りが
部屋に広がり、脳を溶かしていく。
ケインはユウが寝ているベットの
すぐそばに跪くと、
ユウの指先にキスをしていた。
ケインは女神を深く信仰しているから
ユウにも女神にいた気持ちを
抱いているのかもしれない。
俺は…女神は信じている。
だって、ユウをこの世界に
連れてきてくれたのだから。
きっと良い女神だと思うし、
俺たちのために色々
してくれているのだとも思う。
でも、当たり前だけど、
女神の存在を身近に感じることはない。
だから俺は、女神より、
身近にいる人を助けたいし、
信頼したいし、好きになりたいと思う。
だから、俺は、
女神より、すぐそばにいるユウを
好きになったし、そばにいたいと思う。
俺もユウの手を取った。
大好きだって、気持ちを込めて
手の甲に、手のひらに唇を押し当てる。
あったかくて、柔らかい手のひらに
俺も…たぶん、ケインも。
物凄い感動して。
剣だこのない手。
細くて…傷一つない指。
白くて、日焼けすら
したことがないような肌。
こんな肌を、俺は見たことが無い。
感動してたら…また、
コポって音がする。
ユウの蕾から…俺とケインの
放った精液が溢れている。
でも、それだけではない。
透明の…蜜のようなものが
ユウの蕾から零れるのだ。
そこから甘い…
理性を狂わせる匂いがする。
俺たちは…ユウの手を舐めた。
指先を、手のひらを、甲を。
おそらくユウがしてくれたのと
同じように。
指先を口に入れ、俺が舌で
舐めると、甘い吐息が
ユウから漏れる。
指をちゅーっと吸って、
指と指の間を舐めたら、
ユウの体が、ビクって動いた。
気持ちイイのかと思って、
今度は手のひらの皺を
ゆっくり舐めたら、
「あ……ぁ」
ってユウが小さく喘ぐ。
その声を聴き、
ケインもまた、舌を出し、
指先から、腕の内側、そして
肩へと舌を這わせている。
俺もそれに負けじと
同じように腕を舌で舐めた。
腕の内側はやわらかくて…
もし俺が獣だったら
噛みちぎってたかもしれない。
だって歯を立てて
跡をのこしたくなるほど、
柔らかくて、気持ちよくて、
赤い血の跡が映えるような
白い肌だったから。
俺はユウの腕を上げ、
脇を舐めてみた。
ちょっとだけ汗のにおいがして、
それも甘くて、驚いた。
そして舌は、胸の突起へとたどり着いた。
俺もケインも。
ケインに関しては多分だけど、
誰かと肌を合わせたことはない。
騎士の時は、知識だけは
先輩たちに教えてもらったけど、
聖騎士になってからは…
知識どころか、実地する暇もなかった。
なにせ団長が王族だし、
副団長は王子様で
参謀はお堅いスタンリーさんだ。
とにかく厳しい環境で
訓練はしても、そんな花街の話や
恋の話題をする余裕も…
誰かと出会う機会すらなかった。
だから俺たちは…
ユウの肌に触れながら、
互いの行動を確認するように
視線を合わせて、同じように動いた。
俺がユウの右の胸の突起に触れると
ケインも左の突起に触れる。
同じように舌を絡め、
吸い上げて…
そのたびに、ユウが
甘い声を漏らす。
それが…嬉しくて。
俺たちは夢中でユウの体を舐める。
指で突起を擦ると、
徐々に突起が芯を持ち始める。
小さく感動していたら、
ケインも同じように感動していた。
お互い目が合って、
少しだけ照れて苦笑して。
今度はまた一緒に、お腹を触り、
太ももに手を伸ばした。
ケインは左腿を。
俺は、右腿を。
一緒に、そっと開かせる。
甘い香りが、強くなった。
白い内股は…蜜でぐっしょり濡れている。
そっと内股を撫でると、
ぷるっと、ユウの…萎えた樹幹が
可愛らしく震えた。
俺たちは視線を合わせ、
二人で、ユウの樹幹に触れた。
片手でユウの樹幹を扱き、
もう片方で…ユウの樹実を一緒に触る。
可愛い実は、
やわらかい皮膚に覆われていて、
突いたり、皮を引っ張ったりしていたら
ユウの蕾から…蜜が零れ落ちてくる。
俺たちは物凄く興奮していて…
俺は我慢できなくて、
自分の欲望も握ってしまう。
ケインがいるのに自慰をするなんて。
と思ったけれど。
我慢できなかった。
ユウの樹幹の先端からは
トロリと透明な蜜が溢れてきている。
ユウも感じてるんだ、と思ったら
俺はこの蜜を舐めたくなった。
「なぁ…俺、これ、舐めたい」
とケインに言った声が
自分でも驚くほど、かすれていた。
「なら…俺も」
ケインはそういうと、
ユウの頭の方へ移動した。
俺はケインが何をするのか
わからなかったが、
そんなことより、
ユウのモノを舐めたくて…
ケインを見ずに、
ユウの樹幹を口に入れた。
……甘い。
ユウから零れる蜜は
物凄く甘かった。
じゅるじゅると涎をこぼしながら
俺はユウの幹を吸い上げ、
先端を舐めた。
俺の耳に、何かを舐める音がして
視線だけで見上げると、
ケインがユウの口付けているのが見えた。
俺も!
って言いたかったけど、
俺はユウの樹幹を舐めてるから、無理か。
ケインはユウの口の中に
舌を入れて舐めまわしているようだった。
きっとケインもユウの甘い蜜に
酔っているのだと思う。
俺も…甘くて、
脳が溶けそうで…
正気を保てそうになかった。
早く…早く…俺の猛る欲望を
なんとかしたい。
俺はユウの樹幹を舐めながら
必死で自分のモノを扱いた。
ユウの樹幹を口に入れ、
舐めまわした後は
口を離し、横から咥えてみた。
可愛い2つの実にも吸い付いて、
口に入れて、転がした。
ユウの樹幹は溢れる蜜で
ぐしょぐしょになっていて、
俺はますます煽られる。
俺は自分自身の欲棒を扱く手の動きを早めた。
もうすぐ…吐き出しそうだ。
もし俺が射精したら、
その液を…ユウの中にいれてもいいだろうか。
本当は俺が出した精液を
ユウに舐めて欲しいけど、
口はケインが独占してるから…。
俺はこの可愛い蕾に…
俺のものを擦りつけたい。
いや、擦りつけるだけでなくて、
ユウの中に入りたい。
ユウの中は…熱くて狭くて
キモチイに決まってる!
そう思った瞬間、俺はユウの中を
想像して…吐精してしまった。
でも、俺の興奮は高まるばかりで、
俺は自分が出した精液を、
ユウの蕾に塗りたくった。
入口に刺激を与え、
指を入れてみると、そこは思った通り
狭くて…あったかい。
指を2本にすると、
どろり、と俺たちが放った精が
糸を引いてでてきた。
俺はそれを掻き出すように
指の本数を増やし、ユウの内部をまさぐった。
この蕾の中には、
気持ちが良くなる箇所があると
先輩に聞いたことがあった。
それを思い出し、俺は指をぐいぐい入れ、
ユウが感じる場所をさがしていく。
2本では無理だったのかもと、
指の本数を増やし、
俺たちが放ったものがすべて
ベットのシーツに流れ落ちた頃、
俺は…蕾を、舐めた。
舌を入れて…ユウのなかを味わった。
頭が痺れて…
甘くて美味しいユウに
俺はただただ…溺れてしまっていた。
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