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愛とエロはゆっくりはぐくみましょう

73:ヒヨコは暴走したら犬になった

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息苦しい…?

上手く呼吸ができなくて、
私はぼんやり意識を戻した。

どうしたんだっけ?

なんか…うまく息ができない。

それに…下半身が…熱くて、
気持ちイイ…。

気持ちイイ……?

……なんで?

ぼーっとしていたら、
何かに舌が絡まっているのに気が付いた。

そこで、はっと誰かに
キスされていることがわかる。

私は慌てたが、体が上手く動かない。

キスをしている相手は
私が目を覚ましたことには気が付かず、
ひたすら私の口の中を舐める。

舌も、歯の裏側も、頬の裏側も。
唾液が溜まってきて、喉の奥に流れ込み、
私はそれを飲み込んだ。

ふと口から舌が外れ、
そのまま…舌は私の唇を舐め、
頬からゆっくり顎へ。

顎から肩へ、鎖骨へと移動する。

ようやく瞼が動いて
私は理解した。

キスをしているのが
ケインだと気が付いたからだ。

これは…絶賛、
『女神の祝福』発動中なんだ。

私の足元で、足の付け根に
吸い付いたりしてるのは、
きっと、エルヴィンだ。

あんな状態だったのに、
動けるようになって良かったけど
起きてすぐに、こんなことになってしまうとは…

申し訳ない。
……死にかけていたのに、
呪いの力が強すぎて泣けてくる。

次に女神ちゃんに会ったら、
祝福を弱めるのではなく、
解除してもらおう。

そう決意している間にも、
二人は私の身体を舐めまわす。

ふいに、エルヴィンが
私の中に指を入れて来た。

「ふ…ぁっ…や」
驚いて、声を挙げてしまう。

「ユウ、気が付いたのか?」

とケインが真面目な…でも
見たことが無い優しい瞳で
私を見た。

大丈夫か?と言われたとき、
視線が絡む。

あぁ、ダメだとわかってるのに…

ケインが息を飲み、
再び私に激しい口づけをしてきた。

「ユウちゃん、大丈夫?」
って足元から声がして。

ケインの口付けから
逃れるように視線を外すと、
また…今度はエルヴィンと視線が合った。

「ユウちゃん、好きーっ!」

と、これまたわかりやすく
『呪い』に囚われたエルヴィンが
まさに子犬のように私の肌に吸い付いた。

私の勃ったモノを舐めていたであろう
エルヴィンは、私の中に入れた
指をやや乱暴に動かし始めた。

「ふ…ぁぁっ」

「キモチイ?
ここ? ここがいいの?」

なんてエルヴィンが聞いてくるけど
答えられるわけがない。

ケインは私の胸に触れていたけれど、
ちゅっと胸の突起を吸った後、
私のおへそに舌を入れてきた。

まさか、そんなことをされるとは
思ってもみなかったので、
衝撃で体が震えた。

「ここも、イイのか?」
ってケインも聞いてくる。

返事はできなくて…
でも、身体中がキモチイに支配されていて。

私が小さくうなずくと、

「もっと、気持ちよくしてやる」

と、ケインが私を抱き上げた。

ずるり、とエルヴィンの指が
私の中から引きずり出された。

エルヴィンが小さく抗議の声を
挙げていたが、ケインは構わず、
私と向かい合わせになるように、
ベットの上で私を膝立ちにさせた。

どうするのかと思うと、ケインは
私の膝の間に仰向けで
身体を滑り込ませると、
そのまま…私の勃っている
を口に入れた。

ケインは寝そべって、
私のを舐めている。

私は…膝立ちの状態だったが、
いきなりのことで…

しかも、かなりの刺激に
思わず、前かがみになる。

すると、ケインの上で
四つん這いになってしまい、
足元にいるエルヴィンに
お尻を突き出すような形になった。

「ユウちゃん…めちゃめちゃ、
エロい、可愛い」

エルヴィンの上ずった声が
したかと思うと、
お尻にキスをされた。

「ひゃっ」
と声を出してしまったが、
エルヴィンは気にせず、
双丘を押し開く。

「ま…待…っ……あぁっ」

エルヴィンの行動に意識を
囚われていたけれど、
私の勃った
ケインに口の中にあった。

急にケインは、私の敏感な
箇所を執拗に舐めたかと思うと、
先端に歯をたてる。

あまりの刺激に、
私はガクガクと体を震わせた。

身体の奥から、何か熱いものが
這いあがってくるような気がして。

でも、それを発散することもできず、
私はケインの体に覆いかぶさるように
ベットのシーツにしがみついた。

「可愛い、ユウちゃん」
と双丘から吐息がかかり、
たぶん…エルヴィンの指が
私の中に入ってきた。

「ここ…めちゃめちゃ、熱い」
言いながら、エルヴィンの指は
執拗に私の中を動き、
指の本数を増やした。

「ここ…入りたい。
入って良い?」

なんて聞かれて、
答えられるわけがない。

しかも…体の熱が…熱くて
何も考えられない。

「いいぞ、ユウ、イけ」
ってケインに言われたけど。

何をどうすればいいかわからない。

ヒクヒクと体を震わせ、
私はーーー足の先まで力が入り、
悲鳴をシーツに吐き出した。

ケインが私の下から這い出して来る。

「ユウはまだ、イけないのか」

と、そんなことを言われたけど、
意味がわからない。

「そうなんだ。
ユウちゃん、可愛いね」

ってエルヴィンの声がした瞬間、
腰を掴まれたかと思うと
急に物凄い圧迫感に呼吸が止まる。

「…っ。ユウちゃん、
息、吐いて…きつい」

って辛そうな声がして、
何とか呼吸をすると、
エルヴィンがイイ子だね、なんて
言いながら…ズン!っと
押し入ってきた。

「おい、無理をするな」
とケインは言ってくれたけど、
エルヴィンは、だってキモチイイ、
とそんなことを言う。

「すごい、キモチイイ。
ユウちゃん、すごい」

ってエルヴィンは必死で
私の中に楔を押し込んでくる。

私はただただ、シーツに
顔をうずめて、声を殺す。

ケインは私の身体の下から出ると、
「キモチイのか?」
と、また唇を重ねて聞いてきた。

答えられるわけがないのに。

ケインに顎を掴まれて、
身をかがめたケインに
舌を絡められた瞬間、

エルヴィンが私の体内で
欲望を吐き出したのがわかった。

エルヴィンがはぁはぁと
息を吐きながら、
私から体を離す。

私はケインに抱き上げられた。

「俺は…ユウ、
お前の顔を見たい」

そんなことを言われて、
ケインに仰向けに寝かされたかと思うと、
今度は…

ケインに両足を掴まれ、
ぐぐっと胸に押し付けられたかと思うと
熱い…ケインの欲棒が、私の…
双丘にこすりつけられた。

「ここに…俺も、入れたい」
熱いものが、私の入り口をつつく。

ぬるり、とした感触がして、
私の中から、液が零れた。

それを潤滑油としたのだろう。
ずるっ、とケインの欲棒が
私の中に飲み込まれた。

「……っ」

驚いたケインの声と、
私の押し殺した悲鳴が重なる。

だがもちろん、
ケインは私から抜くことはない。

それどころか、さらに奥に進むように
私の足を掴み、引き寄せ、
腰を振った。

「あ!……ぁ、ぁ、ぁ」


ケインが動くたびに、
また体内から狂うような熱が
沸き起こってくる。

もしかしたらこれが
『キモチイイ』なのかもしれない。

ケインは呻くように
私を抱きしめ、動きを早くした。

「ユウ…すごい…
こんなの、初めて…だ」

私は無意識にケインにすがりついた。

怖い…。
『キモチイイ』が私を襲ってくる。

ケインはそんな私を抱きしめ、
ぐいっと深く欲棒を押し込んだ。

その圧迫感に、私は無意識に
身体に力を入れてしまう。

瞬間、ケインは
私の上で顎を反らし、
精液を私の中に吐き出した。

ぽたり、とケインの汗が
私の頬に落ちた。

私はぼんやりと
そんなケインは綺麗だと、
なんとなく思った。






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