【R18】完結・女なのにBL世界?!「いらない子」が溺愛に堕ちる!

たたら

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番外編<SIDE勇>

17:許可されたら…いいよね?【真翔SIDE】

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俺が見ている前で
悠子ちゃんは割烹着を脱ぎ、
下に履いていたズボンまで脱いでしまった。

白く薄い下着の丈は長くて、
太ももあたりまであった。

おかげで悠子ちゃんの
ショーツは…見えなかったけど。

見えなかったけど。

俺は、悠子ちゃんの手を止めることも、
視線を外すこともできずにいた。

ただ、悠子ちゃんの姿を見つめるしかできない。

もちろん、女性の肌を見るのは
初めてだった。

悠子ちゃんの肌は物凄く綺麗で、
言葉が出ない。

手を伸ばせば、
触れることができるぐらい
悠子ちゃんの体は近くにある。

でも、触れるわけにはいかない。

俺は息を何度も吸って、
割烹着を脱いだまま、ぼーっと
身体を揺らしている悠子ちゃんに
声を掛けた。

「悠子ちゃん、風邪ひくから
着替えよう?」

「んーっ」

って返事はあったけど、
悠子ちゃんが動く気配はない。

どれだけ飲んだんだろう?

ほんと、俺がいて良かった。

もしあの店長にお持ち帰りされてたら…

いやいや、店長じゃなくても、
こんな状態の悠子ちゃんだったら、
通りすがりの男に襲われてるかもしれない。

これからは、絶対に
俺がバイトの帰りは送ることにしよう。

そう心に誓ってしまう。

このままではらちが明かないので
俺は思い切って、
自分が来ていた厚手のシャツを脱いだ。

ジャンバーはすでに脱いで、
玄関横に置いてある。

部屋は言うほど寒くは無いので
シャツぐらいなくても大丈夫だろう。

俺は自分のシャツを悠子ちゃんに羽織らせた。

「う……っ、これ…は…」

自分のシャツを着た肌着姿の悠子ちゃん。

ものすごく…いやらしい感じがする。

俺のシャツを寝巻にして
ベットに追いやろうと思ったけれど、
ダメだ。

こんな姿の悠子ちゃんと
同じ部屋にいるなんて、危険すぎる。

俺は…俺の理性が信用できない。

かと言って、こんな状態の悠子ちゃんを
放置して帰宅するという
選択肢はないわけで。

俺は頑張って、悠子ちゃんに
着せたシャツのボタンに手を掛けた。

「ほら、これで寝よう?
ちゃんとボタンをはめて。

そうじゃないと、俺が触りたくなるだろう?」

って本音を冗談に変えて言ってみた。

笑い話にしないと、辛すぎる。

すると悠子ちゃんは、きょとん、
とした目で俺を見てきた。

そんな純粋な目で見られると…
やっぱり辛い。

「いいですよ?」

ん?
何が?

「真翔さんになら
触られたいです」

へへ、って悠子ちゃんが笑う。

ちょっと待て。

待ってくれ。

俺の耳がおかしくなってきた。

「触られたいの?」

俺に?

「はい。
ぎゅーってされるの、
大好きです」

悠子ちゃんが俺に抱きついてきた。

そうか。
あれだ。

兄に甘える妹なんだ。

だから、触られるのが好きってのは
背中を撫でられるのが好きとか
そういうやつで…

なんて、冷静になれるか!

裸同然の好きな女性が
俺の腕の中で、大好き、とか
言ってるんだぞ?

兄とか、妹とか、言ってる場合か?

何より、俺に当たっている…やわらかい
む、胸…が…

これを我慢できる男がいるのか?

いや、いないだろう。
しかも、触って良いって許可もでてるんだぞ?

俺は…色んな意味でたまらなくて、
押さえられなくなって。

悠子ちゃんの体を抱きしめた。

髪の匂いを嗅いで、
どこか…甘い匂いを感じる。

下半身がうずくような…甘い香りだ。

ヤバイ。

これだけで…もう、理性が吹き飛びそうだ。

俺は悠子ちゃんを床に押し倒した。

首にキスをすると、甘い吐息が聞こえる。

抵抗する様子はなく、
俺はほっとしながらシャツの下にある
薄い下着に触れた。

触っても…いいよな?

嫌なら、嫌って言うよな?

ドキドキしながら俺は薄い下着の上から
彼女の胸に触れた。

手を広げて、そっと押してみると、
弾力のある胸は、思った以上にやわらかい。

うわーっと俺は純粋に驚いた。

男と女の身体って、こんなに違うんだ。

俺は全部…悠子ちゃんの肌を
全部見たくなってしまった。

せっかくシャツを着せたけど、
邪魔でしかなかった。

でも急に脱がせたら、
悠子ちゃんは驚いてしまうかもしれない。

ふと、悠子ちゃんが小学生の頃に
義理の父親から性的暴行を
受けそうになったという話を思い出した。

未遂でよかった。

でも、あれから男が苦手で、
他人が怖くなったって言っていた。

でも、俺は触っても平気なんだよな?

俺は…怖くないんだよな。

俺だけは、特別なんだ。

って嬉しくなったけれど、
性急に進めて、
彼女に脅えられたらと思うと
さすがに、いきなり脱がせることはできなくなった。

だから、薄い下着の上から
ゆっくりと悠子ちゃんの肌に触れる。

できるだけ優しく。
布越しに胸や腹に触れ、
悠子ちゃんが慣れてきた頃、
そっと、薄い下着の下に手を入れる。

これ…キャミソールとか
言うんだっけ?

どうでもいいことを考えて、
痛いほど反応している下半身を
俺は必死に抑え込んだ。

そーっと。
ゆっくり。

俺は震えている指で…。

キャミソールの中に潜り込ませた指で
直に悠子ちゃんのお腹に触れた。

……やわらかい。

胸は…ブラジャーが邪魔だけど、
外してもいい…かな。

嫌がるかな?

外さずに…触れてみるか。

悠子ちゃんは何も言わない。

だから俺は悠子ちゃんのブラジャーを
少しずらした。

そっと触れて…
全部見たくなって。

俺は悠子ちゃんの薄いキャミソールを
そっと持ち上げた。

脱がすことはしなかったけど、
胸のあたりまで押し上げて、
ブラジャーからはみ出た
可愛らしい突起に目が釘付けになる。

触りたい。
いや、舐めてみたい。

ここまで来ても拒まないんだから
このまま抱いてもいいってことだよな。

俺はそっと、悠子ちゃんの
胸の突起を舐めた。

小さくて、可愛い。

ヤバイ。
ヤバイ。

もう、達してしまいそうだ。

俺はたまらず、ズボンのベルトを
緩めてしまった。

ズボンのボタンを外し、
中から猛ったモノを出す。

それはすっかり勃ちあがっていて
ズボンの中で痛いぐらいだった。

このまま自分で扱いて、
全部吐き出したくなる。

思わず片手で自分の欲棒を擦りながら
俺は悠子ちゃんの下半身に目を向けた。

ひざ丈の薄いキャミソールの下から
覗いていた白い足は、
俺が下着を押し上げたために、
ショーツと一緒に丸見えになっている。

悠子ちゃんのショーツは水色で、
あの時来ていたワンピースと
同じような色だった。

あの時も、これと同じ下着を
悠子ちゃんは履いていたのだろうか。

俺は身をかがめて、
悠子ちゃんの足を舐めた。

そっと両足を開かせて…
ショーツの上から、
悠子ちゃんの秘所にキスをする。

ふわ、っと甘い香りがした。

めまいがするような、甘い香り。

ショーツの上から、
この甘い香りにむしゃぶりついて
舐めまわしたくなるような…

そんな香りだった。

俺はおそるおそる舌を出した。

悠子ちゃんの秘所に
ショーツ越しに舌を押し付ける。

やわらかい弾力に
俺はそのまま、それに吸い付いた。

舐めるほど、匂いがきつくなり
俺は、性衝動が抑えられなくなってくる。

俺の唾液でぐっしょり濡れたショーツは
布地の上からでも悠子ちゃん秘所が
くっきり見えていて…

俺はとうとう、片手で擦っていた
欲棒から、精液を吐き出してしまった。

我慢できなかったのだ。

悠子ちゃんは、こんな俺を
どう思っただろう。

自分勝手な男だと
思っただろうか。

精を吐き出すと、
俺は少し落ち着いてきた。

そこで起き上がって
悠子ちゃんの様子を見る。

「悠子ちゃん…?」

悠子ちゃんは…寝ていた。

胸を曝け出して、
俺の前で、情欲的な姿のまま…

けれども寝顔は凶悪なほど幼く、
あどけないものだった。

「……本気マジか」

あれも、寝ぼけてたのか。

俺は…脱力した。

独りよがりに勝手に暴走して
勝手に…彼女の前で自慰してしまったのか、俺は。

物凄い後悔が沸き起こる。

まずい。
これは…しばらく、立ち直れそうにない。

俺は手の中に吐精した残骸を見て、
目の前のあどけなく眠る悠子ちゃんに視線を向けた。









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