【R18】完結・女なのにBL世界?!「いらない子」が溺愛に堕ちる!

たたら

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エピソード集<R18>

姫はじめは冷酷騎士と【2】

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私はユウの体に溺れていた。

正直、今まであまり閨のことに関しては興味が無かった。

一応、貴族としての閨教育は受けたがそれだけだ。


騎士となり、命のやり取りをするようになったときも、
で意識から恐怖を引きはがす者も多かったが
私はそれを理性でねじ伏せた。


知識を持つ人間だからこそ、
動物のように本能で動くべきではないと考えていた。


だから。
ユウの存在は、私の存在を揺るがした。


ユウに見つめられると、苦しくなる。
触れたくなり、抱きしめたくなる。


ユウに惹かれていると自覚をしてから、
ユウを守るため、手に入れるために私は
ヴァレリアンとカーティスの3人でユウを愛すると決めた。


そのことに異論はない。
そうでもしなければ、ユウは手に入らなかっただろう。


だが、たまにヴァレリアンなら、カーティスなら
ユウをもっと深く愛せるのではないか。

肌を重ねて、満たしてやれるのではないかという思いが沸き起こる。


そして私は…理性を無くす。


動物のように、ユウを欲して、すべてを…犯したくなる。

私はユウの体をソファーに倒し、体中を舐め、触れた。


まるで動物が所有印を付けるかのように、
ひたすら、ユウの白肌を吸い、舐めた。

それでも足りなくて、
ユウの赤く尖った胸の突起を吸うと、
ユウから悲鳴のような喘ぎ声が出た。

いつもは恥ずかしいのか、声を殺すユウの喘ぎに、
私は自身が興奮していることに気が付く。


気持ちいいのかと、
ユウの少し反応し始め可愛らしい欲望を
片手で包み込んでやると、
部屋中に甘い香りが広がった。


媚薬のような甘い香り…これはユウが性的興奮をすると
体臭がこのように甘くなるのだと聞いた。

強い香りは、ユウの花蕾から溢れているようで
私は好奇心からユウの両足を掴み、持ち上げた。

ユウの体は半分はソファーの上にかろうじて乗っていたが、
私の腕に持ち上げられて、下半身は宙に浮いている。

ユウの足を左右に開くと、蕾から甘い蜜が零れ落ちた。

物凄く淫靡な世界だった。

私の欲望が、ずくん、と疼き、
私は溜まらず蜜を舐める。

蜜は甘く、私はどんどん舌を進めた。

もちろん、嫌悪感はない。

ユウからこぼれる蜜は甘く、
私の頭を痺れさせる。

愛する人のン前では
理性や知性など関係ないのだと
言われているようだった。


私が顔を上げ、そっとユウの足を下すと、
ユウはずるずるとソファーから落ちた。

力が入らないのか、
大きく胸を動かしながらユウは床に転がる。


毛の長い絨毯はユウの肌を
傷つけることは無いだろう。

私はベットに連れて行くのももどかしく、
このままユウを抱くことにする。

本当なら、今すぐにでも
ユウを私の猛った欲望で串刺しにしたいぐらいだ。


私はふたたびユウの下半身に目を向けた。
可愛らしいユウの小さな欲望の樹幹は、
すでに育ち始めている。

私はそれに満足して、
膝を付き、小さな樹幹を口に入れた。

「ひゃ…っ……あぁあ」

ユウの足が、あがく。

それを手で押さえつけ、
私はユウの甘い樹幹を舐め、
先端を吸い、さらに、裏側のざらついたところも
丁寧に舌で刺激を与えた。


ユウはビクビクと体を震わせた。

イッたのだろう。

だが、精は出ない。

まだ体が成長していないからだと
ヴァレリアンは言っていたが。


私は一旦、口を離して、
ユウを安心させてから
今度は樹幹の根元に吸い付いた。


「な……に……スタンリーっ!」

根元の丸い花実を口に入れ、舐る。

精はここで作られると書物で読んだことがある。
そして…ここ、と。


私はユウの秘蕾に指を入れた。

大きくユウが喘ぐ。

「待って……そ、そこ…ダ……メ……ぁあっ!」


指を動かしを探していると、
ユウが一際反応した場所があった。


ここか、と指と花実に刺激を与える。

ユウは背中をそらし、私から逃げようとするが、
もちろん、逃がさない。

2つの花実を交互にしゃぶり、指の動きを速める。

ユウの喘ぎが激しくなったころ、
俺は花実ではなく、
ユウの甘い樹幹を口に入れた。

樹幹の裏側を口の中でなぞり、
きつく吸いあげる。

「ぁ、ぁ、ぁ、ぁあああああああーっ」

悲鳴のような声が挙がり、
ユウの内股が震えた。

ガクガクと膝が動き、
ユウは……精を、吐き出した。

私はそれを飲んだ。


初めての、ユウの精液だ。

他人のものなど、初めて口にしたが
ユウのものは、香りと同じく甘く、美味いと感じる。


「上手に、出せたな」

髪を撫で、声を掛けてやるが、
ユウは惚けていて、口から涎がこぼれている。


私がユウを導き、
精通を促したという事実に
私は心を震わせた。


いつも私はヴァイオリンやカーティスに
どこか、敵わない、と思っていた。


ユウを愛していると気づいたときも、
ヴァイオリンがカーティスと3人でユウを
愛すると宣言したから、
今、こうしてユウを抱くことができている。

カーティスがユウを甘やかし、
世話を焼いているから、
こうして私はユウに甘えることができるのだ、と。

心のどこかで私はあの二人と自分を比べ、
あの二人には敵わない、と諦めていた。

だが。

私は今、あの2人にはできなかったことを
成し遂げたのだ。


初めて吐精したユウは、
呆然としているようで、だらしなく
髪を乱して私を見た。

こんな姿も、愛らしい。

私はユウの頬についた涎を舐めながら、
両足を広げさせ、すっかり育ち猛ってしまった私の欲望を
ユウの蕾に押し当てた。

「いい子だ」

ぐっと押し込むと、ユウの弛緩した体が反応する。

だが、何度もキスをしていると、ユウは私を受け入れる。

まるですべての人間を拒否しても、
私だけは受け入れるのだと
そう言われているような気になる。


私は一気に奥まで進みたいのを我慢して、
ユウを見下ろした。

やわらかい肌に赤い跡があちこちついている。
私の所有印だ。

動物のようにユウを求めるなど……

「スタンリー…」

ユウの瞳が、私をとらえた。

「好きに動いて」

ユウの腕が私の首にすがりつく。

「何も考えないで…こんな時ぐらい、
やりたいように、好きなようにして…?

私は…絶対に、傷つかない。
スタンリーは、何をしても、私を傷つけない…から」


ダメだ、と思った。


私は夢中でユウに咬みつくようなキスをした。

欲望を奥まで押し込み、夢中で快楽を追う。


私はずっと『知識があるから』、『優秀だから』
世間から評価を得ていて価値がある人間だと思っていた。

宰相の息子として
恥ずかしくない振舞いをすべきたと考えていた。

動物のように、誰かを欲し交わるなど、
してはならないことだと思っていた。


だが、ユウは。
そんな私を簡単に変えていく。


欲していいのだと。
こころのままに行動していいのだと。

必死で腰を動かし、
快感を求め、私はユウを突き上げる。


もっと!もっと!もっと!

ユウを味わいたくて、
無意識に逃げる動きをするユウを押さえ込み、
私は夢中でユウの体内を味わう。


限界が近くなり、
3人でユウを愛するときはいつも
外に出していた精を、
私はすべてユウの中に吐き出した。

最後の一滴まで、
ユウの中に私のものを入れたくて。


すべての精を放った後も、
私はすぐにはユウの体内から出なかった。


ユウの身体を抱きしめ、
甘い香りを嗅ぎ、何度もキスをする。

そしてユウの呼吸が落ち着くのを待ってから
ユウの中からずるり、と吐き出した樹幹を出した。

すると、ユウの秘所から
私が放ったものと、ユウの蜜が混ざった甘い、
濁ったものが、こぽり、と溢れでてきた。


ユウが呼吸をするたびに、
蕾がゆるみ、そこから糸のように長く蜜がこぼれていく…。


私はユウの体を抱き上げた。

まだだ。

こんな行為だけで満足できるはずがない。


私はユウを連れて、
一枚扉でつながっている湯殿へユウを運んだ。







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