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BとLの世界は厳しい激エロの金字塔だった

31:呪いは解除してください(切実)

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白い世界だ。

私は漠然と思った。

そして、ここは女神ちゃんと会える場所だということに気が付いた。


私、どうしたんだっけ、と考えて、あの騎士様たち3人と
いたしてしまった行為を思い出し、悶えた。


恥ずかしすぎる。


もう、お嫁にいけない…。
行く当てもなかったけど。



「うむうむ。わしは満足じゃ」


そこに女神の声がした。

可愛い…中学生ぐらいの女の子の姿をした女神ちゃん。

いつもは白い布をいくつも重ねたような服を着ているのに、
今日は何故かセーラー服だった。

何故セーラー服?

「可愛いじゃろう?」


と女神ちゃんは満足そうだ。

まぁ、確かに可愛いけど。

「しかし、初めてじゃったのに、
良い仕事をしてくれたのう」

女神は嬉しそうだ。

私はこめかみを押さえた。

「そう、初めてだったのに……」

「そうじゃ! そこが良かったのじゃ。
優しい王子が実は独占欲丸出しの腹黒王子だったり
厳しい、冷たいと言われていた冷酷騎士が実は一番優しかったり。

経験豊富で絶倫団長が、それとなく自分のテクニックを自慢して、
独占欲を示したり。

もう、萌えじゃった!
萌えしかなかった。
素晴らしかったぞ!」


女神ちゃんは手を叩き、大はしゃぎだ。


……え?
もしかして、私、覗かれてた?


衝撃に体がこわばる。


「ちょ…、ちょっと…待って…
え?
覗かれる…??
え?」


覗くなど、人聞きが悪い、と女神は口を尖らせた。
そんな顔も可愛いけど、聞き捨てならないのはこっちのセリフだ。

「覗き見ではない。
世界が心配で、そなたがどれだけ頑張っているかを見守っているだけじゃ」

それ、ただの覗きだからー!!


「まぁ、まぁ」
女神ちゃんは、私をねぎらうつもりなのか
イスとテーブルを真っ白い空間に出した。

「ほれ、茶と菓子もあるぞ」

私は憤りを押さえて、素直に座った。

この場で最初から椅子とテーブルと
茶菓子が出てきたのは初めてだ。

それほど、女神ちゃんの中では
覗き見をした内容が良かったらしい。


神のお茶とお菓子って、
どんなものかしら?

思わず、興味深々で座ったが、何のことは無い、
テーブルの上にあったのは
ただのケーキとコーヒーだった。


しかも、ケーキの包み紙には
可愛いぺコリンちゃんの顔があった。

……これ、私の世界で一切れ250円のやつだ。


大事にされているのか、されてないのか悩む。


でも、食べるけど。
このぺコリンちゃんのケーキは安い価格の、
子ども向けケーキ屋さんだったけど。

貧乏な私の唯一のご褒美ケーキだったのだ。


一口食べたら、うーん。
生クリームではないぺコリンクリーム。
安定の味だ。


「いやぁ、これでそなたにも<愛>は溜まったからの。
頑張ってくれ」


……やっぱり<愛>を溜めるって、
そういうことだったか。


「じゃが、<愛>は使ったら減るからの?
補充は念入りにするんじゃぞ」


「え?<愛>って減るものなの?
永遠の愛とか言うのに?」


「当たり前じゃ!
永遠の愛など、ただの夢物語じゃ!」


……神様に言われると、身も蓋もない。


「それで私はこれから、どうしたらいいんですか?」

とにかく、大事なことを聞いておこう。


「どうしたら、とは?」

「だから、愛を溜めるのはわかりましたが、
どうやって愛を世界に満たすんですか?」

「うーむ、そうじゃのー?」


あれ?
なんで考えてんの?

……女神ちゃん?


怒りのまなざしで女神ちゃんを見ると、
女神ちゃんは慌てたように椅子から立ち上がった。


「ちがうぞ!
別に設定を忘れたとか、そんなんじゃないぞ!

ただ、その…再試験、再試験で、その都度いろいろ
世界の設定を変更したから…どの設定が生きてて、
どれが無くなったか…その…」


「……わかりました」

私は力なく声を出した。


あれだ。
私も経験したことがある。

一応、工場で無料のPCの使い方講習会があったとき、
渡された資料で会社への陳情書を作ったのだ。

そしたら、PCを触ったことがないおばちゃんたちが、
私のところに集まって、会社にはあれも言いたい、
これも言いたいと、横で大騒ぎしたのだ。

私はおばちゃんに言われるまま、
陳情書におばちゃんの意見を加え、
別のおばちゃんの文句に、それを書き換え、
またおばちゃんから非難されて、書き換えて。

コピー、上書き、コピー、上書…と、繰り返してたら
どれが本当の陳情書かわからなくなってしまったヤツ。

あのパターンだ。

横から言われるまま焦って作ったから、
最終的に何が言いたいのかわからなくなって。

きっと女神ちゃんも、思い付きでいろいろ変更して
世界の設定を作ったんだろうけど。

何かを指摘され、それを変更して、更新して
変更して…

と、繰り返したに違いない。


「女神ちゃん、言いたいことがあるんだけど、いい?」

「う、うむ」

「まずはメモを取りなさい」

私はバイトの女の子に教えるように言った。

「いきあたりばったりで仕事をしても仕方ないでしょ?
それじゃ、ちっとも成長できない。

自分が何ができて何ができないかを、把握しないと!

あと、女神ちゃんは今、一人じゃないでしょ。

私がいる。

私と一緒に女神ちゃんは
世界を救うって仕事をしてるんだから
自分でできることは、きちんと自分でして欲しいけど、
無理なところは私に頼ってちょうだい」

世界創造とか無理だけど
与えた祝福の数とか、
内容とかをメモするぐらいはできるし、
世界の設定とかも、言ってくれたら表にだってする。

できないことを、できるって思いこんで
一人で空回りして頑張っちゃうのは、ダメなことだ。

それは施設で、私も学んだ。

一人だけで頑張ってしまうと、
結局、周囲に迷惑をかけることしかできなくなる。


他人は…受け入れるのは怖い。
でも、施設の仲間…家族は違う。


そして、この新米女神ちゃんは、
神というよりダメダメ過ぎて、
もう私の施設に来たばかりの弟妹と同じに思えた。


一緒に話を進めていかなければ、
あの世界は救えない。


それだけは、嫌だ。


「だからね、女神ちゃん。
一緒に私も頑張るから、
とにかく情報共有はきちんとして!」


「……一人…じゃない?」


女神ちゃんは、私を見る。
その瞳は金色で…カーティスを思い出させた。


「そう。
私と女神ちゃんは、一蓮托生なの。
だからね、ホウレンソウを徹底しよう」


「ほうれんそう?」


「報告、連絡、相談、でホウレンソウ」


私は女神ちゃんの手を握った。


「私も、みんなの世界を壊したくなんかない。
できれば救いたい。

だから、一緒にがんばろう?」

ぎゅ、と手を握ると、女神ちゃんの目が潤んだ。

「女神ちゃん…?」

「そ、その…そんなこと言われたのは…初めて…じゃ」

「神様だもんね。
神様ってホントは完璧だからサポートなんか必要ないんだろうね」


「う…っ」


女神ちゃんは胸を押さえる。

ちょっと言い過ぎたか。
でも。

「いいんじゃない?
新米なんでしょ?
最初は誰でも、そんなものよ」


失敗して成長するのだ。
……少なくとも人間は。


「だから、一緒に頑張ろう?」

そういうと、女神ちゃんは嬉しそうに、
そうか、そうかとうなずく。


「嬉しいのぉ。
これが…友達というやつじゃな」


私の中では、女神ちゃんはもう【できない後輩】枠だけどね。


「とにかく、私は私で頑張るから、
女神ちゃんは設定を思い出したらその都度、私に知らせて。

いい?直接介入ができないなら、
レオとかブラウンとか、ホワイトとか。
聖獣ちゃんたちを使っていいから。


どんな小さなことでもいいから、
後でまとめて言おう、とか
思ったらだめだよ。

絶対にそれ、忘れるから」


女神ちゃんの目を見て、しっかり伝える。
女神ちゃんは、力強くうなずいた。


「わかった。任せておけ」


よし。


「あとは…萌えを味わえたお礼じゃ、
何か欲しい祝福はないか?」


「…だから、行き当たりばったりで祝福しないの!」


考えなしで動くからこんな事態になっているというのに。

怒りを隠さず言うと、女神ちゃんは、しゅん、となった。

「あ、でもお願いしたいことはあるかな」

「なんじゃ?」

女神ちゃんが嬉しそうな顔をした。

「体液とか体臭が媚薬になるとかいう祝福。
あれ、なんとかできない?

あんな強烈なのがあったら、
いつ襲われるか怖くて屋敷の外に出れないもん」

「そう…じゃな。
じゃあ、祝福は力を緩めておこう」

良かった。

「あと、目が合うとみだらな行為をしたくなる、
とかもなんとかして?」

「なんでじゃ?
そなたが好きな相手と
しやすくなるんじゃぞ?」

だからなの。
やっぱり女神ちゃんは神様で人間のことはわからないのね。

「女神ちゃんの祝福で、
好きな人に好きになってもらっても仕方ないでしょ?

私はきっと、相手が好きって私のことを言ってくれたとしても、
私はその人の気持ちを、女神ちゃんの祝福があるから
好きになってくれたんだ、って思ってしまう。

ずっと、ズルして愛されてるんだって、
自分のことが嫌になると思うの」

「そう…なのか……?」


女神ちゃんは驚いた様子で、ならば、その祝福の力も弱めよう、
と、言ってくれた。

良かった。

「じゃがの。好きとみだらな行為は別じゃぞ?」

女神ちゃんは言う。

「わしの祝福は、確かに【みだらな行為をしたくなる】が、
それだけじゃ。

本当に【みだらな行為】をするかしないかは
その人間次第じゃ。

そして、そなたを愛するかどうかもな。

わしは人間の感情にまで干渉できん。

知っておろう?
わしは、人間社会に干渉できないぐらい
力が強いんじゃ。

人間の感情にまで手を出せるわけなかろうが」

そっか。
そうだったのか。

だから3人とも、あんなに激しかったけど、
私を傷つけるようなことはしなかったんだ。


……って、あれ?
となると、あの3人が私を好きとか言うのって
本気…なわけ?

いや、勇くんの容姿に惹かれた…?

え?

ちょっとフリーズした。


だから、女神ちゃんの言葉に反応するのが遅れたのだ。


「じゃあ、祝福を緩める代わりに、癒しの祝福を与えよう。

そなたに癒しの力を。

そして、どんなに瀕死の状態でも、
そなたの中に欲望を押し込めば傷はたちまち治り、
行為を続けることができる祝福じゃ!」

いやいや、そもそも瀕死の時に、そんな行為はしないって。

私は脱力した。

そうか。そうやって意味のない祝福を女神ちゃんは
私にたくさん与えてくれたのか…。


使い道ないじゃん。

「でも、癒しの力って普通に使えるの?」

「そうじゃ。そなたの唾液も、体液も。
媚薬の効果を薄めた分、癒しの効果を高めておこう!」

……必要ないし。
なんで媚薬と癒しが同列なの?

いっぱい思ったけど。
ツッコんだけど。

今、わかった。
もういい、女神ちゃん。

難しく考えた方が負けなんだ。


「あと、そうじゃな…」


まだまだ祝福を与えそうな女神ちゃんの口を
私は手で塞いだ。

「もう十分もらったよ、女神ちゃん」

「じゃが…わしは、そなたに喜んでもらいたいのじゃ」

女神ちゃんは、しょんぼりしたように言う。
ほら、やっぱり。

「そなたをわしは、わしの事情に巻き込んでしまった…
じゃが、そなたはわしと一緒に頑張ってくれるという。

その…わしはそなたと、と、と…もだち、なんじゃろ…?」


やっぱり女神ちゃんは、施設の子と同じだ。


私が育った施設には、色んな子がいた。

ワケアリ子ばかりだったから、
勇くんみたいに、最初から殻に閉じこもってしまう子もいれば
わざと明るくふるまう子もいる。

そして、小さな子はたいてい、年長組の子たちに
分け与えられたお菓子を持ってきたり、
寝るときのぬいぐるみを貸してくれようとしたりする。


弱者として生きてきたから、
力の強い者に媚びて生きようとする生存本能だ。

そんな弟妹たちに、私たち年長組は繰り返し伝えるのだ。


私たちは、この施設で出会った瞬間から、
何も与えなくても、何もしなくても。

私たちは大切な仲間で家族なんだだ、と。


心が苦しくて暴れてしまう子もいる。
そんな子たちも同じだ。

暴れても、何をしても、私たちは家族だ。

本当の家族が恋しくて脱走しちゃっても、
それでも、私たちはその寂しさを分け合う友達だ。

どんな境遇だったかとか、そんなのは一切関係ない。

ただ、この施設で出会った。
その事実だけで十分なのだ。家族や友人になるには。

「女神ちゃん、祝福なんかいらないんだよ。
私と女神ちゃんは、人間と神様で、
本当なら友達にはなれないのかもしれないけど。

でも、今はこうして出会ってる。

一緒に同じ世界を救いたいと頑張ってる。

それだけで十分なの。

女神ちゃんは、神様で人間に何かを与えるのが
当たり前かもしれないけれど、人間は違うんだよ。

何かを与えなくても。
何かをしてあげなくても。

私は女神ちゃんのことを友達だと思ってるし、
大切だと思ってる。

それでいいんじゃない?」


私は施設の弟妹にするように
女神ちゃんを抱きしめた。


神様を抱きしめるなんて
バチ当たりかもしれないけれど、
私には女神ちゃんは、小さな弟妹たちと同じだ。


一人で頑張って、空回りして、
誰にも頼れない寂しい女神。

まるで自分のことを見ているようだ、と不意に思った。


私も誰にも頼れず、つい一人で頑張って、
そして人間関係が築けずに空回りばかりしていた。

似たもの同士で、ほっとけないのかもしれない。


「のぉ、悠子」

女神ちゃんが、私の腕の中で小さな声を出した。

「もしも、もしもじゃぞ。
世界の破滅を止めて、わしが女神試験を合格したら…

…今度はわしと一緒にここで…」


女神ちゃんの声は小さすぎて聞こえない。

「なに? 女神ちゃん」

「なんでもないのじゃ!」

女神ちゃんは怒ったような声を挙げる。
そして、大気がぐらり、と揺れた。


え?
なんで?

いきなり元の場所に
戻されようとしている?!

まだ話は途中だし、
せめて今後の方針だけでも
一緒に決めたい。

「女神ちゃん!?」

私は声を荒げた。
が、女神ちゃんは私よりも
さらに大きな声を挙げた。



「何でもないのじゃー!!!」


女神ちゃんの声が響く。

「ちょ、待ってー!!!」

なんで追い出されるのー?

まだ話したい事、あったのにーーーー。


女神ちゃんのバカヤロー!
っと私は思わず叫んでしまった。






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