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愛は変態を助長させる

21:キッチンで

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 僕は真翔さんに抱き上げられ、
キッチンテーブルの上に乗せられた。

コタツよりも高い場所になるので少し怖い。

しかも真翔さんは僕の両足を開かせたまま
じっと僕を見つめているのだ。

さっき、長い指でずらされた下着は
元の位置に戻っている。

けれど、真翔さんの指で擦られた場所は
自分でもわかるぐらいに濡れていたし、
その場所を真翔さんに観察するかのように
見つめられるのは恥ずかしい。

真翔さんは僕が顔を真っ赤にしているのが
分かっている筈なのに
僕の両足を掴んだままだ。

「悠子ちゃんが恥ずかしがる度に、
ここ、濡れて来てるよ」

急に真翔さんがそんなことを言う。

違う、とも、そうです、とも言えなくて
僕は真翔さんから顔を背けるしかできない。

真翔さんはそんな僕の頬に口付て、
「ごめんね、意地悪し過ぎた?』なんていう。

その言葉にも、僕は否定も肯定もできない。

でも真翔さんは僕の返事は期待してなかったと思う。

だって僕が何かを言う前に、
僕の両足の間に顔を近づけて、
ふーっと息を吐いたのだ。

僕はゾクゾクした感覚が背中を這いあがり
思わず肩をすくめてしまう。

「悠子ちゃんのここ。
ぐっしょり濡れて、
下着の上からでもわかるぐらい、
ぱっくりと口を開けてるよ」

真翔さんが秘所を突く。

「このまま、俺の指を飲み込みそう」

布地の上から真翔さんの指が
また体内に入ろうとするけれど、
もちろん、布地が邪魔で入らない。

その事実に僕は、じれったいような
感覚になった。

真翔さんの指をさっき
感じたからだろうか。

早く体の中に指を入れて
かき回して欲しい、ってそんなことを思う。

そんな自分の考えに気が付き、
僕は恥ずかしなってしまった。

思わず俯くと、
真翔さんは僕の様子に気が付いて
どうしたの? と下から僕の顔を見上げて来た。

足の間から真翔さんの整った顔が見えて
さらに恥ずかしくなる。

とろり、と体内から何かの液が
漏れるのを感じて、僕は震えた。

「もしかして、感じちゃったのかな」

だとしたら嬉しいな、と言いながら
真翔さんは僕の秘所に顔をうずめると、
下着の上から吸い付くように舐める。

僕は強い快感に思わずのけ反った。

布地の上からでも凄い刺激なのに、
直接だったら、どんなに凄い
快感なのだろうと、
思わずそんなことまで考える。

そんな僕の期待など気が付かず、
真翔さんは満足そうな顔を僕に見せた。

「悠子ちゃんの
綺麗に見えるようになったよ」

下着がぐしょぐしょに濡れて
秘所の輪郭があらわになったのだろうか。

僕はどう返事をしていいかわからない。

「ほら、小さなココも、
すっかり勃ちあがってきている」

ちゅっと下着ごと吸われて
僕はとうとう、悲鳴のような声を挙げてしまった。

「……かわいい」

真翔さんはうっとりするように言う。

そして、そろそろ脱ごうか。と
ようやく僕の足から下着を引き抜いた。

「内股まで濡れてる……ほら」

と太ももの内側を指でなぞられるけれど、
僕には状況がわからない。

ただ恥ずかしくて、
テーブルの上で真翔さんから
視線を外すことしかできない。

「可愛い。それに……悠子ちゃんの
可愛いココ、こんな風になってたんだ」
なんて観察するように言われて
僕はやめて、って言いたくなる。

でも言えない。

だって真翔さんの声は楽しそうだったから。

真翔さんがしたいことなら
僕はどんなことだって受け入れる。

と、思っていたけれど。

真翔さんの指が僕の秘所を
左右に開き、悠子ちゃんは
まで綺麗だね。

と言われた瞬間、
恥ずかしすぎて気を失いそうになった。

「悠子ちゃん、悠子ちゃんの
味わいたい。いい?」

って言われて、いいですよ、って
言えるわけがない。

「ダメ?
悠子ちゃんのこのトロトロの蜜を
味わいたいんだ」

なんで真翔さんは真顔なの?
もしかして、顔に出ないだけで
酔ってるのかも?

「それに、良い匂いがする」

って僕の秘所に鼻を引っ付けてきて、
匂いなんて嗅がないでーっ!って
僕は叫びそうになった。

「可愛いなぁ。悠子ちゃんは。
もっとぐずぐずに泣かせて、
どろどろに甘やかしたい。

キモチイイに溺れて、
意識がなくなるぐらい
責め立てたい」

真翔さんが恐ろしいことを言っている。

優しい真翔さんが
普段なら絶対に言わないようなセリフだ。

やっぱり酔ってるんだ、と僕は思った。

どうしよう。
冷たい水を渡した方が良いかな。

でも僕はテーブルの上で
下半身は下着すら履いてない状態で。

しかも両足を真翔さんに捕まれて
広げている状態だ。

こんな僕に何ができるというのか。

真翔さんは匂いを嗅ぐように
僕の秘所を鼻で押し、
ぺろりと舌で舐めた。

僕の身体がビリビリっと震えて、
とぷりと何か液体が漏れたのがわかる。

「ふふ。
俺に舐めてって、蜜が出て来たね」

なんて真翔さんは言うけれど。

じゅるじゅると音を立てて真翔さんは
僕の秘所に吸い付いてきて
僕はこれ以上声が出ないように
必死で両手で口を押える。

早く。
早く終わって!

僕は羞恥で肌を真っ赤にして、
与えられる快感に必死で耐えた。




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