【R18】睡姦から始まる恋。僕の性癖と可愛い彼女の楽しい(?)日々

たたら

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愛は変態を助長させる

10:エロい動画【真翔SIDE】

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 先輩からのメッセージには
「彼女と楽しめる動画を選んでやったぞ」と
いくつかの動画URLがあった。

だが、そのURLをタップする前から
どんな動画なのか想像がつくような写真が
アプリ画面に出てきている。

……成人向け動画だ。

「な、にを考えて……」

いや、これは先輩なりの優しさ……なのか?

彼女と楽しむ動画って、なんだ?
エロ動画を一緒に楽しむのか?

世の中にはそう言う恋人たちもいるってことか。
いや、先輩はきっと女性と一緒に
楽しんで見ているのだろう。

そうでないと、俺に送ってくるわけがない。

俺はそのメッセージを消そうと思ったが、
アプリのメッセージを消してしまうと、
消したことが相手に伝わってしまう。

そうなると、先輩との関係が
ギクシャクしないだろうか。

少しは見て、感想を言わないと
ダメ……かもしれない。

俺は悠子ちゃんが眠る寝室の
扉をちらりと見て、
閉まっていることを確認した。

そして、スマホの音量を
小さくして、URLをタップする。

正直言って、それらの動画は衝撃的だった。

どう見ても特別な性志向を持っている人向けの
動画ばかりだ。

俺は全部を見ることなどできず、
動画の最初だけ見て
次々と別の動画のURLをタップした。

けれど、心臓はバクバクしていたし、
ほんの少しだけ。
少しだけだけど、悠子ちゃんを
動画の女性と重ねてみた。

動画の中で女性は激しく性行為をしていた。
しかも、アブノーマルな。

SMというものだと思う。
白い肌を縄で縛られた女性を
無理やり凌辱するような動画もあった。

四つん這いになり、男の欲棒を
ひたすら奉仕する動画。

もし、悠子ちゃんが俺の
こんな風に求めてくれたら。

そんなことまで考えてしまう。

中でも衝撃的だったのは、
大きく開いた女性の両足を広げた状態で
縄で固定し、その秘所に異物を……。

様々な異物を入れて
女性を喘がせていた動画があったのだ。

最初はペンのような細いものから
徐々に太い物へと異物は変わる。

最後は何種類ものバイブレーターを
入れる動画だったのだが、
俺は先ほどの悠子ちゃんの秘所に
が入る姿を思い出し
欲棒を勃起させてしまった。

悠子ちゃんの体内に、
無機物を挿入したらどうなるのだろう。

考えるだけで興奮してくる。

俺と1つになるのも良いけれど、
悠子ちゃんの体内に
異物が入るところを見てみたい。

そんなことを言ったら、
変態だとか言われて嫌われるだろうか。

動画に出てくるような道具など
俺はもちろん、持っていないし、
どこで買うかもわからない。

だが、身近な……それこそ、
俺がいつも使っているような
ペンとかだったら?

悠子ちゃんの可愛らしい
白い内股に俺が普段使っている
ペンを這わせて、
秘所に……。

つぷん、とペンの先端が
悠子ちゃんの体内に挿いるのを
想像し、俺は身震いした。

スマホ画面に映し出されていた
動画が終わり、
俺がぼーっとしているうちに
次の動画が始まった。

今度はキッチンでエロいことをする動画だった。

女性の身体にケーキのクリームを
塗りたくって食べる男や
女性の身体を箸でつつく男。

そして女性の秘所に、
野菜を……入れる男。

食べ物を粗末にするなんて、と
そんな道徳観が沸き起こったが、
そんな自分を嘲るように
俺の下半身は勃起している。

もしも、悠子ちゃんと
この部屋のキッチンで……。

いや、ダメだ。
そんなことできるわけがない。

俺は首を振ったが、
ほんとに無理か?と考えてしまう。

酔いに任せて、
さっきは玄関で求めたじゃないか。

靴もまともに脱がずに、
口付を何度も交わして。

それにさっきはコタツの上に
悠子ちゃんの身体を乗せて味わった。

あれがただ、キッチンに
代わるだけじゃないのか?

コタツではなく、キッチンのテーブルで。

いや、シンクに立つ悠子ちゃんを
立ったまま後ろから……。

妄想が止まらない。

俺が自然と下着の中に
手を入れようとしたとき、
隣の寝室から物音がした。

俺は慌ててスマホの画面を消す。

悠子ちゃんが目を覚ましたのかもしれない。

俺は下半身の昂ぶりを隠し、
なんとか立ち上がった。

そっと寝室を覗くと
悠子ちゃんは眠ったままだったが、
俺がベットサイドに置いていたペットボトルと
コップが倒れていた。

悠子ちゃんが寝返りをしたときに、
手が当たったのかもしれない。

俺はふらふらと悠子ちゃんに近づき、
ペットボトルとコップを元の場所に戻す。

それから悠子ちゃんの頬に触れた。

悠子ちゃんを抱きたい。
抱きつぶすほどに。

荒れ狂う欲情をすべて
悠子ちゃんに注ぎたい。

優しい兄のような顔を外して、
悠子ちゃんの身体を気遣い、
丁寧に愛し合うのではなくて。

ただ獣のように求め合いたい。

ダメだ、と俺は咄嗟に
そんな欲望を首を振って掻き消した。

性行為になれていない悠子ちゃんに
そんなことをしたら嫌われる。

強引に押さえつけ、
それこそ先ほどの動画のように
悠子ちゃんの身体を縛り付けて
俺の欲望のまま貪ってみたい。

そう思うのは自由だ。
ただの妄想だから。

でも、それを現実にするのは、
絶対にダメだ。

だが。
俺は悠子ちゃんの頬から
指を滑らせ、唇に触れる。

こんな風に眠っている悠子ちゃんだったら?

俺の欲棒を咥えても
目を覚ますことのない悠子ちゃんなら
多少のことは大丈夫なんじゃないのか?

俺の心が悪魔のささやきをする。

悠子ちゃんだって俺のことを愛してくれている。
なら、どんな俺だって受け入れてくれる筈だ。

そんな都合の良いことを考えてしまう。

俺の心は激しく揺れ動く。

俺はとうとうその日の夜は眠れずに、
悠子ちゃんの身体を前に
ひたすら葛藤していた。

翌朝、俺の寝不足の顔を見た悠子ちゃんが
慌てて俺に膝枕をしてくれたから
それはそれでよかった。

……と思うことにしておこう。


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