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第一部 3章 それぞれの
第22話 道を歩き始める
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式は終わり、教室で再び先生の話を聞き、最後に全体の写真を撮ると呆気なく解散を告げられた。写真は二週間ほどして全員の家に届けられることになっているらしい。
卒業式が終わっても、流石に人情やら感傷とやらがあるもので、誰もがすぐには学校を去ろうとはせずに、それぞれが思い出の残っている場所へと足を運んでいた。タケノリはフットサル部に、ユズハは手芸部にそれぞれ顔を出しに行き、セイイチロウはカズキを連れて図書室へと向かって行った。ユースケも先生の何人かに会ってこようかとも考えたが、何となく動く気にはなれず、教室や窓から見える景色を目に焼き付けようとした。もうお別れとなる自分の席に着いて、窓の外を眺めていた。教室ではどこの部にも所属していなかった人たち数人が残って、隅っこの方で集まって静かに盛り上がっていた。
ふと、隣に誰かが座る気配がした。振り返ると、アカリが物憂げな表情で座ってユースケのことをじっと見つめていた。
「よっす。ユズハと一緒に行かなくて良かったのか」
「いやいや、だって私手芸部じゃないよ?」
「それも、そっか……」
何となく言葉が宙ぶらりんで続かず、二人して窓の外を眺めた。その景色を眺めているうちに込み上げてくるものを、ユースケは唾と一緒に飲みこんでいた。
「ユミさんさ、あれ、ユースケ君のこと話してたよね」
「……どうだかな」
「絶対そうだよ~。ふふっ、相変わらず照れ屋だね」
何となく、惑星ラスタージアを観測しに行ったときの、花火をしていたときと雰囲気が似ていると感じた。それでも確かに違うのは、アカリの声音が明るいことだった。
「ユースケ君、望遠大学校に無事に入学決まっておめでとう。まさかあのユースケ君がって皆思ってるよ」
「へへ、舐められたもんだな。今まで俺は本気出してなかっただけだったのによ」
「ふふ……ほんと、凄いよ、ユースケ君」
アカリの声はどこか熱を帯びたようにうっとりしていて、ユースケは耳が熱くなった。アカリが身を乗り出した気配が伝わり、ユースケは腰を引いて椅子に深く座った。アカリは校庭を、並木道を、そこを歩く人一人ひとりを、目に映る物すべてを隅々まで見渡していた。ふわっと、窓からの隙間風がアカリの短い前髪を揺らし、淡い香りを舞わせた。
「この学校が終わっても、ユースケ君の努力は終わらないもんね。望遠大学校に行っても、その先、研究室?に行っても、ユースケ君はきっと、今と変わらない感じで頑張り続けてるんだよね」
「……ああ、当たり前だ」
「だよね。ユースケ君ならそうしてるって、心から信じられるから、私も、もう少し頑張ってみようかなって……もっとこの先を生きたいって、思ったんだよ。ねえユースケ君、手、出してくれる?」
アカリはそう訊くものの、ユースケの返事も待たずにさっさとユースケの手を握ってきた。握手するように握ってきたアカリの手は、少し湿っていて、柔らかく、小さかった。
「ユースケ君の今後の活躍を期待していますぞ! なんてね……頑張ってね、ユースケ君。きっと君なら、世界も変えていけるから」
「……俺さ、アカリがいなかったら、惑星ラスタージアを目指すなんて絶対思わなかった。だから、ありがとう。このお礼として、絶対惑星ラスタージアに行けるようにしてみせるさ。任せとけって」
「……うん、うんっ」
アカリは涙ぐみながらも、それを紛らわせようとするかのように握った手をぶんぶんと振った。ユースケも楽しくなって手をぶんぶんと振っていると、アカリも瞳一杯に涙を溜めながらも、笑って手を振り返し続けてくれた。
しばらくしてユズハとタケノリが、それからさらに時間が経ってセイイチロウとカズキが教室に帰ってきた。皆してすっきりしたような表情をしており、ユースケもいよいよこの時が来たかと、満を持して立ち上がって鞄を手にするが、カズキが「ちょっと待てい!」とほとんど怒鳴るように言ってきたので、ユースケも急ブレーキがかかったようにつんのめいてバランスを崩しそうになる。
「何なんだよカズキ」
「まあまあ、ちょっと待てって。ほんとせっかちな奴らだなあ」
一々一言多いカズキの頭をユズハのチョップが襲った。カズキは涙目になりながらも鞄に手を突っ込んで、そして、取っ手のついた漆黒のコップを取り出してきた。それがユースケの机に置かれ、気になってユースケもそのコップの中を覗き込むと「まだ触るんじゃねえぞ」とカズキに咎められる。ほんとに一々五月蠅い奴だなと感じながらも改めて覗き込むと、表面はつるっと滑らかに形が整っていたのに対し、内側は意外に凸凹しているようであった。取っ手もよく見ると、ちょうど指のかかる内側の部分が少しだけ歪んでいた。なるほど、とどういうものかを把握して納得していると、そのコップの横にさらに赤色と青色の同じ形のコップが並べられた。
「なに、このコップ」
「まさか本当にどっかから盗んできたんじゃ……」
「何が本当に、だよユースケ、馬鹿やろうが。これはな、その……」
威勢は十分なのに、肝心(?)なところで勢いの落ちるカズキをユースケ、タケノリ、ユズハの三人でせっついた。くすぐられたように悶えるカズキは、やっと観念したのか息を思いっきり吸い込むと、「俺が作った奴だよ!」と叫んだ。「ええ!」とユースケたち三人が驚いてると、ぱちぱちとセイイチロウとアカリが拍手していた。何だか化かされた気分になるが、タケノリとユズハも一緒に化かされているならまあいっか、とユースケは最後まで楽観的だった。
「ほえ~カズキやるじゃない。見直したわ」
「おおっと、惚れるなら俺じゃなくてセイイチロウの奴にしてやってく、ぐはぁっ!」
「お前はいちいち余計なんだよっ」
「というかまあ、カズキにだって惚れるわけないんですけどね、ぷぷ」
セイイチロウに一通り締め上げられた後、落ち着いたカズキ曰く、カズキは磁器の焼き物の職人の息子であるらしく、実家を継ぐつもりもなく望遠大学校に行くでもなく何となく過ごしていた学校生活だったが、五学年になってやっと決心がつき、実家を継ぐことに決めたのだそうだ。今までまったく話してくれなかったカズキの家庭事情にユースケたちは再び吃驚したが、カズキ本人もそれを口に出す必要もないと思うほど、それまで全く実家の手伝いやら腕を磨くやらはしてこなかったらしい。
「そういうことなら別に隠さなくたって良いじゃねえか」
「バカやろう。お前やユースケを見てな、俺も、半端はもう嫌だって思ったんだよ。だから、形にするまでは言いたくなかったんだ。アカリとセイイチロウには先に言っちまったけどな」
カズキは胡乱な目つきでセイイチロウとアカリを睨むが、二人とも口笛を吹いて聞いていなかった。カズキが騒いでいる横で、ユースケは改めて黒いコップを観察した。
黒々と塗りたくられたコップの表面は、外の世界を暗く映し出していた。実際に触ってみるとひんやりと冷たく、それでいてイメージ通りの滑らかさを確かに感じた。これが人の手で作られたものだというのが、改めて信じられないような想いだった。それも、がさつで不器用で、他人をせっかちだと言いながら自身もせっかちであるカズキが作り上げた物だとはもっと信じられず、ユースケはしみじみとコップに見入っていた。半端は嫌だと言ったカズキの言葉が心からの本音であるのだと、ユースケはじぃんと痺れたように胸を打たれていた。
ユースケは黒いコップを、タケノリは青いコップを、そしてユズハは赤いコップをそれぞれ受け取った。ユズハもカズキに対してああだこうだと呆れたような物言いをしながらも、うっとりと自身のコップを見つめていた。タケノリも、嬉しそうにコップをくるくると回してその感触を堪能していた。
全くゼロだった知識を身に着け、ほとんどゼロだった技術を磨いていきながら、三人が望遠大学校に行くまでに三つのコップを作り上げるには、一体どれほどの努力と根気が必要だったのだろうか。
「サンキュ、カズキ。これでこの一年以上全く学校に来なかった罪もチャラだな」
「何が罪だよ、人が頑張ってるってときに……まあな、だからおめえたちも頑張れよ。逃げ帰ってくるんじゃねえぞ」
それからようやく、ユースケたち六人は学校を後にした。並木道を歩いていると、追い風がユースケたちの背中を押した。誰も何も話さなかった。卒業してから望遠大学校に実際に通うようになるまではまだ日にちがあり、遊ぶ予定も入れていたが、それでも今日を以て何かが終わるのだという感覚を、恐らく全員が胸に抱いているのだろうとユースケは確信していた。学校を振り返ることなく、追い風に押されながら帰り道を歩くことで、その余韻にいつまでも浸っていられるような気がして、六人は静かに家に向かって歩き続けた。葉桜のばあっとなびく音が、新たな門出に出る卒業生たちを暖かく見送っていた。
卒業式が終わっても、流石に人情やら感傷とやらがあるもので、誰もがすぐには学校を去ろうとはせずに、それぞれが思い出の残っている場所へと足を運んでいた。タケノリはフットサル部に、ユズハは手芸部にそれぞれ顔を出しに行き、セイイチロウはカズキを連れて図書室へと向かって行った。ユースケも先生の何人かに会ってこようかとも考えたが、何となく動く気にはなれず、教室や窓から見える景色を目に焼き付けようとした。もうお別れとなる自分の席に着いて、窓の外を眺めていた。教室ではどこの部にも所属していなかった人たち数人が残って、隅っこの方で集まって静かに盛り上がっていた。
ふと、隣に誰かが座る気配がした。振り返ると、アカリが物憂げな表情で座ってユースケのことをじっと見つめていた。
「よっす。ユズハと一緒に行かなくて良かったのか」
「いやいや、だって私手芸部じゃないよ?」
「それも、そっか……」
何となく言葉が宙ぶらりんで続かず、二人して窓の外を眺めた。その景色を眺めているうちに込み上げてくるものを、ユースケは唾と一緒に飲みこんでいた。
「ユミさんさ、あれ、ユースケ君のこと話してたよね」
「……どうだかな」
「絶対そうだよ~。ふふっ、相変わらず照れ屋だね」
何となく、惑星ラスタージアを観測しに行ったときの、花火をしていたときと雰囲気が似ていると感じた。それでも確かに違うのは、アカリの声音が明るいことだった。
「ユースケ君、望遠大学校に無事に入学決まっておめでとう。まさかあのユースケ君がって皆思ってるよ」
「へへ、舐められたもんだな。今まで俺は本気出してなかっただけだったのによ」
「ふふ……ほんと、凄いよ、ユースケ君」
アカリの声はどこか熱を帯びたようにうっとりしていて、ユースケは耳が熱くなった。アカリが身を乗り出した気配が伝わり、ユースケは腰を引いて椅子に深く座った。アカリは校庭を、並木道を、そこを歩く人一人ひとりを、目に映る物すべてを隅々まで見渡していた。ふわっと、窓からの隙間風がアカリの短い前髪を揺らし、淡い香りを舞わせた。
「この学校が終わっても、ユースケ君の努力は終わらないもんね。望遠大学校に行っても、その先、研究室?に行っても、ユースケ君はきっと、今と変わらない感じで頑張り続けてるんだよね」
「……ああ、当たり前だ」
「だよね。ユースケ君ならそうしてるって、心から信じられるから、私も、もう少し頑張ってみようかなって……もっとこの先を生きたいって、思ったんだよ。ねえユースケ君、手、出してくれる?」
アカリはそう訊くものの、ユースケの返事も待たずにさっさとユースケの手を握ってきた。握手するように握ってきたアカリの手は、少し湿っていて、柔らかく、小さかった。
「ユースケ君の今後の活躍を期待していますぞ! なんてね……頑張ってね、ユースケ君。きっと君なら、世界も変えていけるから」
「……俺さ、アカリがいなかったら、惑星ラスタージアを目指すなんて絶対思わなかった。だから、ありがとう。このお礼として、絶対惑星ラスタージアに行けるようにしてみせるさ。任せとけって」
「……うん、うんっ」
アカリは涙ぐみながらも、それを紛らわせようとするかのように握った手をぶんぶんと振った。ユースケも楽しくなって手をぶんぶんと振っていると、アカリも瞳一杯に涙を溜めながらも、笑って手を振り返し続けてくれた。
しばらくしてユズハとタケノリが、それからさらに時間が経ってセイイチロウとカズキが教室に帰ってきた。皆してすっきりしたような表情をしており、ユースケもいよいよこの時が来たかと、満を持して立ち上がって鞄を手にするが、カズキが「ちょっと待てい!」とほとんど怒鳴るように言ってきたので、ユースケも急ブレーキがかかったようにつんのめいてバランスを崩しそうになる。
「何なんだよカズキ」
「まあまあ、ちょっと待てって。ほんとせっかちな奴らだなあ」
一々一言多いカズキの頭をユズハのチョップが襲った。カズキは涙目になりながらも鞄に手を突っ込んで、そして、取っ手のついた漆黒のコップを取り出してきた。それがユースケの机に置かれ、気になってユースケもそのコップの中を覗き込むと「まだ触るんじゃねえぞ」とカズキに咎められる。ほんとに一々五月蠅い奴だなと感じながらも改めて覗き込むと、表面はつるっと滑らかに形が整っていたのに対し、内側は意外に凸凹しているようであった。取っ手もよく見ると、ちょうど指のかかる内側の部分が少しだけ歪んでいた。なるほど、とどういうものかを把握して納得していると、そのコップの横にさらに赤色と青色の同じ形のコップが並べられた。
「なに、このコップ」
「まさか本当にどっかから盗んできたんじゃ……」
「何が本当に、だよユースケ、馬鹿やろうが。これはな、その……」
威勢は十分なのに、肝心(?)なところで勢いの落ちるカズキをユースケ、タケノリ、ユズハの三人でせっついた。くすぐられたように悶えるカズキは、やっと観念したのか息を思いっきり吸い込むと、「俺が作った奴だよ!」と叫んだ。「ええ!」とユースケたち三人が驚いてると、ぱちぱちとセイイチロウとアカリが拍手していた。何だか化かされた気分になるが、タケノリとユズハも一緒に化かされているならまあいっか、とユースケは最後まで楽観的だった。
「ほえ~カズキやるじゃない。見直したわ」
「おおっと、惚れるなら俺じゃなくてセイイチロウの奴にしてやってく、ぐはぁっ!」
「お前はいちいち余計なんだよっ」
「というかまあ、カズキにだって惚れるわけないんですけどね、ぷぷ」
セイイチロウに一通り締め上げられた後、落ち着いたカズキ曰く、カズキは磁器の焼き物の職人の息子であるらしく、実家を継ぐつもりもなく望遠大学校に行くでもなく何となく過ごしていた学校生活だったが、五学年になってやっと決心がつき、実家を継ぐことに決めたのだそうだ。今までまったく話してくれなかったカズキの家庭事情にユースケたちは再び吃驚したが、カズキ本人もそれを口に出す必要もないと思うほど、それまで全く実家の手伝いやら腕を磨くやらはしてこなかったらしい。
「そういうことなら別に隠さなくたって良いじゃねえか」
「バカやろう。お前やユースケを見てな、俺も、半端はもう嫌だって思ったんだよ。だから、形にするまでは言いたくなかったんだ。アカリとセイイチロウには先に言っちまったけどな」
カズキは胡乱な目つきでセイイチロウとアカリを睨むが、二人とも口笛を吹いて聞いていなかった。カズキが騒いでいる横で、ユースケは改めて黒いコップを観察した。
黒々と塗りたくられたコップの表面は、外の世界を暗く映し出していた。実際に触ってみるとひんやりと冷たく、それでいてイメージ通りの滑らかさを確かに感じた。これが人の手で作られたものだというのが、改めて信じられないような想いだった。それも、がさつで不器用で、他人をせっかちだと言いながら自身もせっかちであるカズキが作り上げた物だとはもっと信じられず、ユースケはしみじみとコップに見入っていた。半端は嫌だと言ったカズキの言葉が心からの本音であるのだと、ユースケはじぃんと痺れたように胸を打たれていた。
ユースケは黒いコップを、タケノリは青いコップを、そしてユズハは赤いコップをそれぞれ受け取った。ユズハもカズキに対してああだこうだと呆れたような物言いをしながらも、うっとりと自身のコップを見つめていた。タケノリも、嬉しそうにコップをくるくると回してその感触を堪能していた。
全くゼロだった知識を身に着け、ほとんどゼロだった技術を磨いていきながら、三人が望遠大学校に行くまでに三つのコップを作り上げるには、一体どれほどの努力と根気が必要だったのだろうか。
「サンキュ、カズキ。これでこの一年以上全く学校に来なかった罪もチャラだな」
「何が罪だよ、人が頑張ってるってときに……まあな、だからおめえたちも頑張れよ。逃げ帰ってくるんじゃねえぞ」
それからようやく、ユースケたち六人は学校を後にした。並木道を歩いていると、追い風がユースケたちの背中を押した。誰も何も話さなかった。卒業してから望遠大学校に実際に通うようになるまではまだ日にちがあり、遊ぶ予定も入れていたが、それでも今日を以て何かが終わるのだという感覚を、恐らく全員が胸に抱いているのだろうとユースケは確信していた。学校を振り返ることなく、追い風に押されながら帰り道を歩くことで、その余韻にいつまでも浸っていられるような気がして、六人は静かに家に向かって歩き続けた。葉桜のばあっとなびく音が、新たな門出に出る卒業生たちを暖かく見送っていた。
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