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第一部 2章 指差して
第12話
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「お兄ちゃん、お帰り」
ユリは感激したわけでも冷めているわけでもなさそうな、いつも通りな感じでそう言った。その反応にユースケは少し物足りなく感じたが、笑顔で「ただいま」と答えた。ユリはそんな笑顔に構わず、身体をひょいと横に伸ばしてユースケの背後で置き去りにされたタケノリたちの存在を確かめた。直後、ユースケを不満そうに睨み上げた。
「お兄ちゃん、タケノリさんたち置いてけぼりにしちゃダメでしょ」
「え? いやいやいやいや、置いてきたわけじゃないって、タケノリとユリだったらユリの方優先するし……」
「お兄ちゃん、いい加減妹離れしなって」
ユリはふっとユースケから顔を背けて、すたすたとタケノリたちの方へと向かった。ユースケはユリの一言がショックで動けずにいたが、すぐ我に返って慌ててユリの後を追った。兄離れの進んでいるユリに対して、兄が旅先でどんなことを通じてどんな思いをしてきたのかも知らずに、と怒ればよいのか、逞しく育ったとポジティブに捉えれば良いのか本気で悩みながら、タケノリたちのところへ戻ってきた。皆が一様に白い目でユースケのことをじっと見ていた。
「タケノリさんたち、今日もありがとうね」
ユリは気さくな感じでタケノリたちにそう言うと、頭を下げた。何事かとユースケが戸惑っていると、タケノリたちも皆一様に微笑んで、ユースケは白い目でタケノリたちを睨んだ。そのユースケの視線に気がついたタケノリが溜息を吐いた。
「セイラがな、ユースケいなくなってユリが寂しい想いしてるんじゃないかって言ってきて、それでときどき遊びに来てたんだよ」
「それで学校サボってるのかよ」
「はあ? 今日は休日だぞ」
呆れようとしたユースケにカズキが反論して、さらに「というか、サボってるとかはユースケに言われたくねえぞ」と付け加えた。さらりと休日であることを告げられたユースケは、カズキの悪態も無視して「ええ!」と、タケノリたちがユースケの家の前にいたとき以上に驚いた。
「まあ、ユースケが来たなら俺らももう来なくていいだろうな」
驚いたまま口の塞がらないユースケの顔を一瞥した後、タケノリは遠い目で空を見上げた。その表情からは、いかに妹にきつく言われていたのかを物語っていた。
「おい、早速どこ行ってたか聞かせろよユースケ」
カズキが乱暴にユースケの肩に絡んでくるが、口を開けて固まったユースケは動こうとしない。そのまま連行しようとして躓きそうになったカズキは、腹いせにユースケの頭を叩いた。その衝撃でユースケもはっと我に返った。
「なんだよ~今日学校休みかよ~もう少し行ってくれば良かった~」
「堂々とサボっといて何を言ってるんだ」
タケノリの横で静観を決め込んでいたセイイチロウがすっかり呆れていた。ユリも呆れたようにジト目でユースケを睨んでいた。
「まあ、今日はユースケも疲れたんだろうし、明日ゆっくり聞かせてもらおうぜ」
タケノリはちらりとユリを見る。ユリは急に取り乱して手をあたふたさせていたが、タケノリはそれを無視してセイイチロウとカズキと目を合わせた。セイイチロウも静かに頷き、カズキも初めは納得いってなさそうな表情を浮かべていたが、ユリの様子に気がついてユースケの背中をバチンと叩いて離れた。何が何だか分からないユースケはタケノリたちの顔を見回すが、タケノリは飄々と「それじゃ、またな」と言い残して、三人してさっさと帰っていった。その背中をぼんやり見つめていたユースケだったが、ユリがタケノリたちに手を振って見送っているのを見て、なんだか気が抜けてきてどっと疲れが押し寄せてきた。タケノリたちを追いかける気力もなくなったユースケは、「二度と俺の断りなしにユリに近づくんじゃねえぞ!」と去っていく三人の背中に向けて叫んでから、ユリの手を引っ張って家へと入っていった。シスコンの兄極まれりである。
その後、ユースケは居間にてユリにこれまでの旅行話をじっくりと聞かせようとしていたのだが、無常にも瞼が重くユースケの瞳を閉ざそうとしていた。話しているユースケも口元が覚束なくなり、呂律も怪しくなり、どこまで話したか分からなくなって同じ話を繰り返したり、いきなり大きな声で叫んだりと話がとっ散らかった。初めはユリもウキウキ気分でユースケの話に愉しそうに耳を傾けていたのだが、次第にユースケが疲労感に襲われ眠いことを察すると、「もう良いから、また聞くから、お兄ちゃんもう寝てな」と心配する始末であった。ユースケは何とかユリにこの冒険譚を話したくて意地でも椅子に座ったまま動こうとしなかったが、それだけで眠気がどうにかなるはずもなくテーブルに何度も頭を打ち付けた。最終的に打ち付けたままテーブルに突っ伏して動かなくなったユースケに、ユリは顔を白くさせユースケの肩を揺するが、やかましい息吹が聞こえるとほっと胸を撫で下ろした。その後、ユリは帰ってきた母親と協力してユースケを部屋にまで運んだ。ユースケは翌朝の少し早い時間になるまで、起きることはなかった。
☆
本棚から持ってきた本とノートを見比べながら、内容を精査していく。自分なりのメモを頼りに、その疑問を解消できるようなページを、借りてきた本を捲りながら探していく。そうして一つ目のこれだ、と思う個所を見つけて、その内容を熟読しようとし始めたときに、視界の端にユースケが図書館に入ってくるのが見えた。何冊ものノートを腕に抱え、落とすか落とさないか絶妙なバランスのまま空いている席を求めて酔っぱらいのようにふらふら歩いていく。
ユースケが急に失踪して再び帰って来てから二週間ちょっとが経っていた。もうすぐ夏休みという時期になり、じめじめと気温も暑くなってきていた。ユースケが帰ってきて、タケノリたちやユズハは面白がったり不思議がったりして、とりあえずユースケの話を聞きたくなっていて、ユースケもどこか自慢げに旅の顛末を話した。アカリもユースケがいなくなってすぐは分かりやすいほど狼狽えていたが、帰ってくるなり嬉々としてユースケの話を聞きに加わっていた。
ユズハは隣に座るアカリをちらりと見る。アカリは頬杖をついてぼんやりとした眼をして本を読んでおり、ユースケの存在にも気がついていないようで、特に何か反応を示すでもなく黙々と読み続けている。背表紙には、『星よりも遠い距離』という、ロマンチックそうで悲哀そうなタイトルが記されていた。
「何かよく分からないところから帰ってきても、相変わらず勉強頑張ってるみたいね、アイツ」
ユースケの存在に気がつかないアカリにだけ聞こえるような大きさで、ユズハはユースケの話題を出してみた。ユズハは視線を本から逸らさずに「んー」と鼻歌のように鳴らすだけで、案外本に集中しているようであった。かと思いきや、そっと本から顔を話して、目元を揉むような仕草を見せた。
「そうだねえ。相変わらず面白いことするなあ、ユースケ君。それに、ユースケ君も大学校目指すみたいだし」
「それも本気なのか、はたまた気まぐれかは分かんないけどねえ」
ユズハはそう茶化したが、内心けっこうユースケも本気で目指している雰囲気なのは長年の付き合いで何となく判っていた。しかし、はっきりそうだと断言するのはアカリに申し訳ないような気がしていた。そんなユズハの心境も知らずに、アカリは、前髪に一本だけ長く伸びている髪の毛を弄っていた。アカリの真剣な眼差しもどこか可愛らしく、懸命に一本の髪の毛を追いかけている様子は愛らしかった。家では忙しく、休日もあまり休めないはずらしいのに、アカリのほんのり赤い黒髪は色も艶も申し分なかった。
「今からでも大学校に入学するための推薦状とかって間に合うものなの?」
「これが最終学年だったら間に合わなかったろうけど、まあ五学年からなら間に合うんじゃない? そもそも、望遠大学校のレベルが高いとはいえ、年々通う子供は減ってるんだし、来る者拒まずでしょ」
ユズハも詳しいことは知らないので、曖昧に答えた。
ユリは感激したわけでも冷めているわけでもなさそうな、いつも通りな感じでそう言った。その反応にユースケは少し物足りなく感じたが、笑顔で「ただいま」と答えた。ユリはそんな笑顔に構わず、身体をひょいと横に伸ばしてユースケの背後で置き去りにされたタケノリたちの存在を確かめた。直後、ユースケを不満そうに睨み上げた。
「お兄ちゃん、タケノリさんたち置いてけぼりにしちゃダメでしょ」
「え? いやいやいやいや、置いてきたわけじゃないって、タケノリとユリだったらユリの方優先するし……」
「お兄ちゃん、いい加減妹離れしなって」
ユリはふっとユースケから顔を背けて、すたすたとタケノリたちの方へと向かった。ユースケはユリの一言がショックで動けずにいたが、すぐ我に返って慌ててユリの後を追った。兄離れの進んでいるユリに対して、兄が旅先でどんなことを通じてどんな思いをしてきたのかも知らずに、と怒ればよいのか、逞しく育ったとポジティブに捉えれば良いのか本気で悩みながら、タケノリたちのところへ戻ってきた。皆が一様に白い目でユースケのことをじっと見ていた。
「タケノリさんたち、今日もありがとうね」
ユリは気さくな感じでタケノリたちにそう言うと、頭を下げた。何事かとユースケが戸惑っていると、タケノリたちも皆一様に微笑んで、ユースケは白い目でタケノリたちを睨んだ。そのユースケの視線に気がついたタケノリが溜息を吐いた。
「セイラがな、ユースケいなくなってユリが寂しい想いしてるんじゃないかって言ってきて、それでときどき遊びに来てたんだよ」
「それで学校サボってるのかよ」
「はあ? 今日は休日だぞ」
呆れようとしたユースケにカズキが反論して、さらに「というか、サボってるとかはユースケに言われたくねえぞ」と付け加えた。さらりと休日であることを告げられたユースケは、カズキの悪態も無視して「ええ!」と、タケノリたちがユースケの家の前にいたとき以上に驚いた。
「まあ、ユースケが来たなら俺らももう来なくていいだろうな」
驚いたまま口の塞がらないユースケの顔を一瞥した後、タケノリは遠い目で空を見上げた。その表情からは、いかに妹にきつく言われていたのかを物語っていた。
「おい、早速どこ行ってたか聞かせろよユースケ」
カズキが乱暴にユースケの肩に絡んでくるが、口を開けて固まったユースケは動こうとしない。そのまま連行しようとして躓きそうになったカズキは、腹いせにユースケの頭を叩いた。その衝撃でユースケもはっと我に返った。
「なんだよ~今日学校休みかよ~もう少し行ってくれば良かった~」
「堂々とサボっといて何を言ってるんだ」
タケノリの横で静観を決め込んでいたセイイチロウがすっかり呆れていた。ユリも呆れたようにジト目でユースケを睨んでいた。
「まあ、今日はユースケも疲れたんだろうし、明日ゆっくり聞かせてもらおうぜ」
タケノリはちらりとユリを見る。ユリは急に取り乱して手をあたふたさせていたが、タケノリはそれを無視してセイイチロウとカズキと目を合わせた。セイイチロウも静かに頷き、カズキも初めは納得いってなさそうな表情を浮かべていたが、ユリの様子に気がついてユースケの背中をバチンと叩いて離れた。何が何だか分からないユースケはタケノリたちの顔を見回すが、タケノリは飄々と「それじゃ、またな」と言い残して、三人してさっさと帰っていった。その背中をぼんやり見つめていたユースケだったが、ユリがタケノリたちに手を振って見送っているのを見て、なんだか気が抜けてきてどっと疲れが押し寄せてきた。タケノリたちを追いかける気力もなくなったユースケは、「二度と俺の断りなしにユリに近づくんじゃねえぞ!」と去っていく三人の背中に向けて叫んでから、ユリの手を引っ張って家へと入っていった。シスコンの兄極まれりである。
その後、ユースケは居間にてユリにこれまでの旅行話をじっくりと聞かせようとしていたのだが、無常にも瞼が重くユースケの瞳を閉ざそうとしていた。話しているユースケも口元が覚束なくなり、呂律も怪しくなり、どこまで話したか分からなくなって同じ話を繰り返したり、いきなり大きな声で叫んだりと話がとっ散らかった。初めはユリもウキウキ気分でユースケの話に愉しそうに耳を傾けていたのだが、次第にユースケが疲労感に襲われ眠いことを察すると、「もう良いから、また聞くから、お兄ちゃんもう寝てな」と心配する始末であった。ユースケは何とかユリにこの冒険譚を話したくて意地でも椅子に座ったまま動こうとしなかったが、それだけで眠気がどうにかなるはずもなくテーブルに何度も頭を打ち付けた。最終的に打ち付けたままテーブルに突っ伏して動かなくなったユースケに、ユリは顔を白くさせユースケの肩を揺するが、やかましい息吹が聞こえるとほっと胸を撫で下ろした。その後、ユリは帰ってきた母親と協力してユースケを部屋にまで運んだ。ユースケは翌朝の少し早い時間になるまで、起きることはなかった。
☆
本棚から持ってきた本とノートを見比べながら、内容を精査していく。自分なりのメモを頼りに、その疑問を解消できるようなページを、借りてきた本を捲りながら探していく。そうして一つ目のこれだ、と思う個所を見つけて、その内容を熟読しようとし始めたときに、視界の端にユースケが図書館に入ってくるのが見えた。何冊ものノートを腕に抱え、落とすか落とさないか絶妙なバランスのまま空いている席を求めて酔っぱらいのようにふらふら歩いていく。
ユースケが急に失踪して再び帰って来てから二週間ちょっとが経っていた。もうすぐ夏休みという時期になり、じめじめと気温も暑くなってきていた。ユースケが帰ってきて、タケノリたちやユズハは面白がったり不思議がったりして、とりあえずユースケの話を聞きたくなっていて、ユースケもどこか自慢げに旅の顛末を話した。アカリもユースケがいなくなってすぐは分かりやすいほど狼狽えていたが、帰ってくるなり嬉々としてユースケの話を聞きに加わっていた。
ユズハは隣に座るアカリをちらりと見る。アカリは頬杖をついてぼんやりとした眼をして本を読んでおり、ユースケの存在にも気がついていないようで、特に何か反応を示すでもなく黙々と読み続けている。背表紙には、『星よりも遠い距離』という、ロマンチックそうで悲哀そうなタイトルが記されていた。
「何かよく分からないところから帰ってきても、相変わらず勉強頑張ってるみたいね、アイツ」
ユースケの存在に気がつかないアカリにだけ聞こえるような大きさで、ユズハはユースケの話題を出してみた。ユズハは視線を本から逸らさずに「んー」と鼻歌のように鳴らすだけで、案外本に集中しているようであった。かと思いきや、そっと本から顔を話して、目元を揉むような仕草を見せた。
「そうだねえ。相変わらず面白いことするなあ、ユースケ君。それに、ユースケ君も大学校目指すみたいだし」
「それも本気なのか、はたまた気まぐれかは分かんないけどねえ」
ユズハはそう茶化したが、内心けっこうユースケも本気で目指している雰囲気なのは長年の付き合いで何となく判っていた。しかし、はっきりそうだと断言するのはアカリに申し訳ないような気がしていた。そんなユズハの心境も知らずに、アカリは、前髪に一本だけ長く伸びている髪の毛を弄っていた。アカリの真剣な眼差しもどこか可愛らしく、懸命に一本の髪の毛を追いかけている様子は愛らしかった。家では忙しく、休日もあまり休めないはずらしいのに、アカリのほんのり赤い黒髪は色も艶も申し分なかった。
「今からでも大学校に入学するための推薦状とかって間に合うものなの?」
「これが最終学年だったら間に合わなかったろうけど、まあ五学年からなら間に合うんじゃない? そもそも、望遠大学校のレベルが高いとはいえ、年々通う子供は減ってるんだし、来る者拒まずでしょ」
ユズハも詳しいことは知らないので、曖昧に答えた。
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