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The pregnant

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 副社長との会話が終わり少しして、大きな産婦人科病院の駐車場に僕の乗る社用車が入っていき、停車した。

 デバイスの案内に従い病院内のエレベーターに乗り最上階に到着すると、VIP専用ラウンジのようなおしゃれなフロアが見えてきた。


 その豪華そうなフロアの中に入っていくと、20代前半の美しい女性がめっちゃ不機嫌そうにこちらを見ている。


「も~、遅いわよ。あなたがパパが寄こした使いの人ね。早くこっちに来なさいよ。」

「はい、失礼します。私が、」

「いいわよ、かたっ苦しい自己紹介なんかしなくて。ふーん、結構イケメンじゃない。パパもいいセンスしてるわね。」


「ありがとうございます。それで、本日はいかがなさいましたか?」

「それがね、今日つわりが酷いからお薬貰いに来たのだけど、これ以上の過剰摂取は良くないとか言って、処方してくれなかったのよ。それで、担当医と揉めたから、パパに文句を言ったら、あなたを寄こすから少し待っていてくれと言われて、あなたがここに来たと言うわけね。」


「なるほど、経緯はわかりました。ただ、私は医者ではないので、ここで医療行為はできませんので、駐車場に停めてある社用車の方に来ていただけますか?」

「そこでなら、器材も揃っておりますので。」

「ふーん、わかったわ。お手並み拝見といこうじゃないの。」


「それでは、念のため、転ばないようにお手を拝借してよろしいですか?」



 お嬢様と手をつないで社用車まで行き、2列目のリクライニングを少し倒し、お嬢様の頭部にヘッドギアを装着する。


「パパの会社のゲーム機を信頼してないわけじゃないけど、母胎には影響無いのよね。」


「はい、もちろんです。外国では医療機関の推奨も受けているほどの優れたソフトですから、ご安心ください。」


 会社のデバイスを操作して、The pregnant を起動し、彼女と一緒にVRゲームの中に入っていく。

 忙しくて一緒に病院に行けない夫婦のために開発されたこのソフトも、今や定番過ぎて知らない人はいないのだが、お嬢様のようにシングルで出産される女性には不要のソフトになってしまう。

 
 本来は、初めての出産を迎える夫婦のためのマタニティー講習があったり、お悩み相談があったりするのだが、その辺のところはすべてマスターしている僕は、お嬢様にマッサージしてあげるところからスタートする。

 
 管理者権限で緊急見守りモードを発動し、時間の経過をしないように設定し、母胎に心地良いマッサージを繰り返していく。


 30分マッサージを続けたところで、お嬢様はスヤスヤと寝息を立てて眠ってしまわれたようなので、今のうちに乳首を吸いながら、膣回りのマッサージを始めていく。

 少し濡れてきたら、膣の入り口を軽く指で弄り、少し濡れてきたら親指でクリトリスを触りながら第2関節くらいまで膣内に挿入して、中指をくちゅくちゅさせていく。


 眠りから覚めると同時に軽くイカセてあげ、優しくキスをして完了だ。




「え~、この辺までが、僕のできる範囲となります。パートナーの方がいらっしゃれば、この後、無理のない範囲で挿入して、妊娠中の適度なセックスの指導もできるのですが、流石にそこまでは勝手にできませんので、今日のところはここまでとしましょう。お疲れ様でした。」

「あなた、ほんとに凄いのね。肩こりも解消してるし、私のイライラも吹き飛んでるわ。もし良かったら、あなたがその挿入までやってくれたらいいのに。」

「それはさすがに副社長に怒られてしまいますよ。僕もまだ会社を首に、まあ、首になってもフリーでやっていけそうなんですけどね。」


「お嬢様がお望みとあらば、軽く挿入いたしましょうか。」


「良かった話の分かる人で。それじゃあ、このまま引き続きよろしくお願いしますね。達也さん。」


「では、こちらも名前で呼ばせていただきましょうか。優里愛さん。」


「はい、それでお願いします。名前を呼ばれた方が、嬉しいですからね。」


「もう少しで妊娠5か月に入るところですから、母胎に負担のかからないように、バックから挿入させてもらいますね。」


 間違ってもペニスで子宮を叩くことの無いように、ゆっくりと半分だけ挿入し、抽挿を繰り返していく。


「あなたのアレが太いから、出産の練習にちょうどいいわね。」


 最初は僕の太さに驚いていた優里愛さんも、15分も経たずに蕩け顔を見せながら軽くイキ始め、20分が経過する頃には絶頂し、潮を噴くようにまでなっていた。


「何これ凄い。永遠にイケる。いっちゃってるのに、おかしくならない。なんで、なんでなの?」


 自分が感じやすい体質なのを理解していて、強引なピストンでイカせられた過去を思い出して比較しているのだろう。


「実はこれ、このソフトの凄い所でもあるんですよ。母胎に負担がかからないように、脳波をマイルドに抑制してくれているんです。100%でイキ続けていたら、大変なことになってしまいますからね。」


「そうなんだ。これでマイルドなんだ。私、もう深イキしてさっきから意識が少し飛んでいるのだけど。」


『危険な時はソフトの方で脳波を計測していて自然に抑制してくれるから、そんなことにはならないはずなんだけどな。』


「それじゃあ、いったん止めて休憩しますか。」


 いったん抽挿をストップし、怒張したままのペニスを優里愛さんの膣から抜く時にカリがGスポットを抉ってしまい、そのせいでイキ潮がぴゅっぴゅ飛び出したと思ったら、優里愛さんの意識が飛んでしまった。


 優里愛さんの体をきれいに拭いてから添い寝してあげていると、しばらくして優里愛さんが目を覚ましてきた。


「ちょっと予定外なところもありましたが、お体の具合はいかがですか?」


「最高ね。あなた本当にいい仕事するわ。パパに言って私のパートナーになってもらおうかしら。」


「え?本当ですか?ご冗談ですよね?」


「何?嫌なの?それなら無理やり襲われたってパパに言いつけるからね。」


「すいません。副社長を怒らせたらこのゲーム業界で生きていけないので、それだけはご勘弁を。」


「別に結婚しろと言ってるわけじゃないからね。ときどきこうして私のこと気にかけてくれると嬉しいなって。」


「わかりました。それくらいならできると思います。優里愛さんからお父様に口添えしていただければ、日中でもすぐに駆け付けられますからご協力お願いしますね。」


「ええ、もちろんそれくらいはやらせてもらうわよ。」


「その代わり、出産後もこの関係は継続させてもらうからね。」


「はい、僕もお嬢様のような美しい女性とお近づきになれて、嬉しく思います。ありがとうございました。」
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