5 / 15
プレジャーバトル2①
しおりを挟む
「お客様~。金城様~。いかがでしたでしょうか。」
「30分経ちましたので、こちらにサインをお願いします。」
設定が上手くはまったのだろう。お客様は気怠そうにしながらも、訪問設定係の僕の評価をAに〇してくれた。
作業を完了し部屋を出ていこうとする僕の手を握り、金城様がおかしなことを言ってきた。
「あの、もし良かったら、この後、少しお時間ありませんか?設定してもらったお礼に、えっちしましょう。いえ、エッチさせてください。」
「僕が認定アドバイザーで良かったですね。ここできっぱりお断りできるのが認定アドバイザーなんですよ。」
「つべこべ言わなくていいの。認定アドバイザーなら、ゲーム機の不具合なのか使用者が不感症なのかを確認することもあるのよね?」
「言うこと聞かないならE評価に書き替えてクレーム入れるわよ。」
「わかりました。」
ここまで錯乱した状態だと、この後、何をしでかすかわかったもんじゃないからな。
僕は仕方なく、金城様のわがままに付き合うことにした。
プレジャードリーミング内で何度もオーガズムに達して脳が敏感になっているお客様の体をイカせることなど造作もない。
お客様の欲望を満たすために作られたゲームでエクスタシーハイになられてしまったお客様の欲望を満たす行為をすることに甚だ疑問を感じてしまうが仕方がない。
先ほどゲーム内に登場したキャラの達也君の実際のモデルは自分なので、現実世界の生身の人間では、僕に太刀打ちできる女性はそう多くはないのだが、ここで強引にイカセてやり逃げするようなことをしてしまっては、認定アドバイザーの名が廃る。
現実世界でも満足していただけるように、誠心誠意尽くさせてもらおう。
金城様には、何度もイキながらどうしても中に出してくれとせがまれてしまい、中に出してあげると、涙と涎でぐちゃぐちゃの顔に一瞬笑みがこぼれ、今度こそ深い眠りについてくれた。
一応僕くらいのプロレベルになると、勃起したまま小出しに放尿できるので、先ほどの中出しは当然のことながら小出しの放尿だ。
愛液やら尿でぐちょぐちょになっている下半身をタオルで拭いてあげ、作業完了の控えをお客様のスマホに送信し、部屋を後にする。
午前中1つ目の案件からこれじゃあ、先が思いやられるな。
次の訪問先の場所と依頼内容をエアビジョンタブレット端末を開いて確認し終えたところで、自動運転で僕を運んでいく社用車が高級マンションの駐車場に入っていき、お客様用スペースに駐車した。
え~と、これから訪問するお客様の購入したソフトは、プレジャーバトル2か。
「失礼します。」
部屋に通され、起動してあったゲーム機の前に座り、お客様の希望にそった設定を行っていく。
「それでは、設定が完了致しましたので、ヘッドギアを取り付けて、ベッドに横になってください。」
「初回無料出張には、30分見守りサービスも付随していますので、安心してご利用ください。」
プレジャーバトル2がスタートし、お客様が眠りについていく横で僕は、いつもなら30分見守っている間に次の訪問先の場所と依頼内容をエアビジョンタブレット端末を開いて確認するのだが、今回のお客様も、心配なのでゲームの中で見守って欲しいという要望のため、同時接続でゲームの中に入っていく。
プレジャーバトル2は単純なセックスバトルだったプレジャーバトル1の欠点部分を大幅にリニューアルして世に出された傑作で、チュートリアルでは成りたいバトルスタイルの師匠の下に弟子入りしてから基本の操作を憶えていく方法と、いきなり敵の本拠地に捕まり洗脳強化手術を受けて敵組織に鍛えられていく方法が選べる。
どちらの道を選んでも、同じような性技を獲得していけるのだが、師匠モード選択者は、タッグマッチで師匠とペアを組めるというのが高評価を得ていて、敵組織モードを選択すると、タッグマッチで敵組織の貴公子、アイビスとペアを組めるのが女性には嬉しいらしい。
VRの中での見守りサービス時には、お客様が間違った使い方をしていないかアドバイスができる管理者NPCモードがあり、今回はゲーム機の使用自体初めてのお客様だったので、NPCモードを積極的に使わせてもらうことにした。
ゲーム内にログインすると、チュートリアルの段階で迷っているお客様の姿が目に入ってきた。
どちらのモードを選択するかはVR内に入って直感を信じて選ぶと言っていたのに、全然選べてないじゃん。
僕は瞬時にNPCに成り切り、お客様に近づいて悩みを聞いてあげた。
やはり師匠の中で1番人気のアリオスと、敵組織の同僚のアイビスのどちらを選択するかで、悩んでしまっているようなので、とっておきの裏技を伝授した。
設定の中にある、お試しタイムボタンを押してから、師匠の館に行き、弟子入りを志願し、自分の師匠となるアリオスと軽く手合わせを願い、すぐにその後、敵組織内のアイビスのところに行き、手合わせを願うのだ。
お試しタイムボタンを押している間は、ストーリーの進行をストップできるので、それぞれの相手と1回お試しエッチをして、相性の良い方を選べばいいのだ。
NPCに扮した僕がお話しをして聞いたところによると、お客様の新高輪琥珀さんは、名門女子校通いの18歳になりたての世間知らずのお嬢様だそうで、いざゲーム内とはいえ殿方とエッチなことをすると考えただけで緊張して足がすくんで動けなくなってしまったようなのだ。
仕方なくNPCの僕が琥珀さんを抱きかかえ、師匠の館まで連れていこうとすると、僕の目を見つめながら琥珀さんがおかしなことを言ってきた。
お試しエッチしに行く前に、NPCのあなたでお試しエッチしてもらえないでしょうかと。
「お名前をお聞きしてもよろしいですか?」
「僕ですか?達也ですが。」
「達也さん、私の初めての相手になってください。」
ええまあさっき聞きましたから2度も言わなくていいですけど、あ、そうか、彼女は僕のことをNPCだと思っているから、話が理解できているのか確認しているのか。
まあ、足がすくむほど怖がっていては、この先のストーリーなんて進めるはずもない。ここは彼女の思いに応えるため、手伝ってあげることにしよう。
だがここはあくまでVRの中、ここでエッチしたからと言っても現実では何も起こっていないのだから、、、そういうことか、彼女は生粋のお嬢様で同年代の男子と会話すらしたこと無いから、このゲーム内で場数を踏んで、現実で男の人とお付き合いしていくつもりなのか。
身勝手な推論ではあるが、それほど的外れなことは言ってないと思う。
新高輪琥珀さんをお姫様抱っこしたまま、緊急見守りモードを発動し、比較的キレイ目な高級宿に入っていくことにした。
「30分経ちましたので、こちらにサインをお願いします。」
設定が上手くはまったのだろう。お客様は気怠そうにしながらも、訪問設定係の僕の評価をAに〇してくれた。
作業を完了し部屋を出ていこうとする僕の手を握り、金城様がおかしなことを言ってきた。
「あの、もし良かったら、この後、少しお時間ありませんか?設定してもらったお礼に、えっちしましょう。いえ、エッチさせてください。」
「僕が認定アドバイザーで良かったですね。ここできっぱりお断りできるのが認定アドバイザーなんですよ。」
「つべこべ言わなくていいの。認定アドバイザーなら、ゲーム機の不具合なのか使用者が不感症なのかを確認することもあるのよね?」
「言うこと聞かないならE評価に書き替えてクレーム入れるわよ。」
「わかりました。」
ここまで錯乱した状態だと、この後、何をしでかすかわかったもんじゃないからな。
僕は仕方なく、金城様のわがままに付き合うことにした。
プレジャードリーミング内で何度もオーガズムに達して脳が敏感になっているお客様の体をイカせることなど造作もない。
お客様の欲望を満たすために作られたゲームでエクスタシーハイになられてしまったお客様の欲望を満たす行為をすることに甚だ疑問を感じてしまうが仕方がない。
先ほどゲーム内に登場したキャラの達也君の実際のモデルは自分なので、現実世界の生身の人間では、僕に太刀打ちできる女性はそう多くはないのだが、ここで強引にイカセてやり逃げするようなことをしてしまっては、認定アドバイザーの名が廃る。
現実世界でも満足していただけるように、誠心誠意尽くさせてもらおう。
金城様には、何度もイキながらどうしても中に出してくれとせがまれてしまい、中に出してあげると、涙と涎でぐちゃぐちゃの顔に一瞬笑みがこぼれ、今度こそ深い眠りについてくれた。
一応僕くらいのプロレベルになると、勃起したまま小出しに放尿できるので、先ほどの中出しは当然のことながら小出しの放尿だ。
愛液やら尿でぐちょぐちょになっている下半身をタオルで拭いてあげ、作業完了の控えをお客様のスマホに送信し、部屋を後にする。
午前中1つ目の案件からこれじゃあ、先が思いやられるな。
次の訪問先の場所と依頼内容をエアビジョンタブレット端末を開いて確認し終えたところで、自動運転で僕を運んでいく社用車が高級マンションの駐車場に入っていき、お客様用スペースに駐車した。
え~と、これから訪問するお客様の購入したソフトは、プレジャーバトル2か。
「失礼します。」
部屋に通され、起動してあったゲーム機の前に座り、お客様の希望にそった設定を行っていく。
「それでは、設定が完了致しましたので、ヘッドギアを取り付けて、ベッドに横になってください。」
「初回無料出張には、30分見守りサービスも付随していますので、安心してご利用ください。」
プレジャーバトル2がスタートし、お客様が眠りについていく横で僕は、いつもなら30分見守っている間に次の訪問先の場所と依頼内容をエアビジョンタブレット端末を開いて確認するのだが、今回のお客様も、心配なのでゲームの中で見守って欲しいという要望のため、同時接続でゲームの中に入っていく。
プレジャーバトル2は単純なセックスバトルだったプレジャーバトル1の欠点部分を大幅にリニューアルして世に出された傑作で、チュートリアルでは成りたいバトルスタイルの師匠の下に弟子入りしてから基本の操作を憶えていく方法と、いきなり敵の本拠地に捕まり洗脳強化手術を受けて敵組織に鍛えられていく方法が選べる。
どちらの道を選んでも、同じような性技を獲得していけるのだが、師匠モード選択者は、タッグマッチで師匠とペアを組めるというのが高評価を得ていて、敵組織モードを選択すると、タッグマッチで敵組織の貴公子、アイビスとペアを組めるのが女性には嬉しいらしい。
VRの中での見守りサービス時には、お客様が間違った使い方をしていないかアドバイスができる管理者NPCモードがあり、今回はゲーム機の使用自体初めてのお客様だったので、NPCモードを積極的に使わせてもらうことにした。
ゲーム内にログインすると、チュートリアルの段階で迷っているお客様の姿が目に入ってきた。
どちらのモードを選択するかはVR内に入って直感を信じて選ぶと言っていたのに、全然選べてないじゃん。
僕は瞬時にNPCに成り切り、お客様に近づいて悩みを聞いてあげた。
やはり師匠の中で1番人気のアリオスと、敵組織の同僚のアイビスのどちらを選択するかで、悩んでしまっているようなので、とっておきの裏技を伝授した。
設定の中にある、お試しタイムボタンを押してから、師匠の館に行き、弟子入りを志願し、自分の師匠となるアリオスと軽く手合わせを願い、すぐにその後、敵組織内のアイビスのところに行き、手合わせを願うのだ。
お試しタイムボタンを押している間は、ストーリーの進行をストップできるので、それぞれの相手と1回お試しエッチをして、相性の良い方を選べばいいのだ。
NPCに扮した僕がお話しをして聞いたところによると、お客様の新高輪琥珀さんは、名門女子校通いの18歳になりたての世間知らずのお嬢様だそうで、いざゲーム内とはいえ殿方とエッチなことをすると考えただけで緊張して足がすくんで動けなくなってしまったようなのだ。
仕方なくNPCの僕が琥珀さんを抱きかかえ、師匠の館まで連れていこうとすると、僕の目を見つめながら琥珀さんがおかしなことを言ってきた。
お試しエッチしに行く前に、NPCのあなたでお試しエッチしてもらえないでしょうかと。
「お名前をお聞きしてもよろしいですか?」
「僕ですか?達也ですが。」
「達也さん、私の初めての相手になってください。」
ええまあさっき聞きましたから2度も言わなくていいですけど、あ、そうか、彼女は僕のことをNPCだと思っているから、話が理解できているのか確認しているのか。
まあ、足がすくむほど怖がっていては、この先のストーリーなんて進めるはずもない。ここは彼女の思いに応えるため、手伝ってあげることにしよう。
だがここはあくまでVRの中、ここでエッチしたからと言っても現実では何も起こっていないのだから、、、そういうことか、彼女は生粋のお嬢様で同年代の男子と会話すらしたこと無いから、このゲーム内で場数を踏んで、現実で男の人とお付き合いしていくつもりなのか。
身勝手な推論ではあるが、それほど的外れなことは言ってないと思う。
新高輪琥珀さんをお姫様抱っこしたまま、緊急見守りモードを発動し、比較的キレイ目な高級宿に入っていくことにした。
1
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
バスト105cm巨乳チアガール”妙子” 地獄の学園生活
アダルト小説家 迎夕紀
青春
バスト105cmの美少女、妙子はチアリーディング部に所属する女の子。
彼女の通う聖マリエンヌ女学院では女の子達に売春を強要することで多額の利益を得ていた。
ダイエットのために部活でシゴかれ、いやらしい衣装を着てコンパニオンをさせられ、そしてボロボロの身体に鞭打って下半身接待もさせられる妙子の地獄の学園生活。
---
主人公の女の子
名前:妙子
職業:女子学生
身長:163cm
体重:56kg
パスト:105cm
ウェスト:60cm
ヒップ:95cm
---
----
*こちらは表現を抑えた少ない話数の一般公開版です。大幅に加筆し、より過激な表現を含む全編32話(プロローグ1話、本編31話)を読みたい方は以下のURLをご参照下さい。
https://note.com/adult_mukaiyuki/m/m05341b80803d
---
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)
幻田恋人
恋愛
夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。
でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。
親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。
童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。
許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…
僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる