ＶＲの世界でＡ級に覚醒した僕の無自覚ハーレム生活

ゲームソフト名 プレジャードリーミング

　2050年型ＶＲゲームソフトの中でも特にクレームが多かったR18ソフトの認定アドバイザーの資格を持つ僕は、初回トラブル時の無料出張サービスで来る依頼を日々こなすため、今日もお客様のお宅へ訪問していく。

　え～と、これから訪問するお客様の購入したソフトは、プレジャードリーミングか。

　これは最初の設定さえ上手く入力してやれば、快楽夢を見られるという優れたゲームソフトだったから、３０分くらいお昼寝しながら使ってもらえば、誰でも簡単に気持ち良くなれることが分かってもらえるはずだ。

　「失礼します。」

　お宅に上がり、起動してあったゲーム機の前に座り、お客様の希望にそった設定を行っていく。

　それでは、設定が完了致しましたので、ヘッドギアを取り付けて、ベッドに横になってください。

　初回無料出張には、３０分見守りサービスも付随していますので、安心してご利用ください。

　プレジャードリーミングがスタートし、お客様が眠りについていく横で僕は、いつもなら３０分見守っている間に次の訪問先の場所と依頼内容をエアビジョンタブレット端末を開いて確認するのだが、今回のお客様は、
　
　『心配なのでゲームの中で見守って欲しい』

という依頼のため、同時接続でゲームの中に入っていく。