クズ×クズ

霜咲

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ボク×後輩

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「先輩!この仕事終わったら呑みいきません?明日先輩も休みですよね!」





「休みだけど予約とか取ってないから金曜の夜は店探すの大変じゃんー。お互い宅飲みで電話してればよくない?」











「それって一緒に呑むって言わないじゃないですかー。それに居酒屋ならもう予約してるから大丈夫ですよ!」











「…断られたらどーするつもりだったんだよ、あほか」













「断るとは思ってないですから!!先輩私のこと好きだし。」














「あのなぁ。好き嫌いって目でお前のこと見てないからな?」














「ほら!次の会社着きましたよ!この話は後で!!」









~~~~~~~~~~~










「この度は、弊社の社員の手違いで不快な思いをさせてしまい大変申し訳ございませんでした。」


「………」



…………………………………












~1時間後 ~













「んー!長かったあああ!先輩の謝罪凄かったですね!!あんな難しい言葉使えたんですね!!」










「誰のミスだと思ってんだ…お前も少しは報連相をしろって何回言えばわかるんだ」










「今回は上手くいくと思ったんですけどねぇ。ダメでしたね!!今回は奢るんでそれで許してくださいっ」












「はぁ…わかったよ。ただ少し呑んだら俺は帰るからな。」













…………………………














「せんぱぁーい。ねぇー、ほっぺにちゅーは?」












「お前呑みすぎ。いい加減帰るぞ」












「まぁだー。この後先輩のお家で二回戦ですよー」











「お前を家に入れるつもりは全くない!!送り届けたら帰るからな」
   











「あたしの家までタクシーですかぁ?」













「もう手配してもらってるから外出るぞ。今回は俺が払ってやるから今度はちゃんと奢ってくれよー?」













…………





運転手「深夜割増料金で7500円です」






「こんな遅くにありがとうございました。お釣り結構です」





…………









「お前いい家住んでんのな…」








「せんぱぁーい。まだ呑めますよねー?れいぞーこにたくさん入ってるから続きしましょー?」










「はぁ…なに言っても聞かないから少しだけな。それ呑んだら帰るからな?」










少しと言いつつ350mlのビールを二人で6缶呑んでいた














「ねぇ先輩?私って先輩から見たらただの後輩ですか?どう思ってますか?」





 









今考えればこの時後輩の口調がいつもとは少し違かった。













「なんだよそれ。手のかかる後輩、猪突猛進で周りが見えなくなる集中力があって飛び抜けた発案力があって言いたいことをちゃんと言える奴だなって思ってるけど」















「私は先輩のこと頼りになるって思ってます、私のために頭を下げてくれたり、間違ったことをしたら怒ってくれたのは先輩が初めてだったんです。こんな人を誰にも譲りたくないって思ってました」












「…その理論からいくと報連相をしないのはわざと、俺を困らせるためにやってたってことか?」














「困らせるためじゃないですよ、私と二人っきりになってくれる時間を作るために演技してたんですっ。気づかなかったでしょ?」










「分かるわけがないだろ。演技なんかしなくてもいくらでも話せただろ」









「先輩とはもっと進んだ関係になりたいんです…えっちとか…したい…し」
















「お前も俺も恋人がいるだろ。恋人すら大切にできない人間に俺はなりたくないから体の関係も浮気に近いことも俺はしたくない」

















「じゃあ本気になってよ…私はもう彼氏と別れ話してるし先輩だって恋人と上手くいってないんでしょ?もう私の物になってよ…」













「なんで上手くいってないこと知ってんの?お前に話した?」











「私が先輩の彼女にちょっかい出したから…もうこれ以上は言えないけど…今なら先輩は私の物になってもいいんです」















「…俺帰るわ。さっさと寝ろよ?

    あれ…なんか体が…なにしたんだお前…」














「先輩のお酒に細工をしたんです、気づかなかったでしょ。もうアソコ以外は立たないし動けないですよ」














そう言うと後輩はボクの上にまたがった。














 「もうこんなにおっきくして…可愛い。明日休みだし朝までたくさん愛してくださいね?体が動くようになるまで私が上で動くから先輩は可愛い声聞かせてくださいっ」






















夜の帳が下りる頃に後輩に犯され、朝日が昇る頃にボクが後輩を犯す
















「先輩…もう許して…」














甘えた声、呑みかけのお酒、空の精力剤。












「休みだしまだまだやれるよな?お前から誘ったんだから楽しませてくれよ?」










幸せと罪悪感の狭間でボクと後輩は愛を育んだ。

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