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◯◯な僕
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お前が悪い
お前のせいで
お前が、お前が、お前が!!!!
僕が思うことを話せば否定される
僕がやりたいようにやると誰も支持してくれない
間違ってるのは僕。
正しいは世論。
一緒にいた時間がいくら長くても見捨てられるまでの時間はとても短い
気がついたらそばには誰もいなくて、
それでも周りに自分を見て欲しくて、
必死に良い人の仮面を付けて自分でない何者かになりきった。
嘘で固めた仮面は自分の顔を覆い隠して、
何度も何度も柄を変えて、
その度仮面は自分の本当の顔を消し去って、
気がついた頃には顔から外れなくなっていた。
「本当にごめんなさい。もう一度企画書を書き直してきます…」
「僕?僕は偉い人だよ」
「君は僕の何?僕は君に興味ないんだけど」
会社では使えない人
立場の低そうな人の前では偉い人
体の関係の相手には思わせぶりの冷たい人
違う、どれもこれも本当の僕だけど本当の僕じゃない。
本当の僕はどこにいるの?
本当の僕って何?
僕は何者で何になろうとしていたんだろうか
わかんない。わかんないよ…
自分がわからない。
「うるさい!!口答えすんな!!俺の言ったこと全てが正しいんだ!!」
僕の仮面が何度も何度も切り替わってく
違う、この場面でこの仮面は間違ってる
あれ…なんで?あの仮面に変わってくれない…
自分の意思で変わるはずの仮面。
気がついたら仮面の意思で自分の動きが変わるようになった
「…もう君にはついていけない。その身体、僕に頂戴よ。僕ならもっと君のことを巧く操れるよ」
さよなら本当の僕。
はじめまして本当の僕。
「本社の今後の目標としてはイベント売り上げ率を3年で10%増加、それに伴い人件費の削減とレジ、商品棚の温度管理を全てAI化を目指していきます。」
…
「僕ですか?偉くはないですよー!ただ少しずつ人に動かされる立場から人を動かす立場に変わってきて日々勉強は欠かしてないです!」
…
「君は僕の大切な人だよ。だからまた連絡するから僕のために時間作ってくれる?」
…
君は下手くそだね。
こうやればいい、こうやっておけば君は世間に認めてもらえる。
僕が手本を見せてあげる。
僕が君になってあげる。
幸せを求めた僕の身体は仮面の意思で動かされる操り人形
本当の僕は籠の中に押し込まれ
小さな瞬きの終わるその瞬間まで飼い慣らされる
お前のせいで
お前が、お前が、お前が!!!!
僕が思うことを話せば否定される
僕がやりたいようにやると誰も支持してくれない
間違ってるのは僕。
正しいは世論。
一緒にいた時間がいくら長くても見捨てられるまでの時間はとても短い
気がついたらそばには誰もいなくて、
それでも周りに自分を見て欲しくて、
必死に良い人の仮面を付けて自分でない何者かになりきった。
嘘で固めた仮面は自分の顔を覆い隠して、
何度も何度も柄を変えて、
その度仮面は自分の本当の顔を消し去って、
気がついた頃には顔から外れなくなっていた。
「本当にごめんなさい。もう一度企画書を書き直してきます…」
「僕?僕は偉い人だよ」
「君は僕の何?僕は君に興味ないんだけど」
会社では使えない人
立場の低そうな人の前では偉い人
体の関係の相手には思わせぶりの冷たい人
違う、どれもこれも本当の僕だけど本当の僕じゃない。
本当の僕はどこにいるの?
本当の僕って何?
僕は何者で何になろうとしていたんだろうか
わかんない。わかんないよ…
自分がわからない。
「うるさい!!口答えすんな!!俺の言ったこと全てが正しいんだ!!」
僕の仮面が何度も何度も切り替わってく
違う、この場面でこの仮面は間違ってる
あれ…なんで?あの仮面に変わってくれない…
自分の意思で変わるはずの仮面。
気がついたら仮面の意思で自分の動きが変わるようになった
「…もう君にはついていけない。その身体、僕に頂戴よ。僕ならもっと君のことを巧く操れるよ」
さよなら本当の僕。
はじめまして本当の僕。
「本社の今後の目標としてはイベント売り上げ率を3年で10%増加、それに伴い人件費の削減とレジ、商品棚の温度管理を全てAI化を目指していきます。」
…
「僕ですか?偉くはないですよー!ただ少しずつ人に動かされる立場から人を動かす立場に変わってきて日々勉強は欠かしてないです!」
…
「君は僕の大切な人だよ。だからまた連絡するから僕のために時間作ってくれる?」
…
君は下手くそだね。
こうやればいい、こうやっておけば君は世間に認めてもらえる。
僕が手本を見せてあげる。
僕が君になってあげる。
幸せを求めた僕の身体は仮面の意思で動かされる操り人形
本当の僕は籠の中に押し込まれ
小さな瞬きの終わるその瞬間まで飼い慣らされる
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