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33. 闇の精霊の巫女
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宿の1階にある食堂に降りる、もちろんアルムさんも一緒だ。席に座ると早速先ほどのおばさんがやって来た。
「いらっしゃい。何にするか決まってる?」
「何かお勧めはありますか?」
と手慣れた感じでマークが尋ねる。
「お客さん達は運が良いよ。今日は生きのいいモンスターボアの肉が入ったんだ。美味しいよ。ステーキなんかどう? 銀貨1枚と銅貨75枚だけど、パンとサラダとスープ付きだよ。」
「モンスターボアですか? よくそんな猛獣が捕れましたね。」
「鉱山の町だけあって、この町には腕っぷしだけには自信のある者が多くてね。困ったこともあるけど、良い面もあるってことさ。モンスターボアなんて他では食べられないよ。」
「じゃあ、俺はそれで。」
「ぼ、僕も同じで良いです。アルムさんはどうします?」
「わ、私も同じが良いです。」
「はいよ、モンスターボアのステーキ3人前だね。それと何かお酒はどうだい? そっちの坊やにはジュースもあるよ。」
坊やって言うのは疑いもなく僕のことだろう。確かにお酒なんて飲まないけど、そんなに幼く見えるのだろうか.....。
「いえ、お酒は結構です。」
とマークが返事を返し時、宿に誰かが入って来た。黒ずくめの衣装を着た白髪のお婆さんだ。
「いらっしゃい! おや巫女様。こんな時間に珍しいね。」
「今日は妖精達が騒いでね。早くここに来いと五月蠅いのさ。いつものを頼むよ。」
「はいよ。好きな席に座ってね。」
おばさんはそう言ってから、こちらに振り返り。
「御免よ、すぐに持ってくるからね。」
と言ってカウンターの奥に入って行ったが、正直僕はそれどころではなかった。お婆さんの周りに大小様々な大きさの光が舞っていたのだ。光の色も、赤、緑、青、黄色と様々で思わず見つめてしまった。マークも同様にお婆さんから目を離さないから僕と同じものが見えているのだろう。
そして、その内に光のひとつが僕達の方に飛んできて、テーブルの上に降りた。赤い光を発する何かとしか言えない。アルムさんはテーブルの上をまったく気にしていないから見えていないのだろう。
「これは珍しい。お前さん達にも見えている様だね。同席して良いかい?」
いつの間にか先ほどのお婆さんが僕達のテーブルの傍に来ていた。
「ひっ!」
思わず声を漏らしてしまい、お婆さんにジロリと睨まれた。
「ええ、どうぞ。」
とマークが落ち着いた声で答える。確かに4人用のテーブルなのでひとり分余裕があるが、食堂には他に開いているテーブルが幾つかある。だけど、もしかしてこの不思議な光はアーシャ様に関係が有るかもしれない。だったら話を聞くしかない。僕は怖くて喋れないがマークならうまく対応してくれるだろう。
「ありがとうよ。私はね闇の精霊アルガ様の巫女さ。この町の近くの鍾乳洞の中に祭壇がある。」
「そうでしたか。ところで巫女様の周りにいるものは何ですか?」
マークは驚くほどストレートに尋ねた。
「おやまあ、やっぱり見えているかい。私は闇の妖精と呼んでいるが、正体は私にも分からないのさ。祭壇の近くでよく見かけるんだが、なぜか私に付いて来るんだよ。心配しなくても悪さはしないよ。」
「それで、あんた達は何者だい。妖精が見えると言う事は只者じゃないね。この町で見ることが出来るのは私だけだ。」
「ただの旅人ですよ。人を探して旅をしています。アーシャと言う名の女の子ですがご存知ありませんか?」
「あんた達は魔晶石を掘り出しに来たのじゃないのかい。」
「違います。さっき言った様に人探しをしています。」
「分かった信用しよう。嘘をついていたらこの子達がこんなに大人しくしてないからね。」
このお婆さん何者だろう。こうやって悪人を見分けているのか?
その時食堂のおばさんが料理をワゴンに乗せて運んできた。
「おや、巫女様も一緒かい。あんた達、この人は余所者が来ると必ず絡んでくるんだ。歳よりだから暇なんだろうね。悪い人じゃないから許してやっとくれ。それじゃごゆっくり。」
そう言いながら料理をテーブルに並べておばさんは去って行く。あれ? 巫女様ってカルロ教国の神官様の様な立場かなと思ったのに暇人扱いだ。尊敬されている様には見えなかった。
「あ、あの~、闇の精霊様はこの町の人達に信仰されているのですよね。」
勇気を振り絞って疑問を口にした。
「嫌なことを聞く子だね。さっきの女将の態度を見れば分かるだろう。昔は信仰されていたよ。地面の下は闇の世界だからね、鉱夫達には自分達を守ってくれるありがたい神として人気があったんだ。だけど20年ほど前に大きな鉱脈を見つけて大儲けした奴が何人か出てね。それが噂になってからは、魔晶石の鉱脈を掘り当てて一攫千金を狙う余所者が増えてね、それにつれて闇の精霊様を信仰する者は少なくなった。今ではほんの一握りさ。今では何か悪いことが起きる度に私の所為だという奴がいる。」
「す、すみませんでした。」
「いいよ。さて頂くとするか。この店は女将の口は悪いが味は悪くない。」
そう言ってからお婆さんは女将さんが持って来た料理に口を付ける。何かの煮込み料理の様で、それなりに美味しそうだ。僕達が注文したモンスターボアの方は脂身が少なく少し硬いが味は悪くない。
その後しばらくは黙って食事を口にしていたが、やがてマークが口を開いた。
「もし僕達が魔晶石を掘りに来たのだとしたら、どうなっていたのです?」
「どうもしゃしないさ。だけどこの町にやって来る連中には犯罪者も多くてね。その場合は少々痛めつけて追い返すことになる。この子達は結構強いんだよ。まあ、そいつらにとっては幸運かもしれないがね。鉱山の仕事は命懸けなんだ、毎年何人も行方不明者が出る。迷路の様な坑道で迷ったんだろうね。今年は特に多いね。こんなところには来ない方が良いのさ。」
やはりこのお婆さんは怖い人だった様だ.....。
「それでアーシャという女の子に心当たりはありませんか? 僕達と同じくらいの歳の黒髪の女の子です。」
「女の子かい、申し訳ないが知らないね。ここは見ての通り小さな町でね、余所者が来たら直ぐに噂になるから、噂がないということはここには来ていないと思うよ。」
相変わらず手掛かりはなしだ、だけどアーシャ様でないとしたらあの神気は何なのだ?
「そうですか.....。ところで、この町の近くから発している神気ですが......」
「シーッ! 」
マークが重ねて尋ねた途端、お婆さんは口の前で人差し指を立てた。それから周りを見渡してから囁き声で言う。
「お前はあれも見えるのかい.......これは驚いたね。だがね、トラブルに巻き込まれたくなければそのことは口にせん方が良い。あれは魔晶石の鉱脈が発する神気じゃ。この辺では神気ではなく魔気と言うがな。ここには魔晶石の鉱脈を掘り出して一儲けしたい連中がわんさかいる。魔気を発する場所を見ることができると知られたら、そいつらに目を付けられて厄介なことになる。」
そう言われて思わず周りを見る。幸いこちらに注目している客は見当たらない。それにしてもあの神気の輝きが魔晶石だったとは。完全に無駄足だった様だ。
「そうなのですね.....」
「ああ、鉱山では新しい鉱脈を探すのが難航していてね。表層部にある鉱脈はあらかた掘りつくしたから、探すとしたらもっと深い所だけど、地下深いところにある鉱脈を掘り出すのは博打みたいなものさ。苦労して穴を掘っても何も見つからないってことも十分にあり得る。そんな時に魔気が分かる人間がいれば奪い合いになるに決まっているさ。」
「お婆さんは大丈夫なんですか?」
「おや、心配してくれるのかい。優しいじゃないか、顔も良いし私があと50年若かったらほっとかないんだけどね。まあ冗談はともかく、私に手を出そうとした奴は不思議なことに必ず不幸な目に会うのさ。一部の奴等には闇の巫女じゃなく、闇の魔女と呼ばれて恐れられているよ。もちろん手を出しているのはこの子達だけどね。」
と言ってヒヒヒッと笑う。分かりました、決して手は出しませんと心の中で誓った。
「いらっしゃい。何にするか決まってる?」
「何かお勧めはありますか?」
と手慣れた感じでマークが尋ねる。
「お客さん達は運が良いよ。今日は生きのいいモンスターボアの肉が入ったんだ。美味しいよ。ステーキなんかどう? 銀貨1枚と銅貨75枚だけど、パンとサラダとスープ付きだよ。」
「モンスターボアですか? よくそんな猛獣が捕れましたね。」
「鉱山の町だけあって、この町には腕っぷしだけには自信のある者が多くてね。困ったこともあるけど、良い面もあるってことさ。モンスターボアなんて他では食べられないよ。」
「じゃあ、俺はそれで。」
「ぼ、僕も同じで良いです。アルムさんはどうします?」
「わ、私も同じが良いです。」
「はいよ、モンスターボアのステーキ3人前だね。それと何かお酒はどうだい? そっちの坊やにはジュースもあるよ。」
坊やって言うのは疑いもなく僕のことだろう。確かにお酒なんて飲まないけど、そんなに幼く見えるのだろうか.....。
「いえ、お酒は結構です。」
とマークが返事を返し時、宿に誰かが入って来た。黒ずくめの衣装を着た白髪のお婆さんだ。
「いらっしゃい! おや巫女様。こんな時間に珍しいね。」
「今日は妖精達が騒いでね。早くここに来いと五月蠅いのさ。いつものを頼むよ。」
「はいよ。好きな席に座ってね。」
おばさんはそう言ってから、こちらに振り返り。
「御免よ、すぐに持ってくるからね。」
と言ってカウンターの奥に入って行ったが、正直僕はそれどころではなかった。お婆さんの周りに大小様々な大きさの光が舞っていたのだ。光の色も、赤、緑、青、黄色と様々で思わず見つめてしまった。マークも同様にお婆さんから目を離さないから僕と同じものが見えているのだろう。
そして、その内に光のひとつが僕達の方に飛んできて、テーブルの上に降りた。赤い光を発する何かとしか言えない。アルムさんはテーブルの上をまったく気にしていないから見えていないのだろう。
「これは珍しい。お前さん達にも見えている様だね。同席して良いかい?」
いつの間にか先ほどのお婆さんが僕達のテーブルの傍に来ていた。
「ひっ!」
思わず声を漏らしてしまい、お婆さんにジロリと睨まれた。
「ええ、どうぞ。」
とマークが落ち着いた声で答える。確かに4人用のテーブルなのでひとり分余裕があるが、食堂には他に開いているテーブルが幾つかある。だけど、もしかしてこの不思議な光はアーシャ様に関係が有るかもしれない。だったら話を聞くしかない。僕は怖くて喋れないがマークならうまく対応してくれるだろう。
「ありがとうよ。私はね闇の精霊アルガ様の巫女さ。この町の近くの鍾乳洞の中に祭壇がある。」
「そうでしたか。ところで巫女様の周りにいるものは何ですか?」
マークは驚くほどストレートに尋ねた。
「おやまあ、やっぱり見えているかい。私は闇の妖精と呼んでいるが、正体は私にも分からないのさ。祭壇の近くでよく見かけるんだが、なぜか私に付いて来るんだよ。心配しなくても悪さはしないよ。」
「それで、あんた達は何者だい。妖精が見えると言う事は只者じゃないね。この町で見ることが出来るのは私だけだ。」
「ただの旅人ですよ。人を探して旅をしています。アーシャと言う名の女の子ですがご存知ありませんか?」
「あんた達は魔晶石を掘り出しに来たのじゃないのかい。」
「違います。さっき言った様に人探しをしています。」
「分かった信用しよう。嘘をついていたらこの子達がこんなに大人しくしてないからね。」
このお婆さん何者だろう。こうやって悪人を見分けているのか?
その時食堂のおばさんが料理をワゴンに乗せて運んできた。
「おや、巫女様も一緒かい。あんた達、この人は余所者が来ると必ず絡んでくるんだ。歳よりだから暇なんだろうね。悪い人じゃないから許してやっとくれ。それじゃごゆっくり。」
そう言いながら料理をテーブルに並べておばさんは去って行く。あれ? 巫女様ってカルロ教国の神官様の様な立場かなと思ったのに暇人扱いだ。尊敬されている様には見えなかった。
「あ、あの~、闇の精霊様はこの町の人達に信仰されているのですよね。」
勇気を振り絞って疑問を口にした。
「嫌なことを聞く子だね。さっきの女将の態度を見れば分かるだろう。昔は信仰されていたよ。地面の下は闇の世界だからね、鉱夫達には自分達を守ってくれるありがたい神として人気があったんだ。だけど20年ほど前に大きな鉱脈を見つけて大儲けした奴が何人か出てね。それが噂になってからは、魔晶石の鉱脈を掘り当てて一攫千金を狙う余所者が増えてね、それにつれて闇の精霊様を信仰する者は少なくなった。今ではほんの一握りさ。今では何か悪いことが起きる度に私の所為だという奴がいる。」
「す、すみませんでした。」
「いいよ。さて頂くとするか。この店は女将の口は悪いが味は悪くない。」
そう言ってからお婆さんは女将さんが持って来た料理に口を付ける。何かの煮込み料理の様で、それなりに美味しそうだ。僕達が注文したモンスターボアの方は脂身が少なく少し硬いが味は悪くない。
その後しばらくは黙って食事を口にしていたが、やがてマークが口を開いた。
「もし僕達が魔晶石を掘りに来たのだとしたら、どうなっていたのです?」
「どうもしゃしないさ。だけどこの町にやって来る連中には犯罪者も多くてね。その場合は少々痛めつけて追い返すことになる。この子達は結構強いんだよ。まあ、そいつらにとっては幸運かもしれないがね。鉱山の仕事は命懸けなんだ、毎年何人も行方不明者が出る。迷路の様な坑道で迷ったんだろうね。今年は特に多いね。こんなところには来ない方が良いのさ。」
やはりこのお婆さんは怖い人だった様だ.....。
「それでアーシャという女の子に心当たりはありませんか? 僕達と同じくらいの歳の黒髪の女の子です。」
「女の子かい、申し訳ないが知らないね。ここは見ての通り小さな町でね、余所者が来たら直ぐに噂になるから、噂がないということはここには来ていないと思うよ。」
相変わらず手掛かりはなしだ、だけどアーシャ様でないとしたらあの神気は何なのだ?
「そうですか.....。ところで、この町の近くから発している神気ですが......」
「シーッ! 」
マークが重ねて尋ねた途端、お婆さんは口の前で人差し指を立てた。それから周りを見渡してから囁き声で言う。
「お前はあれも見えるのかい.......これは驚いたね。だがね、トラブルに巻き込まれたくなければそのことは口にせん方が良い。あれは魔晶石の鉱脈が発する神気じゃ。この辺では神気ではなく魔気と言うがな。ここには魔晶石の鉱脈を掘り出して一儲けしたい連中がわんさかいる。魔気を発する場所を見ることができると知られたら、そいつらに目を付けられて厄介なことになる。」
そう言われて思わず周りを見る。幸いこちらに注目している客は見当たらない。それにしてもあの神気の輝きが魔晶石だったとは。完全に無駄足だった様だ。
「そうなのですね.....」
「ああ、鉱山では新しい鉱脈を探すのが難航していてね。表層部にある鉱脈はあらかた掘りつくしたから、探すとしたらもっと深い所だけど、地下深いところにある鉱脈を掘り出すのは博打みたいなものさ。苦労して穴を掘っても何も見つからないってことも十分にあり得る。そんな時に魔気が分かる人間がいれば奪い合いになるに決まっているさ。」
「お婆さんは大丈夫なんですか?」
「おや、心配してくれるのかい。優しいじゃないか、顔も良いし私があと50年若かったらほっとかないんだけどね。まあ冗談はともかく、私に手を出そうとした奴は不思議なことに必ず不幸な目に会うのさ。一部の奴等には闇の巫女じゃなく、闇の魔女と呼ばれて恐れられているよ。もちろん手を出しているのはこの子達だけどね。」
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