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2019年 3月の作品
新生活のお供
しおりを挟む来月から社会人になり一人暮らしが始まる。
「どれにしよう…。」
不安を抱えて家具のカタログを眺めていると
「新生活のお供にいかがですか!」
顔がテレビの怪人が現れ、自分を売り込み始めた。
「是非このワタシをご自宅にお留め置き下さい!」
「なんで?」
「新生活のお供にワタシは外せません!」
それでテレビの代わりに新居に連れていったが、画面は点かないし、そもそも
「ワタシはテレビでは」
ないのだそう。
4月、私の新入社員生活は絶好のスタートを切り、良い同僚に恵まれて、不安が嘘の様だった。
「ですからワタシが不可欠だと…」
「そんな訳ないでしょう。」
私は彼を追い出した。
途端、仕事が捗らなくなり、ミスも多くなる。
「まさか、本当に…。」
でも、よかった。私は今、新人ではなく、チームの一員になりたいのだから。
すると1羽の雉が現れて
「ご出世のお供にワタシはいかがですか?強い上司の取り入り方を…」
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