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体調不良
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憂鬱な気分でサーシャは目を覚ました。昨日の出来事が後を引きずっているせいか、嫌な夢を見たようだ。早々にベッドに潜り込んだにも関わらず疲れが取れておらず、こめかみが疼くように鈍く痛んだ。
「……今日は登校したくないわ」
昨日ソフィーから言われた言葉の続きを考えることに対して、頑なに拒んでいる自分がいた。具体的な言葉は思いつかないのに、言われたくない、知るのが怖いと思ってしまうのだ。引っかかるものがあるのに思考を放棄することはサーシャにとって滅多にないことだった。
大人しく見えて好奇心旺盛なサーシャだが、自分自身について掘り下げて考えるのは苦手だ。
(でもソフィー様が私に対して苛立っていたことは間違いないわ)
どんなに怖くても他人の言動を止めることは出来ないし、もしそのことが原因でソフィーから嫌われてしまったとしてもサーシャはそれを受け入れるしかない。
変えられないことを嘆いても仕方がないと半ば開き直れば、ほんの少しだけ気持ちが楽になったような気がした。
重い足取りでサーシャが教室に向かう途中、ミレーヌに声を掛けられた。
「昨日は勝手なお願い事をしたせいで、ご迷惑をお掛けしてしまいました」
「ミレーヌ様のせいではありませんわ。私のほうこそミレーヌ様の好意を無駄してしまって申し訳ございません」
純粋な好意で誘ってくれたことが分かるから、伝え方を間違ってしまったことを反省していた。
「サーシャ様、あの、代わりというわけではありませんが、お願いことがありまして……その、サーシャと呼んでも構いませんか?」
両手を握り締めて不安そうな顔でお願いごとを告げるミレーヌに、駄目だとは言えず承諾すると、ぱっと明るい顔つきに変わった。
「ありがとうございます!それではサーシャも私のことを呼び捨てでお願いしますね」
「それはちょっと―」
「もしくは、ちょっと早いですけど義姉と呼んでくれますか?」
「……ミレーヌさんとお呼びしてもよろしいでしょうか」
にこにこと笑顔のミレーヌはとても素直だが、その交渉の仕方は何となくシモンを連想させた。もしかしたらシモンの入れ知恵なのかもしれない。
おかげでミレーヌとは気まずい雰囲気にならずに済んだが、まだソフィーの件が残っている。気持ちが不安定で、おまけに寝つきが悪かったせいか、午後になると頭痛がさらにひどくなってきた。
レイチェルに今日は手伝いができない旨だけ伝えると、納得したような顔になる。レイチェルは昨日の出来事を知らないはずだと不思議に思っていると、すぐにその疑問は解消された。
「サーシャ様、顔色が優れないようですね。医務室にご一緒しましょうか?」
医務室なら薬を処方してもらえるが、あまり大げさにしたくなかった。心配性のシモンには体調不良の件は伝えれば看病されるのが目に見えていたため、レイチェルに口止めを頼んで、サーシャは自室へと戻った。
「本日サーシャ様は用事があるそうです」
レイチェルは嘘を吐くのが得意ではない。
そのため余計なことを言わないよう短く伝えると、ソフィーの肩がぴくりと動いた気がした。だが次に聞こえてきた言葉のお陰ですぐにそれどころではなくなってしまう。
「そうか。ところでサーシャは医務室には行ったのかな?」
体調不良に一切触れていないにもかかわらず、シモンがそう訊ねてきたのだ。シモンの顔を見ると穏やかな笑みを浮かべているが、何やら怒っているような気配がする。
(以前殿下も同じような顔をしていらしたけど、会長のほうが怖い…)
「シモン、レイチェル嬢が怯えているからそれをやめろ。それよりサーシャ嬢は体調が悪いと何で分かるんだ?」
アーサーは庇ってくれただけでなく、レイチェルの疑問も口にしてくれた。
「サーシャの性格からして今日ここに来ないのはおかしいからですよ。レイチェル嬢にわざわざ用があると告げるのも、何か隠したいことがあるのだと。僕に知られたくないことといえば体調崩したことかと思って、かまをかけました。――悪かったね」
最後の言葉はレイチェルに向けたもので、慌てて首を横に振る。サーシャのためとはいえ嘘を吐いたのは自分が悪い。
「まったくあの子は……。すみませんが、様子を見に行くので今日はこれで失礼します」
そう告げながらさっさと机を片付けるシモンをミレーヌが止めた。
「シモン様、私が参りますわ。サーシャも年頃の女性なのですから、家族とはいえ見られたくないこともあるでしょう」
その呼び方におやと思ったが、シモンは納得したように頷いている。
「ああ、女性特有の体調不良もあるからね。では薬をいくつか渡すから持っていってあげてくれるかい?距離が縮んだようだし、これを機に他人を頼ることを覚えてくれればいいんだが、サーシャも頑固だからな」
ぼやきながらシモンが準備をしていると、アーサーがミレーヌに話しかけた。
「敬称を付けずに呼び合う仲になったのか。サーシャ嬢は理由を付けて断りそうなものだが」
「断られかけましたが、最終的に承諾していただきましたわ。シモン様のアドバイスのお陰です」
(私もそんな風に呼び合いたいけど、図々しいかな)
親しさを感じさせる呼び方をレイチェルは羨ましく思った。
サーシャは受け入れてくれそうだが、過去の自分の幼稚な振る舞いを考えると躊躇してしまう。
「私もサーシャのお見舞いに行きますわ」
「ソフィー嬢、サーシャに休養が必要ですので日を改めていただけますか?」
「長居はしないしサラを連れて行くわ。あの子はサラの紅茶が好きだし……言い過ぎたから謝罪をしたいの」
シモンのやんわりとした拒絶にも怯むことなく自分の意見を通すソフィーが眩しく見える。それに勇気づけられるようにレイチェルは言った。
「私もサーシャ様が心配なので、ついていっても良いですか?」
「もちろんよ。そうと決まれば行きましょう!会長と殿下は残りの業務をお願いしますわ」
シモンが困ったような顔で口を開く前に、ソフィーが高らかに宣言したため女性3人で様子を見に行くことが確定したのだった。
「……今日は登校したくないわ」
昨日ソフィーから言われた言葉の続きを考えることに対して、頑なに拒んでいる自分がいた。具体的な言葉は思いつかないのに、言われたくない、知るのが怖いと思ってしまうのだ。引っかかるものがあるのに思考を放棄することはサーシャにとって滅多にないことだった。
大人しく見えて好奇心旺盛なサーシャだが、自分自身について掘り下げて考えるのは苦手だ。
(でもソフィー様が私に対して苛立っていたことは間違いないわ)
どんなに怖くても他人の言動を止めることは出来ないし、もしそのことが原因でソフィーから嫌われてしまったとしてもサーシャはそれを受け入れるしかない。
変えられないことを嘆いても仕方がないと半ば開き直れば、ほんの少しだけ気持ちが楽になったような気がした。
重い足取りでサーシャが教室に向かう途中、ミレーヌに声を掛けられた。
「昨日は勝手なお願い事をしたせいで、ご迷惑をお掛けしてしまいました」
「ミレーヌ様のせいではありませんわ。私のほうこそミレーヌ様の好意を無駄してしまって申し訳ございません」
純粋な好意で誘ってくれたことが分かるから、伝え方を間違ってしまったことを反省していた。
「サーシャ様、あの、代わりというわけではありませんが、お願いことがありまして……その、サーシャと呼んでも構いませんか?」
両手を握り締めて不安そうな顔でお願いごとを告げるミレーヌに、駄目だとは言えず承諾すると、ぱっと明るい顔つきに変わった。
「ありがとうございます!それではサーシャも私のことを呼び捨てでお願いしますね」
「それはちょっと―」
「もしくは、ちょっと早いですけど義姉と呼んでくれますか?」
「……ミレーヌさんとお呼びしてもよろしいでしょうか」
にこにこと笑顔のミレーヌはとても素直だが、その交渉の仕方は何となくシモンを連想させた。もしかしたらシモンの入れ知恵なのかもしれない。
おかげでミレーヌとは気まずい雰囲気にならずに済んだが、まだソフィーの件が残っている。気持ちが不安定で、おまけに寝つきが悪かったせいか、午後になると頭痛がさらにひどくなってきた。
レイチェルに今日は手伝いができない旨だけ伝えると、納得したような顔になる。レイチェルは昨日の出来事を知らないはずだと不思議に思っていると、すぐにその疑問は解消された。
「サーシャ様、顔色が優れないようですね。医務室にご一緒しましょうか?」
医務室なら薬を処方してもらえるが、あまり大げさにしたくなかった。心配性のシモンには体調不良の件は伝えれば看病されるのが目に見えていたため、レイチェルに口止めを頼んで、サーシャは自室へと戻った。
「本日サーシャ様は用事があるそうです」
レイチェルは嘘を吐くのが得意ではない。
そのため余計なことを言わないよう短く伝えると、ソフィーの肩がぴくりと動いた気がした。だが次に聞こえてきた言葉のお陰ですぐにそれどころではなくなってしまう。
「そうか。ところでサーシャは医務室には行ったのかな?」
体調不良に一切触れていないにもかかわらず、シモンがそう訊ねてきたのだ。シモンの顔を見ると穏やかな笑みを浮かべているが、何やら怒っているような気配がする。
(以前殿下も同じような顔をしていらしたけど、会長のほうが怖い…)
「シモン、レイチェル嬢が怯えているからそれをやめろ。それよりサーシャ嬢は体調が悪いと何で分かるんだ?」
アーサーは庇ってくれただけでなく、レイチェルの疑問も口にしてくれた。
「サーシャの性格からして今日ここに来ないのはおかしいからですよ。レイチェル嬢にわざわざ用があると告げるのも、何か隠したいことがあるのだと。僕に知られたくないことといえば体調崩したことかと思って、かまをかけました。――悪かったね」
最後の言葉はレイチェルに向けたもので、慌てて首を横に振る。サーシャのためとはいえ嘘を吐いたのは自分が悪い。
「まったくあの子は……。すみませんが、様子を見に行くので今日はこれで失礼します」
そう告げながらさっさと机を片付けるシモンをミレーヌが止めた。
「シモン様、私が参りますわ。サーシャも年頃の女性なのですから、家族とはいえ見られたくないこともあるでしょう」
その呼び方におやと思ったが、シモンは納得したように頷いている。
「ああ、女性特有の体調不良もあるからね。では薬をいくつか渡すから持っていってあげてくれるかい?距離が縮んだようだし、これを機に他人を頼ることを覚えてくれればいいんだが、サーシャも頑固だからな」
ぼやきながらシモンが準備をしていると、アーサーがミレーヌに話しかけた。
「敬称を付けずに呼び合う仲になったのか。サーシャ嬢は理由を付けて断りそうなものだが」
「断られかけましたが、最終的に承諾していただきましたわ。シモン様のアドバイスのお陰です」
(私もそんな風に呼び合いたいけど、図々しいかな)
親しさを感じさせる呼び方をレイチェルは羨ましく思った。
サーシャは受け入れてくれそうだが、過去の自分の幼稚な振る舞いを考えると躊躇してしまう。
「私もサーシャのお見舞いに行きますわ」
「ソフィー嬢、サーシャに休養が必要ですので日を改めていただけますか?」
「長居はしないしサラを連れて行くわ。あの子はサラの紅茶が好きだし……言い過ぎたから謝罪をしたいの」
シモンのやんわりとした拒絶にも怯むことなく自分の意見を通すソフィーが眩しく見える。それに勇気づけられるようにレイチェルは言った。
「私もサーシャ様が心配なので、ついていっても良いですか?」
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