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第3章
願いの結果
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急に音が戻ってきて、イヤーマフが外されたのだと分かった。
「ユナ、休憩の時間だ」
差し出されたクッキーを見て、昨日シュルツのために作ったクッキーを思い出した。直接渡したかったため引き出しにしまっておいてそのままになっていたのだ。
「どうかしたのか?」
その様子に気づいたシュルツが訊ねてくれたが、この場で話すようなことでもない。
「いいえ、何でもありません」
そう言っていつもの癖でそのままクッキーを口にしてしまった。
はっと我に返って顔を上げるとレイヴンとアーベルは目を逸らし、メルヒとフォルミラは興味深そうな視線を向けられている。
居たたまれなくなった佑那が顔を伏せると、くらりと立ち眩みのような感覚がした。顔を上げるといつもの部屋が目の前にあった。
「転移した。あそこではユナの話が聞けないようだったから」
何のことかと一瞬考えたが、すぐにクッキーのことを思い出した。何でもないという佑那の言葉は大公達の前だからと察してくれたのだろう。
「あ、ちょっと待っててください」
寝室の引き出しから綺麗に包装した包みを取り出してシュルツの元に戻る。
「昨日ミアと一緒に作ったから、大丈夫だと思うの」
甘い物を好まないシュルツのために元の世界で作ったことがあるチーズ入りの甘くないタイプのクッキーだ。その場ですぐに口を付けたシュルツが、少し驚いたような表情を浮かべたのはそのためだろう。
「甘みが少なくて美味い。ユナが我のために作ってくれたのだと思うと、永遠に保存しておきたい」
「いや、また作るから食べて。気に入ってくれて良かった」
相変わらず大げさな表現をするシュルツに照れつつも、佑那は嬉しくて頬が緩んでしまうのを止められない。
「ユナ、他の者の前ではそんなに可愛い顔をしてはならぬ」
真剣な表情で諭すように言われて、佑那は今度こそ顔を真っ赤に染めた。
微妙な緊張感を孕んだ会議がようやく終わりに近づいていた時、フォルミラが爆弾を落とした。
「フィラルド国侵入禁止の解除をお願いしたく存じますわ」
「ならぬ」
「森が成長してその境目が判別しづらくなっております。陛下の魔力が及ぶ範囲といっても幼子には理解できません。親が迷い子の元に駆け付けたくとも陛下の命令に背くことができず嘆願の声が上がっております」
情に訴えるような内容だが、フォルミラの声は淡々としていて感情の揺らぎは感じられない。だが彼女の心の中では激しい怒りが燃え盛っているだろう。
「例外は認めぬ」
「それは姫君のためですか」
フォルミラの言葉に陛下が眉を顰める。不快を示すその変化にアーベルの肝が冷えた。
姫の前では事を荒立てないだろうが、陛下の行動は予測できない。
「理由がどうあれ我の決めたことだ。命令は撤回せぬ」
「承知いたしました」
流石にこれ以上はまずいと思ったのか、フォルミラは引いた。アーベルは内心安堵のため息を吐いたのだが、メルヒが目を細めてフォルミラを観察していることに気づかなかった。
会議が終わり晩餐の支度が整えられたのだが、ここでも一つ問題が発生した。
「陛下」
諫めるようにアーベルが呼び掛けても主は顔色一つ変えない。
「何だ?」
絶対に分かっている癖に平然とした態度に本人よりも姫のほうが慌てている。
「ユナ、大丈夫だからこのままで。ほら、以前好きだと言っていただろう?」
(ちっとも大丈夫ではないんですよ!!魔王としての威厳を保ってください!!)
心の中で絶叫するアーベルの声は届かない。
日頃の献身を労う意味を込めて開かれている晩餐会で、陛下は普段と同じようにせっせと姫に食事を与えている。しかも自分の膝の上で。
姫も居心地が悪そうにしているが、拒否をしていいのか分からないようだ。それは正しい行動で人の身で陛下から寵愛を受けているだけの存在の姫が、陛下の意に反するような素振りを見せれば大公たちから不敬だと言われても仕方がないのだ。
陛下が許しているからこの場に同席しているだけ姫の立場は弱い。普段は陛下に気安く接している姫も公的な場所では周囲の雰囲気を読んで行動していることに気づいて以来、アーベルは姫への評価が少し変わっていた。
助けを求めるようにアーベルに視線を向ける姫に、陛下の意向に沿うようにと意味を込めて小さく頷いた。
「それはレイヴンの領海から献上されたものですね。姫様のお口にあったようで何よりです、ねえレイヴン」
急に話を振られたレイヴンが反応に困り、返答する前にフォルミラがそれを引き取るによう言った。
「姫様は他に何がお好みなのでしょうか?よろしければ私も何かお贈りさせていただきますわ」
「不要だ。ユナに必要な物は我が用意する」
先ほどの話し合いが尾を引いているのか、フォルミラを警戒したシュルツが先に答えた。
「ファッションについては女性同士語らうのが良いかと存じましたが、失礼いたしました。ですが、姫様のお気に召すかと思いまして既に準備しておりましたの」
パチンとフォルミラが指を弾くとテーブルの中央に何かが音を立てて落ちた。
「ユナ、見るな!」
抱き寄せられる直前に目にしたのは濁った瞳、白い毛並みが美しい魔獣の死体だった。
「あら、人間どもはこの子たちの毛皮を剥いだものを身に付けるのが好きなのですが、姫様のお気に召さなかったようですね。残念ですわ」
「嫌がらせのつもりか、フォルミラ」
「姫様の願いがどのような結果をもたらすか、知っておいていただきたかったのですわ。陛下の隣に立つ方であるのならば」
「ユナ…ユナ!」
名前を呼ばれていることに気づいて顔を上げると、アメジストの瞳が不安そうに揺れている。
転移したのかいつの間にか部屋に戻っていたことにさえ気づかなかった。先ほどの光景が頭から離れない。ガラス玉のような瞳とだらりと口元からこぼれた舌が生々しく、本物の死体なのだと分かり、吐き気が込み上げてくる。
「ユナ、もう大丈夫だ。怖がらせてすまなかった」
シュルツが抱きしめて宥めるように頭を撫でてくれるが、震えが止まらない。
「あれは、私のせいで……」
「違う。ユナのせいなどでは決してない」
フォルミラの言葉を思い出す。
『姫様の願いがどのような結果をもたらすか、知っておいていただきたかった』
「……私が、フィラルドへの侵入を止めて欲しいと願ったから?」
「ユナ、違う。あれは八つ当たりのようなものだ」
「シュルツ、教えて。フォルミラさんの言葉の意味、シュルツなら分かるんでしょう?」
見つめ返したシュルツの表情はどこか傷ついたように見えた。
侵入を禁じたことで諍いの種は減ったように見えた。だがそれを良いことに森に侵入する人間が増えた、そんな報告が上がってきたのは最近のことだ。
魔物が住まう森に人がやってくるのは、そこにしか生息しない動植物がいるからでそれは高値で取引される。元々魔物だけが一方的に侵入していたわけではない。だからそこで死傷者が出ても自業自得、危険を冒せばこその対価のようなものだった。
だが魔物にとって魔王の命令は絶対である。結果人間が一方的に略奪や殺戮のために魔王の領域に侵入するという状況に変わったのだ。
「侵入者を殺すなと命じたわけではない。だから一方的に搾取されているわけではないのだが」
だがこちらからは手を出せないのに、一方的に侵入を繰り返す人間が面白くないのだろう。やられたらやり返す、そう思う気持ちは分からなくもない。
魔物がフィラルドに侵入することで、人が犠牲になっているのだと思い込んでいた佑那は、自分の情報が一方的なものであることに気づいてヒヤリとした。
(それなのに余計な口出しをして、大丈夫だと思い込んで……)
「ユナ、我がきちんとフィラルドと不干渉条約を結んでいれば良かったのだ。だからこれは我の責任だ」
(……ああ、また守られている)
泣きたくなったが、それは甘えでしかないとぐっと堪える。少しずつ何かがずれていったのはそれからだったと佑那が気づいたのはずっと後のことだった。
「ユナ、休憩の時間だ」
差し出されたクッキーを見て、昨日シュルツのために作ったクッキーを思い出した。直接渡したかったため引き出しにしまっておいてそのままになっていたのだ。
「どうかしたのか?」
その様子に気づいたシュルツが訊ねてくれたが、この場で話すようなことでもない。
「いいえ、何でもありません」
そう言っていつもの癖でそのままクッキーを口にしてしまった。
はっと我に返って顔を上げるとレイヴンとアーベルは目を逸らし、メルヒとフォルミラは興味深そうな視線を向けられている。
居たたまれなくなった佑那が顔を伏せると、くらりと立ち眩みのような感覚がした。顔を上げるといつもの部屋が目の前にあった。
「転移した。あそこではユナの話が聞けないようだったから」
何のことかと一瞬考えたが、すぐにクッキーのことを思い出した。何でもないという佑那の言葉は大公達の前だからと察してくれたのだろう。
「あ、ちょっと待っててください」
寝室の引き出しから綺麗に包装した包みを取り出してシュルツの元に戻る。
「昨日ミアと一緒に作ったから、大丈夫だと思うの」
甘い物を好まないシュルツのために元の世界で作ったことがあるチーズ入りの甘くないタイプのクッキーだ。その場ですぐに口を付けたシュルツが、少し驚いたような表情を浮かべたのはそのためだろう。
「甘みが少なくて美味い。ユナが我のために作ってくれたのだと思うと、永遠に保存しておきたい」
「いや、また作るから食べて。気に入ってくれて良かった」
相変わらず大げさな表現をするシュルツに照れつつも、佑那は嬉しくて頬が緩んでしまうのを止められない。
「ユナ、他の者の前ではそんなに可愛い顔をしてはならぬ」
真剣な表情で諭すように言われて、佑那は今度こそ顔を真っ赤に染めた。
微妙な緊張感を孕んだ会議がようやく終わりに近づいていた時、フォルミラが爆弾を落とした。
「フィラルド国侵入禁止の解除をお願いしたく存じますわ」
「ならぬ」
「森が成長してその境目が判別しづらくなっております。陛下の魔力が及ぶ範囲といっても幼子には理解できません。親が迷い子の元に駆け付けたくとも陛下の命令に背くことができず嘆願の声が上がっております」
情に訴えるような内容だが、フォルミラの声は淡々としていて感情の揺らぎは感じられない。だが彼女の心の中では激しい怒りが燃え盛っているだろう。
「例外は認めぬ」
「それは姫君のためですか」
フォルミラの言葉に陛下が眉を顰める。不快を示すその変化にアーベルの肝が冷えた。
姫の前では事を荒立てないだろうが、陛下の行動は予測できない。
「理由がどうあれ我の決めたことだ。命令は撤回せぬ」
「承知いたしました」
流石にこれ以上はまずいと思ったのか、フォルミラは引いた。アーベルは内心安堵のため息を吐いたのだが、メルヒが目を細めてフォルミラを観察していることに気づかなかった。
会議が終わり晩餐の支度が整えられたのだが、ここでも一つ問題が発生した。
「陛下」
諫めるようにアーベルが呼び掛けても主は顔色一つ変えない。
「何だ?」
絶対に分かっている癖に平然とした態度に本人よりも姫のほうが慌てている。
「ユナ、大丈夫だからこのままで。ほら、以前好きだと言っていただろう?」
(ちっとも大丈夫ではないんですよ!!魔王としての威厳を保ってください!!)
心の中で絶叫するアーベルの声は届かない。
日頃の献身を労う意味を込めて開かれている晩餐会で、陛下は普段と同じようにせっせと姫に食事を与えている。しかも自分の膝の上で。
姫も居心地が悪そうにしているが、拒否をしていいのか分からないようだ。それは正しい行動で人の身で陛下から寵愛を受けているだけの存在の姫が、陛下の意に反するような素振りを見せれば大公たちから不敬だと言われても仕方がないのだ。
陛下が許しているからこの場に同席しているだけ姫の立場は弱い。普段は陛下に気安く接している姫も公的な場所では周囲の雰囲気を読んで行動していることに気づいて以来、アーベルは姫への評価が少し変わっていた。
助けを求めるようにアーベルに視線を向ける姫に、陛下の意向に沿うようにと意味を込めて小さく頷いた。
「それはレイヴンの領海から献上されたものですね。姫様のお口にあったようで何よりです、ねえレイヴン」
急に話を振られたレイヴンが反応に困り、返答する前にフォルミラがそれを引き取るによう言った。
「姫様は他に何がお好みなのでしょうか?よろしければ私も何かお贈りさせていただきますわ」
「不要だ。ユナに必要な物は我が用意する」
先ほどの話し合いが尾を引いているのか、フォルミラを警戒したシュルツが先に答えた。
「ファッションについては女性同士語らうのが良いかと存じましたが、失礼いたしました。ですが、姫様のお気に召すかと思いまして既に準備しておりましたの」
パチンとフォルミラが指を弾くとテーブルの中央に何かが音を立てて落ちた。
「ユナ、見るな!」
抱き寄せられる直前に目にしたのは濁った瞳、白い毛並みが美しい魔獣の死体だった。
「あら、人間どもはこの子たちの毛皮を剥いだものを身に付けるのが好きなのですが、姫様のお気に召さなかったようですね。残念ですわ」
「嫌がらせのつもりか、フォルミラ」
「姫様の願いがどのような結果をもたらすか、知っておいていただきたかったのですわ。陛下の隣に立つ方であるのならば」
「ユナ…ユナ!」
名前を呼ばれていることに気づいて顔を上げると、アメジストの瞳が不安そうに揺れている。
転移したのかいつの間にか部屋に戻っていたことにさえ気づかなかった。先ほどの光景が頭から離れない。ガラス玉のような瞳とだらりと口元からこぼれた舌が生々しく、本物の死体なのだと分かり、吐き気が込み上げてくる。
「ユナ、もう大丈夫だ。怖がらせてすまなかった」
シュルツが抱きしめて宥めるように頭を撫でてくれるが、震えが止まらない。
「あれは、私のせいで……」
「違う。ユナのせいなどでは決してない」
フォルミラの言葉を思い出す。
『姫様の願いがどのような結果をもたらすか、知っておいていただきたかった』
「……私が、フィラルドへの侵入を止めて欲しいと願ったから?」
「ユナ、違う。あれは八つ当たりのようなものだ」
「シュルツ、教えて。フォルミラさんの言葉の意味、シュルツなら分かるんでしょう?」
見つめ返したシュルツの表情はどこか傷ついたように見えた。
侵入を禁じたことで諍いの種は減ったように見えた。だがそれを良いことに森に侵入する人間が増えた、そんな報告が上がってきたのは最近のことだ。
魔物が住まう森に人がやってくるのは、そこにしか生息しない動植物がいるからでそれは高値で取引される。元々魔物だけが一方的に侵入していたわけではない。だからそこで死傷者が出ても自業自得、危険を冒せばこその対価のようなものだった。
だが魔物にとって魔王の命令は絶対である。結果人間が一方的に略奪や殺戮のために魔王の領域に侵入するという状況に変わったのだ。
「侵入者を殺すなと命じたわけではない。だから一方的に搾取されているわけではないのだが」
だがこちらからは手を出せないのに、一方的に侵入を繰り返す人間が面白くないのだろう。やられたらやり返す、そう思う気持ちは分からなくもない。
魔物がフィラルドに侵入することで、人が犠牲になっているのだと思い込んでいた佑那は、自分の情報が一方的なものであることに気づいてヒヤリとした。
(それなのに余計な口出しをして、大丈夫だと思い込んで……)
「ユナ、我がきちんとフィラルドと不干渉条約を結んでいれば良かったのだ。だからこれは我の責任だ」
(……ああ、また守られている)
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