Un Livre du Destin【R】

Frаwr

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La Fin

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 いつの間にやら夜の支配者による星々エトワールに彩られ、二人は互いに身を寄せ合うように門の上で肩を並べながら天空を見上げていた。
 あまねく光は二人を優しく見下ろしながら淡く照らし出し、祝福を授けるように降り注いでいる。静寂な湖と森に囲まれたこの地には遮るものは何もなく、一心に頭上に頂く。
 しかし、静寂な憩いはレヴェの声によって身を潜める。

「本当に綺麗だね」

「そうだな」

「今までで一番長い一時だった」

「…………そうだな」

 この優しい一時も夜が明ければ刃を向けることになるが、今の二人にはこの上ない幸福でもあった。

「モンド」

「ん、何?」

「愛してるよ」

「俺も愛してる」

 互いにどちらともなく軽く口づけを交わすと門へと身を任せるように寝転んだ。
 交わる眼差しは一心に愛を注ぎ続け、離れることの無い繋がりを感じていられる。これはきっと絶望の中に見つけた光を手に入れられたからだろう。
 レヴェは身を起こすとモンドへと更に口づけを落とす。そして離れた唇は名残惜しそうに艶めき、瞳には愛する人を映し出す。
 互いに再度口づけを交わすと舌を絡めた。深いディープキスに身体の熱は高揚していき、自然と身を寄せ合う。

 レヴェの手がモンドのボトムへと伸び、解していくと中へと滑り込み優しく触れ愛撫していく。優しい刺激に陰茎は固くなっていき、更に求めるように痙攣する。
 モンドもレヴェの陰部へと手を伸ばすと同じように刺激していき露にさせた。

「モンド、危ないから中央に行こう」

「ん、そうだな」

 二人は互いに門の中央へと移動すると再度口づけを交わし、触れ合う舌が甘く音を立て全身を犯されている感覚になりながら呼吸を漏らす。
 そのままレヴェはモンドの身体へと馬乗りになり陰茎を刺激していく。

「レ、ヴェ……」

「気持ちいい?すごく痙攣してるよ? 」

 モンドも負けじと刺激をし始めるが、レヴェによるテクニカルな愛撫に次第に弱々しくなっていき刺激が止んでしまう。背筋を流れる電流に腰が浮き上がり否が応でも反応してしまう。

「モンド、こういうことには弱いよね」

「そんなこ、と、ない……っ」

「じゃあもっと刺激してあげようか」
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