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逆さまの世界
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俺は空と大地が逆さまの世界にいて、大地に足をつけていた。
つまりは俺も逆さまという事。
でも不思議と『あぁ……こんな世界なんだ』と疑問に思わなくてそんな世界に一人でいた。
ある日、大地にヒビが入り始めた。
その亀裂は段々大きくなって俺はこのままじゃヤバイと思い移動する事に。
何にもない大地を歩いてると向こうに看板が見えてきた。
不思議に思いながら見てみると、そこには『真実は己を殺すかも』とか物騒な事が書いてあるではないか。
心が行くなとサイレンをガンガン鳴らしてたけど行かないといけないという何かが俺に囃し立てた。
少しだけならと先に進んでみると向こうに何かが転がっていた。
死体。
顔はうつ伏せで見えないが知っているような気がした。
ここから既にヤバイ感じがガンガンにしてたけど振り向いたら帰り道分かんなくなってた。
仕方無いので先に進む。
また何かが転がっていた。
死体。死体。死体。
怖くなって訳も分からず走り出した。
でも行けど行けど死体と遭遇。俺はもう発狂寸前で、何故か開けた雪の降る空に出た。
訳が分からなくなり走りながら叫んだと同時に何かに躓いた。
そこには、俺にとってかけがえのない人が眠っていた。
その人が目を開け、俺の方を見るとギリギリ聞こえる声でこう言った。
「真実は己を殺すかも」
俺は全てを悟った。
もう逆さまの世界には行けない。
…解説…
『俺』は二重人格で世界は心、人は記憶
つまりは俺も逆さまという事。
でも不思議と『あぁ……こんな世界なんだ』と疑問に思わなくてそんな世界に一人でいた。
ある日、大地にヒビが入り始めた。
その亀裂は段々大きくなって俺はこのままじゃヤバイと思い移動する事に。
何にもない大地を歩いてると向こうに看板が見えてきた。
不思議に思いながら見てみると、そこには『真実は己を殺すかも』とか物騒な事が書いてあるではないか。
心が行くなとサイレンをガンガン鳴らしてたけど行かないといけないという何かが俺に囃し立てた。
少しだけならと先に進んでみると向こうに何かが転がっていた。
死体。
顔はうつ伏せで見えないが知っているような気がした。
ここから既にヤバイ感じがガンガンにしてたけど振り向いたら帰り道分かんなくなってた。
仕方無いので先に進む。
また何かが転がっていた。
死体。死体。死体。
怖くなって訳も分からず走り出した。
でも行けど行けど死体と遭遇。俺はもう発狂寸前で、何故か開けた雪の降る空に出た。
訳が分からなくなり走りながら叫んだと同時に何かに躓いた。
そこには、俺にとってかけがえのない人が眠っていた。
その人が目を開け、俺の方を見るとギリギリ聞こえる声でこう言った。
「真実は己を殺すかも」
俺は全てを悟った。
もう逆さまの世界には行けない。
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