MOMO

百はな

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第4章 Jewelry Pupil 狩り

53. 強奪V 雨の記憶

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同時刻 とある市内の病院

芦間啓成の言葉を聞いた辰巳零士と𣜿葉孝明は、思考を巡らせる。

「七海って、誰?辰巳の知り合い?」

九条家美雨は、不思議そうな顔をして辰巳零士に尋ねた。

「はい。お前、七海君に何かしたのか。」

「俺じゃなくて、頭がねー。キャンディの製造に使うんだと。アルビノの血は貴重だし、中々いねーだろ?だから、奪っちゃおうって話になってよー。隔
離先は、泉病院。」

「何で、俺達に場所まで教える。」

「辰巳君さー、頭悪い?俺が何にも無しに場所まで言わないでしょ。俺はね、𣜿葉と殺し合いたいんだよ。」

辰巳零士の問いに答えた芦間啓成は、𣜿葉孝明を視界に捕える。

「それは奇遇だな、芦間。俺もお前をぶっ殺したいって思ってたんだ。辰巳は関係ねー、俺等の問題に関わらすな。」

「元々、辰巳君はおまけだよ。俺は七海盧監視をやる事になってんだ。助けに来いよ、𣜿葉。」

芦間啓成は挑発的な口調で、言葉を放つ。

「あ、兄貴…っ。行っちゃダメだよ。」

そう言ったのは、𣜿葉薫だった。

「薫…。」

「そ、その男はヤバイよ!!七海って、奴の為に行く事ないよ…。」

「それはどうかと思うよ。」

芦間啓成の後ろにいたリンが口を挟む。

「何だよ、お前には関係ないだろ。」

「関係あるよ、俺は啓成を勝たせたいんだ。君のお兄さんを殺したら、啓成は楽しい気持ちでいっぱいになれるんだ。」

「は、は?何言って…。」

𣜿葉薫の目を見ながら、リンは目を座らせたまま、言葉を続けた。

「俺は啓成を幸せにしたい、それが誰かを犠牲にしても。誰かを殺してでも、幸せにしたい。啓成は俺の大事な人だから。」

「っ…、僕だって兄貴が大事だよ。だから、死んで欲しくないんだ!!」

𣜿葉薫は大きな声で叫ぶ。

「良い子だなぁ、リンは。おら、抱っこだ。」

芦間啓成はそう言って、リンを抱き上げた。

「薫。」

𣜿葉孝明は膝を曲げ、𣜿葉薫と視線を合わせるようにしゃがんだ。

「あ、兄貴…。」

「俺の我儘を許してくれるか、薫。」

「何で?何で…?」

ポロポロと泣き出す𣜿葉薫を抱き締める。

「やだ、やだ!!やだよ、お兄ちゃん!!!」

「薫、芦間とはケリを付けなきゃいけねーんだ。」

「僕の事、大事じゃないの!?ねぇ、そんな奴よりも僕を選んでよ、お兄ちゃん!!」

「俺の1番は、薫に決まってるよ。」

「だったら!!」

𣜿葉孝明は、𣜿葉薫に1つだけ隠し事をしていた。

その事を話せば、𣜿葉薫の精神が壊れる事を知っているからだった。

「薫、俺は我儘な人間なんだ。芦間を殺さなきゃ、過去に折り合いがつかねぇ。俺は、アイツだけは生かしておけねぇんだ。」

「…。僕も一緒に行くよ、お兄ちゃん。」

「な!?お前は来るな。」

「僕とお兄ちゃんは、いつも一緒。死ぬ時も一緒が良い。僕だけ生きていても、意味がない。ひとりぼっちはもう、いいよ。」

「こんなお兄ちゃんで、ごめんな薫…。」

その言葉を聞いた𣜿葉薫は、ポンポンと𣜿葉孝明の背中を叩く。

「悔しいけど、そんなお兄ちゃんが好きなんだ。し
ょうがないから、僕も一緒に行ってあげる。」

「美しき兄弟愛だねぇ。」

パチパチパチ。

芦間啓成は2人を見て、手を叩いた。

「啓成、見てこれ。」

リンは芦間啓成にスマホ画面を見せる。

「流石、頭だねぇ。七海は捕獲したってさ、いつでも来いよ。てなわけで、俺達は帰るわ。逃げんなよ、𣜿葉。帰るよー、リン。」

「分かった。」

そう言って、芦間啓成とリンは廊下を歩いて行った。

「おい、𣜿葉。芦間の提案に乗るつもりか。」

「そのつもりだ。お前には、話した事あるだろ。アイツを殺らないと、前に進めねぇ。俺の意地だけで、決めちまったよ、全く。」

「俺は、お前の意思を咎めるつもりは無い。俺が蘇武を殺したようにな。薫君の意思も強いようだし、止めはしないよ。」

辰巳零士は𣜿葉薫に微笑み掛ける。

「薫君は、𣜿葉お兄ちゃんが大好きなんだね。美雨も気持ち、分かるよ。」

「ま、まぁね。」

「大事な人、守りたいよね。」

「うん、そうだね。」

九条美雨と𣜿葉薫は目を見て笑い合う。

「病院を出るか。辰巳、動けるか。」

「あぁ。」

辰巳零士と𣜿葉孝明等は、病院を後にした。


CASE 三郎

同時刻 市内の道路

車が大きく跳ね上がり、地面に叩き付けられた。

ドゴォォォーン!!!

「四郎っ!!」

俺は咄嗟に四郎に手を伸ばす。

四郎の頭が車のドアに強く当たり、額から血が流れていた。

何で、爆弾が投げられた事が見えなかったんだ。

四郎が俺の力を使っていたから?

いや、違う。

俺の頭に流れてこなかったんだ。

他のJewelry Wordsの力が妨害した?

ドカーンッ!!

ドンッ!!

視界がグルッと周り、車が真っ逆さまに倒れているのが分かる。

物凄い衝撃の所為で、反射神経が鈍ってしまった。

「くっ…。」 

頭と体がめちゃくちゃ痛てぇ…。

どうにかして、車から出ないと…。

ガシャーンッ!!

金髪の男がLCT PP1901 VITYAを叩き付けて、車のドアを破壊した。

「車から出るぞ、早く!!天音、行くぞ。」

「あぁ。」

2人は先に窓から外へと、脱出して行った。

ガシャーンッ!!

一郎も窓を足で蹴り割り、出口を確保した後、四郎の手を引き外に出た。

急いで外に出ると、至る所から煙と火が上がっていた。

「ッチ!!あの赤髪野郎を逃した!!」

ダンッ!!

金髪の男はそう言って、地面に足を強く打ち付けた。

「ノア、見てみろ。周りに爆弾が仕込まれてたんだ。一般人を巻き込んででも、マスターを連れ去る気だった。連れて行く場所に検討が付いてる、そこに行こう。」

「クソッ、天音。アイツから連絡が来てる、合流しろって。」

「分かった。」

金髪と緑髪の男は、煙の中に姿を消した。

「おい、四郎!!しっかりしろ!!」

一郎は倒れている四郎に向かって、大声を出した。

四郎の額からは、かなりの量の血が出ていて、顔も青白くなっていた。

「四郎!?」

「脳震盪を起こしてる。元々、四郎は貧血持ちだ。血を流し過ぎて、気を失ってる。」

俺は四郎に近付き、顔を覗いた。

「四郎、四郎っ。」

ポツ。

ポツ、ポツ、ポツ、ポツ、ポツ…。

空から冷たい雨粒が溢れ落ち、大雨が降り始めた。

ザァァァァア…。

雨を見ると、小さい頃を思い出す。


俺が6歳の頃、よくベランダに放り出されていた。

窓の鍵は閉められ、父親の機嫌が治るのを待つ。

酒とギャンブルに溺れ、荒れ狂う父親は化け物みた
いだった。

母親は俺を捨てて、出て行った。

もう、二度と戻って来ないんだと悟った。

俺は捨てられた。

体には青痣だらけで、親父に殴られた証拠が体に残っている。

ザァァァァア…。

大粒の雨が空から落ちるのをただ、ジッと見つめていた。

ボロい団地のベランダから見る景色は、綺麗じゃな
かった。

ガラガラッ。

隣の部屋の窓が空き、ふと視線を向ける。

「お前、また出されてんのか。」

目付きの悪い男の子はそう言って、洗濯物を取り込んだ。

男の子の体は痩せ細っていて、青痣だらけだった。

俺と同じで、親から暴力を振るわれていた。

この男の子こそが、四郎だ。

「まぁね。そっちも、殴られてんじゃん。」

「うるせー。なぁ、糞ジジイ居るのか?今。」

「プッ、クソジジイって。居ないよ、パチンコに行った。そっちの糞ババアは。」

「明日まで居ねーよ。二千円で、菓子買ったんだ、うちで食おうぜ。」

「うん!!」

そう言って、俺はベランダを通して、隣のベランダに向かった。

幼い記憶の中で、1番楽しかった記憶。

俺と四郎は、親の目を盗んで一緒に居た。

家に親がいれば、暴れて殴られて、ほったらかしにされるだけ。

居ない方が良い、寧ろ消えて欲しい。

そんな生活の中で、ある出来事が起こる。

ガジャーンッ!!

パチンコで負けた親父は、ビール瓶を床に叩き付けた。

「糞が!!」

俺は部屋の隅で黙って、その光景を見つめていた。

「何だよ、その目はよお!?あ??!」

「…。」

「黙ってねぇで、質問に答えろや!!!」

ゴンッ!!

親父の拳が右頬に当たる。

痛ったぁ…。

次に腹、頭、左頬、脇腹、背中、至る所を殴り続ける親父。

早く、終わってくれ。

そう思った時だった。

親父の手が首元に伸び、強く首を掴んだ。

「あがっ!?」

「お前が居るから、いけないんだ。全く、あの糞女も迷惑なものを置いて行きやがって!!」

グググッ。

息が出来ない!!

苦しい、苦しい、苦しい!!

死にたくない、死にたくない、死にたくない!!

そんな願いを父親は気付かずに、力を込める。

嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ!!!

誰か…、助けて…。

ゴンッ!!!

「ゔっ!?」

バタンッ!!!

親父は俺の首から手を離し、横に倒れた。

「ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ!!!」

いきなり酸素が入って来て、咳き込んでしまう。

「大丈夫か?!」

中身の入った酒瓶を持っている四郎の姿が目に入った。

瓶底には赤い血が付着していた。

「どうっ、して…っ?こ、こに?」

「凄い音がしたから、見に来た。部屋に入ったら、お前が殺されそうになっていたから…。大丈夫か。」

「うん、ありがとう。親父は…?」

四郎は親父の脈拍を測り、首を立てに振った。

「気絶しただけだ。」

「そっか…。」

「どうする?」

「え?」

ザァァァァア…。

激しい雨音が、俺達に沈黙を運ぶ。

「殺すか。」

四郎の放った言葉は、雨音でも掻き消されなかった。


昔の事を思い出していると、誰かの叫び声が聞こて来た。

「四郎!!」

振り返ると、ボスがこちらに向かって走っているのが見えた。

「ボス!?何で、こ…。」

「四郎!!」

一郎の腕の中にいた四郎を引き剥がし、自分の方に寄せた。

ボスの行動に俺と一郎は、驚きを隠せなかった。

こんなボスを初めて見た。

「ボ…ス?」

「四郎!?大丈夫か!?」

「っ!!」

バッ!!

四郎はボスから慌てて離れ、勢いよく頭を下げた。

「すいません、ボス。椿を逃がしてしまいました。すぐに追い掛けます。」

「頭!!お待ち下さい!!」

傘を持って走って来たのは、伊織だった。

ポンッと四郎の肩に手を置いたボスは、口を開けた。

「お前が無事で良かった。」

「え?」

ボスの言葉を聞いた四郎は、目を丸くした。

どうしたんだ?

まるで、自分の息子を見るような視線を四郎に向け
ている。

何なんだ?

人が変わったように四郎に優しくしている。

「お前等も大した怪我はしてないか。」

「あ、はい。」

一郎もハッと我に帰り、慌てて返答した。

「今日は引くぞ。今、追い掛けてもここから動くのは難しいだろう。時期に警察も来る、移動するぞ。立てるか、四郎。」

ボスは四郎の腕を取り、肩に手を回した。

「俺は大丈夫です。」

「モモちゃんがお前を呼んでる。悪いが、手当てしたら部屋に行ってくれ。」

ボスの言葉を聞いて、納得した。

あぁ、モモちゃんの為にここに来て、優しくしてんのか。

苛々する。

ボスは四郎の事を道具としか見ていない。

「三郎、その目はやめろ。伊織が怒る。」

「分かってるってば。」

「お前の気持ちは、重々承知している。四郎の事を誰よりも大切にしてるのも。」

「分かってる?分かってないよ、一郎は。」

そう言って、一郎を睨み付ける。

「ボスの態度は何あれ。おかしいだろ、急に優しくしたりして。聞けば?モモちゃんの為にきたみたいじゃん。」

「三郎、ボスはモモちゃんを大事にしている。それは、この間の話し合いで分かっていただろ。俺達が集められた理由も、モモちゃんの為だったじゃないか。」

「気に入らないけどね。」

「お前の執着心には、感心させられるよ。」

一郎は呆れた様子を見せる。

仕方がないよ。

四郎は俺を助けてくれて、掬い上げてくれたんだ。

モヤモヤしたまま車に乗り込み、兵頭会の本家に向かった。


PM 21:00 泉病院

カツカツカツ!!!

バンッ!!

白衣を着た男は乱暴に、院長室の扉を開ける。

院長室のソファーに腰を下ろしている、椿と佐助の姿を視界に捕らえた。

「おい、椿!!連れて来たって本当か!?」

目の下に大きなクマを作った男が、椿に尋ねる。

「あぁ、地下室に放り込んである。」

「流石だよ、椿!!仕事が早過ぎる、有難いよ。」

「キャンディの制作は?」

「問題ないよ、今週は既に完成してるさ。アルビノのガキが今朝、死んじまってさ。血は幾らあっても良いからなぁ。いやぁ、キャンディの売れ行きは凄まじいね。」

男は上機嫌のまま、ソファーに座る。

「快楽を嫌いな人間はいないって事。まだまだ、稼がせてもらうよ。」

椿はそう言って、ウィストンキャスターホワイトの煙草を咥え、火を付ける。

バニラのフレーバーが部屋中に立ち込める。

「泉、頼んでおいた薬は?」

「勿論、用意したよ。今月分の精神安定剤と、痛み止め、睡眠薬。強力な物で良かったよね?」

「あぁ、ありがとう。」

「…。医者として忠告するけど、あまり薬を与え過ぎると体に影響が…。」

ドンッ!!

男の言葉を聞いた椿は、テーブルの上に足を置いた。

「お前は黙って、言われた通りにしろや。テメェは、薬作る事しか出来ねーだろ。あ?調子に乗んなよ。」

「す、すいません。」

「分かってんなら、最初から言わせんなよ。今回、連れて来たアルビノのガキは、すぐに殺すな。」

「わ、分かりました。」

「それと、兵頭会の人間が取り返しに来るだろうから、宜しく。」

「は、はい。」

椿は灰皿に煙草を押し付け、腰を上げだ。

「佐助、行くぞ。」

「はい、椿様。」

佐助は椿の手を取り、腰を上げる。

「次、俺に指図したら殺すからな。」

「っ…、は、はい。」

「お前は一旦、自分の立場を弁えろ。」

そう言って、椿と佐助は院長室を後に知る。

男は閉ざされた扉を見つめた後、灰皿を地面に叩き付けた。
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