西遊記龍華伝

百はな

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第陸章 花は咲いて枯れ、貴方を

宝象国

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雪に埋もれた木々達が桃色に染まり、小さな桜の蕾が膨らんだ春の季節を迎えた。

三月中旬 季節は春になった。

白虎嶺(ビャッコレイ)を出た悟空(ゴクウ)を抜いた三蔵一行(サンゾウイッコウ)は、宝象国の周辺の森に居たのであった。

本日の献立は、鶏ガラベースの山菜スープとおこげ。

高級山菜の香椿(チャンチン)を使い、その他の具材はきのこや野菜である。

その中にカリカリのおこげを浮かせれば完成である。

「いやー、野宿生活にも慣れて来たなぁ。そこら中の山菜を食った気が…。」

焚き火を囲いながら、沙悟浄(サゴジョウ)の作ったスープを啜り、猪八戒(チョハッカイ)が話し出した。

猪八戒の言葉を聞いた沙悟浄が、ギロッと目を細ませた。

「ほう、それは俺の飯にいちゃもん付けてんのか?猪八戒。」

「そ、そんな事、誰も言ってないだろ!?」

「三蔵、ちゃんと食ってるか。」

沙悟浄は猪八戒を無視して、三蔵に話し掛けた。

「え?あー、食べてるよ。」


「どうしたんだ?ボーッとして。」
猪八戒はそう言って、三蔵に視線を向ける。

この森に来るまで、三蔵はあらゆる依頼を受け、妖怪を討伐していた。

沙悟浄と猪八戒は、三蔵のサポート役に周り、任務を共にこなしていた。

三蔵の体付きは程よく筋肉が付き始め、青年から
大人の男性になり始めている。

「いや、思ったより時間が掛かったなって…。」

「まぁー。町に寄ったら、三蔵に妖怪退治の依頼をしに来る奴等が多かったもんな。一つ一つの依頼を対応してたら、一ヶ月なんて過ぎちまうよ。良い修行になったんじゃないか?」

三蔵の呟きに、猪八戒が反応し言葉を放った。

「うん、良い経験をしたと思ってるよ。今頃、悟空はどうしてるのかなって…。」

三蔵はそう言って、おこげを口に運んだ。

「俺達より、早くに着いてるだろうな。妖怪達の動きが活発になって来てる。ほら、今もだろ?」

沙悟浄は後ろを向かずに、大きめの石を投げ付けた。

ゴンッ!!

投げた石が何かにぶつかった音がした。

「痛ってぇ…なぁ、おい!?」

ガサガサガサ!!!

茂みを掻き分け、左右から妖達が現れ三蔵達を取り囲った。

「居たぜ、三蔵一行だ!!」

「ん?だけど、1人足りなくねぇーか?」

妖怪達が、ジロジロと三蔵達の顔を見つめ口走る。

「ギャハハ!!コイツ等、呑気に飯なんか食ってたのかよ!!俺達が見てたのに、呑気な奴等だぜ!!」

「うるさいな。」

「あ?」

カチャッ。

三蔵は静かに、霊魂銃を側にいた妖の額に翳した。

「俺達の事をコソコソと嗅ぎ回りやがって、誰の命令で動いてる。」

「なっ、や、やっちまうぞ!!お前等!!!」

「「「お、おおおおお!!!」」」

三蔵の問いに答えずに、妖達は一斉に飛び掛かろうとし時だった。

ババババババババッ!!

バチバチバチッ!!

どこからか飛んで来た札が、妖怪達の額に張り付いた。

「何だよ、これ!?」

「と、取れねぇ!?」

「木に札を貼り付けておいたんだよ、お前等が来るのを分かってたしな。美猿王(ビコオウ)の命令で、ここに来たのか?」

「だったら?」

妖は不敵な笑みを浮かべたが、三蔵は人差し指と中指を立てた。

「急急如律令(キュウキュウニョリツリョウ)。」

パァァアン!!!

妖怪達の頭が弾け飛び、紫色の血が噴き出した。

三蔵は自分達の周りには結界を張り、血が付着するのを防いだ。

「美猿王か牛魔王(ギュウマオウ)のどっちかが、命令して俺達の足止めをしてる感じだな。ここ最近だろ?妖怪達が姿を現したのは。」

「沙悟浄の言う通りだね。悟空が居た時は、妖怪達はビビって襲って来なかった。悟空不在の今、俺達を殺すには絶好のチャンスだからね。」

「とにかく、明日は早く森を出よう。宝象国には、もう目の前だからな。おら、食器洗って来いよ。」
沙悟浄はそう言って、食器を猪八戒に渡した。

「えー!!また、俺かよ!?」

「お前は何もしてないだろ?川で洗って来い。」

「仕方ねーなぁ…。」

猪八戒は渋々、近くの小川まで歩いて行った。

「三蔵は早く寝とけよ。」

「分かった、先に寝るわ。」

「俺は猪八戒が帰って来てから、寝るよ。おやすみ。」

「おやすみ。」

焚き火から少し離れた距離にある草のベットに腰を下ろした。

スルッ。

三蔵は左袖を捲り、手首に彫られた梵字を見つめた。

白虎嶺を出て数日経った頃、毘沙門天から取り返した有天経文(アルテキョウモン)が三蔵の手首に吸い込んだのである。

どう言う仕組みなのか分からないが、三蔵の手に経文が渡ると体に吸収されるようになっている。

毘沙門天の場合、体には吸収されるずに手元に巻き物として、実現していた。

「どうして、俺の体に吸い込んだんだろ。玉(タマ)と同じような感じでは、ないよな…。」

玉と言うのは、沙悟浄を救った猫又(ネコマタ)である。

沙悟浄が天界に居た頃に、玉を拾い共に生活を送っていたが、天界から落とされた沙悟浄を追い掛け、
下界に降りて来た。

餓死した玉は、観音菩薩(カンノンボサツ)が持っていた有天経文を使い、輪廻転生を早め、猫又として生を受けたのである。

三蔵は玉の事を思い出しながら、瞳を閉じた。

パチパチパチッ。

焚き火の飛び散る火を見ながら、沙悟浄は煙管を咥えた。

「なーに、お前だけ吸ってんの。」

食器を洗い終えた猪八戒は、そう言いながら沙悟浄の隣に腰を下ろす。

「猪八戒も吸やあ良いだろ。」

「そりゃそうだ。」

猪八戒も煙管を取り出し、吸う準備をし始めた。

「なぁ、実際よ。妖怪達の動きをどう思う。」

「下っ端の奴等が群れてんだろうなって思うけど、上の奴等がどっちかに着くかに状況は変わるな。」

スゥ…。

沙悟浄は猪八戒の言葉を聞いた後、白い煙を吐いた。

「それは、牛魔王か美猿王の事か?」

「そうそう、どっちに着いたとしてもさ?三蔵の邪魔をしてくるだろ。経文ってのは、本当に何なんだろうねー。凄い力を持ってる巻き物?って事しか分からないし。」

「観音菩薩は俺達に言ってない事があると思う。お前はどうだ?猪八戒。」

猪八戒は暫く考えた後、ゆっくりと沙悟浄の方を見た。

「それを言ったら、禁忌(キンキ)だからとか?」

「ハッ、何だそれ。」

沙悟浄は軽く笑う。

「さ、俺達も少しは寝とこう。交代で見張りしなきゃいけねーしな。」

「お前が先に寝て良いぞ、俺が先に見張りしとく。」

「お言葉に甘えて、そうさせて貰うわ。」

猪八戒はそう言って、自分の寝床に着いたのだった。

「禁忌…か…。」

沙悟浄の小さな呟きは、誰も聞いていなかった。


源蔵三蔵 二十歳

早朝に森を出た俺達は、大きな門の前に到着していた。

門の前には人の列が出来ており、兵士と何か話しているのが見えていた。

「でっけー、門だな。ここを抜けたら、宝象国か。」

「暫く時間が掛かりそうだな。かなりの人がいるし。」

タタタタタタタッ!!

沙悟浄と猪八戒が話していると、俺達の方に誰か走って来た。

息を切らして来たのは、中年男性だった。

「あ、貴方様はもしやっ、源蔵三蔵殿ですか?」

「そうだけど…。」

「お待ちしておりました!!!さ、案内しますので、こちらに来て下さい!!!」

中年男性はそう言って、俺達を列から出した。

どうやら、国王の使いの者だった。

大きな門を抜けると、華やかな町並みが目に飛び込んで来た。

人の多さは勿論、どの町よりも盛んで、ここは同じ中国なのか?と思う程だった。

「遥々、遠い所から御足労して頂きありがとうございます。国王様がお待ちで御座いますので、こちらに乗って参りましょう。」

「ば、馬車!?」

俺達の目の前には大きな馬車があった。

ま、まさか、これに乗って行けと…。

「三蔵殿の御付きの方もお乗り下さい。」

「どうも。」

「では、失礼して…。」

沙悟浄と猪八戒はそそくさに馬車に乗ってしまった。

俺は慌てて、2人の後を追うように馬車に乗った。

俺達が馬車に乗ると、使いの人が口を開き、話をし始めた。

「早急にお呼びして申し訳ありません。実は、この国周辺に妖?と言う化け物が多くて…。我々も頭を悩ましていたのです。」

俺は思わず、沙悟浄と猪八戒の2人を交互に見つめた。

コイツ等も妖なんだけど…、この人は気付いてないよなー。

「へぇ、人を襲ってたりしてるの?」

「えぇ…、今の所は老人達だけですが…。殺された老人達の生首が、城の前に並べられる事が多くて…。」

「うわぁ…、悪趣味。」
沙悟浄の問いに答えた使いの人の言葉を聞いた猪八戒は、苦笑いをした。

「その所為で、民達も不安がりまして…。国王もどうにか、この事態を修復したいと思っておいでです。」

「ここ最近と言うのは、どれぐらいですか?」


「はい、三蔵殿。一ヶ月程前…からでしょうか。」

一ヶ月前…。

もしかして、美猿王達の仕業か?

いや、こんな子供じみた事を美猿王はするか?

美猿王が行動を起こすとしたら、もっと大事になってる筈だ。

「詳しくは、国王に。宮殿に到着しました。」

馬車が停車し降りて見ると、大きな宮殿が目に入った。

宮殿の周りには大きな滝が流れていて、兵士や女達が行き来していた。

俺達は使いの人の後ろを歩き、宮殿の中に足を踏み入れた。

「何か、天帝の宮殿と似てるよな。」

「それ思った。天界も下界も、大差ないのかもな。」

「天界にも、宮殿があるの?」

沙悟浄と猪八戒の会話に、思わず入ってしまった。

「そりゃ、あるよ。宝象国は天界と似てるよ。」

「そうなんだ。」

「…、天界に興味ある?」

「どんなのかなーって、感じ。」

「そっか。」

俺の言葉を聞いた猪八戒は、どこか悲しそうだった。

「こちらに、国王はいらっしゃいます。」

真っ赤な扉が開くと、玉座に座っている男性が見えた。

高級なアクセサリーや、虎の絵が描かれた漢服を着ていた。

いかにも、金で物を言わせているような感じだ。

「ご苦労であった。三蔵と連れの方よ、良くぞ参った。」

「お呼び頂きありがとうございます、国王陛下。」

「お前の腕は耳にしておるぞ。かなりの腕らしいな?」

国王はそう言って、俺を上から下を見た。

な、何だ?

「詳しく、お話を伺っても宜しいですか?国王陛下。」

沙悟浄は俺の前にスッと出て、国王に言葉を放った。

「ふむ、それもそうだ。大体の話は、この男から聞いた通りだ。昨晩、俺の宮殿の前に妙な輩が来てな。」

「妙な輩?」

「牛の仮面をした少年か少女か、分からぬ見た目をした奴だ。それと、大きな嘴(クチバシ)の着いた仮面をした男だ。どうやら、俺の宮殿を狙っているらしいんだ。」

俺の問いに国王が答えた。

「お前達には、其奴等を殺して欲しい。いや、違うか。討伐してくれ。報酬は幾らでも弾むぞ。」

美猿王が一緒に居た2人じゃないな。

じゃあ、この件に美猿王は関与していないのが分かった。

しかしこの国王の言い方、いちいち癪に触るな…。

「お前達だけじゃ、不測の事態になる事もあるだろうからな。此奴等も一緒に討伐して貰う、入れ。」

国王がそう言うと、扉が開いた。

現れたのは、かなりの美人の二人組と白虎だった。

この感じ…、この子達はもしかして…。

「悪妖退治事務所の百花と小桃だ。此奴等は花妖怪と言う化け物だが、腕はかなり立つ。コイツ等を用
心棒として、お前の側に置く。」

花妖怪!?

やっぱり、この子達は妖怪だった。

ガルルル…。

国王の言葉を聞いた白虎が、唸り声を上げた。

「白虎、小桃は大丈夫だから。」

小桃と名乗った女の子が白虎の頭を撫でた。

「分かりました、陛下。」

「話が早くて助かるよ、百花。白虎の教育もちゃんと、しておくんだな。」

「はい。」

「三蔵等と、百花等の部屋を用意させた。身の世話も食事の世話も使用人に任せてある。討伐が終わるまでは、この宮殿で過ごすと良い。」

国王は妖を下に見ている態度を見せた。

沙悟浄と猪八戒の事も、馬鹿にされているような気がして、モヤモヤした。

俺達は部屋を出て、溜め息を吐いた。

「アンタ等も災難だな。」

百花と言う女性が俺達に声を掛けて来た。

「まさか、花妖怪に会えるとは思ってもみなかったよ。」

俺は百花の問いに答えた。

「まぁ、私等は人目に付かないようにしているかな。仕事仲間として宜しく。」

「宜しく。」

「この子は私の右腕の小桃、そして白虎だ。」

百花は丁寧に小桃と白虎の事を紹介した。

小桃は沙悟浄と猪八戒の後ろを見てから、俺に尋ねて来た。

「ねぇ、1人いなくない?」

「あぁ…、ちょっとね。」

「すぐに合流するの?」

「いや、分かんない。悟空と知り合いだった?」

「アンタに関係ない。」

小桃はプイッと俺に背を向け歩き出す、白虎は慌てて小桃の後を追って行った。

「何だ?」

猪八戒は不思議そうな顔をして、小桃の背中を見つめた。

カツカツカツ!!

「お嬢、お待ち下さい!!!」

「会えると思ったのに、いないって…。」

「しかし、あの男が言っている事は本心に見えました。」

「嘘を付いてるなんて、思ってないよ。だけど、この国にあの人の気配がするの。」

小桃はそう言って、立ち止まり、白虎の方を振り向いた。

「白虎、探しに行くよ。」

「え!?」

「行くよ!!」

「お、お嬢!!お待ち下さい!!!」

走り出す小桃と白虎を、物陰から覗いている人物がいた。

だが、小桃と白虎は視線すらも気付いていなかった。
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