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44.四本槍
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リルデバルデ家から見て西方に位置する領地を支配するのはオルダック公爵。俺の記憶が間違っていなければネーン家子飼いの大貴族のはずだ。しかしゼンチルダを呼んで確認したところ、どうやらそれは古い情報らしい。
「確かにオルダック公爵家は長年ネーン家に仕えておりました。いえ、いまも公式にはネーン家を支える立場でございます。されど両家の主従関係が成立していたのは先代公爵の時代まで。現在の公爵はウストラクト皇太子派の急先鋒でございます」
何だろうな、大真面目な天下国家の話なんだろうけど、そこはかとないアホらしさを感じるのは。
「すまん、いまの国王はネーン家の出身で、皇太子はその国王の息子だよな。皇太子派とネーン派ってそこまで対立してるのか」
俺の質問にゼンチルダはやれやれといった顔を見せ、こう返答する。
「無論、公に見える範囲で対立など致しません。されど両派に越えがたい軋轢があるのは事実でございます。とは言え、今回の戦闘がその軋轢に由来するものなのかどうか」
「それはどういう意味かな」
これにゼンチルダのドジョウヒゲがピクリと動く。
「申し上げましたように現オルダック公爵は皇太子派の急先鋒、言い換えますれば音頭取り、いやお調子者の太鼓持ちとでも申しましょうか」
「おまえ怒られるぞ、それ」
「とにかく皇太子殿下に恩を売りつけたくて仕方ないのでございます。もしやすれば、昨今の不穏な情勢を勝手に解釈し、独断でネーン家に争いを仕掛けた、という可能性もございます」
俺は入り口脇に立つアルハンを見た。
「戦ってるのはオルダック領の中だったよな」
「はい、そのように聞いております」
「てことは、先にネーンの軍勢がオルダック領に入ったのは事実なんだろう。で、それをオルダック公爵が迎え撃った。ネーンの軍勢はオルダック領に何の用があったかと言えば……」
俺の言葉を継いだのはミトラ。
「オルダック領を横断してリルデバルデを急襲するつもりだった」
うん、そうなるよな。
「何だよ面倒臭え。用があるんなら使者を立てればいいだろ、山賊じゃあるまいし」
「ザカルト兄様はそういうやり方。他人が自分に反抗するとか考えない人だから」
クソみたいなヤツだな、と言いそうになったがさすがに抑えた。曲がりなりにもミトラの兄だ、あまり酷い言い方は控えよう。と思っていると。
バレアナ姫がたずねた。
「ミトラ、ザカルト殿はどんな兄上だったのですか」
「……用兵は上手い人。勇猛果敢、剣術も馬術も得意、軍人から人気がある人」
「あなたにとってはどんな兄上でした」
ミトラはうつむき、しばらく唇を噛んでいたが、言葉を選ぶようにこう答える。
「私は……迷惑をかけたから」
「迷惑だと言われたのですか」
「他の王族の人とか、貴族の人とか、私、顔とか見られないから、上手くしゃべれないから、だから、兄様に恥をかかせて……いなくなってしまえ、て言われて」
「いなくなれ、と言われたのですね」
気のせいだろうか、引見室の温度が少し下がったように思えた。俺を見つめるバレアナ姫の目には冷たい炎が燃え上がっている。まあ仕方ない、決定に逆らうつもりは毛頭ないんだ。俺はうなずいた。
バレアナ姫が立ち上がり、アルハンに命じる。
「ただちに四本槍を召集しなさい。オルダック公爵を軍事支援します」
「軍事支援、と簡単におっしゃいますが」
古くからリルデバルデ家に仕え、いまは町の中に屋敷を構えるトンピー、ナイン、シャザーン、ボクシーの四子爵を四本槍と呼ぶ、らしい。その最長老、白銀の二つ名を持つシャザーン子爵が顔を曇らせる。
「戦は子供の遊びではございません。準備もなく戦場に出るなど愚策中の愚策」
「そうですね。前もって言っておくのを忘れました」
バレアナ姫は引見室の急ごしらえの食卓の前に立ち、静かにこう言った。
「ネーンの威光に恐れをなした者は、いますぐ退席なさい。責めはしません」
これに背の高い蒼青のトンピーが、メガネを少し持ち上げ笑った。
「お言葉ですが姫殿下、もしここで我ら四本槍が全員退席した場合、どうされるおつもりですか」
「すでに言いましたよ。責めはしません、と。禄も兵もいままで通りです」
平然と返すバレアナ姫に、トンピーはやや不快げだ。
「私が申し上げているのは、戦をどうするのかと」
「戦はあなたたちがいなくとも実行します。それでリルデバルデの家が滅んだとしても、私に悔いはありません。そのときにはあなた方で領地を分割なさい」
「いや、お待ちください、それはあまりに」
焦るトンピーの隣で小柄な赤毛が笑った。
「言うねえ、姫様。いいぜ、おいらは参加だ。一番槍は任せてくれ」
朱赤のナインは軽薄にも思える口調で参戦を宣言する。だが。
「待たれよ、朱赤の」
最後まで沈黙していた長い黒髪の男が一歩前に出る。
「一番槍はこの墨黒のボクシーめにお命じください」
「あ、ズルいぞクロ、俺が先に手ぇ挙げたんだからな。おまえはしんがりだ」
そのナインの言葉に慌てたのがシャザーン。
「待てい、リルデバルデの戦でしんがりを務めるのはこのシャザーンと決まっておる」
「だけど爺さん、戦わないんだろ?」
「そんなことは言うておらんわ! わしをトンピーと一緒にするな」
目をつり上げたトンピーが割って入る。
「どういう意味ですか、この私が怖じ気づくとでも」
「いい加減になさい!」
バレアナ姫の一喝で場は静まり返る。姫は一つ大きなため息をついた。
「今回の戦に一番槍もしんがりもありません。私は一兵たりとも失うつもりはないからです。最小の行動で最大の効果を引き出します。そのために力を貸してください」
この言葉に、蒼青のトンピーは真っ先に片膝をついた。次いで朱赤のナインが、墨黒のボクシーが、そして白銀のシャザーンが片膝をつき、頭を下げた。
バレアナ姫の隣で、俺は壁際のミトラに目をやった。小さくうなずいている。手違いはなかったらしい。
「確かにオルダック公爵家は長年ネーン家に仕えておりました。いえ、いまも公式にはネーン家を支える立場でございます。されど両家の主従関係が成立していたのは先代公爵の時代まで。現在の公爵はウストラクト皇太子派の急先鋒でございます」
何だろうな、大真面目な天下国家の話なんだろうけど、そこはかとないアホらしさを感じるのは。
「すまん、いまの国王はネーン家の出身で、皇太子はその国王の息子だよな。皇太子派とネーン派ってそこまで対立してるのか」
俺の質問にゼンチルダはやれやれといった顔を見せ、こう返答する。
「無論、公に見える範囲で対立など致しません。されど両派に越えがたい軋轢があるのは事実でございます。とは言え、今回の戦闘がその軋轢に由来するものなのかどうか」
「それはどういう意味かな」
これにゼンチルダのドジョウヒゲがピクリと動く。
「申し上げましたように現オルダック公爵は皇太子派の急先鋒、言い換えますれば音頭取り、いやお調子者の太鼓持ちとでも申しましょうか」
「おまえ怒られるぞ、それ」
「とにかく皇太子殿下に恩を売りつけたくて仕方ないのでございます。もしやすれば、昨今の不穏な情勢を勝手に解釈し、独断でネーン家に争いを仕掛けた、という可能性もございます」
俺は入り口脇に立つアルハンを見た。
「戦ってるのはオルダック領の中だったよな」
「はい、そのように聞いております」
「てことは、先にネーンの軍勢がオルダック領に入ったのは事実なんだろう。で、それをオルダック公爵が迎え撃った。ネーンの軍勢はオルダック領に何の用があったかと言えば……」
俺の言葉を継いだのはミトラ。
「オルダック領を横断してリルデバルデを急襲するつもりだった」
うん、そうなるよな。
「何だよ面倒臭え。用があるんなら使者を立てればいいだろ、山賊じゃあるまいし」
「ザカルト兄様はそういうやり方。他人が自分に反抗するとか考えない人だから」
クソみたいなヤツだな、と言いそうになったがさすがに抑えた。曲がりなりにもミトラの兄だ、あまり酷い言い方は控えよう。と思っていると。
バレアナ姫がたずねた。
「ミトラ、ザカルト殿はどんな兄上だったのですか」
「……用兵は上手い人。勇猛果敢、剣術も馬術も得意、軍人から人気がある人」
「あなたにとってはどんな兄上でした」
ミトラはうつむき、しばらく唇を噛んでいたが、言葉を選ぶようにこう答える。
「私は……迷惑をかけたから」
「迷惑だと言われたのですか」
「他の王族の人とか、貴族の人とか、私、顔とか見られないから、上手くしゃべれないから、だから、兄様に恥をかかせて……いなくなってしまえ、て言われて」
「いなくなれ、と言われたのですね」
気のせいだろうか、引見室の温度が少し下がったように思えた。俺を見つめるバレアナ姫の目には冷たい炎が燃え上がっている。まあ仕方ない、決定に逆らうつもりは毛頭ないんだ。俺はうなずいた。
バレアナ姫が立ち上がり、アルハンに命じる。
「ただちに四本槍を召集しなさい。オルダック公爵を軍事支援します」
「軍事支援、と簡単におっしゃいますが」
古くからリルデバルデ家に仕え、いまは町の中に屋敷を構えるトンピー、ナイン、シャザーン、ボクシーの四子爵を四本槍と呼ぶ、らしい。その最長老、白銀の二つ名を持つシャザーン子爵が顔を曇らせる。
「戦は子供の遊びではございません。準備もなく戦場に出るなど愚策中の愚策」
「そうですね。前もって言っておくのを忘れました」
バレアナ姫は引見室の急ごしらえの食卓の前に立ち、静かにこう言った。
「ネーンの威光に恐れをなした者は、いますぐ退席なさい。責めはしません」
これに背の高い蒼青のトンピーが、メガネを少し持ち上げ笑った。
「お言葉ですが姫殿下、もしここで我ら四本槍が全員退席した場合、どうされるおつもりですか」
「すでに言いましたよ。責めはしません、と。禄も兵もいままで通りです」
平然と返すバレアナ姫に、トンピーはやや不快げだ。
「私が申し上げているのは、戦をどうするのかと」
「戦はあなたたちがいなくとも実行します。それでリルデバルデの家が滅んだとしても、私に悔いはありません。そのときにはあなた方で領地を分割なさい」
「いや、お待ちください、それはあまりに」
焦るトンピーの隣で小柄な赤毛が笑った。
「言うねえ、姫様。いいぜ、おいらは参加だ。一番槍は任せてくれ」
朱赤のナインは軽薄にも思える口調で参戦を宣言する。だが。
「待たれよ、朱赤の」
最後まで沈黙していた長い黒髪の男が一歩前に出る。
「一番槍はこの墨黒のボクシーめにお命じください」
「あ、ズルいぞクロ、俺が先に手ぇ挙げたんだからな。おまえはしんがりだ」
そのナインの言葉に慌てたのがシャザーン。
「待てい、リルデバルデの戦でしんがりを務めるのはこのシャザーンと決まっておる」
「だけど爺さん、戦わないんだろ?」
「そんなことは言うておらんわ! わしをトンピーと一緒にするな」
目をつり上げたトンピーが割って入る。
「どういう意味ですか、この私が怖じ気づくとでも」
「いい加減になさい!」
バレアナ姫の一喝で場は静まり返る。姫は一つ大きなため息をついた。
「今回の戦に一番槍もしんがりもありません。私は一兵たりとも失うつもりはないからです。最小の行動で最大の効果を引き出します。そのために力を貸してください」
この言葉に、蒼青のトンピーは真っ先に片膝をついた。次いで朱赤のナインが、墨黒のボクシーが、そして白銀のシャザーンが片膝をつき、頭を下げた。
バレアナ姫の隣で、俺は壁際のミトラに目をやった。小さくうなずいている。手違いはなかったらしい。
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