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33話 異能と文明
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空襲で焼け出された親類だと嘘をついて駐屯所の食堂にカワヤ・タクミを待たせ、私は駐屯所指令に顛末を報告した。無論、異世界人だ妖精だなどといったことには触れていない。それを口にすれば、ただでさえ本部からのスパイかと煙たがられている私の立場が一層悪くなるだけだ。
幸いと呼ぶべきかどうかは迷うものの、こちらは本物の親戚の家が駐屯所に近く、私はそこで寝泊まりをしている。必要な書類をしたためた後、カワヤ・タクミを拾って車で帰宅した私に、玄関に出てきた叔母がこう言った。
「困りますね千鶴さん、遅くなるならそう言っておいていただかないと。夕食はもういただいてしまいましたよ。おまけに何ですかこのニオイ。駐屯所にはお風呂もないのですか、油臭くてかないません」
グチグチと口うるさい叔母は無視したいところだが、泊めてもらっている以上そうも行かない。
「申し訳ありません、叔母上。任務に関しては家族であっても口外できませんので」
「それくらいはわかっておりますよ、でもね、仮にも叢雲の本家の娘がこんな汚れ仕事をさせられるなど、さすがに本意ではありますまい。私はそのことを言っているのです。しかも勝手に子供を連れてくるとか」
まったく、意味もない言葉の羅列によくここまで口が回るものだ。
「この少年についても任務の一環です。申し訳ないですが説明はできかねます。食事は自分で用意しますのでお構いなく」
そう告げて叔母の横を通り過ぎようとしたとき、障子が開いてヒョロリと背の高い影が現れた。この家の長男の敬一である。敬一はカワヤ・タクミをちらりと横目で見ると、不愉快そうに鼻を鳴らした。
「お稚児とはいい趣味だ」
そのつぶやくような言い方が癇に障ったが、私がにらみつけるより先にカワヤ・タクミがぷっと吹き出した。
「何だ」
眉を寄せる敬一に、カワヤ・タクミは笑いをこらえながら手をひらひらさせる。
「いえいえ、こっちの話ですからお気遣いなく」
敬一はムッとした顔を見せていたが、言い返す言葉が思いつかなかったのか、腹立たしげに部屋に戻ると障子をピシャリと閉めてしまった。オロオロと困惑している叔母を放置し、私はカワヤ・タクミを連れて自分の部屋へと向かう。
かまどで米を炊いている間にざっと風呂で汗を流し、炊き立てのご飯を塩で握る。軍から支給されている糧食の中に海苔があったので大雑把に巻いて終わり。梅干しも香の物も味噌汁もないが、今夜一晩くらいこれで十分だろう。
握り飯を六つ乗せた皿、そして茶を入れた急須と湯呑を持って部屋に戻れば、カワヤ・タクミは寝転んで天井を眺めていた。
「本当に手伝わなくてよかったんですか」
「貴様に気を遣われる方が堪えるからな。それで、何かわかったのか」
この自称異世界人が何の理由も意図もなく、部屋で一人寝転がっていたとは思えない。私の言葉に、少年は身を起こして微笑んだ。
「ある程度の足取りはつかめましたね」
「神豪寺のか。ヤツはいまどこにいる」
手に持った物を畳に置いて思わず身を乗り出したのだが、カワヤ・タクミは不意に顔を赤らめて目をそらした。
「いやいや、あの、寝間着がはだけてますから」
「そんなことはどうでもいい」
「よくはないですって!」
仕方なく寝間着を直し、カワヤ・タクミに向かい合って正座する。
「これでいいな。話を続けろ」
相手はやれやれとため息をつくと話し始めた。
「ブロックが、ああ、これは仲間の妖精の名前ですけど、ブロックが言うには神豪寺の思念の流れがこっちからくるらしいんです」
と、部屋の北側を指さす。
「この方向に森に囲まれた小さな湖があるはずだと。で、見てみたら確かにあるんです」
この「見てみたら」が引っかかったが、そこは問題の本質ではない。黙って聞いているとカワヤ・タクミはこう続けた。
「あれは貯水池ですかね。赤レンガ造りの建物があって、でも人の気配がない」
「この地域の上水道は川から水を採っているが、以前は上流にダムを作ってそこから水を運んでいた。浄水場跡かも知れない。そこに神豪寺がいるのか」
「出入りしているのは間違いないはずです。どうします」
どうする? そんなもの決まっているだろう、と言いかけたのだが。こいつ、私を試しているのか。
「どうするのが最良だと貴様は思っている」
「明日の夜明け前に出発して、相手の寝起きを襲うのが一番じゃないですか」
夜討ち朝駆けは戦の基本だが、果たしてそんな単純な戦法で神豪寺才蔵が捕まるだろうか。とは言え、こちらも体が疲れているのは間違いない。いますぐ現地に急行するのは不可能ではないものの、できれば態勢は万全で臨みたい。
「いいだろう、まずは食べろ。そしてすぐ寝る」
「了解です」
カワヤ・タクミはうなずくと、皿の上の握り飯に手を伸ばした。
部屋の明かりは消したが、曲がりなりにもこちらは嫁入り前の女、いくら子供でも若い男と布団を並べて眠る訳には行かない。部屋の隅に置いてあった衝立を間に挟み、なるべく布団を離して敷いた。
厚手のカーテンは閉まっている。もっとも灯火管制された窓の外からは明かりも差し込まないが。真っ暗な部屋の中で自分の息の音が耳障りだった。
「なあ、聞いていいか」
もう眠っているだろうか、そう思いながらたずねた私の言葉に、カワヤ・タクミは間を置かず返事を返す。
「さて、何でしょう」
「さっき敬一、ここの長男だが、あれと会ったとき笑っていたな。何がおかしかったんだ」
「ああ、あの人は少尉殿を嫁にもらうつもりだったので、それがおかしくて」
思わず布団を跳ね飛ばしそうになった。
「な、何だそれは。そんな話は初めて聞いたぞ」
「でしょうね。飲み屋の女給さんに言い寄って馬鹿にされるような人ですから、自己評価は高いのかも知れませんが、イロイロとアレです。少尉殿と結婚できれば本家の財産を自由に使えると思っているのでしょう」
「もしかして……他人の心が読めるのか」
そんな異能を持つ人間がいると噂に聞いたことはある。しかし古の陰陽家に連なる叢雲の血筋でも、それができた者はいないらしい。
だが衝立の向こうで少年はクスっと笑った。
「確かに知り合いにそういう能力を持った人間はいます。でも僕にそんな力はありませんよ。ただ」
「ただ、何だ」
「僕には時間が読めるだけです。人や場所の過去を読み取り、未来を察知する。それしかできませんから」
「未来予知、いや過去視もできるのか」
「疑わないんですか?」
不思議そうなカワヤ・タクミの言葉に垣間見える子供らしい純粋さ。私は思わず吹き出しそうになった。
「知っているだろう。私にも異能は使える」
「ええ、倉庫で見せてもらいました。ちょっとビックリしましたよ。異能を力として取り出そうとする人間には馴染みがありますが、異能の使い方を技術的に洗練させている人は初めてでしたから」
「叢雲の家は代々そういう一族だ。大昔から時の政府に仕えてきた。もっとも現代ではただの便利使いでしかないが」
「異能は結局、文明には勝てませんものね」
それは呆れ果てていると言うより、どこか遠いところで絶望につながっているかのように響く言葉。
しかし私は胸に湧き上がる好奇心を抑えきれずにいた。
「未来が見えるのなら、この戦争をどう思う。いったいいつまで続くかわかるのか」
「絶対の予言なんてできません。未来は常に変わる可能性をはらんでいますから。でもおそらく、来年まででしょう」
「来年終わるのか」
「そうですね、たぶん夏ごろ本土に新型爆弾が落とされます。二発かな。何万人も人が死んで、それで終わりです。全部終わりますよ」
その瞬間、私は気付いた。もしやカワヤ・タクミは見たのではないか、いま。新型爆弾によって死ぬ何万人もの姿をその目で。私がたずねたばかりに。
「おい、まさか」
「虚しいですよねえ」
衝立の向こうの少年の声は明るい。だが強がりとは思えなかった。おそらく彼は平気なのだ。平気でいられるほどに、これまでイロイロなものを見てきたに違いない。
「未来がどれだけ鮮明に見えたところで、それを変える力は僕にはないんです。力を持っているのはいつも他の誰か。僕にできることがあるとするなら、その人に託すだけ。そんな力なら、いっそ何もない方がマシなんじゃないかなって思うことはしばしばあります」
そんな力をどうやって手に入れたのか、そんな力とどうやって今日まで折り合いをつけてきたのか、聞きたいことはたくさんあった。だが聞けない。力を持つ痛みも哀しみも知っている私には。
「ま、今夜のところは寝ましょうよ、少尉殿。明日は大捕り物になるかも知れないんですから。体力温存、体力温存」
「……ああ、そうだな」
私は目を閉じた。妖精は夜眠るのだろうか。そもそも妖精とどこで知り合い、何故この国にやって来ることになったのか。カワヤ・タクミにたずねたいことはどんどん湧き上がる。だがもうそれは明日に回そう。いまは眠るのだ。まずは神豪寺を捕らえる。そして。そして……そしてその先、私はどうしたいのだろうか。
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「それくらいはわかっておりますよ、でもね、仮にも叢雲の本家の娘がこんな汚れ仕事をさせられるなど、さすがに本意ではありますまい。私はそのことを言っているのです。しかも勝手に子供を連れてくるとか」
まったく、意味もない言葉の羅列によくここまで口が回るものだ。
「この少年についても任務の一環です。申し訳ないですが説明はできかねます。食事は自分で用意しますのでお構いなく」
そう告げて叔母の横を通り過ぎようとしたとき、障子が開いてヒョロリと背の高い影が現れた。この家の長男の敬一である。敬一はカワヤ・タクミをちらりと横目で見ると、不愉快そうに鼻を鳴らした。
「お稚児とはいい趣味だ」
そのつぶやくような言い方が癇に障ったが、私がにらみつけるより先にカワヤ・タクミがぷっと吹き出した。
「何だ」
眉を寄せる敬一に、カワヤ・タクミは笑いをこらえながら手をひらひらさせる。
「いえいえ、こっちの話ですからお気遣いなく」
敬一はムッとした顔を見せていたが、言い返す言葉が思いつかなかったのか、腹立たしげに部屋に戻ると障子をピシャリと閉めてしまった。オロオロと困惑している叔母を放置し、私はカワヤ・タクミを連れて自分の部屋へと向かう。
かまどで米を炊いている間にざっと風呂で汗を流し、炊き立てのご飯を塩で握る。軍から支給されている糧食の中に海苔があったので大雑把に巻いて終わり。梅干しも香の物も味噌汁もないが、今夜一晩くらいこれで十分だろう。
握り飯を六つ乗せた皿、そして茶を入れた急須と湯呑を持って部屋に戻れば、カワヤ・タクミは寝転んで天井を眺めていた。
「本当に手伝わなくてよかったんですか」
「貴様に気を遣われる方が堪えるからな。それで、何かわかったのか」
この自称異世界人が何の理由も意図もなく、部屋で一人寝転がっていたとは思えない。私の言葉に、少年は身を起こして微笑んだ。
「ある程度の足取りはつかめましたね」
「神豪寺のか。ヤツはいまどこにいる」
手に持った物を畳に置いて思わず身を乗り出したのだが、カワヤ・タクミは不意に顔を赤らめて目をそらした。
「いやいや、あの、寝間着がはだけてますから」
「そんなことはどうでもいい」
「よくはないですって!」
仕方なく寝間着を直し、カワヤ・タクミに向かい合って正座する。
「これでいいな。話を続けろ」
相手はやれやれとため息をつくと話し始めた。
「ブロックが、ああ、これは仲間の妖精の名前ですけど、ブロックが言うには神豪寺の思念の流れがこっちからくるらしいんです」
と、部屋の北側を指さす。
「この方向に森に囲まれた小さな湖があるはずだと。で、見てみたら確かにあるんです」
この「見てみたら」が引っかかったが、そこは問題の本質ではない。黙って聞いているとカワヤ・タクミはこう続けた。
「あれは貯水池ですかね。赤レンガ造りの建物があって、でも人の気配がない」
「この地域の上水道は川から水を採っているが、以前は上流にダムを作ってそこから水を運んでいた。浄水場跡かも知れない。そこに神豪寺がいるのか」
「出入りしているのは間違いないはずです。どうします」
どうする? そんなもの決まっているだろう、と言いかけたのだが。こいつ、私を試しているのか。
「どうするのが最良だと貴様は思っている」
「明日の夜明け前に出発して、相手の寝起きを襲うのが一番じゃないですか」
夜討ち朝駆けは戦の基本だが、果たしてそんな単純な戦法で神豪寺才蔵が捕まるだろうか。とは言え、こちらも体が疲れているのは間違いない。いますぐ現地に急行するのは不可能ではないものの、できれば態勢は万全で臨みたい。
「いいだろう、まずは食べろ。そしてすぐ寝る」
「了解です」
カワヤ・タクミはうなずくと、皿の上の握り飯に手を伸ばした。
部屋の明かりは消したが、曲がりなりにもこちらは嫁入り前の女、いくら子供でも若い男と布団を並べて眠る訳には行かない。部屋の隅に置いてあった衝立を間に挟み、なるべく布団を離して敷いた。
厚手のカーテンは閉まっている。もっとも灯火管制された窓の外からは明かりも差し込まないが。真っ暗な部屋の中で自分の息の音が耳障りだった。
「なあ、聞いていいか」
もう眠っているだろうか、そう思いながらたずねた私の言葉に、カワヤ・タクミは間を置かず返事を返す。
「さて、何でしょう」
「さっき敬一、ここの長男だが、あれと会ったとき笑っていたな。何がおかしかったんだ」
「ああ、あの人は少尉殿を嫁にもらうつもりだったので、それがおかしくて」
思わず布団を跳ね飛ばしそうになった。
「な、何だそれは。そんな話は初めて聞いたぞ」
「でしょうね。飲み屋の女給さんに言い寄って馬鹿にされるような人ですから、自己評価は高いのかも知れませんが、イロイロとアレです。少尉殿と結婚できれば本家の財産を自由に使えると思っているのでしょう」
「もしかして……他人の心が読めるのか」
そんな異能を持つ人間がいると噂に聞いたことはある。しかし古の陰陽家に連なる叢雲の血筋でも、それができた者はいないらしい。
だが衝立の向こうで少年はクスっと笑った。
「確かに知り合いにそういう能力を持った人間はいます。でも僕にそんな力はありませんよ。ただ」
「ただ、何だ」
「僕には時間が読めるだけです。人や場所の過去を読み取り、未来を察知する。それしかできませんから」
「未来予知、いや過去視もできるのか」
「疑わないんですか?」
不思議そうなカワヤ・タクミの言葉に垣間見える子供らしい純粋さ。私は思わず吹き出しそうになった。
「知っているだろう。私にも異能は使える」
「ええ、倉庫で見せてもらいました。ちょっとビックリしましたよ。異能を力として取り出そうとする人間には馴染みがありますが、異能の使い方を技術的に洗練させている人は初めてでしたから」
「叢雲の家は代々そういう一族だ。大昔から時の政府に仕えてきた。もっとも現代ではただの便利使いでしかないが」
「異能は結局、文明には勝てませんものね」
それは呆れ果てていると言うより、どこか遠いところで絶望につながっているかのように響く言葉。
しかし私は胸に湧き上がる好奇心を抑えきれずにいた。
「未来が見えるのなら、この戦争をどう思う。いったいいつまで続くかわかるのか」
「絶対の予言なんてできません。未来は常に変わる可能性をはらんでいますから。でもおそらく、来年まででしょう」
「来年終わるのか」
「そうですね、たぶん夏ごろ本土に新型爆弾が落とされます。二発かな。何万人も人が死んで、それで終わりです。全部終わりますよ」
その瞬間、私は気付いた。もしやカワヤ・タクミは見たのではないか、いま。新型爆弾によって死ぬ何万人もの姿をその目で。私がたずねたばかりに。
「おい、まさか」
「虚しいですよねえ」
衝立の向こうの少年の声は明るい。だが強がりとは思えなかった。おそらく彼は平気なのだ。平気でいられるほどに、これまでイロイロなものを見てきたに違いない。
「未来がどれだけ鮮明に見えたところで、それを変える力は僕にはないんです。力を持っているのはいつも他の誰か。僕にできることがあるとするなら、その人に託すだけ。そんな力なら、いっそ何もない方がマシなんじゃないかなって思うことはしばしばあります」
そんな力をどうやって手に入れたのか、そんな力とどうやって今日まで折り合いをつけてきたのか、聞きたいことはたくさんあった。だが聞けない。力を持つ痛みも哀しみも知っている私には。
「ま、今夜のところは寝ましょうよ、少尉殿。明日は大捕り物になるかも知れないんですから。体力温存、体力温存」
「……ああ、そうだな」
私は目を閉じた。妖精は夜眠るのだろうか。そもそも妖精とどこで知り合い、何故この国にやって来ることになったのか。カワヤ・タクミにたずねたいことはどんどん湧き上がる。だがもうそれは明日に回そう。いまは眠るのだ。まずは神豪寺を捕らえる。そして。そして……そしてその先、私はどうしたいのだろうか。
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