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83.告白と勇気③※
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あんなの……僕の中に入るなんて思わなかった。
こんなにひろがるの? 痛くはないけど、大きくて苦しい。
息が上手く吸えない。
「シェリル痛いか? 大丈夫か?息をゆっくり吐いて」
クロの僅かな体の揺れさえ、直に伝わってくる。
「あ、あ……」
緩く結ばれてた手は、割と簡単に外せたので思わずお腹をさすってみた。
「おい。触るなっ」
更に圧迫感が増した。
「んあっ……ごめっ」
はっ、はっ、と呼吸が上手く出来ない。
「謝らなくていい。慣らしているから、刺激を加えなくていい。シェリルゆっくり呼吸しろ」
ただ圧迫されてる事で本当にクロの物が僕のココにあるのだと実感してるだけ。クロが心配そうにしてる。
少し呼吸が整ってきた。クロは苦しくないのかな?
「い……たくは、ないよ。ただ、ここにクロがいて繋がってるって思うと……不思議。クロは痛くない?」
クロが何故か、赤面して顔を逸らすから思わず体を動かそうとして、お腹に力が入った。
「──シェリル、締め付けないでくれ」
「あ、ごめんなさい」
クロの顔が、少し歪む。
「えっあの。苦しいの?あの……動く?」
「馴染ませる時間をもう少しやりたかったが───動くぞ」
クロが動き始めた。引いたと思ったら、グンと押し入ってきた。擦られて、変な刺激が体に襲いかかった。
「や、あッ」
太ももの内側が痺れて、中心に熱がたまっていく。張り詰めてしまう、この熱を出してしまいたい。
腹を摩っていた手を自分の中心に向けて、握ろうとしたその手を絡めとられる。
「なんで? やだ。へんになるから……出したい」
左右に広げられた足を、今度はお腹の方へと太ももの裏を押されてしまう。繋がってる部分が丸見えになった。そこから先程の液体漏れてきて、クロの引き締まったお腹や黒い下生えがしっとりしている。
腰を掴まれてパチュン、パン!と皮膚のぶつかる音。
熱く硬い杭を抽挿されギシッギシッとベッドが軋んだ。さらに激しく早くなる動きにグチュリ、グチュッと水音まで卑猥に響く。
音と視界に入ってくる出来事が、現実とは思えない。
怖いのに、気持ちがいい。逃げたいのに、このままでいたい。ただクロを感じて受け入れる。
実際腰を捕まえられているので、逃げることなんて出来ない。奥も皮膚も胸の先も敏感に反応し続ける。
───おかしくなりそう。
胸を揉まれて、また指先で弾かれる。
「胸、やだ」
「そんなはずない」
抱きかかえられるように、クロの太ももの上に乗せられると更に奥まで突き刺さる。
「待って、奥」
胸を突き出すように体が反ってしまうと、乳首をチュウと吸われる。
体にビリビリと来る何か……逃げたい。ずらそうと体を動かす程に、変な声がでてしまう。
「ああん。あ、もう……ダメ。おかしくなる」
弾けてしまいそう。もうすぐと思った時。それを根元から握られる。
「んーーーーーい、や。離してぇ」
さらに指で先端に蓋をされてその指が小さな穴を探るように動いた。
「あああああああッ」
足の指先にまで力が入り、痙攣して弛緩する身体。
解放された瞬間に奥まで貫かれた。
「ん───あ、あああっ」
ドクンッと心臓が波打ち、自身の白濁が飛び散った。
「うっ……」
クロのくぐもった声と一拍遅れて、胎内も熱を帯びた。
脱力したまま、クロを見る。ゆっくりと僕の体から離れていく。
「ま、行かない……で」
「ん? どこにも行かないが? 綺麗にしてやるから、そのまま……」
「やだ。置いてかないで」
抱きしめられると、何かを呟いてベタベタだった体が綺麗になった。肌の温もりが気持ちがいい。
──お腹に硬い物があたった。
「クロ……?」
「今日はもう無理させない。お前が甘えるからだ。気にするな」
頭を撫でられると、好きな気持ちが溢れてくる。
「──クロ、大好き」
クロからの優しく触れるだけのキスを受け入れる。
「もう、休め。そばにいる」
「───うん」
眠くて、もう目を開けてられない。クロが居なくならないように、ギュッと抱きついた。
こんなにひろがるの? 痛くはないけど、大きくて苦しい。
息が上手く吸えない。
「シェリル痛いか? 大丈夫か?息をゆっくり吐いて」
クロの僅かな体の揺れさえ、直に伝わってくる。
「あ、あ……」
緩く結ばれてた手は、割と簡単に外せたので思わずお腹をさすってみた。
「おい。触るなっ」
更に圧迫感が増した。
「んあっ……ごめっ」
はっ、はっ、と呼吸が上手く出来ない。
「謝らなくていい。慣らしているから、刺激を加えなくていい。シェリルゆっくり呼吸しろ」
ただ圧迫されてる事で本当にクロの物が僕のココにあるのだと実感してるだけ。クロが心配そうにしてる。
少し呼吸が整ってきた。クロは苦しくないのかな?
「い……たくは、ないよ。ただ、ここにクロがいて繋がってるって思うと……不思議。クロは痛くない?」
クロが何故か、赤面して顔を逸らすから思わず体を動かそうとして、お腹に力が入った。
「──シェリル、締め付けないでくれ」
「あ、ごめんなさい」
クロの顔が、少し歪む。
「えっあの。苦しいの?あの……動く?」
「馴染ませる時間をもう少しやりたかったが───動くぞ」
クロが動き始めた。引いたと思ったら、グンと押し入ってきた。擦られて、変な刺激が体に襲いかかった。
「や、あッ」
太ももの内側が痺れて、中心に熱がたまっていく。張り詰めてしまう、この熱を出してしまいたい。
腹を摩っていた手を自分の中心に向けて、握ろうとしたその手を絡めとられる。
「なんで? やだ。へんになるから……出したい」
左右に広げられた足を、今度はお腹の方へと太ももの裏を押されてしまう。繋がってる部分が丸見えになった。そこから先程の液体漏れてきて、クロの引き締まったお腹や黒い下生えがしっとりしている。
腰を掴まれてパチュン、パン!と皮膚のぶつかる音。
熱く硬い杭を抽挿されギシッギシッとベッドが軋んだ。さらに激しく早くなる動きにグチュリ、グチュッと水音まで卑猥に響く。
音と視界に入ってくる出来事が、現実とは思えない。
怖いのに、気持ちがいい。逃げたいのに、このままでいたい。ただクロを感じて受け入れる。
実際腰を捕まえられているので、逃げることなんて出来ない。奥も皮膚も胸の先も敏感に反応し続ける。
───おかしくなりそう。
胸を揉まれて、また指先で弾かれる。
「胸、やだ」
「そんなはずない」
抱きかかえられるように、クロの太ももの上に乗せられると更に奥まで突き刺さる。
「待って、奥」
胸を突き出すように体が反ってしまうと、乳首をチュウと吸われる。
体にビリビリと来る何か……逃げたい。ずらそうと体を動かす程に、変な声がでてしまう。
「ああん。あ、もう……ダメ。おかしくなる」
弾けてしまいそう。もうすぐと思った時。それを根元から握られる。
「んーーーーーい、や。離してぇ」
さらに指で先端に蓋をされてその指が小さな穴を探るように動いた。
「あああああああッ」
足の指先にまで力が入り、痙攣して弛緩する身体。
解放された瞬間に奥まで貫かれた。
「ん───あ、あああっ」
ドクンッと心臓が波打ち、自身の白濁が飛び散った。
「うっ……」
クロのくぐもった声と一拍遅れて、胎内も熱を帯びた。
脱力したまま、クロを見る。ゆっくりと僕の体から離れていく。
「ま、行かない……で」
「ん? どこにも行かないが? 綺麗にしてやるから、そのまま……」
「やだ。置いてかないで」
抱きしめられると、何かを呟いてベタベタだった体が綺麗になった。肌の温もりが気持ちがいい。
──お腹に硬い物があたった。
「クロ……?」
「今日はもう無理させない。お前が甘えるからだ。気にするな」
頭を撫でられると、好きな気持ちが溢れてくる。
「──クロ、大好き」
クロからの優しく触れるだけのキスを受け入れる。
「もう、休め。そばにいる」
「───うん」
眠くて、もう目を開けてられない。クロが居なくならないように、ギュッと抱きついた。
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