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3.愛する息子の為に出来ること。
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リオルが、突然の高熱で倒れた。
連絡が王宮に届いた時には二日程経っていた。
なぜ、すぐに連絡が来ないんだ。
侯爵家へ急ぎ戻る。
妻に似た愛しい我が子の命が消えないように、医師を何人も呼び寄せた。
神は、いないのか!
何故、俺の家族ばかりがこんな目に遭うのだ。
この数日が峠です。覚悟をして下さいと、医師が言う。
頼む。命だけは、リオルだけは連れて行かないでくれ。
峠を越え少しずつ熱が下がり一週間後ようやく、目を覚ましてくれた。
命だけは、助かった。
確かにそう願った。
リオルの左足は、動かない。
何かに感染したのでしょう。お命が助かっただけでも奇跡なのです。杖をつけば歩く事も可能でしょう。
ただ、第二王子殿下との婚約は難しいと思います。
それが、どんなに残酷か今更ながらに愛しい息子の心中を察してしまう。
二人は、誰から見ても相思相愛だった。陛下も第一王子殿下も、喜んで下さった。
突然妻ともう一人の息子を亡くして、死にたくなった俺の手を握りこの世界に生きる力を与えてくれた、最愛の息子だ。その息子の運命とも言える相手が殿下だ。
足が不自由になったリオルは、学園で嫌がらせを受けるようになっていた。
相応しくないと。
みっともなくて恥だと。
中傷的な言葉をかけられていたようだ。
何より俺が、周りを牽制する為に置いた親子によりさらにリオルは追い詰められていった。
証拠を集めるのに時間がかかった。
書類を揃えて、侯爵家に戻った時にリオルからの手紙を読んだ。
リオルの胸の内が明かされて心が潰されてしまいそうだ。
その前にすることがある。
俺は、子爵夫人とアレンを執務室に呼び寄せた。
「──リオルが、王宮に行った」
ソファに並んで座る2人がピクリと、動く。
「旦那様! 何故ですか? リオルは、婚約者から外れた筈です。優秀なアレンの邪魔をする気ですか!」
「そうです。僕が、セシル様に選ばれたら、侯爵家も優遇されますし、リオルが侯爵家に残っても黙らせることが出来ます!それをリオルが邪魔するなんて。ひどい」
ダン!
テーブルを拳で叩いた。
二人がビクッと身を竦める。
「子爵夫人。俺の妻は1人だけだ。旦那様と呼ぶことが許されるのもソフィアだけだ。立場をわきまえろ。リオルはお前達より身分が高いのが分からないのか?」
顔を真っ青にした子爵夫人が、慌てて「こ、侯爵様失礼致しました。で、でも……アレンが第2王子殿下と婚約をしたら……そろそろ私達も、婚姻をして立場をはっきりさせた方が、よろしいかと思うのです。王家と繋がりもできますし……もう1人息子を産めば侯爵家も安心出来ますわ」
「侯爵様。僕も、侯爵家を支えていけます。母も女主人としてきっと役に立ちます……足の悪いリオル様には、ゆっくり療養をさせてあげる方が良いかと思います。侯爵家を継ぐ血の繋がった子が生まれたら、皆納得するでしょう」
「ふざけているのか?アレン。お前は、子爵子息だ。殿下と並んで立つことなど出来ない」
「そんな!侯爵家の養子にしてくださったのでは?学園での成績だって、優を頂いております」
「いつそんな話になったんだ?アレン、お前が金と体を使ったこと教師が暴露してくれたよ」
ヒュッと息を呑む音がする。
「──子爵夫人、リオルに何をした。何を飲ませた?」
「げ、解熱剤ですわ」
「発熱する前に何を飲ませたのだ?」
「な、疑うのですか?あんまりです!侯爵様!!」
俺は書類を見せる。
二人の顔色が青を通り越して白くなった。
「リオルに毒を飲ませたのだな。俺が、お前を後妻にしなかったからか?子爵家の領地を守り、生活を保障してやったのに?ならその支援をやめ、返済を要求する。子爵夫人には、相応しい場所で仕事を用意した。もちろん逃げられ無いようにしないとね」
俺は立ち上がり、壁にかけていた、剣を握る。
「侯爵様?何を……」
「リオルに飲ませた毒では、お前が死んでしまうかも知れない。簡単に死なせない。金も返してもらわないとね」
逃げようとした子爵夫人の左足の腱を切る。
「ギャー!!!!」
床にのたうち回る女を蹴り飛ばす。
「こ、侯爵様、誤解です。母は、ただ侯爵様が好きなだけです。それにこんな書類、でっち上げです!」
子爵夫人の側にアレンが行き上着を脱ぎ、左足の出血部分を押さえる。
「アレン、そんなにリオルが羨ましいのか?」
「殿下は、いまだにリオル様を望んでいます。足の不自由なリオル様は相応しくありません。僕の方が美しい。皆そう言います!だから、侯爵様からも僕を推薦してください。侯爵様の息子にしてください!」
「なら、リオルと同じ立場にしてやろう」
アレンが、嬉しそうに笑った。
「では、侯爵家の名を!」
「リオルと同じにする」
剣を振るう。
「痛い!痛い!誰か助けて!」
アレンと夫人が騒ぐ。
煩い。
「誰か、来てくれ。」
扉が開いて、従者が入ってきた。
「子爵夫人を馬車に乗せて、ローズ宮に連れていけ。契約は交わしている。借金返済が済むまで働かせろ。逃げ出すような真似をしたら、もう片方の足の腱も切れ」
「ロ、ローズ宮?娼館ではありませんか? そんな!!お許しを侯爵様!!!」
ズルズルと引きずられ子爵夫人が連れて行かれた。
「アレン!」
「お母様!!」
バタンと扉が閉じた。
家令や従者は俺を止める気はないみたいだな。
「足は、リオルとお揃いになったな」
ズリズリと、アレンが逃げようとする。
「あ、娼館なんて、行きたくない!僕が殿下と婚姻すればお金をお返し出来ます。だから、怪我の治療をお願いします。足が悪かったら婚約出来ないから!」
思わず、殴り付けた。
誰のせいだと思っているのだ?
「とりあえず愛人にしてやろう──俺には妻がいないからな。それに、お前なら子も孕まない。ぞんざいに扱って早死にしても、この邸で心配する者はいない」
「な、嫌だ。後妻にするなら、お母様を!」
「愛人と言ったんだが?後妻にする気はない。それでも、お前を抱いたと思い込んで子爵夫人は嫉妬に狂うかもな?」
怯えるアレンを見て、笑いが出そうだ。
馬鹿だな。俺が、お前らを抱くわけがない。
「愛人として、閉じ込めるだけだよ。そうすれば、他の屑が寄ってこないからね。ここの、後継は……リオルだからね。リオルが気に入った子が継げば済む。おい、アレンの傷の手当を。簡単に死なせるな。
母親が使った薬を飲ませ、あの部屋に閉じ込めててくれ。
リオルはね。王子の毒味係を希望したんだよ。
リオルみたいになりたいのだろう?リオルの代わりに毒の治験体にする。リオルの絶望を味わえばいい」
すでに、絶望に染まるアレンが包帯を巻かれ、母親と同じように引きずられ連れて行かれた。
何か叫んでいるが、どうでもいい。
そして、俺は王宮からの連絡を待つことにした。
リオル……素直になりなさい。
セシル殿下は、きっとお前を逃がさないだろう。
第一王子の子が出来れば、セシル様は王族から離籍する。
二人で、こちらに住めばいい事だ。
公爵位はセシル様だけの代で終わるし、彼なら侯爵に相応しい後継を見つけてくれるだろう。
この先、お前の邪魔をする者は、俺が処分する。
俺は、リオルが幸せならそれだけで良いのだから。
連絡が王宮に届いた時には二日程経っていた。
なぜ、すぐに連絡が来ないんだ。
侯爵家へ急ぎ戻る。
妻に似た愛しい我が子の命が消えないように、医師を何人も呼び寄せた。
神は、いないのか!
何故、俺の家族ばかりがこんな目に遭うのだ。
この数日が峠です。覚悟をして下さいと、医師が言う。
頼む。命だけは、リオルだけは連れて行かないでくれ。
峠を越え少しずつ熱が下がり一週間後ようやく、目を覚ましてくれた。
命だけは、助かった。
確かにそう願った。
リオルの左足は、動かない。
何かに感染したのでしょう。お命が助かっただけでも奇跡なのです。杖をつけば歩く事も可能でしょう。
ただ、第二王子殿下との婚約は難しいと思います。
それが、どんなに残酷か今更ながらに愛しい息子の心中を察してしまう。
二人は、誰から見ても相思相愛だった。陛下も第一王子殿下も、喜んで下さった。
突然妻ともう一人の息子を亡くして、死にたくなった俺の手を握りこの世界に生きる力を与えてくれた、最愛の息子だ。その息子の運命とも言える相手が殿下だ。
足が不自由になったリオルは、学園で嫌がらせを受けるようになっていた。
相応しくないと。
みっともなくて恥だと。
中傷的な言葉をかけられていたようだ。
何より俺が、周りを牽制する為に置いた親子によりさらにリオルは追い詰められていった。
証拠を集めるのに時間がかかった。
書類を揃えて、侯爵家に戻った時にリオルからの手紙を読んだ。
リオルの胸の内が明かされて心が潰されてしまいそうだ。
その前にすることがある。
俺は、子爵夫人とアレンを執務室に呼び寄せた。
「──リオルが、王宮に行った」
ソファに並んで座る2人がピクリと、動く。
「旦那様! 何故ですか? リオルは、婚約者から外れた筈です。優秀なアレンの邪魔をする気ですか!」
「そうです。僕が、セシル様に選ばれたら、侯爵家も優遇されますし、リオルが侯爵家に残っても黙らせることが出来ます!それをリオルが邪魔するなんて。ひどい」
ダン!
テーブルを拳で叩いた。
二人がビクッと身を竦める。
「子爵夫人。俺の妻は1人だけだ。旦那様と呼ぶことが許されるのもソフィアだけだ。立場をわきまえろ。リオルはお前達より身分が高いのが分からないのか?」
顔を真っ青にした子爵夫人が、慌てて「こ、侯爵様失礼致しました。で、でも……アレンが第2王子殿下と婚約をしたら……そろそろ私達も、婚姻をして立場をはっきりさせた方が、よろしいかと思うのです。王家と繋がりもできますし……もう1人息子を産めば侯爵家も安心出来ますわ」
「侯爵様。僕も、侯爵家を支えていけます。母も女主人としてきっと役に立ちます……足の悪いリオル様には、ゆっくり療養をさせてあげる方が良いかと思います。侯爵家を継ぐ血の繋がった子が生まれたら、皆納得するでしょう」
「ふざけているのか?アレン。お前は、子爵子息だ。殿下と並んで立つことなど出来ない」
「そんな!侯爵家の養子にしてくださったのでは?学園での成績だって、優を頂いております」
「いつそんな話になったんだ?アレン、お前が金と体を使ったこと教師が暴露してくれたよ」
ヒュッと息を呑む音がする。
「──子爵夫人、リオルに何をした。何を飲ませた?」
「げ、解熱剤ですわ」
「発熱する前に何を飲ませたのだ?」
「な、疑うのですか?あんまりです!侯爵様!!」
俺は書類を見せる。
二人の顔色が青を通り越して白くなった。
「リオルに毒を飲ませたのだな。俺が、お前を後妻にしなかったからか?子爵家の領地を守り、生活を保障してやったのに?ならその支援をやめ、返済を要求する。子爵夫人には、相応しい場所で仕事を用意した。もちろん逃げられ無いようにしないとね」
俺は立ち上がり、壁にかけていた、剣を握る。
「侯爵様?何を……」
「リオルに飲ませた毒では、お前が死んでしまうかも知れない。簡単に死なせない。金も返してもらわないとね」
逃げようとした子爵夫人の左足の腱を切る。
「ギャー!!!!」
床にのたうち回る女を蹴り飛ばす。
「こ、侯爵様、誤解です。母は、ただ侯爵様が好きなだけです。それにこんな書類、でっち上げです!」
子爵夫人の側にアレンが行き上着を脱ぎ、左足の出血部分を押さえる。
「アレン、そんなにリオルが羨ましいのか?」
「殿下は、いまだにリオル様を望んでいます。足の不自由なリオル様は相応しくありません。僕の方が美しい。皆そう言います!だから、侯爵様からも僕を推薦してください。侯爵様の息子にしてください!」
「なら、リオルと同じ立場にしてやろう」
アレンが、嬉しそうに笑った。
「では、侯爵家の名を!」
「リオルと同じにする」
剣を振るう。
「痛い!痛い!誰か助けて!」
アレンと夫人が騒ぐ。
煩い。
「誰か、来てくれ。」
扉が開いて、従者が入ってきた。
「子爵夫人を馬車に乗せて、ローズ宮に連れていけ。契約は交わしている。借金返済が済むまで働かせろ。逃げ出すような真似をしたら、もう片方の足の腱も切れ」
「ロ、ローズ宮?娼館ではありませんか? そんな!!お許しを侯爵様!!!」
ズルズルと引きずられ子爵夫人が連れて行かれた。
「アレン!」
「お母様!!」
バタンと扉が閉じた。
家令や従者は俺を止める気はないみたいだな。
「足は、リオルとお揃いになったな」
ズリズリと、アレンが逃げようとする。
「あ、娼館なんて、行きたくない!僕が殿下と婚姻すればお金をお返し出来ます。だから、怪我の治療をお願いします。足が悪かったら婚約出来ないから!」
思わず、殴り付けた。
誰のせいだと思っているのだ?
「とりあえず愛人にしてやろう──俺には妻がいないからな。それに、お前なら子も孕まない。ぞんざいに扱って早死にしても、この邸で心配する者はいない」
「な、嫌だ。後妻にするなら、お母様を!」
「愛人と言ったんだが?後妻にする気はない。それでも、お前を抱いたと思い込んで子爵夫人は嫉妬に狂うかもな?」
怯えるアレンを見て、笑いが出そうだ。
馬鹿だな。俺が、お前らを抱くわけがない。
「愛人として、閉じ込めるだけだよ。そうすれば、他の屑が寄ってこないからね。ここの、後継は……リオルだからね。リオルが気に入った子が継げば済む。おい、アレンの傷の手当を。簡単に死なせるな。
母親が使った薬を飲ませ、あの部屋に閉じ込めててくれ。
リオルはね。王子の毒味係を希望したんだよ。
リオルみたいになりたいのだろう?リオルの代わりに毒の治験体にする。リオルの絶望を味わえばいい」
すでに、絶望に染まるアレンが包帯を巻かれ、母親と同じように引きずられ連れて行かれた。
何か叫んでいるが、どうでもいい。
そして、俺は王宮からの連絡を待つことにした。
リオル……素直になりなさい。
セシル殿下は、きっとお前を逃がさないだろう。
第一王子の子が出来れば、セシル様は王族から離籍する。
二人で、こちらに住めばいい事だ。
公爵位はセシル様だけの代で終わるし、彼なら侯爵に相応しい後継を見つけてくれるだろう。
この先、お前の邪魔をする者は、俺が処分する。
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