196 / 223
【五ノ章】納涼祭
短編 護国に捧ぐ金色の風《エピローグ》
しおりを挟む
「──おい、クロ坊?」
「……あ。へっ?」
身体を揺さぶられ、はっとして辺りを見渡せば、宴会の賑やかな喧騒が目に映る。
急速に、ぼかした世界とくぐもった音が鮮明になっていく。
「おいおい、大丈夫かよ? ずいぶん静かだと思ったら寝てたぞ、お前」
「おあ、マジか……全然自覚なかった。起こしてくれてありがとうございます」
エルノールさんの要請を受けて協力した違法武具の事件。その概要を思い出している内に眠ってしまったらしい。
「うーん、まさか寝落ちするなんて。身体はもう万全な気がするんですけど気疲れしてるんですかねぇ」
「そりゃあ学園最強と模擬戦して暴動事件の犯人から半殺しにされた挙句、ドレッドノートと戦ってんだから疲れねぇ方がおかしいっての」
「何度も言われてるけど一日で経験するには過酷過ぎない? ……半日ちょっと休んだ程度で回復はしないか」
「お前が思っているよりも、心に疲労が溜まってるんだろ。早めに帰った方がいいんじゃねぇか?」
「そうねぇ。根を詰めて、気絶するように眠る夫の助言ですから、聞き入れた方が身の為かとぉ」
「治してもらったとはいえ病み上がりみたいな状態だしなぁ…………ん?」
会話に割り込んできた、聞き慣れない女性の声に振り向く。
俺とエルノールさんが座る椅子の間に、まったく気配を感じさせない柔和な見た目のエルフが突っ立っていた。
ハイエルフであるシルフィ先生とは違いスレンダーな体格。自警団の制服に身を包み、金髪をハーフアップでまとめた美麗な人が微笑みを携え、貞淑な仕草で頬に左手を添える。その薬指には指輪が嵌められていた。
というか、誰? ほんとに誰? 知らない人がいる……こわっ。
「ミスタリア!? お前なんでここに!?」
「そんな大声を出さなくても聞こえてますよ、エルノール。最近の事態で重なった事務仕事を終えたので、私も宴会の席に顔を出すことにしたんです。羽目を外しすぎていないか気になりましたからねぇ」
「酒も出ねぇのに醜態なんざ晒すかよ。でも、書類仕事は助かったぜ……苦情やら陳情が山のように来てたからな。俺一人じゃ捌き切れなかった」
「その為に私が居るのですから、頼ってください」
「あの、すみません。話の腰を折るようで申し訳ないんですけど、どちら様ですか?」
椅子の背もたれ越しに、エルノールさんを抱き締めるミスタリアと呼ばれた女性に問いかける。
自警団の本部や支部で見かけたことはない。だけど、名前で呼び合うほどに親しい間柄である以上、予想はつくが……。
「ああ、申し遅れました。自警団団長エルノールの妻であり、副団長を務めさせていただいております──ミスタリアです。事務作業に従事しており外出する機会が無いので、お目に掛かる事がありませんから知らないのも無理はないですねぇ」
「う、嘘だ……信じない、信じないぞ。荒っぽくてぶっきらぼうでマナーのなってない喫煙家が既婚者でこんな美人と甘々な生活を送ってるとか……俺を、騙そうとしてる……?」
「クソ失礼だな馬鹿野郎! 普段は舐められないように指輪を外してるだけで、こちとらしっかり家庭を持ってんだよ!」
イチャつきながらも、エルノールさんは制服で隠していた指輪のネックレスを掲げる。
質素だが、ミスタリアさんが着けている物と同じそれは、まぎれもなくエンゲージリングだった。
「へー、ほー、すげぇや……」
「なんだその間抜けな口ぶりは。そんなに意外か、俺が結婚してるのは」
「だって一度もそんな素振りを見せなかったじゃないですか。結構頻繁にお昼とか夕飯を食べに誘ってくれたりしてくれましたし、大抵は自警団の本部で缶詰めにされてたし」
「お互い多忙で時間が合わねぇんだよ。隙を見ては家に帰って一緒に過ごしたり、休日に出かけたりはしてる。……クロ坊並みに優秀な人材が増えれば、もうちっと仕事を団員に任せて一緒に居られるんだがな」
「はははっ、無理っすね。誤認逮捕の常習犯とかいますから、自分を顧みて直す気が無いなら期待するだけ無駄ですよ」
「そこまでばっさり言い切るのもかわい……そうでもねぇな」
「こら、事実とはいえ口が過ぎましてよ、お二方──クロ坊?」
柔らかい言い分だけどミスタリアさんも同じ意見なんだな。
彼女も普段から部下である団員の尻拭いにどれだけ尽力しているかを考えると、苦労が偲ばれる……って急に黙っちゃったな。
「……もしかして、貴方は……」
「ん? ……あ、そっか。てっきりエルノールさんから既に聞かされてるかと思ってました。初めまして、アカツキ・クロトです。臨時団員として自警団の依頼や要請を受ける事があるので、今後ともよろしくお願いします」
立ち上がるスペースが無くて椅子に座りながらの挨拶になるが頭を下げる。
これまでも事務を担当する団員と顔を合わせる事はあったが、ミスタリアさんとは一度も会ったことが無い。
言葉通り、本当に事務関係の業務のみをこなしていて本部の一室に籠っているのだろう。思えば本部内を散策中に、異様な雰囲気を扉から漂わせる部屋が一つだけあった気がする。
恐らくそこが、彼女の仕事場なのだ。……中から聞こえてきた呪詛のような言葉も、きっと彼女から発せられていたものに違いない。
あんまり怒らせない方がいいかも、と顔を上げようとして。
ミスタリアさんの白く細い手で両頬を掴まれ、強引に向き合わされた。
「にゃ、なに、を……」
「あらあらあら、まあまあまあ! 貴方がそうなのね!? よく見れば同じだわ、こんなところで出会うなんて夢のようね!」
「うぇ?」
瞳を輝かせた彼女に訳の分からないまま顔を解される。ちょっとおっとりしてて天然気味な感じはするが、距離の詰め方が早い。
なんか、この世界に来たばかりの頃、学園長に弄られたのを思い出すな、これ。
騒がしいやり取りが周囲にも聞こえてみたいだし、視線が集まってるのを感じる。
「あー、ミスタリア? 気持ちは十分理解できるが、落ち着け? そもそもクロ坊は」
「初めましてだなんて余所余所しい言い方をするから驚いてしまったけれど、貴方はこの街の大事な人よ。だって──」
『わーわーわー!!』
何を口走ろうとしていたのかは分からないが、少なくとも傍に居たエルノールさん。
レインちゃんと歓談していた親方、爆速で駆け寄ってきたフレン学園長、珍しく焦った様子を見せるシュメルさん。
ニルヴァーナの重役であり古参勢による迅速な連携で、ミスタリアさんは女性陣に口を閉ざされ、肩や腕を掴まれて近くの天幕の裏へ連行されていく。
男性陣もその後をついていき、ぽつんと一人、俺だけが取り残された。
「……え? 何が起きてんの?」
唐突な新事実と展開についていけず、理解を放棄して。
残された寂しさを解消するべく、エリック達の所へ向かった。
「……あ。へっ?」
身体を揺さぶられ、はっとして辺りを見渡せば、宴会の賑やかな喧騒が目に映る。
急速に、ぼかした世界とくぐもった音が鮮明になっていく。
「おいおい、大丈夫かよ? ずいぶん静かだと思ったら寝てたぞ、お前」
「おあ、マジか……全然自覚なかった。起こしてくれてありがとうございます」
エルノールさんの要請を受けて協力した違法武具の事件。その概要を思い出している内に眠ってしまったらしい。
「うーん、まさか寝落ちするなんて。身体はもう万全な気がするんですけど気疲れしてるんですかねぇ」
「そりゃあ学園最強と模擬戦して暴動事件の犯人から半殺しにされた挙句、ドレッドノートと戦ってんだから疲れねぇ方がおかしいっての」
「何度も言われてるけど一日で経験するには過酷過ぎない? ……半日ちょっと休んだ程度で回復はしないか」
「お前が思っているよりも、心に疲労が溜まってるんだろ。早めに帰った方がいいんじゃねぇか?」
「そうねぇ。根を詰めて、気絶するように眠る夫の助言ですから、聞き入れた方が身の為かとぉ」
「治してもらったとはいえ病み上がりみたいな状態だしなぁ…………ん?」
会話に割り込んできた、聞き慣れない女性の声に振り向く。
俺とエルノールさんが座る椅子の間に、まったく気配を感じさせない柔和な見た目のエルフが突っ立っていた。
ハイエルフであるシルフィ先生とは違いスレンダーな体格。自警団の制服に身を包み、金髪をハーフアップでまとめた美麗な人が微笑みを携え、貞淑な仕草で頬に左手を添える。その薬指には指輪が嵌められていた。
というか、誰? ほんとに誰? 知らない人がいる……こわっ。
「ミスタリア!? お前なんでここに!?」
「そんな大声を出さなくても聞こえてますよ、エルノール。最近の事態で重なった事務仕事を終えたので、私も宴会の席に顔を出すことにしたんです。羽目を外しすぎていないか気になりましたからねぇ」
「酒も出ねぇのに醜態なんざ晒すかよ。でも、書類仕事は助かったぜ……苦情やら陳情が山のように来てたからな。俺一人じゃ捌き切れなかった」
「その為に私が居るのですから、頼ってください」
「あの、すみません。話の腰を折るようで申し訳ないんですけど、どちら様ですか?」
椅子の背もたれ越しに、エルノールさんを抱き締めるミスタリアと呼ばれた女性に問いかける。
自警団の本部や支部で見かけたことはない。だけど、名前で呼び合うほどに親しい間柄である以上、予想はつくが……。
「ああ、申し遅れました。自警団団長エルノールの妻であり、副団長を務めさせていただいております──ミスタリアです。事務作業に従事しており外出する機会が無いので、お目に掛かる事がありませんから知らないのも無理はないですねぇ」
「う、嘘だ……信じない、信じないぞ。荒っぽくてぶっきらぼうでマナーのなってない喫煙家が既婚者でこんな美人と甘々な生活を送ってるとか……俺を、騙そうとしてる……?」
「クソ失礼だな馬鹿野郎! 普段は舐められないように指輪を外してるだけで、こちとらしっかり家庭を持ってんだよ!」
イチャつきながらも、エルノールさんは制服で隠していた指輪のネックレスを掲げる。
質素だが、ミスタリアさんが着けている物と同じそれは、まぎれもなくエンゲージリングだった。
「へー、ほー、すげぇや……」
「なんだその間抜けな口ぶりは。そんなに意外か、俺が結婚してるのは」
「だって一度もそんな素振りを見せなかったじゃないですか。結構頻繁にお昼とか夕飯を食べに誘ってくれたりしてくれましたし、大抵は自警団の本部で缶詰めにされてたし」
「お互い多忙で時間が合わねぇんだよ。隙を見ては家に帰って一緒に過ごしたり、休日に出かけたりはしてる。……クロ坊並みに優秀な人材が増えれば、もうちっと仕事を団員に任せて一緒に居られるんだがな」
「はははっ、無理っすね。誤認逮捕の常習犯とかいますから、自分を顧みて直す気が無いなら期待するだけ無駄ですよ」
「そこまでばっさり言い切るのもかわい……そうでもねぇな」
「こら、事実とはいえ口が過ぎましてよ、お二方──クロ坊?」
柔らかい言い分だけどミスタリアさんも同じ意見なんだな。
彼女も普段から部下である団員の尻拭いにどれだけ尽力しているかを考えると、苦労が偲ばれる……って急に黙っちゃったな。
「……もしかして、貴方は……」
「ん? ……あ、そっか。てっきりエルノールさんから既に聞かされてるかと思ってました。初めまして、アカツキ・クロトです。臨時団員として自警団の依頼や要請を受ける事があるので、今後ともよろしくお願いします」
立ち上がるスペースが無くて椅子に座りながらの挨拶になるが頭を下げる。
これまでも事務を担当する団員と顔を合わせる事はあったが、ミスタリアさんとは一度も会ったことが無い。
言葉通り、本当に事務関係の業務のみをこなしていて本部の一室に籠っているのだろう。思えば本部内を散策中に、異様な雰囲気を扉から漂わせる部屋が一つだけあった気がする。
恐らくそこが、彼女の仕事場なのだ。……中から聞こえてきた呪詛のような言葉も、きっと彼女から発せられていたものに違いない。
あんまり怒らせない方がいいかも、と顔を上げようとして。
ミスタリアさんの白く細い手で両頬を掴まれ、強引に向き合わされた。
「にゃ、なに、を……」
「あらあらあら、まあまあまあ! 貴方がそうなのね!? よく見れば同じだわ、こんなところで出会うなんて夢のようね!」
「うぇ?」
瞳を輝かせた彼女に訳の分からないまま顔を解される。ちょっとおっとりしてて天然気味な感じはするが、距離の詰め方が早い。
なんか、この世界に来たばかりの頃、学園長に弄られたのを思い出すな、これ。
騒がしいやり取りが周囲にも聞こえてみたいだし、視線が集まってるのを感じる。
「あー、ミスタリア? 気持ちは十分理解できるが、落ち着け? そもそもクロ坊は」
「初めましてだなんて余所余所しい言い方をするから驚いてしまったけれど、貴方はこの街の大事な人よ。だって──」
『わーわーわー!!』
何を口走ろうとしていたのかは分からないが、少なくとも傍に居たエルノールさん。
レインちゃんと歓談していた親方、爆速で駆け寄ってきたフレン学園長、珍しく焦った様子を見せるシュメルさん。
ニルヴァーナの重役であり古参勢による迅速な連携で、ミスタリアさんは女性陣に口を閉ざされ、肩や腕を掴まれて近くの天幕の裏へ連行されていく。
男性陣もその後をついていき、ぽつんと一人、俺だけが取り残された。
「……え? 何が起きてんの?」
唐突な新事実と展開についていけず、理解を放棄して。
残された寂しさを解消するべく、エリック達の所へ向かった。
10
お気に入りに追加
378
あなたにおすすめの小説
ド田舎からやってきた少年、初めての大都会で無双する~今まで遊び場にしていたダンジョンは、攻略不可能の規格外ダンジョンだったみたい〜
むらくも航
ファンタジー
ド田舎の村で育った『エアル』は、この日旅立つ。
幼少の頃、おじいちゃんから聞いた話に憧れ、大都会で立派な『探索者』になりたいと思ったからだ。
そんなエアルがこれまでにしてきたことは、たった一つ。
故郷にあるダンジョンで体を動かしてきたことだ。
自然と共に生き、魔物たちとも触れ合ってきた。
だが、エアルは知らない。
ただの“遊び場”と化していたダンジョンは、攻略不可能のSSSランクであることを。
遊び相手たちは、全て最低でもAランクオーバーの凶暴な魔物たちであることを。
これは、故郷のダンジョンで力をつけすぎた少年エアルが、大都会で無自覚に無双し、羽ばたいていく物語──。
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
食うために軍人になりました。
KBT
ファンタジー
ヴァランタイン帝国の片田舎ダウスター領に最下階位の平民の次男として生まれたリクト。
しかし、両親は悩んだ。次男であるリクトには成人しても継ぐ土地がない。
このままではこの子の未来は暗いものになってしまうだろう。
そう思った両親は幼少の頃よりリクトにを鍛え上げる事にした。
父は家の蔵にあったボロボロの指南書を元に剣術を、母は露店に売っていた怪しげな魔導書を元に魔法を教えた。
それから10年の時が経ち、リクトは成人となる15歳を迎えた。
両親の危惧した通り、継ぐ土地のないリクトは食い扶持を稼ぐために、地元の領軍に入隊試験を受けると、両親譲りの剣術と魔法のおかげで最下階級の二等兵として無事に入隊する事ができた。
軍と言っても、のどかな田舎の軍。
リクトは退役するまで地元でのんびり過ごそうと考えていたが、入隊2日目の朝に隣領との戦争が勃発してしまう。
おまけに上官から剣の腕を妬まれて、単独任務を任されてしまった。
その任務の最中、リクトは平民に対する貴族の専横を目の当たりにする。
生まれながらの体制に甘える貴族社会に嫌気が差したリクトは軍人として出世して貴族の専横に対抗する力を得ようと立身出世の道を歩むのだった。
剣と魔法のファンタジー世界で軍人という異色作品をお楽しみください。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる
けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ
俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる
だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った
【悲報】人気ゲーム配信者、身に覚えのない大炎上で引退。~新たに探索者となり、ダンジョン配信して最速で成り上がります~
椿紅颯
ファンタジー
目標である登録者3万人の夢を叶えた葭谷和昌こと活動名【カズマ】。
しかし次の日、身に覚えのない大炎上を経験してしまい、SNSと活動アカウントが大量の通報の後に削除されてしまう。
タイミング良くアルバイトもやめてしまい、完全に収入が途絶えてしまったことから探索者になることを決める。
数日間が経過し、とある都市伝説を友人から聞いて実践することに。
すると、聞いていた内容とは異なるものの、レアドロップ&レアスキルを手に入れてしまう!
手に入れたものを活かすため、一度は去った配信業界へと戻ることを決める。
そんな矢先、ダンジョンで狩りをしていると少女達の危機的状況を助け、しかも一部始終が配信されていてバズってしまう。
無名にまで落ちてしまったが、一躍時の人となり、その少女らとパーティを組むことになった。
和昌は次々と偉業を成し遂げ、底辺から最速で成り上がっていく。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる