自称平凡少年の異世界学園生活

木島綾太

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【五ノ章】納涼祭

短編 夜鳴き鳥の憂鬱《第一話》

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「植物油、動物脂、魔素水……アルカリ性の抽出液を、この分量できちんと撹拌……」

 誰もが寝静まる丑三つ時。夏が近づき、夜明けの時間も早まる頃。
 寝苦しさのあまり目が冴えてしまった俺はアカツキ荘の面々を起こさないように、抜き足差し足で地下工房に移動。
 照明と換気扇を点けて、さすがに大きな音は出せない為、鍛冶ではなく静かに錬金術に没頭していた。

「一定の温度を保ちつつ、揮発させて……薬液と急速乾燥させた薬草の粉末を……」

 日々の消耗品である各種ポーション。
 武器に塗布するエレメントオイル。
 普段使いしてる爆薬……は不意の暴発が怖いので、素となる触媒を量産。
 全てを終えて手持ち無沙汰になったところで、以前より考案していた石鹸の制作に着手していた。

 冒険者といえど人であり、汚れとの縁は切っても切れないもの。
 魔物モンスターの返り血や土汚れ、発汗による体臭を抑えるには限界があり、なおかつ人と顔を合わせる機会が多いと気になってしまう。

 特に学生冒険者、中でもやはり女子はそういう部分に目聡めざとく、対策に日々頭を悩ませている。もちろんアカツキ荘の女性陣も例に違わず、だ。
 加えて怪我を負った際、魔法やポーションで傷を塞いで探索を継続する訳だが、残留物や毒性素材のせいで痕が残るケースがよく見られる。

 軽度の負傷なら事後であっても対処法はあるが、俺のように重度なものだと専門職の力が必要になるのだ。当然、治療費は相応に高額となる。
 個人差はあるだろうが、男性はともかく女性でそういった事態に陥った時の金銭的、精神的な痛みは計り知れない。

「最後に“凝固化”“成形”“浸透”エトセトラ……ルーン文字で促進させながら……」

 故に、考えた。
 前述と後述。どちらのニーズも満たしつつ日常的な要素で解決できないか、と。

 身につけるコロンや香水、部屋に飾るアロマや芳香剤が候補に挙がる。だが、完全に解決できるとは限らない。温度や湿度、風向きなどの環境で効果に差が出る。

 ならば装身具アクセサリーの類、とも考えたが戦闘での破損が懸念事項。
 対処すべき問題と俺の技術力、そして装身具の性質上、個人に合わせた特注品になるのでコストが高い。

 確実に、根本からアプローチするとなれば……毎日入るシャワーやお風呂で使う石鹸、もしくは化粧水がベスト。経験があるのは、石鹸か。

 小学校の体験教室で学んだ石鹸づくりの記憶を頼りに素材を用意、作成し、幾度となく試作をおこなった。
 持ち得る技術と道具で自分なりの方法を模索、検証を重ねて本日で七度目となる石鹸づくりに取り組んだ。

 右手で錬金釜をかき混ぜて、左手でルーン文字を刻む“刻筆”で調整。
 粘性を持ち、瞬く間に姿を変えていく混合液。徐々に手応えが薄れていくにつれて白煙が視界を埋め尽くす。
 目と鼻、手を保護するゴーグル、マスクと手袋越しに確信を得た。

「──ふっ、ふははっ……出来た。完成したぞっ」

 立ちのぼる煙を払い、錬金釜の底で形成された物体を拾い上げる。
 小さな四角い豆腐のような形、飾り気のない質素な見た目。しかし《鑑定》スキルで確認すれば求めていた効果が秘められていた。

「皮下浸透によってポーション由来の薬効成分が傷を癒し、疲労を改善。血行を促進し部分的に皮膚の代謝が優先され、アカのように老廃物と残留物が排出。肌の保湿成分がリンスのように発揮される為、髪を洗ってゴワつくことなく使える。しかも効果時間が長いぞ……良い、とても良い! 当初の想定よりも遥かに性能が良い!」

 深夜テンションのノリと勢いに浮かされたまま作りあげた至上の一品。
 元々試作品である為、余計なミスを誘発しないように無香料となっているが、効果は抜群だ。

「これまでの不出来な物と比べてなんという完成度っ……これだ、俺が欲しいと思っていた全てが詰め込まれている! ひ、ひゃははははあッ! 俺は天才だぁ!! これで各種配合や原子配列の書き換えと計算式にルーン文字の幻覚を見なくて済むんだッ!」

 久々に会心の出来栄えを前に興奮が冷めない。
 そのまま小躍りしそうな勢いで地下工房を出て、実践してみようと振り向いて。

「──よお、馬鹿野郎。いま何時だと思ってる?」

 いつの間に工房へ入っていたのか。両手を組み、仁王立ちで佇むエリックの鋭い視線に射抜かれ、脚が止まった。
 服装を見る限り寝間着なので、起こしてしまったのだろうが……徹夜で作業していたことがバレたら怒られる。
 な、何か言い訳を……考えなくては。

「……や、違うんですよ。ちょっと早く目が覚めちゃったから、軽く製薬してから朝風呂にでも入ろうかと考えておりまして。別に夜通し生産活動にいそしんでいた訳ではな」
「そのまま浴槽に沈めてやろうか? ん?」
「まことに申し訳ございませんでしたばらびっ!?」

 嫌な予感に背を押され、謝罪を口にするも既に遅し。
 問答無用で距離を詰められ、拳が振り下ろされる。頭頂部から足先まで響く痛みに目が回り、いとも容易く倒れた。

「ったくよぉ……レオ、見てたんなら止めろよ。クロトの暴走を止めるように進言するのも大切だろうが」
『我の一存で口を出し、適合者の行動を制止できるとは思えんが』
「そういう時は俺らの名前を使って脅せ。しばらく工房に入れなくなるぞ、とか。少しは悩む素振りを見せるだろうよ」
『近しい者の名で注意し動揺を誘い、考えさせるということか。うむ、心得た』

 夜中の三時、薄れゆく意識の中で。
 呆れたようなやり取りが記憶に残った。

 ◆◇◆◇◆

 エリックの拳骨による強制睡眠から目覚めて朝食を取る中、アカツキ荘の面々からひとしきりお叱りを受けて。
 今日から一週間、夜中に工房へ入ることを禁止されてしまった。あくまで夜中だけとはいえ鍵も取られたんだけど、罰が重過ぎない?

『くそぅ……油断した。まさかポーション精製中の匂いで起こしてしまうとは』
『迂闊だったな、適合者。これに懲りたら夜は大人しく寝ていることだ。我はともかく、人の身に睡眠は大事であろう』
『ちくしょう、一丁前に偉そうなこと言いやがる……』

 十割の過失で俺が悪いので反論しようがない。怒られた理由も十分に理解できる。……寝不足で困るのは俺だし、ちゃんと自制しよう。
 軽率な行動の結果にため息を吐き、昼間の内から酒を飲み、喧騒で賑わう併設された酒場の音を聞きながらで書類を整理する。

『しかし、こういった仕事を部外者に、それも学生に依頼するとは。冒険者ギルドはよほど人手が足りていないのか?』
『さあね。最近はあんまりギルドに顔を出してないから状況は分からないし、知った所で俺に何かが出来る訳でもない。仕事が無いよりはマシだけどね』

 俺がこの場に居る理由。それは冒険者ギルドから学園長を経由して、特待生依頼という形で要請を受けたからだ。
 最近、不慮の事故や怪我、冠婚葬祭などによりギルド職員に欠員が発生。なんとか業務時間を増やして対処に当たっていたものの、残った職員に無理をさせ過ぎてストライキ一歩手前まで追い込まれた。

 このままではギルドが機能不全に陥る。危惧したギルドマスターが緊急で人員募集を掛けたが集まらず、万事休すといった所で学園長の耳にその情報が入った。
 依頼の斡旋などで提携しているギルドが機能しなくなれば、学園にもニルヴァーナにも痛手が生じる。
 事態を重く見た学園長が、普段から彼女の仕事を手伝わされて慣れている俺を派遣してどうにかしろ、という話に落ち着いたらしい。

 詳細を聞かされた時、最初から日程調整を済ませておけばこんな事にはならなかったのでは? などと思ったが。
 今朝の一件もあり、断れるはずもなく。事務作業や細々とした業務の手伝いに駆り出されたのだ。

『つっても、部外者に変わりはないから、踏み込んだ仕事は寄越してこないね。各冒険者の個人情報を保護する名目もあるし』
『国内、国外から寄せられた依頼と迷宮ダンジョン攻略に関するもの。採集、討伐の確認と承認。人や猫探しなど、些細なものもあるが……パーティや商会の人員募集も混じっているな』
『どこもかしこも有能な人材を欲しがるものだよ。冒険者と商売人……どちらも本当に信じられる味方なんで一握りなんだから。そういった業界で生きているなら、なおさら気に掛けるでしょ』

 ふと辺りを見渡せば、あてがわれた作業に追われるギルド職員が室内を忙しく歩き回っていた。
 学園長から聞かされていた通り、彼らは日々激務をこなしているのだろう。男女種族問わず、全員が青白い顔に青筋を立てながら書類の山と格闘していた。
 これ以上、残業してたまるか、という感情をひしひしと感じる。

 くわばらくわばら……あまり刺激しないように、俺の為に仮設された作業机から立ち上がる。机の上で山積みになった依頼書を抱えて、事務室の班長の下へ。
 資料と書類で忙殺されている班長が顔を上げ、依頼書の束を見てこれから増える仕事に肩を落とした。

『不審な依頼書と規定ラインを守ってない物は上長に相談して職員を派遣してもらわないとね。説明を受けた上で内容を調節してもらわないと受注されないし、同意の上で受けたくせに不当な報酬だ! と怒鳴り込んでくる冒険者がいるからね』
『人の話を聞かん低能は扱いに困るな……』
『言い方キツいぞ。気持ちは分からなくもないけど』

 さて、割り当てられた仕事は全部こなしたが、他に出来る事は残ってるかな?
 ……そういや事務室の皆さんは朝早くから来て、しかも昼休憩無しで業務に当たってるし、さすがに軽く食べておかないと目を回しちゃうか。

『酒場の厨房でまかないが作れないか聞いてこよう。忙しそうなら余ってる食材を使わせてもらって軽食づくりだ』
『適合者は早めに昼食を取っていたから問題は無いな。パンなら片手間でも食えるだろう』
「すみません班長、皆さんの為に軽食用意してきますんで業務から抜けてもいいですか?」
「え? ああ……そんな時間か……そうだな。すまないが、頼めるか?」
「大丈夫です。それじゃ行ってきます」

 事務室内に一度頭を下げてから、日差しの入る廊下を歩いて酒場に隣接した厨房へ。
 入った瞬間、以前から何度か依頼で顔合わせをして面識のある料理長に視線を向けられた。近づいてきた料理長に事情を説明し、快く了承を頂いた為、早速調理に取り掛かる。

 迷宮産の野菜にベーコン、卵、イチゴやブドウの各種ジャム。
 パンも大量に仕入れて保管してたみたいだし……レオが言っていた通り、サンドイッチとかブルスケッタにしよう。

 クライオニオンを輪切りにして水に晒し、水分を切ってからレタス、ベーコン、刻んだソーントマトを煮込んだソースを塗ったパンに挟んで四等分に。
 切り分けて表面を軽く焼いたバゲットに塩と胡椒で味付けしたスクランブルエッグ、色々なジャムを乗せて完成。大皿数枚分の軽食の出来上がりだ。

『客が少なくて手隙だからと手を貸してくれた料理長のおかげで手早く作れたな』
『あまり待たせるのも職員の皆さんに悪いし、さっさと持っていこう』

 飲み物は紅茶でいいか、コーヒーだと時間が掛かるし。……この世界、インスタントコーヒー無いんだよなぁ。手軽に飲めなくて残念だ。
 料理長への感謝を程々に、大皿を台車に乗せて運ぶ。キャスターの回る音を聞き流しつつ廊下を進み、改めて事務室の扉を開けようとして。

「──どうする……」
「このままだと、時間が──」
『なんか騒がしいな。緊急事態発生? まあ、よくあることよね』
『予期せぬ事態に慣れ切った発言だな、適合者』
『好きで慣れた訳じゃないやい』

 脳内に響く声へ言い返しながら扉を開く。中に入ると、ほとんどの職員が班長のデスクに集まっていた。
 扉の開閉と台者の音に気づいた職員の視線がこちらに向き直り、早歩きで近づいてくる。

「どうも軽食作ってきました……が、部屋の外にまで声が漏れてましたけど、どうかしたんですか?」
「ああいや、もうすぐギルド職員が直接配送する予定の荷物があるんだが、担当が仕事先で足を挫いてしまったらしくてな」

 大皿を空いたテーブルに配置しながら班長の方を見れば、険しい表情でデバイスを耳に宛がっていた。
 恐らく通話先が、その運搬担当の職員なのだろう。

「なるほど。それで他の人員を立てようと?」
「立てたいのは山々なんだが、先方がかなり気まぐれというか気難しい人でな。お気に入りの職員じゃないと受け入れないんだ。おまけに連絡しても通話に出ないし」
「うーん悩ましい問題……魔法で治してから行ってもらうとかは?」
「アイツは魔法が得意じゃないし、そもそも時間が間に合わない。二時までには送り届けないといけないんだ」

 ブルスケッタを一つ、つまみ食いしてから壁に掛けられた時計を見上げる。
 一時三〇分。届け先の住所にもよるが、ギルドと正反対の位置なら厳しい時間帯だ。

「とはいえ、荷物を時間通りに届けられなかったらそれはそれでマズいですよね」
「そうだな。今、班長はギルドのメンツと職員の身の安全、山のように大量のタスクに追われて思考回路が爆発寸前だ。そろそろ心労で気絶するかもしれん」
「おいたわしい……」

 こんなやり取りをしている間にも時間は刻一刻と過ぎていく訳で。
 顔色が悪い班長の挙動がおかしくなり始めた頃合いで見ていられなくなった。大皿を一枚、片手に持って班長の下へ。

「あのー、皆さん限界が近づいてきてるみたいですから、ここらで休憩しましょう? 誰もギルドを離れられない状態ですし、俺が代わりに行きますから」
「っっっ! いいのか……任せていいか、クロト君」
「そんな鬼気迫る表情になるほど追い詰められてたんです……? とにかく配達が遅れてはそれこそギルドの信用問題にもなりますし、先方の機嫌を損ねてしまいますから。俺は仕事が終わって余裕があるんで、さっさと置いてきますよ」
「本当に、本当に助かる……荷物は裏口にまとめてあるんだ。住所も貼り付けてるから、そいつを見て向かってくれ」
「分かりました!」

 もそもそとサンドイッチを口に含む班長達を尻目に職員専用の裏口へ。
 班長の言う通り荷物である木箱が数個と運搬に使う荷車が一台用意されていた。荷車に荷物を乗せつつ、住所を確認。

『配達先は南西区画に位置する施設“麗しの花園”だ。荷車の重量を考慮すれば一〇分ほどで到着するだろう』
『猶予はあるとしても、早めに届けて悪い事にはならないさ。ギルドの職員たちが過労で壊れないように、手早く済ませよう』
『配送ルートの指示は任せよ。ニルヴァーナ全体の地図は把握済みだ、最短最速の道を示そう』
『すっごい便利なカーナビだな……』

 心なしかウキウキした様子なレオの指示に従い大通りメインストリートに出る。相も変わらず人と露店で賑わっている青空市場を一瞥してから、荷車を引いて歩き出す。
 春から夏へ、季節が移り変わる時期。
 厳しくなっていく日差しに晒されながら、日々たくましく生活している人波を掻き分けて。
 俺とレオは目的地である南西区画を目指した。

 ◆◇◆◇◆

「よかった……クロト君がいてくれて本当に助かった」
「仕事早いっすもんね。初めてやる割にはそこらの職員より手際がいいし、送り出してくれた学園長には感謝っすね」
「まったくだ。やはり冒険者として現場を見てきているからか、依頼と報酬の釣り合いに関して正確に捉えている。ありがたい話だ」

「あとたまに厨房のスタッフとして働いてる時のクロトにメシを頼むと、めっちゃウマいの作ってくれるんすよ!」
「あっ、それ私も知ってる! シエラがよく食べてるよね」
「料理長も絶賛してたっすよ。また暇が出来たら作ってもらおっかなぁ~」

「こらこら。クロト君はあくまで依頼として手伝いに来てくれているだけだ、あまり迷惑を掛けるものではないぞ」
「ある意味ギルド職員の特権でヤツじゃないっすかぁ~……って、あれ? そういや配送先って花園っすよね?」
「ああ、そうだ。石鹸、香油、化粧品、酔い覚まし……今回は量が多めだが、いつもの品だな」

「そこは問題無いんすけど、花園がある歓楽街って学生を厳しく制限してたっすよね? 自警団と提携して法令まで制定して」
「…………マズい。すっかり頭から抜け落ちていた! もう出発してしまったか!?」
「影も形も見当たらないです……」
「ギルドに溶け込み過ぎて普通に頼んじまったのがあだになったっすね。……バレたら始末書で済みますかね?」
「監督不行き届きで首が飛ぶぞっ! ぐああ、やってしまったぁ……!」
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