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【五ノ章】納涼祭
第一一〇話 機械仕掛けの幕引き
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「な、なんだよ。解散って言ったんだから、俺たちも帰っていいだろうが……」
「いやいや、あんだけ人を貶めておいてそりゃあねぇよ」
エルノールさんが学園長に手を差しだすと、ため息と共に何かを投げ渡される。
それはボロ切れ寸前の布と、画面にヒビが入ったデバイスだ。
「ん? それって……」
「アタシらがドレッドノートの所で拾ったゴミじゃん」
見覚えが無いなぁ、と首を傾げれば背後から姉弟の声が。
なるほど、俺が気絶した後に見つけたのかな。いやしかし、何故そんな物をここで……?
「取り巻きどもはまあ、特務団員に対する公務執行妨害と普通に誹謗中傷、名誉棄損……その他諸々の罪状で逮捕するとして……ジャン、だっけ? お前だけは話が変わってくる」
「なんの事だよ! 俺は何も間違った事なんて」
『──言われた通り、アカツキ・クロトと生徒会長の決闘を組ませたぞ』
操作したデバイスから流れてくる、ジャンの声に空気が凍りついた。
恐らくデバイス内に残された通話内容を再生しているのだろうが、発見された場所といい、この物言いは……。
既に内容を知っていたのであろう学園長やシュメルさん、エルノールさんと団員以外が息を呑む。
『素晴らしい手腕だ。君たちを見込んだ甲斐があったというもの……これで奴が着けている虚飾の仮面も剥がれるだろう』
「……この声は、アイツの……」
多少、音声の乱れはあるものの、次いで流された声は間違いなくルーザーの物だった。
『学園長を良く思わない来賓どもを言いくるめるのに苦労したがな。だが俺の情報収集能力とアンタの力を合わせりゃ、どんな奴だってイチコロだぜ』
「……う、嘘だ。なんで、それが……」
うわ言のように、力なく手を伸ばすジャンを自警団員が押さえる。
『しかし驚いたな……見ず知らずの他人とはいえ、ここまで話が合うとは思わなかったぞ。もしかしてアンタもアイツに何かやられた口か?』
『半分正解、半分的外れといったところだ。知りたいのは百も承知だが過度な詮索はよしてくれ』
「や、やめろ……」
『私はただこの目で見納めたいのだよ──己の進むべき道がどれだけ黒く、酷く汚れているものかを認識し、燻り落ちていく無様な姿をね』
懇願とは裏腹に、通話内容の再生は止まらない。
『それに、これから奴に訪れる転落劇を思えば疲れもさして気にもならないであろう?』
『……確かにな。アイツが積み上げてきたものが全て崩れていく様は滑稽だろうよ。今から楽しみだぜ』
「止めてく──」
そして、致命的なまでに。
『まさか俺が犯罪者と手を組むなんてな。頼りにしてるぜ? ルーザーさんよぉ』
『その言い方は気に入らないが、共犯者として任せたまえ。最高の喜劇を披露しようじゃあないか、ジャン』
言い逃れの出来ない、決定的なやり取りが暴露された。
ジャンの顔色から生気が失われ、膝から崩れ落ちる。
「このデバイスは再開発区画にて、この布と一緒に発見されたものだ。巷では怪しげな黒衣を纏った人物の噂が流れていてな、ソイツが来ていた物とこの布は酷似していた」
エルノールさんの追及は止まらない。
「違法薬物に関連した現場で見かけられる黒衣の者を犯人と仮定し、調べていた所、アカツキ荘から重要証拠品であるこれらを受け取った。犯人を確定できる何かが残されていないか、壊れかけたデバイスを修復して中身を確認してみたら……こんな通話内容が出てきたって訳だ」
視線を泳がせるジャンの眼前でしゃがみ、顔面を掴んだ。
「だから助かったんだぜ? 共犯者がノコノコと顔を見せてきて、捜索する手間が省けたんだからなぁ。大方、さっさと罪をクロトに被せて雲隠れする腹積もりだったんだろうが……所詮はガキの浅知恵だな」
周囲の圧に心が折れそうなのか、ジャンは身体をカタカタと振るわせる。
取り巻き共も犯人と内通していた事を知らなかったのか、信じられない物を見るかのようにジャンを見下ろしていた。
誰もが口を開いて擁護しない辺り、本当の意味で彼の味方と呼べる者はいないのだろう。かわいそうな状況だが、自業自得である。
「実行犯は亡き者になっちまったが、協力者がいて、尚且つ通話という形で直接的な証拠があるなら話は別だ」
立ち上がったエルノールさんは自警団員に指示を出し、ジャンを拘束させる。
後ろ手に手錠を掛けられ、猿轡を噛まされ、目隠しまでされて……なんか厳重過ぎない?
「学生だから何やっても許されるだなんて思うなよ。ネタが上がってる以上、犯罪は犯罪だ。それもただの犯罪じゃあない……個人どころか国家転覆と捉えられてもおかしくない重罪だぞ」
「……っ!?」
「なに驚いてんだ、当然だろ。てめぇが仕出かした事の重みは、たっぷり時間を掛けて教え込んでやるよ──取り巻きも合わせて牢屋に連れていけ!」
『ハッ!』
エルノールさんの号令を受けて、自警団はジャン達を連れて足早に去っていく。
嵐のような怒涛の展開に呆然としていたが、空気が弛緩したおかげか急に倦怠感が襲い掛かってきた。
松葉杖で支えていたとしてもずっと立ちっぱなしだからな……いや、俺よりもエリック達の方が辛いか。
「はー、長かったぜ……クソ暑い中ずっと間抜けの言い訳を聞かされるのはキツイな」
「仕方ないだろ? そういう作戦だったんだから。アタシは水魔法で涼んでたけど」
「ユキも氷で冷やしてたから大丈夫!」
「魔法の有効活用ですね、便利で羨ましいです。……かくいう私も《雪月花》の応用で熱を冷ましていましたが」
「ユキとカグヤの間に挟まってたからすごい涼しかった」
「お前らズルくね?」
振り向けば、先ほどまでの剣呑な雰囲気をどこへ追いやったのか、和気藹々なやり取りを交わしていた。
各々が工夫して乗り切っていたらしいが……作戦ってなに?
他にもおかしな言動が見え隠れしていて、事態を乗り越えた安心感よりも困惑が勝る。
「何はともあれ、ようやく落ち着いたぜ……後はやらしかしたバカ共の取り調べだけだな!」
「あの、すみません。気になったんですけど──まさかこの説明会そのものが仕込みですか? 最初からジャンが犯人と繋がってたの把握していた上で……?」
「おう、知ってたぜ。ああいう手合いは焦ったらすぐ行動を起こすと踏んでいたからな」
そもそも暴動事件が起きる直前、俺のデバイスにルーザーが掛けてきたイタズラ電話ならぬイタズラ通話の内容も残されていて。
修復された音声を学園長とエルノールさんが耳にし──最初から信じていたとはいえ、俺達の行動に対する裏付けが取れた事で。
まずはルーザーの共犯者であるジャンを確保する為、事前にアカツキ荘の面々に情報を共有。
訳あって学園長と行動を共にしていたシュメルさんも詳細を聞いて、俺に向けられるヘイトを分散させる目的で力を貸してくれた。
ならば、いっそのこと逃れられないように作戦を練ろう、という流れで説明会を設けたらしい。
ちなみに重傷者の俺が説明会の場に現れない事を前提としていたので、その場合はデバイスの音声を大音量で、衆人環視の前で暴露する予定だったそうだ。
そっちの方が精神的なダメージは強そう……いや、何も知らない人達を混乱させる可能性があったし、解散させてから発表してよかったのかもしれない。
「ようはジャンを誘い出して捕まえる為に、アカツキ荘と学園長たちに一芝居打ってもらってた訳だ。つーか、この中で知らされてなかったのはクロ坊と……」
「オルレスさんですね。意外にもお二人が反論するのに乗り気でしたので、内心かなり焦りました」
「他の患者ならともかくクロト君は引き留めたら暴れ出しそうだったからね、ガス抜きも兼ねていたんだよ。……何か作為的な空気を感じていたから、変に反応して台無しにするのも忍びなくて黙っていたんだ」
困ったように先生は笑い、オルレスさんは俺の方を見ながらため息を吐いた。
「じゃあ、俺が痛いのを我慢して出てきたのは無意味だった……?」
「むちゃくちゃな言い分で押し通そうとした馬鹿に、痛い目を遭わせてやれただろ? それで十分じゃねぇか」
「…………」
事態の収拾がついた事は喜ばしいはずなのに、なんとも言えない寂しさと疎外感に包まれながら。
痛み止めが切れてぶりかえしてきた激痛が、なんとか根性で保たせていた意識を持っていく。
自分でも驚くほど力無く、うつ伏せにぶっ倒れて。
遠くから呼び掛けられる声に応えられるはずもなく、そのまま視界が暗転した。
「いやいや、あんだけ人を貶めておいてそりゃあねぇよ」
エルノールさんが学園長に手を差しだすと、ため息と共に何かを投げ渡される。
それはボロ切れ寸前の布と、画面にヒビが入ったデバイスだ。
「ん? それって……」
「アタシらがドレッドノートの所で拾ったゴミじゃん」
見覚えが無いなぁ、と首を傾げれば背後から姉弟の声が。
なるほど、俺が気絶した後に見つけたのかな。いやしかし、何故そんな物をここで……?
「取り巻きどもはまあ、特務団員に対する公務執行妨害と普通に誹謗中傷、名誉棄損……その他諸々の罪状で逮捕するとして……ジャン、だっけ? お前だけは話が変わってくる」
「なんの事だよ! 俺は何も間違った事なんて」
『──言われた通り、アカツキ・クロトと生徒会長の決闘を組ませたぞ』
操作したデバイスから流れてくる、ジャンの声に空気が凍りついた。
恐らくデバイス内に残された通話内容を再生しているのだろうが、発見された場所といい、この物言いは……。
既に内容を知っていたのであろう学園長やシュメルさん、エルノールさんと団員以外が息を呑む。
『素晴らしい手腕だ。君たちを見込んだ甲斐があったというもの……これで奴が着けている虚飾の仮面も剥がれるだろう』
「……この声は、アイツの……」
多少、音声の乱れはあるものの、次いで流された声は間違いなくルーザーの物だった。
『学園長を良く思わない来賓どもを言いくるめるのに苦労したがな。だが俺の情報収集能力とアンタの力を合わせりゃ、どんな奴だってイチコロだぜ』
「……う、嘘だ。なんで、それが……」
うわ言のように、力なく手を伸ばすジャンを自警団員が押さえる。
『しかし驚いたな……見ず知らずの他人とはいえ、ここまで話が合うとは思わなかったぞ。もしかしてアンタもアイツに何かやられた口か?』
『半分正解、半分的外れといったところだ。知りたいのは百も承知だが過度な詮索はよしてくれ』
「や、やめろ……」
『私はただこの目で見納めたいのだよ──己の進むべき道がどれだけ黒く、酷く汚れているものかを認識し、燻り落ちていく無様な姿をね』
懇願とは裏腹に、通話内容の再生は止まらない。
『それに、これから奴に訪れる転落劇を思えば疲れもさして気にもならないであろう?』
『……確かにな。アイツが積み上げてきたものが全て崩れていく様は滑稽だろうよ。今から楽しみだぜ』
「止めてく──」
そして、致命的なまでに。
『まさか俺が犯罪者と手を組むなんてな。頼りにしてるぜ? ルーザーさんよぉ』
『その言い方は気に入らないが、共犯者として任せたまえ。最高の喜劇を披露しようじゃあないか、ジャン』
言い逃れの出来ない、決定的なやり取りが暴露された。
ジャンの顔色から生気が失われ、膝から崩れ落ちる。
「このデバイスは再開発区画にて、この布と一緒に発見されたものだ。巷では怪しげな黒衣を纏った人物の噂が流れていてな、ソイツが来ていた物とこの布は酷似していた」
エルノールさんの追及は止まらない。
「違法薬物に関連した現場で見かけられる黒衣の者を犯人と仮定し、調べていた所、アカツキ荘から重要証拠品であるこれらを受け取った。犯人を確定できる何かが残されていないか、壊れかけたデバイスを修復して中身を確認してみたら……こんな通話内容が出てきたって訳だ」
視線を泳がせるジャンの眼前でしゃがみ、顔面を掴んだ。
「だから助かったんだぜ? 共犯者がノコノコと顔を見せてきて、捜索する手間が省けたんだからなぁ。大方、さっさと罪をクロトに被せて雲隠れする腹積もりだったんだろうが……所詮はガキの浅知恵だな」
周囲の圧に心が折れそうなのか、ジャンは身体をカタカタと振るわせる。
取り巻き共も犯人と内通していた事を知らなかったのか、信じられない物を見るかのようにジャンを見下ろしていた。
誰もが口を開いて擁護しない辺り、本当の意味で彼の味方と呼べる者はいないのだろう。かわいそうな状況だが、自業自得である。
「実行犯は亡き者になっちまったが、協力者がいて、尚且つ通話という形で直接的な証拠があるなら話は別だ」
立ち上がったエルノールさんは自警団員に指示を出し、ジャンを拘束させる。
後ろ手に手錠を掛けられ、猿轡を噛まされ、目隠しまでされて……なんか厳重過ぎない?
「学生だから何やっても許されるだなんて思うなよ。ネタが上がってる以上、犯罪は犯罪だ。それもただの犯罪じゃあない……個人どころか国家転覆と捉えられてもおかしくない重罪だぞ」
「……っ!?」
「なに驚いてんだ、当然だろ。てめぇが仕出かした事の重みは、たっぷり時間を掛けて教え込んでやるよ──取り巻きも合わせて牢屋に連れていけ!」
『ハッ!』
エルノールさんの号令を受けて、自警団はジャン達を連れて足早に去っていく。
嵐のような怒涛の展開に呆然としていたが、空気が弛緩したおかげか急に倦怠感が襲い掛かってきた。
松葉杖で支えていたとしてもずっと立ちっぱなしだからな……いや、俺よりもエリック達の方が辛いか。
「はー、長かったぜ……クソ暑い中ずっと間抜けの言い訳を聞かされるのはキツイな」
「仕方ないだろ? そういう作戦だったんだから。アタシは水魔法で涼んでたけど」
「ユキも氷で冷やしてたから大丈夫!」
「魔法の有効活用ですね、便利で羨ましいです。……かくいう私も《雪月花》の応用で熱を冷ましていましたが」
「ユキとカグヤの間に挟まってたからすごい涼しかった」
「お前らズルくね?」
振り向けば、先ほどまでの剣呑な雰囲気をどこへ追いやったのか、和気藹々なやり取りを交わしていた。
各々が工夫して乗り切っていたらしいが……作戦ってなに?
他にもおかしな言動が見え隠れしていて、事態を乗り越えた安心感よりも困惑が勝る。
「何はともあれ、ようやく落ち着いたぜ……後はやらしかしたバカ共の取り調べだけだな!」
「あの、すみません。気になったんですけど──まさかこの説明会そのものが仕込みですか? 最初からジャンが犯人と繋がってたの把握していた上で……?」
「おう、知ってたぜ。ああいう手合いは焦ったらすぐ行動を起こすと踏んでいたからな」
そもそも暴動事件が起きる直前、俺のデバイスにルーザーが掛けてきたイタズラ電話ならぬイタズラ通話の内容も残されていて。
修復された音声を学園長とエルノールさんが耳にし──最初から信じていたとはいえ、俺達の行動に対する裏付けが取れた事で。
まずはルーザーの共犯者であるジャンを確保する為、事前にアカツキ荘の面々に情報を共有。
訳あって学園長と行動を共にしていたシュメルさんも詳細を聞いて、俺に向けられるヘイトを分散させる目的で力を貸してくれた。
ならば、いっそのこと逃れられないように作戦を練ろう、という流れで説明会を設けたらしい。
ちなみに重傷者の俺が説明会の場に現れない事を前提としていたので、その場合はデバイスの音声を大音量で、衆人環視の前で暴露する予定だったそうだ。
そっちの方が精神的なダメージは強そう……いや、何も知らない人達を混乱させる可能性があったし、解散させてから発表してよかったのかもしれない。
「ようはジャンを誘い出して捕まえる為に、アカツキ荘と学園長たちに一芝居打ってもらってた訳だ。つーか、この中で知らされてなかったのはクロ坊と……」
「オルレスさんですね。意外にもお二人が反論するのに乗り気でしたので、内心かなり焦りました」
「他の患者ならともかくクロト君は引き留めたら暴れ出しそうだったからね、ガス抜きも兼ねていたんだよ。……何か作為的な空気を感じていたから、変に反応して台無しにするのも忍びなくて黙っていたんだ」
困ったように先生は笑い、オルレスさんは俺の方を見ながらため息を吐いた。
「じゃあ、俺が痛いのを我慢して出てきたのは無意味だった……?」
「むちゃくちゃな言い分で押し通そうとした馬鹿に、痛い目を遭わせてやれただろ? それで十分じゃねぇか」
「…………」
事態の収拾がついた事は喜ばしいはずなのに、なんとも言えない寂しさと疎外感に包まれながら。
痛み止めが切れてぶりかえしてきた激痛が、なんとか根性で保たせていた意識を持っていく。
自分でも驚くほど力無く、うつ伏せにぶっ倒れて。
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