自称平凡少年の異世界学園生活

木島綾太

文字の大きさ
上 下
128 / 262
【五ノ章】納涼祭

第八十五話 密談《後編》

しおりを挟む
「やるべき事は至ってシンプルだ」

 そう言いながらファーストは懐から何かを取り出し、テーブルに広げた。
 どうやらニルヴァーナ全体を写した地図のようだ。自警団の所持する物に比べれば簡素だがある程度の位置関係なら示すことが出来る。

「てめェが言った通りオレらは来たばかりだ。調査を進めるにしても時間が足りねェ……なのに迅速で事態を収束させなきゃならん」

 俺とセカンドは覗き込むように身を乗り出し、ファーストが地図上にチェスの駒のような小さな模型を置いていく。

「だから先走って動いた連中──先行組と仮称する。ヤツらが身を隠している場所を暴き、ニルヴァーナで大々的に行動を起こす前に確保する。先行組は三人の幹部で構成されていたが、今や人員は二人だけ」
「……っ」

 三つの駒の内、一つを転がしてファーストは淡々と説明を始めた。
 息を呑むような音がセカンドから聞こえたが、ファーストは気にせず続ける。

「こんな事を仕出かしたバカ共だが幹部を減らす訳にはいかない。一人は貴重な適合者だしな、殺しは無しだ……基本的には、な」
「暴走する、もしくはその兆候が見られた場合は例外ってところか。居場所を特定する手段は無いのか?」
「……クラッシュがいればデバイスの魔力波を察知できるけど、今回は別の任務に就いてて連れ出せなかった。派手に捜索したらバレるし、怪しい所を虱潰しらみつぶしで探すしかない」
「そうか。念の為に聞くけど、先行組が持ち出した魔剣の不思議な力がどんなものか知ってるか? 蒼の魔剣みたいな……」
「さァな。カラミティが保有している魔剣は何本かあるが、力を完全に理解してるヤツは少ねェ。そもそも他の幹部が能力を明かすようなマネはしねェんだよ……手札がバレちまえば、対策はいくらでも取れるからな」

 確かに仲間内だろうとどこから情報が漏れるか分からないなら、安易に力を明かさないのは正しい判断だ。適合者イコール幹部として選出されるわけでもなさそうだしな。暗殺・隠密技術が優秀なセカンドが幹部の座に着いていることからもそれは分かる。
 ユキの奪還に協力してくれたクラッシュという構成員も、彼女が持つ情報収集能力を買われて特別なコードネームで呼ばれていた。きっと幹部に近しい人材なのだろう。
 そんな幹部が味方だと思っていたら寝首を掻かれるなんて、カラミティぐらいの組織にはありそうな展開だ。

「ただしボスだけは各魔剣の能力を把握してるぜ。俺の魔剣みてェな単純なのは特にな……てめェのも例外じゃあねェぞ」
「だろうね。痕跡も残滓も視覚的に見えてしまうのが紅の魔剣だ、考えるまでもなく答えに辿り着けてしまう」
「だけど“魔剣の力が常識では図れない”という認識は共通してる。何をするかされるかもわからない現状、警戒は怠らない方がいい」
「目に見えない現象を引き起こすタイプなら一筋縄ではいかないからな」

 痛いほど経験しているので素直に納得する。
 しかし、この二人ですら先行組の異能を察知してないのか。これでは下手に誘導の異能であると明かしても信用は得られないな。知らない振りをしておこう。

「事前に知っておけば何か対応策は練られるかと思ったけど、そういうことなら仕方ない。……話を進めるが、俺は先行組の捜索に協力することは出来ないぞ。納涼祭の出し物で学園から離れられない」
「あっ、それもそうか。なら、そっちの方で何か気づいたことがあれば教えてくれるだけでいいよ。これ、デバイスの通話番号」

 軽率に連絡先を教えてくるのちょっとビビるな……常用してるものではないんだろうけど。
 地図の片隅に書かれたセカンドの番号をデバイスに登録し、しっかり繋がるかを確認してからポケットに仕舞う。

「ついでに潜伏箇所として最適な場所がどこか教えろ。そこを念入りに調べる」
「潜伏ねぇ……」

 ファーストの言葉を受けて思考する。
 まず馬鹿正直にカラミティの外套を着用してるとは思えないし、一般人に紛れてるはずだ。だけど宿泊施設は使わないだろう。
 ほとんどの宿やホテルは自警団と提携し、団員を何人か配置して警備に当たっている。安易に近づくのは危険だ。
 ならば裏路地などの暗がりに潜んでいると見て……人の目が届かない場所、自警団も入り込まない、身を隠すのに最適な地区……ここか。
 見下ろした地図に置かれた駒を一つ持ち上げ、街の南西地区に配置する。

「可能性があるとすればだ。何年か前に《魔科の国グリモワール》の企業が土地を買っていくつも工場を建てたけど、汚職やら収賄がバレて本社が潰れたから廃棄されたんだ」
「廃棄からだいぶ時間が経ってるのにまだ開発段階で止まってるの?」
「どうもその企業は工場をダミーにして勝手に迷宮ダンジョンを掘り起こしてたみたいなんだ。迷宮資源が目当てで、それもかなりの数を」

 ギルドの許可なく迷宮を発掘、しかも後始末をするでもなくニルヴァーナから撤退したせいで、魔物モンスターが迷宮外に出てくる大量進出スタンピードが発生。
 対応した自警団と冒険者の活躍もあり事件は収束したものの、完全な封鎖を施すには金も資材も人も足りない。迂闊うかつに迷宮へ手を出せば複数の迷宮主が出現する恐ろしい事態も考えられた。

 故に現在は決して立ち入らないように厳重注意、そして自警団の中でも指折りの実力者を置いている。その上で区画全体に専用の魔法障壁を設置して、なんとか魔物の進行を食い止めているのだ。
 しかし一度侵入してしまえば、ある程度の自衛能力を備えていれば……隠れ家としては最高の立地になる。

「そんな危険地帯を抱え込んでんのかよ、ニルヴァーナは」
「最近ようやく本格的な対処に乗り出そうって話が出てくるほどには危険視してる。主に脅威なのはユニークと迷宮主だけど……とにかく、調べるならここが怪しいと思うよ」
「うん、試す価値はありそう。……こっちでも情報を掴んだら連絡する。一応、いつでもデバイスに出られるようにしておいて──ッ」

 セカンドは言い終えた瞬間、近くの茂みに目線をずらす。
 それに反応したファーストが地図を畳み、駒を片付けて、話はこれで終わりだと言わんばかりに立ち上がる。

「……誰か近づいてきてる。数は一人」
「ああ。だが妙だな、この辺りは結晶灯がほぼねぇし物陰も多い。なのにまっすぐ向かってきてやがる。相当鼻の利くヤツだ」
「すぐにこの場を離れるか? ……あっ、ダメだ。逆に俺が目を付けられるな」
「わざわざ人気の無い場所で一斉退去の勧告を無視して集まってるとか、怪し過ぎるもんね」
「チッ、しょうがねェな……」

 端正な顔を不機嫌そうに歪めてファーストは四阿あずまやの外に出た。
 いったい何を──声をかけようとして、体の陰で揺らめく奇妙な輝きが視界に入る。鮮やかでも暗くともない、ただただ蒼い光の明滅──あれは魔剣だ。
 心臓が跳ねる。しかも武装してない状態で取り出したということは……魔剣の粒子化から顕現させたのだ。
 蒼の魔剣は二対で一つ。その内の一本を振りかざして彼は振り向く。

「セカンドだけならいくらでも説明はつくだろ。オレは先に戻る、後は上手くやれ」
「え、ちょっ」

 それだけ言い残して、蒼の魔剣が持つ転移の異能を用いて瞬時に姿を消した。
 跡形も無く、初めからそこにいなかったかのように。恐らく、あらかじめどこかに設置していたもう一振りの魔剣の元へ彼は移動したのだろう。
 戸惑いながら伸ばした手が空を切り、セカンドはぎこちなく首を動かしてこちらを見る。
 そりゃあ呆然とするよ……などと不憫に思っていたらガサガサと茂みが揺れた。分かりやすくお互いの体がビクッと跳ね上がる。
 さすがに身柄だけでも隠せ隠せ! と服に指を差し、頷いたセカンドが外套を脱いで丸めた。外套の下は作業員が着るような衣服で固めており、全体的に見れば若くも実力のある職人に見える。

「よし、これでどうにかなるはず……おかしな所はないよね」
「大丈夫、ばっちり普通の一般人だよ。眼帯は外さなくて大丈夫?」
「これ、は……うん、外したくないからいい」

 右目を眼帯の上からそっと撫でつけて苦い表情を浮かべる。やっべ、地雷を踏んだかもしれん。リカバリーしなきゃ。
 しかし言葉を選ぼうと脳内の語彙を検索している最中、茂みから影が飛び出してきた。

「あっ、やっぱりいた! ねぇね、にぃに見つけたよ!」
「待ってください! そんなに急ぐと転びますよ、ユキ」

 あおが混じった白髪を躍らせ、元気よく近づいてきたのはユキだ。続くようにカグヤが顔を出し、こちらを視界に収めると顔をほころばせた。

「二人とも、もしかして探しに来てくれたの?」
「だってにぃに、全然かえってこないんだもん。みんなおなかすいてるよっ」
「夕飯の用意が済みましたので、ユキの鼻を頼りに迎えに来たんです」
「そっか……ごめんごめん、久しぶりに知り合いと話せて時間を忘れてたよ。カグヤは知ってるよね? 《ディスカード》で俺たちを助けてくれたルシアだよ」
「んっ、んん……やあ、こんばんは」

 気まずそうに咳払いをしてからルシアが手を挙げる。

「まあ……ユキが言ってた女性とは貴女の事でしたか。あの時は本当に助かりました、おかげで子ども達も元気に暮らせています」
「いいよ、そんなにかしこまらなくて。お互いあれから大変だったろうし苦労はよく分かるよ」
「ありがとうございます。……そうだ、もしお時間がよろしければ一緒に食事でもしませんか? せっかくこうして出会えたことですから、ルシアさんのお話を聞きたいです!」
「んぐっ」

 パッと花が咲いたようなカグヤの笑顔に気圧されたのか、ルシアは喉奥で声を詰まらせた。
 すげぇや、自然な受け答えで断りにくい状況を作りあげてる。陽キャに絡まれた陰キャみたいになっちゃってるよ。
 その様子を眺めつつユキの頭を撫でる。しょうがない、助け舟を出すか。

「いいんじゃないかな。一人増えたところで負担は微々たるものだし、帰る途中で見回りの教師に見つかったら申し訳ないし」
「!?」
「引き留めた事情はミィナ先生と学園長に直接お伝えすれば問題ありませんからね」
「っ!?」
「わーいっ! ごはんのじかんだぁー!」
「ッ!?」

 まさかの展開に驚愕の表情を貼り付けたまま、三人の顔を流し見てユキに抱き着かれた。そのまま手を引かれて立ち上がり、四阿の外に連れ出される。
 抵抗なんてできる訳もなく、流されるままに。
 ルシアをまじえた俺たちはアカツキ荘に向けて歩き出した。
しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

異世界で俺だけレベルが上がらない! だけど努力したら最強になれるらしいです?

澤檸檬
ファンタジー
旧題 努力=結果  異世界の神の勝手によって異世界に転移することになった倉野。  実際に異世界で確認した常識と自分に与えられた能力が全く違うことに少しずつ気付く。  異世界の住人はレベルアップによってステータスが上がっていくようだったが、倉野にだけレベルが存在せず、行動を繰り返すことによってスキルを習得するシステムが採用されていた。  そのスキル習得システムと異世界の常識の差が倉野を最強の人間へと押し上げていく。  だが、倉野はその能力を活かして英雄になろうだとか、悪用しようだとかそういった上昇志向を見せるわけでもなく、第二の人生と割り切ってファンタジーな世界を旅することにした。  最強を隠して異世界を巡る倉野。各地での出会いと別れ、冒険と楽しみ。元居た世界にはない刺激が倉野の第二の人生を彩っていく。

爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。

秋田ノ介
ファンタジー
  88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。  異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。  その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。  飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。  完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。  

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~

ある中管理職
ファンタジー
 勤続10年目10度目のレベルアップ。  人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。  すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。  なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。  チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。  探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。  万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!

八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。 『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。 魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。 しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も… そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。 しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。 …はたして主人公の運命やいかに…

ダンジョン配信 【人と関わるより1人でダンジョン探索してる方が好きなんです】ダンジョン生活10年目にして配信者になることになった男の話

天野 星屑
ファンタジー
突如地上に出現したダンジョン。中では現代兵器が使用できず、ダンジョンに踏み込んだ人々は、ダンジョンに初めて入ることで発現する魔法などのスキルと、剣や弓といった原始的な武器で、ダンジョンの環境とモンスターに立ち向かい、その奥底を目指すことになった。 その出現からはや10年。ダンジョン探索者という職業が出現し、ダンジョンは身近な異世界となり。ダンジョン内の様子を外に配信する配信者達によってダンジョンへの過度なおそれも減った現在。 ダンジョン内で生活し、10年間一度も地上に帰っていなかった男が、とある事件から配信者達と関わり、己もダンジョン内の様子を配信することを決意する。 10年間のダンジョン生活。世界の誰よりも豊富な知識と。世界の誰よりも長けた戦闘技術によってダンジョンの様子を明らかにする男は、配信を通して、やがて、世界に大きな動きを生み出していくのだった。 *本作は、ダンジョン籠もりによって強くなった男が、配信を通して地上の人たちや他の配信者達と関わっていくことと、ダンジョン内での世界の描写を主としています *配信とは言いますが、序盤はいわゆるキャンプ配信とかブッシュクラフト、旅動画みたいな感じが多いです。のちのち他の配信者と本格的に関わっていくときに、一般的なコラボ配信などをします *主人公と他の探索者(配信者含む)の差は、後者が1~4まで到達しているのに対して、前者は100を越えていることから推察ください。 *主人公はダンジョン引きこもりガチ勢なので、あまり地上に出たがっていません

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる 

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ 25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。  目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。 ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。 しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。 ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。 そんな主人公のゆったり成長期!!

~僕の異世界冒険記~異世界冒険始めました。

破滅の女神
ファンタジー
18歳の誕生日…先月死んだ、おじぃちゃんから1冊の本が届いた。 小さい頃の思い出で1ページ目に『この本は異世界冒険記、あなたの物語です。』と書かれてるだけで後は真っ白だった本だと思い出す。 本の表紙にはドラゴンが描かれており、指輪が付属されていた。 お遊び気分で指輪をはめて本を開くと、そこには2ページ目に短い文章が書き加えられていた。 その文章とは『さぁ、あなたの物語の始まりです。』と…。 次の瞬間、僕は気を失い、異世界冒険の旅が始まったのだった…。 本作品は『カクヨム』で掲載している物を『アルファポリス』用に少しだけ修正した物となります。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生

野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。 普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。 そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。 そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。 そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。 うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。 いずれは王となるのも夢ではないかも!? ◇世界観的に命の価値は軽いです◇ カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

処理中です...