127 / 249
【五ノ章】納涼祭
第八十五話 密談《前編》
しおりを挟む「なにが『ほな、さいなら』ですか。格好つけたくせに家まで転移できていないじゃないですか」
クスィーちゃんが肩透かしを食らったように、あるいは戸惑ったように口をすぼめている。
俺たちは人族の国と魔王国との国境にある街に転移していた。
これは俺の意に反する転移だった。
「しゃーないやろ。初めてなんやから。加減が分からんのや」
黒羊族のネロが描いた魔法陣よりも大きくしたら、移動距離が削られてしまった。
しかも移動したい場所の選択が限られる上に、イメージが貧困だと成功率が著しく低下するらしい。
魔力の分配が非常に難しい魔法だ。
しかも即刻ステータスだから、より精度が落ちている。
「お、おい。今のって転移魔法か!?」
「しかも3人同時だなんて」
「ただでさえ、習得の難しい魔法なのに」
慣れないことをした結果、俺たちは冒険者たちが闊歩する大通りのど真ん中に転移してしまった。
一瞬にして野次馬に囲まれてしまったが、こんなことでは動じない。
「ほら、皆さんも言ってるやん。この魔法、難しいねん」
「文句の一つでも言わなければ、事態を受け入れられません。なんで希少種の魔法まで使えるのですか……ハァ」
「羊姿の旦那様も可愛いな~。ぱくっと食べてしまいそうになります」
やめてくれ。
目が本気やんけ。
「ウル~~ッッ」
ほら、感化されたウルルも涎《よだれ》を垂らしそうになってるやん。
「ちょうどいいから薬草を買っていこう。さっきから腹がズキズキ痛むねん」
服を捲ると、俺の腹部は赤くなっていた。
近場のショップに入り、金貨を取り出しながら店にある回復系のアイテムを全部要求した。
「す、全てですか!?」
「とにかく早く治したいんで」
「それなら治癒術士をご紹介しますよ。もう少し安い金額で全快できるかと思います」
「ほんとですか!? この街、いろんな職業の人がいるんやな」
「ここなら職にもお金にも困りませんからね」
店員さんは地図を取り出して、治癒術士が営む店の場所を教えてくれた。
店の利益よりも客のニーズに応えてくれる親切な店員さんだ。
「情報料や。受け取ってや」
「そ、そんな、いただけません。私は立ち話をしただけなのですから」
「そう言われてもな……」
やるせない気持ちでいると隣から店員さんを手招きする手が伸びてきた。
「ギンコ?」
「この棚のここから、ここまで」
一度は夢見るお手本のような大人買いをするギンコに店員さんが飛び上がる。
「ほ、本当によろしいのですか?」
「はい。釣りはいりません。包装も不要です。治癒術士に会ってきたらそのまま貰うんで」
「しかし、この量をどうやって……」
「転移魔法があるから心配ご無用です」
放心する店員さんとの話が強制終了してしまったから、俺は一人で教えてもらった店へと向かった。
「………………ほんまにここか?」
どう見てもいかがわしい店だった。
しかし、何度地図と見比べても間違いない。
「騙されてない? この店に入ったら『浮気です!』とか言ってギンコに殺されるとかない?」
おそるおそる店の中を覗いてみる。
人の気配は感じられない上に薄暗くて奥の方は見えなかった。
仕方なく即刻ステータスしようとした俺の肩が叩かれる。
「ひゃぁあぁぁぁぁぁ!!!!」
「うわっ!? お客さんじゃないの!?」
まさか背後から人が近づいて来ていると思わず、飛び上がってしまった。
これだから人族のステータスは!!
九尾族の感覚に慣れるといかに人族が無防備なのか知らしめられる。
「間違いなくお客さんです! ちょっとお腹を診てもらいたくて来ました」
「あら、どちら様のご紹介?」
背後に立っていたのは、おっとりとしたお姉さんだった。
美容クリニックに勤務していそうな雰囲気のお姉さんにアイテムショップの店員さんからの紹介であることを伝えると、すぐに中に案内してくれた。
明かりが灯った店内の内装もいかがわしい店のようだ。
施術用のベットに寝かされて言われるがままに服を捲る。
姉さんの冷たい指に撫でられ、くすぐったいような、恥ずかしいような、体が火照るような感覚に襲われた。
「打撲ね。もう治ったわ」
起き上がると痛みどころか、腹部の赤みすらも消えていた。
「うわっ! ほんまや! 治癒術士って凄いですね!」
「その代わりにお金はいただくけどね」
提示された金額を払うとお姉さんは「毎度あり」と優しく微笑んだ。
「もっと光に包まれたり、呪文を唱えたりするのかと思っていました」
「それは回復魔法ね。私のは治癒魔法だから」
??
何が違うんや。
俺の反応が分かりやすかったのか、お姉さんが説明してくれた。
「回復魔法は術者の魔力で他者の傷を治す。治癒魔法は術者の魔力で他者の治癒能力をサポートするの」
「つまり、回復魔法の方がより高度ってことですか?」
「その通り。気をつけないといけないのは、他者が回復するまで自分の魔力を消費するから、自分が回復させてあげられるのか見極めること」
「失敗したら?」
「術者が死ぬわ」
即答するお姉さんはどこか遠くを見ていた。
「私にはその覚悟がないから、こうして治癒魔法で細々と稼いでいるってわけ。当然だけど回復魔法の方がお高いわよ」
大人の女性のウインクはどうしてこうも心に響くのだろう。
あかん。ギンコのキレた顔が脳裏に浮かぶ。
「それは、厄介な魔法ですね。……回復魔法か」
「魔王国には全く異なる治癒魔法を使う種族がいるらしいわよ」
「へぇ。どんな魔法ですか?」
「転置魔法。その名の通りで自分の傷を他者に移したり、他者の傷を自分に移したりするものらしいわ」
「それって――」
俺の言葉よりも早くお姉さんが頷いた。
「回復とも治癒とも違う。事象をなかったことにできる夢のような魔法。同時に大きなリスクを伴うらしいけどね」
生粋の日本人からすれば、頭が痛くなりそうな話だった。
今後そういうおっかない魔法を使う種族に出会うかもしれないと思うと気が滅入ってしまう。
治癒術士のお姉さんに改めてお礼を伝えて、ギンコたちの元に戻り、大量のアイテムごと転移魔法で家に帰ってきた。
ちなみにだが、家につくまでに3回も途中休憩している。
移動距離が限られるから一気に距離を詰められないのがデメリットだ。
「ふぅ。コツが掴めん」
「な、な、なんで……転移魔法を――」
デロッサの森から少し離れた場所に建てられた一軒家の前では執事服を着こなす黒い羊の魔物(メス)が絶望に顔を歪めていた。
「おっす、ネロちん。ほら、約束の物を取り戻してきたで。魔王様に取り次いでや」
「え、あっ、ほ、ほんとに魔王様の右腕がぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁ。わたくしの手の中にぃぃぃぃいぃぃぃぃぃ」
気絶しそうな勢いで全身を小刻みに震わせるネロは、はっと何かを思いついたように顔を上げ、膝をついた。
「例のものはすぐにお待ちしますメェ。あの、その、大変申し上げにくいのですが、個人的にトーヤ様にお願いがありまして」
「なんや?」
勝手に転移魔法を盗ませてもらった罪悪感もあったから、本当は聞きたくないけど、一応聞いてみることにした。
「わたくしの親友を……プテラヴェッラを探して欲しいのですメェ」
聞かんかったらよかったわ。
こんな事してたら過労死待ったなしやで。
「ごめん、ネロちん。俺はスローライフを送りたいんや。このままやと俺は社畜時代と何も変わらん――」
「転移魔法の極意を教えます! 魔力消費を抑えて、効率良くどこまででも転移できるようになりますメェ!」
「うぐっ。い、いや、俺は負けへんで!」
一瞬、意志が揺らぎそうになったが、すんでのところで持ち堪えられた。
「プテラヴェッラは転置魔法を唯一使える種族なんです!」
「やります! やらせてください!」
俺は欲望に負けた。
クスィーちゃんが肩透かしを食らったように、あるいは戸惑ったように口をすぼめている。
俺たちは人族の国と魔王国との国境にある街に転移していた。
これは俺の意に反する転移だった。
「しゃーないやろ。初めてなんやから。加減が分からんのや」
黒羊族のネロが描いた魔法陣よりも大きくしたら、移動距離が削られてしまった。
しかも移動したい場所の選択が限られる上に、イメージが貧困だと成功率が著しく低下するらしい。
魔力の分配が非常に難しい魔法だ。
しかも即刻ステータスだから、より精度が落ちている。
「お、おい。今のって転移魔法か!?」
「しかも3人同時だなんて」
「ただでさえ、習得の難しい魔法なのに」
慣れないことをした結果、俺たちは冒険者たちが闊歩する大通りのど真ん中に転移してしまった。
一瞬にして野次馬に囲まれてしまったが、こんなことでは動じない。
「ほら、皆さんも言ってるやん。この魔法、難しいねん」
「文句の一つでも言わなければ、事態を受け入れられません。なんで希少種の魔法まで使えるのですか……ハァ」
「羊姿の旦那様も可愛いな~。ぱくっと食べてしまいそうになります」
やめてくれ。
目が本気やんけ。
「ウル~~ッッ」
ほら、感化されたウルルも涎《よだれ》を垂らしそうになってるやん。
「ちょうどいいから薬草を買っていこう。さっきから腹がズキズキ痛むねん」
服を捲ると、俺の腹部は赤くなっていた。
近場のショップに入り、金貨を取り出しながら店にある回復系のアイテムを全部要求した。
「す、全てですか!?」
「とにかく早く治したいんで」
「それなら治癒術士をご紹介しますよ。もう少し安い金額で全快できるかと思います」
「ほんとですか!? この街、いろんな職業の人がいるんやな」
「ここなら職にもお金にも困りませんからね」
店員さんは地図を取り出して、治癒術士が営む店の場所を教えてくれた。
店の利益よりも客のニーズに応えてくれる親切な店員さんだ。
「情報料や。受け取ってや」
「そ、そんな、いただけません。私は立ち話をしただけなのですから」
「そう言われてもな……」
やるせない気持ちでいると隣から店員さんを手招きする手が伸びてきた。
「ギンコ?」
「この棚のここから、ここまで」
一度は夢見るお手本のような大人買いをするギンコに店員さんが飛び上がる。
「ほ、本当によろしいのですか?」
「はい。釣りはいりません。包装も不要です。治癒術士に会ってきたらそのまま貰うんで」
「しかし、この量をどうやって……」
「転移魔法があるから心配ご無用です」
放心する店員さんとの話が強制終了してしまったから、俺は一人で教えてもらった店へと向かった。
「………………ほんまにここか?」
どう見てもいかがわしい店だった。
しかし、何度地図と見比べても間違いない。
「騙されてない? この店に入ったら『浮気です!』とか言ってギンコに殺されるとかない?」
おそるおそる店の中を覗いてみる。
人の気配は感じられない上に薄暗くて奥の方は見えなかった。
仕方なく即刻ステータスしようとした俺の肩が叩かれる。
「ひゃぁあぁぁぁぁぁ!!!!」
「うわっ!? お客さんじゃないの!?」
まさか背後から人が近づいて来ていると思わず、飛び上がってしまった。
これだから人族のステータスは!!
九尾族の感覚に慣れるといかに人族が無防備なのか知らしめられる。
「間違いなくお客さんです! ちょっとお腹を診てもらいたくて来ました」
「あら、どちら様のご紹介?」
背後に立っていたのは、おっとりとしたお姉さんだった。
美容クリニックに勤務していそうな雰囲気のお姉さんにアイテムショップの店員さんからの紹介であることを伝えると、すぐに中に案内してくれた。
明かりが灯った店内の内装もいかがわしい店のようだ。
施術用のベットに寝かされて言われるがままに服を捲る。
姉さんの冷たい指に撫でられ、くすぐったいような、恥ずかしいような、体が火照るような感覚に襲われた。
「打撲ね。もう治ったわ」
起き上がると痛みどころか、腹部の赤みすらも消えていた。
「うわっ! ほんまや! 治癒術士って凄いですね!」
「その代わりにお金はいただくけどね」
提示された金額を払うとお姉さんは「毎度あり」と優しく微笑んだ。
「もっと光に包まれたり、呪文を唱えたりするのかと思っていました」
「それは回復魔法ね。私のは治癒魔法だから」
??
何が違うんや。
俺の反応が分かりやすかったのか、お姉さんが説明してくれた。
「回復魔法は術者の魔力で他者の傷を治す。治癒魔法は術者の魔力で他者の治癒能力をサポートするの」
「つまり、回復魔法の方がより高度ってことですか?」
「その通り。気をつけないといけないのは、他者が回復するまで自分の魔力を消費するから、自分が回復させてあげられるのか見極めること」
「失敗したら?」
「術者が死ぬわ」
即答するお姉さんはどこか遠くを見ていた。
「私にはその覚悟がないから、こうして治癒魔法で細々と稼いでいるってわけ。当然だけど回復魔法の方がお高いわよ」
大人の女性のウインクはどうしてこうも心に響くのだろう。
あかん。ギンコのキレた顔が脳裏に浮かぶ。
「それは、厄介な魔法ですね。……回復魔法か」
「魔王国には全く異なる治癒魔法を使う種族がいるらしいわよ」
「へぇ。どんな魔法ですか?」
「転置魔法。その名の通りで自分の傷を他者に移したり、他者の傷を自分に移したりするものらしいわ」
「それって――」
俺の言葉よりも早くお姉さんが頷いた。
「回復とも治癒とも違う。事象をなかったことにできる夢のような魔法。同時に大きなリスクを伴うらしいけどね」
生粋の日本人からすれば、頭が痛くなりそうな話だった。
今後そういうおっかない魔法を使う種族に出会うかもしれないと思うと気が滅入ってしまう。
治癒術士のお姉さんに改めてお礼を伝えて、ギンコたちの元に戻り、大量のアイテムごと転移魔法で家に帰ってきた。
ちなみにだが、家につくまでに3回も途中休憩している。
移動距離が限られるから一気に距離を詰められないのがデメリットだ。
「ふぅ。コツが掴めん」
「な、な、なんで……転移魔法を――」
デロッサの森から少し離れた場所に建てられた一軒家の前では執事服を着こなす黒い羊の魔物(メス)が絶望に顔を歪めていた。
「おっす、ネロちん。ほら、約束の物を取り戻してきたで。魔王様に取り次いでや」
「え、あっ、ほ、ほんとに魔王様の右腕がぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁ。わたくしの手の中にぃぃぃぃいぃぃぃぃぃ」
気絶しそうな勢いで全身を小刻みに震わせるネロは、はっと何かを思いついたように顔を上げ、膝をついた。
「例のものはすぐにお待ちしますメェ。あの、その、大変申し上げにくいのですが、個人的にトーヤ様にお願いがありまして」
「なんや?」
勝手に転移魔法を盗ませてもらった罪悪感もあったから、本当は聞きたくないけど、一応聞いてみることにした。
「わたくしの親友を……プテラヴェッラを探して欲しいのですメェ」
聞かんかったらよかったわ。
こんな事してたら過労死待ったなしやで。
「ごめん、ネロちん。俺はスローライフを送りたいんや。このままやと俺は社畜時代と何も変わらん――」
「転移魔法の極意を教えます! 魔力消費を抑えて、効率良くどこまででも転移できるようになりますメェ!」
「うぐっ。い、いや、俺は負けへんで!」
一瞬、意志が揺らぎそうになったが、すんでのところで持ち堪えられた。
「プテラヴェッラは転置魔法を唯一使える種族なんです!」
「やります! やらせてください!」
俺は欲望に負けた。
0
お気に入りに追加
378
あなたにおすすめの小説

チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。

悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる