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水性染料ゲルインクボールペン
ゼブラ サラサR
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[種別]ノック式水性染料ゲルインクボールペン
[ボール径]
0.4mm(全14色)
0.5mm(全3色)
[純正芯]
芯(全長111.1mm 軸径6.1mm)
[互換芯]
サラサクリップと同じ
[コメント]
従来品よりも字が濃いことをウリにしたノック式『染料』ゲルインクボールペン。サラサの名を冠してはいるものの、顔料ではなく染料を使用している。サラサドライもそうだったが、顔料インクと染料インクでは用途が異なるので、同じブランド名を付けるのは紛らわしいからやめて欲しい。
通常、ゲルインクボールペンはボール径0.5mmをメインにすることが多いが、このシリーズはボール径0.4mmが主力になっている。
見た目や「濃い字が書ける」というコンセプトはユニボールワンと似ているが、実際のライバルはエナージェルとなる。
軸は従来のサラサクリップと同じもの。カラーリングが明らかにユニボールワンを意識している。わざわざ二番煎じ感を出す必要はなかった気がする。
ボール径は0.4mmと0.5mmのラインナップだが、0.5mmは基本の3色しかなく、事実上、0.4mmのみのラインナップと言ってもいい。
0.4mmのインクバリエーションは14色。グリーンブラックやレッドブラックなど、サラサヴィンテージ的なインクがある。
0.5mmのカラーバリエーションの少なさを嘆く人がいるなら、サラサヴィンテージを買えばいいと思う。ブラック系として使える濃くて個性的なインクカラーを選び放題である。むしろ0.4mm使いとしては、ヴィンテージに0.4mmがないことを嘆きたい。サラサRとサラサヴィンテージのラインナップを交換して欲しいくらいである。
インクの濃さについて。
サラサクリップと比較すると、若干サラサRの方が濃い。ただし、よく見て比べないと違いがわからない程度の差である。また、サラサRの字がサラサクリップよりはっきり見えるのは、字が太めになることによる効果が大きいように感じる。サラサRの0.4mmは、サラサクリップの0.4mmよりも若干太めの字体になる。0.4mmと0.5mmの中間くらい。
サラサRのブルーブラックと、サラサヴィンテージのダークブルーだと、ダークブルーの方が濃い。顔料インクでこの色味が出せるなら、素直にこのインクで0.4mm版を出して欲しかった。
ユニボールワンとの比較は、黒インクに関してはユニボールワンの圧勝。ユニボールワンは本当に黒色といったインクだが、サラサRは若干紫寄りの黒となっている。どちらがいいかは好み次第だが、どちらがより黒か、ということならユニボールワンである。
カラーインクについては、ほぼ同等と言っていい。サラサRとユニボールワンでは若干色味の個性が異なり、ユニボールワンの方が若干黒、もしくは灰色寄りの色味だが、濃さとしては同等と言って差し支えない。
エナージェルとの比較だと、黒色に関してはエナージェルの方が黒寄り。カラーインクについてはエナージェルの方が明らかに明るめの発色となる。
サラサドライはインクが出過ぎの傾向があり、裏抜けもしやすかったが、サラサRはその辺の問題は改良されたようで、インクフローは問題なく、裏抜けもコクヨのキャンパスノートレベルの紙質なら気にならない。
また、特に売り文句とはなっていないが、速乾性もある様子。書いてすぐに指で擦ってみたが、インクが付いたりはしなかった。
筆記感は若干カリカリする。昔のパイロットのボールペンを思わせる書きづらさで、下敷きを使わずノートで筆記すると結構な抵抗を感じる。
染料インクの方が書き心地をよくしやすいはずなのに、これはいただけない。滑りすぎるのもよくないが、これはカリカリしすぎだろう。
耐水性はもちろんない。水がかかると色が抜けて裏抜けが起きる。
筆記語24時間経過後もインクの定着度合いは大して変わらず、水がかかるとほとんどの色が抜けてしまう。水や汗が付着する可能性のある場合や湿度の高いところでは使用しない方がいい。
使われているリフィルの型番は刻印されていないため不明だが、形状はJF芯と同じ。軸がサラサクリップと同じ形状なので、この辺は予想通りだろう。
全色替芯はなさそう。安いので替芯がなくても大きな問題にはならないが、欲しかった人はいるはず。
このペンの存在意義は、レッドブラック、グリーンブラック、ブルーグレーなど、サラサビンテージ系のインクが0.4mmで使えることにある。もしサラサビンテージに0.4mmが登場すれば、サラサRは必要ない。同等の性能の顔料インクと染料インクが選べるなら、顔料インクの方が使い勝手がいいからである。
私としては、サラサRなんか作っている暇があるなら、ビンテージの0.4mmを出して欲しい。
ただし、ゼブラの染料インクは速乾性があるかもしれないので、それを必要とし、かつ、エナージェルよりもインクの色味が好きなどの理由があるなら選択肢に入るだろう。
他社のエナージェルや、あえて比較するとしてユニボールワンと比べると、価格が安いというのも選ぶ理由になるかもしれない。
[ボール径]
0.4mm(全14色)
0.5mm(全3色)
[純正芯]
芯(全長111.1mm 軸径6.1mm)
[互換芯]
サラサクリップと同じ
[コメント]
従来品よりも字が濃いことをウリにしたノック式『染料』ゲルインクボールペン。サラサの名を冠してはいるものの、顔料ではなく染料を使用している。サラサドライもそうだったが、顔料インクと染料インクでは用途が異なるので、同じブランド名を付けるのは紛らわしいからやめて欲しい。
通常、ゲルインクボールペンはボール径0.5mmをメインにすることが多いが、このシリーズはボール径0.4mmが主力になっている。
見た目や「濃い字が書ける」というコンセプトはユニボールワンと似ているが、実際のライバルはエナージェルとなる。
軸は従来のサラサクリップと同じもの。カラーリングが明らかにユニボールワンを意識している。わざわざ二番煎じ感を出す必要はなかった気がする。
ボール径は0.4mmと0.5mmのラインナップだが、0.5mmは基本の3色しかなく、事実上、0.4mmのみのラインナップと言ってもいい。
0.4mmのインクバリエーションは14色。グリーンブラックやレッドブラックなど、サラサヴィンテージ的なインクがある。
0.5mmのカラーバリエーションの少なさを嘆く人がいるなら、サラサヴィンテージを買えばいいと思う。ブラック系として使える濃くて個性的なインクカラーを選び放題である。むしろ0.4mm使いとしては、ヴィンテージに0.4mmがないことを嘆きたい。サラサRとサラサヴィンテージのラインナップを交換して欲しいくらいである。
インクの濃さについて。
サラサクリップと比較すると、若干サラサRの方が濃い。ただし、よく見て比べないと違いがわからない程度の差である。また、サラサRの字がサラサクリップよりはっきり見えるのは、字が太めになることによる効果が大きいように感じる。サラサRの0.4mmは、サラサクリップの0.4mmよりも若干太めの字体になる。0.4mmと0.5mmの中間くらい。
サラサRのブルーブラックと、サラサヴィンテージのダークブルーだと、ダークブルーの方が濃い。顔料インクでこの色味が出せるなら、素直にこのインクで0.4mm版を出して欲しかった。
ユニボールワンとの比較は、黒インクに関してはユニボールワンの圧勝。ユニボールワンは本当に黒色といったインクだが、サラサRは若干紫寄りの黒となっている。どちらがいいかは好み次第だが、どちらがより黒か、ということならユニボールワンである。
カラーインクについては、ほぼ同等と言っていい。サラサRとユニボールワンでは若干色味の個性が異なり、ユニボールワンの方が若干黒、もしくは灰色寄りの色味だが、濃さとしては同等と言って差し支えない。
エナージェルとの比較だと、黒色に関してはエナージェルの方が黒寄り。カラーインクについてはエナージェルの方が明らかに明るめの発色となる。
サラサドライはインクが出過ぎの傾向があり、裏抜けもしやすかったが、サラサRはその辺の問題は改良されたようで、インクフローは問題なく、裏抜けもコクヨのキャンパスノートレベルの紙質なら気にならない。
また、特に売り文句とはなっていないが、速乾性もある様子。書いてすぐに指で擦ってみたが、インクが付いたりはしなかった。
筆記感は若干カリカリする。昔のパイロットのボールペンを思わせる書きづらさで、下敷きを使わずノートで筆記すると結構な抵抗を感じる。
染料インクの方が書き心地をよくしやすいはずなのに、これはいただけない。滑りすぎるのもよくないが、これはカリカリしすぎだろう。
耐水性はもちろんない。水がかかると色が抜けて裏抜けが起きる。
筆記語24時間経過後もインクの定着度合いは大して変わらず、水がかかるとほとんどの色が抜けてしまう。水や汗が付着する可能性のある場合や湿度の高いところでは使用しない方がいい。
使われているリフィルの型番は刻印されていないため不明だが、形状はJF芯と同じ。軸がサラサクリップと同じ形状なので、この辺は予想通りだろう。
全色替芯はなさそう。安いので替芯がなくても大きな問題にはならないが、欲しかった人はいるはず。
このペンの存在意義は、レッドブラック、グリーンブラック、ブルーグレーなど、サラサビンテージ系のインクが0.4mmで使えることにある。もしサラサビンテージに0.4mmが登場すれば、サラサRは必要ない。同等の性能の顔料インクと染料インクが選べるなら、顔料インクの方が使い勝手がいいからである。
私としては、サラサRなんか作っている暇があるなら、ビンテージの0.4mmを出して欲しい。
ただし、ゼブラの染料インクは速乾性があるかもしれないので、それを必要とし、かつ、エナージェルよりもインクの色味が好きなどの理由があるなら選択肢に入るだろう。
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