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消せるボールペン
PILOT フリクションポイントノック04
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[種別]ノック式水性染料ボールペン(消せるインク)
[ボール径]0.4mm(全8色)
[純正芯]
LFPKRF
[コメント]
専用ラバーで擦ると筆跡が消えるボールペン。筆跡が消えるのは温度変化によって色が変わるインクを使用しているため。冷やすと筆跡が復活するし、温めると筆跡が消える。
こうしたインクを使用したペンを使うには様々な注意を要する。筆跡が消えては困る場面で使用してはいけないし、極端に低温や高温になる環境での使用はできない。真夏にフリクションペンで書いたメモ帳を車内に放置すると全部消えてしまったりする。
パイロットのフリクションペンは、実用的な消せるペンの先駆けとして一世を風靡している。以前にも消せるペンは何度か登場したが、使い勝手が悪いなどの理由で定着しなかった。
フリクションペンは、消せるペンのパイオニアではないものの、はじめて消せるペンを実用的なものとして定着させた点では功績がある。
しかし私は、フリクションペンが嫌いである(三菱鉛筆のユニボールR:Eも嫌い)。そもそも「消える」ということ自体が気に入らないのだが、そこを否定してもしょうがないので、我慢するとしよう。しかし、それを措くとしても、インクの色味が悪いし、書き味が悪いし、インクがすぐ出なくなるしと、実用面で様々な問題を抱え過ぎている。
パイロットのボールペンはもともと、カリカリと引っかかり気味の書き味と、すぐ出なくなるインクが特徴的だった。欠陥と言ってもいい。フリクションペンはその欠陥をものの見事に継承していたのである。
何本か買って使ってみたものの、すぐインクが詰まってゴミ箱行きになり、こんなものを使うくらいならシャーペンでいいよ……と思ってしまうのである。
そうした欠陥をかなり克服してきたのが、フリクションポイントノック04である。ペン先にはジュースアップで培ったシナジーチップを使用し、書き心地とインクフローの良さを確保。インクの色味についても、まだ充分とは言えないが、かなり頑張って改善している。
なにより重要なのは、インク詰まりがかなり解消された点。今までのフリクションペンは数日放っておいただけでインクが出なくなる気難しさだったが、このペンに関しては、今のところインクが出なくなったことは一度もない。ようやく、使いたいときにちゃんとインクが出るフリクションペンが登場したのである。
当たり前の性能がようやく当たり前に実現しただけだと言えばそうだが、ボールペンの歴史は、その当たり前を当たり前に実現するために努力が重ねられてきた歴史でもある。今でこそボールペンは、書きたいときにちゃんとインクが出て当たり前の筆記具になったが、昔はすぐに書けなくなる粗製ボールペンで溢れていたし、今でも海外の安物ボールペンにはそうした粗製品が多い。日本のボールペンの性能が異常なのである。
というわけで、私はフリクションポイントノックのことを高く評価している。
消せるペンは各種あるが、本当に実用に耐えうるペンは、今のところ唯一これだけだと私は思う。
[ボール径]0.4mm(全8色)
[純正芯]
LFPKRF
[コメント]
専用ラバーで擦ると筆跡が消えるボールペン。筆跡が消えるのは温度変化によって色が変わるインクを使用しているため。冷やすと筆跡が復活するし、温めると筆跡が消える。
こうしたインクを使用したペンを使うには様々な注意を要する。筆跡が消えては困る場面で使用してはいけないし、極端に低温や高温になる環境での使用はできない。真夏にフリクションペンで書いたメモ帳を車内に放置すると全部消えてしまったりする。
パイロットのフリクションペンは、実用的な消せるペンの先駆けとして一世を風靡している。以前にも消せるペンは何度か登場したが、使い勝手が悪いなどの理由で定着しなかった。
フリクションペンは、消せるペンのパイオニアではないものの、はじめて消せるペンを実用的なものとして定着させた点では功績がある。
しかし私は、フリクションペンが嫌いである(三菱鉛筆のユニボールR:Eも嫌い)。そもそも「消える」ということ自体が気に入らないのだが、そこを否定してもしょうがないので、我慢するとしよう。しかし、それを措くとしても、インクの色味が悪いし、書き味が悪いし、インクがすぐ出なくなるしと、実用面で様々な問題を抱え過ぎている。
パイロットのボールペンはもともと、カリカリと引っかかり気味の書き味と、すぐ出なくなるインクが特徴的だった。欠陥と言ってもいい。フリクションペンはその欠陥をものの見事に継承していたのである。
何本か買って使ってみたものの、すぐインクが詰まってゴミ箱行きになり、こんなものを使うくらいならシャーペンでいいよ……と思ってしまうのである。
そうした欠陥をかなり克服してきたのが、フリクションポイントノック04である。ペン先にはジュースアップで培ったシナジーチップを使用し、書き心地とインクフローの良さを確保。インクの色味についても、まだ充分とは言えないが、かなり頑張って改善している。
なにより重要なのは、インク詰まりがかなり解消された点。今までのフリクションペンは数日放っておいただけでインクが出なくなる気難しさだったが、このペンに関しては、今のところインクが出なくなったことは一度もない。ようやく、使いたいときにちゃんとインクが出るフリクションペンが登場したのである。
当たり前の性能がようやく当たり前に実現しただけだと言えばそうだが、ボールペンの歴史は、その当たり前を当たり前に実現するために努力が重ねられてきた歴史でもある。今でこそボールペンは、書きたいときにちゃんとインクが出て当たり前の筆記具になったが、昔はすぐに書けなくなる粗製ボールペンで溢れていたし、今でも海外の安物ボールペンにはそうした粗製品が多い。日本のボールペンの性能が異常なのである。
というわけで、私はフリクションポイントノックのことを高く評価している。
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