ボールペン覚え書き

涼格朱銀

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廃番

ぺんてる スリッチ

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[種別]キャップ式水性染料ゲルインクボールペン(ニードルチップ)
[ボール径]0.25/0.3/0.4/0.5mm(全3色)
[純正芯]
 全長113.0mm 軸径4.0mm リフィルの別売り無し

[コメント]
 現在廃番。事実上、アイプラスに統合された形となっている。色数は圧倒的に少ないが、エナージェルも同系統のペンと考えていい。

 ニードルチップのくせに神経質なところがなく、普通のペン先のように書けてしまう、非常に使い勝手のいいボールペン。シグノやサラサを超える書きやすさを誇る。特に0.4mmの書き味は感動モノ。ただしインクは水性染料なので、水性顔料のインクに比べて耐水性、耐光性などは劣る。
 リフィルは交換できるが売ってはいない。軸はめちゃくちゃ細いので、細い軸が苦手な人は、リフィルをハイブリッドやハイブリッドテクニカに入れて使うといいだろう。

 インクのカラーバリエーションは、以前は豊富だったが、後期には3色のみになり、ついには廃番となった。

 直接のライバルはPILOTのハイテックCだろう。筆跡の細さはハイテックCの方が勝っているが、ハイテックCはすぐにインクが出なくなるなど、神経質な面が多々ある。細字を極めるならハイテックCだが、気安さを取るならスリッチ、といったところ。
 また、最近はシグノ307という強力なライバルも現れた。スリッチを越える書き味に、速乾性と耐水性(顔料インク)を備えるという化け物ペンである。以前ならカラーバリエーションで勝負できたが、現在では307と同じ3色しかリリースされておらず、かなり辛いものがある。

 スリッチのインクはHI-TEC-Cと似たような性質で、筆記から12時間程度で水がかかると字が消えてしまい、24時間程度では字は消えないものの、裏抜けしてしまう。

 かつてのスリッチにはロイヤルブルーインクがあり、この色はとてもきれいで、私は好んで使っていた。ユニボールワンがロイヤルブルーを出してくれたが、スリッチのロイヤルブルーの方が好みの色だった。なくなったものをいまさら嘆いても仕方ないのでユニボールワンを使うが、できればアイプラスかエナージェルにロイヤルブルーインクが欲しいところである。まあ、ぺんてるはユーザーの望むものをわざと作らないところなので無理だろうが。
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