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その他・正体不明
ダイソー ゲルインクノック式ボールペン(No.11, No.12)
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[種別]ノック式ゲルインクボールペン(油性顔料ゲルインク?)
[ボール径]0.38/0.5mm(全1色)
[備考]
リフィルの形状はほぼC-300系だが、細かい部分で仕様が異なるようなので、互換性なしと考えた方がいい。
[コメント]
ダイソーで売られている正体不明のノック式ゲルインクボールペン。2本セットで100円+税で売られている。インクの色は知る限りでは黒のみで、ボール径は0.38mmと0.5mmがある。
-----
↑ダイソーは商品の入れ替えが激しく、将来どのボールペンの情報なのか分かりづらくなる可能性があるので、画像情報を掲載しておくことにした。パッケージは0.38mmのもの。
これが型番なのかどうかよくわからないが、0.5mmは「ゲルインクボールペンH No.11」、0.38mmは「ゲルインクボールペンH No.12」となっている。
なお、「ゲルインクボールペンH」と書かれている下には"Oil-Based Ballpoint Pens H"とある。つまり油性ゲルなのか。
-----
軸は、ノック式エナージェルに似ているが、全然別物。作りも異なるのだが、なにより製品精度が段違いで、このペンは個体によってノックがしづらかったり引っかかったりする。また、遠目で見るとそれほどでもないが、間近で見ると思ったより安くさい。
使った感じはそう悪くなく、エナージェルと似ているが、気持ち細めな印象。ただ、ノックしづらい個体に当たると悲しい気持ちになる。
リフィルはいわゆるC-300系と呼ばれる(私はゼブラ派だったのでJF芯互換と呼ぶことが多い)、サラサクリップやシグノRTなどとほぼ同じ形状の芯が使われているが、C-300系よりも1mm短いため、実際には互換性はないと考えた方がいい。この軸にJF芯やUMR-8などを入れるとペン先が飛び出てしまう。使えないことはないが、ペン先を引っ込めたときにぎりぎり収まるくらい余裕がないので、この軸に他メーカーのリフィルを入れるのは推奨しない。逆に、このペンのリフィルを他の軸に入れると、ノックがものすごくしづらくなったり、ペン先が埋まり過ぎて使いづらかったりする。
インクの正体は不明だが、使い勝手としては水性顔料ゲルインクと同じと考えていい。つまり、筆跡はきれいで、ほとんど裏抜けせず、耐水性があり、経年劣化に強い。
パッケージには「ゲルインク」と書かれており、裏には"Oil-Based Ballpoint Pens"とある。これらの表記が正しいとすると、珍しい油性ゲルインクということになる。染料か顔料か混合かについては、筆跡ににじみがなく、裏抜けもないところからすると顔料っぽいが、この点ははっきりしない。
なお、例によって耐水、耐アルコール実験を行ったところ、書いてすぐに水やアルコールに漬けても脱色や滲み、抜けなどは生じなかった。この結果は実用面では朗報だが、インクの正体を特定することはできなかった。私の推測では油性顔料ゲルインクだと思う。
筆跡は、水性インクのようにきれいだが、油性だと言われてよく見ると、確かに水性にしては若干ダマっぽいところがあるような気もする。ただ、よく見ないとわからない程度であり、筆跡が汚く見えるほどではない。
書き味は、ややカリカリ気味。PILOTのジュースと同等程度。
軸の製品精度に難があり、ハズレを掴まされることがあるものの、かなりまともな作りのゲルインクボールペンだといえる。シグノやサラサの半額という安さを考えると充分すぎるほどの性能。とはいえ、私は4倍高くてもジュースアップを使うが。
[ボール径]0.38/0.5mm(全1色)
[備考]
リフィルの形状はほぼC-300系だが、細かい部分で仕様が異なるようなので、互換性なしと考えた方がいい。
[コメント]
ダイソーで売られている正体不明のノック式ゲルインクボールペン。2本セットで100円+税で売られている。インクの色は知る限りでは黒のみで、ボール径は0.38mmと0.5mmがある。
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↑ダイソーは商品の入れ替えが激しく、将来どのボールペンの情報なのか分かりづらくなる可能性があるので、画像情報を掲載しておくことにした。パッケージは0.38mmのもの。
これが型番なのかどうかよくわからないが、0.5mmは「ゲルインクボールペンH No.11」、0.38mmは「ゲルインクボールペンH No.12」となっている。
なお、「ゲルインクボールペンH」と書かれている下には"Oil-Based Ballpoint Pens H"とある。つまり油性ゲルなのか。
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軸は、ノック式エナージェルに似ているが、全然別物。作りも異なるのだが、なにより製品精度が段違いで、このペンは個体によってノックがしづらかったり引っかかったりする。また、遠目で見るとそれほどでもないが、間近で見ると思ったより安くさい。
使った感じはそう悪くなく、エナージェルと似ているが、気持ち細めな印象。ただ、ノックしづらい個体に当たると悲しい気持ちになる。
リフィルはいわゆるC-300系と呼ばれる(私はゼブラ派だったのでJF芯互換と呼ぶことが多い)、サラサクリップやシグノRTなどとほぼ同じ形状の芯が使われているが、C-300系よりも1mm短いため、実際には互換性はないと考えた方がいい。この軸にJF芯やUMR-8などを入れるとペン先が飛び出てしまう。使えないことはないが、ペン先を引っ込めたときにぎりぎり収まるくらい余裕がないので、この軸に他メーカーのリフィルを入れるのは推奨しない。逆に、このペンのリフィルを他の軸に入れると、ノックがものすごくしづらくなったり、ペン先が埋まり過ぎて使いづらかったりする。
インクの正体は不明だが、使い勝手としては水性顔料ゲルインクと同じと考えていい。つまり、筆跡はきれいで、ほとんど裏抜けせず、耐水性があり、経年劣化に強い。
パッケージには「ゲルインク」と書かれており、裏には"Oil-Based Ballpoint Pens"とある。これらの表記が正しいとすると、珍しい油性ゲルインクということになる。染料か顔料か混合かについては、筆跡ににじみがなく、裏抜けもないところからすると顔料っぽいが、この点ははっきりしない。
なお、例によって耐水、耐アルコール実験を行ったところ、書いてすぐに水やアルコールに漬けても脱色や滲み、抜けなどは生じなかった。この結果は実用面では朗報だが、インクの正体を特定することはできなかった。私の推測では油性顔料ゲルインクだと思う。
筆跡は、水性インクのようにきれいだが、油性だと言われてよく見ると、確かに水性にしては若干ダマっぽいところがあるような気もする。ただ、よく見ないとわからない程度であり、筆跡が汚く見えるほどではない。
書き味は、ややカリカリ気味。PILOTのジュースと同等程度。
軸の製品精度に難があり、ハズレを掴まされることがあるものの、かなりまともな作りのゲルインクボールペンだといえる。シグノやサラサの半額という安さを考えると充分すぎるほどの性能。とはいえ、私は4倍高くてもジュースアップを使うが。
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